ノクドゥ伝-あらすじ-15話-最終回(16話)-結末は!?


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クルミットです♪

物語も残すところ2話・・・
崖から転落し行方不明となった海光君。
ドンジュの差し伸べた手を握らなかったのは彼なりの優しさだったのか・・・。
ノクドゥの知りたかった真実は憎しみと悲しみ、そして怒りに溢れていて心が痛いです。
産まれたばかりの自分に手をかけただけでなく、自分が生きていると知り必死に命を奪おうとする父親との再会。
ドンジュの過去にまで係っていたことで更に深く傷つくノクドゥの心。
それでもノクドゥは復讐を選ばなかったようです。
海光君を探すよう指示を出し、王宮へ現れたノクドゥ。
最後の決戦が始まります。

【ノクドゥ伝】(ネタバレあり)

15話

ファン将軍と作戦を立てるノクドゥ。
人数的にも不利な戦いに不安になります。
ファン将軍はそんなノクドゥに「不安が多いだろうが、それでも集中して気を付けるんだぞ」と言って聞かせます。
頼りになりますね~

そこへ不安な顔をしたドンジュが現れます。
「心配するな。危ないことはしないから。」と伝えるノクドゥにドンジュは「身勝手なのはわかっているけど・・・あんたが誰の息子でも、あんたが何者でも、そんなの考えずにただ2人だけで幸せに暮らしたいわ。これ以上誰かを恨んで生きるのも嫌だし、申し訳なく思って生きるのにも疲れたし、暗い所で1人で寝るのも怖いの。それに、これ以上あんたの居ない所で生きていたくない。だから・・・そうしてもいい?」と気持ちを伝えます。
ノクドゥはそんなドンジュを優しく抱きしめ「もちろんだ」と微笑みます。
やっと過去の呪縛から解き放たれたドンジュ(ノД`)・゜・。

ユルムの前に現れたノクドゥ。
「ご苦労だった」と微笑み歩み寄るユルムに剣を向けたノクドゥ。
一触即発の雰囲気のなかユルムは「昨日まで謀反を一緒に企てていた仲なのに、おかしいと思いませんか?もしかしたらこの者は他に下心があるかもしれませんよ。王座を狙っているとか。」と言って兵曹の心を揺さぶります。
その時「とんでもありません!!」と中殿がユンジョと共に現れます。
おぉ中殿カッコイイ―!!

「そんな必要はありません。陛下は行幸中に、大きな事故に遇われ崩御されました。この者に謀反を起こして王位を奪う理由がありません。なぜなら陛下のたった一人の嫡子だからです。合法な手続きと法度に従いこの国の王になられる方なので、そのような不届きな言葉は控えて下さい」とユルムに忠告する中殿。
その言葉に「奴は王になる運命だそうだ・・・」と言った海光君の言葉を思い出すノクドゥ。
切ないですね・・・

ユルムはファンテの後ろに居る家来に目配せをし、ファンテに剣を向けるよう指示をだします。
その様子を見つめるノクドゥ。
中殿に「何を信じてそのように言われるのですか?」と聞くユルム。
中殿は「20年前に私が産んだ息子だからです!」と答えるとユンジョが私がその証人だと援護します。
そして中殿は納得しない重臣たちに半分のノリゲを見せると、ノクドゥの持っているノリゲと合わせ1つにして見せました。
驚く重臣たち。
ハラハラしますね・・・

「大切な息子ならばなぜ今まで隠れていたのか?」と畳みかけるユルム。
ノクドゥは海光君は自分が死ぬことを望んでいたことを認め「妓生房に入り浸っていた閑良には王になる資格があるのか?王の嫡子が王位を継ぐとき先王の寵愛が必ずしも必要だとは限りません。不足な点は多いですがここに居る大臣方が協力して下さればいいのです。平和で合法な道があるのに強いて血を流し、反乱をする必要がありますか?」と話します。
ノクドゥの言葉に官軍たちはノクドゥ側へ。
ノクドゥが王になればきっといい王様になるだろうに・・・

引き下がらずに剣を抜くユルム。
「中殿を守れ!!」と叫ぶノクドゥ。
戦いが始まり、隙をついてファン将軍はファンテを救いノクドゥは中殿を守りながら王宮の中へ。
ノクドゥの手を握りしめ「ごめんなさい。生きていることも知らずに。どれほど大変だったことでしょう。どれほど傷ついたことか・・・」と言ってノクドゥを抱きしめ涙を流す中殿。
「お母さん」といって中殿を抱きしめるノクドゥの目にも涙が溢れます。
良かった~。2人のやりとりに号泣です(T_T)

戦いの場に戻ろうとするノクドゥを必死で止める中殿。
「さっき言った言葉はただあの状況を逃れる為だけではない。そなたが王位を継ぐということです。もし陛下が本当に戻ってこなければ当然この国の王はそなたがなるべきです・・・気持ちはわかるし、抵抗もあるでしょう慣れなく苦しい座であろう・・・だが」中殿の言葉を遮るようにノクドゥは「お母さん・・・違うんです。実は怖いんです。陛下が私を捨てた理由が、その座の為だけでないことを願いました。もっと偉大で仕方のない理由があったなら・・・この痛みは和らいだでしょう。何度も考えました・・・私はそうなりたくありません。私はその座を望んでいません・・・すみません。お母さん。」と伝えるノクドゥ。
ドンジュの言葉を思い出すノクドゥ。ドンジュと生きていく道を選択したんですね~

その言葉に納得し「行きなさい。その代わりに絶対に怪我をしないと約束してくれる?」と言ってノクドゥの手を放す中殿。
ノリゲを握りしめ、泣きながらノクドゥを送り出します。
せっかく会えたのに・・・中殿が可哀想(ノД`)・゜・。

弓を準備させるユルム。
ファンテを連れ出したファン将軍はタンホと死闘を繰り広げていました。
徐々に劣勢になるファン将軍。
ファンテが逃げて行く様子をとらえたタンホはファン将軍を突き飛ばしファンテを追いかけます。
ファン将軍死なないで!!

ユンジョはファンテを見つけると、「大丈夫か?なぜ一人でいるんだ?!ひとまずここから出よう。」とファンテを促します。
「私のせいでノクドゥが危険だからですか?」とユンジョに聞くファンテ。
ユンジョは「お前が心配だからだ。なぜそんなことを言うんだ?お前もノクドゥも私の大切な息子だ。」と答えます。
「ならば今回は私を信じて下さい。何もかも元通りにして見せます。お父さん。二度と離れて暮らしたくないんです。チョン・イヨンでしょ?お祖父さがつけてくれた私の名前は。」と言ってユルムの元へ戻ろうとするファンテに、「私に、お前を止める資格が無いのはわかっている。だが、正しい道ではない事がわからないのか?」と諭すユンジョ。
「わかっています。しかし、正しい道を歩んで得たものは何ですか?お母さんが亡くなって、私の信じていたもの全てが崩れ落ちたのに・・・」と言って涙を流すファンテ。
ファンテ・・・正気に戻って(:_;)

ユルムから復職させると約束を得ていると言うファンテ。
ユンジョは「なぜだ?お前のことを何も知らないユルムが対価もなしに、なぜお前にそんなことを約束するのだ!」と声を荒げます。
ファンテは泣きながら「ノクドゥをおびき寄せる為です。私はとても立派な罠だから。あのバカは私が腹を立てて逃げても自分が死ぬことになっても私を諦めないから!」と答えます。
ユンジョはファンテに歩み寄り優しく頬を撫でると「もうこんなにも傷ついているのに・・・まだそんなことをするだと?」と言って優しくファンテを慰めます。
その時、ファンテに切りかかる刃に気が付いたユンジョはとっさにファンテを庇い切り付けられてしまします。
ユンジョが・・・Σ(゚Д゚)

倒れたユンジョは「大丈夫か?危ないから早く逃げるのだ」とファンテに伝えますがファンテは安全な所にユンジョを運びます。
すぐ近くにはタンホの姿が・・・
ユンジョをタンホから守るため「絶対に戻って来ます!」と言ってタンホのもとへ戻るファンテ。
ユンジョ・・・ボロボロですね(:_;)

王宮に戻ったドンジュ。
ノクドゥを見つけ弓を引くユルムを見つけると両手を広げユルムの前へ立ちはだかりました。
驚き慌てて弓の向きをドンジュから背けるユルム。
方向を失った矢はノクドゥの腕を軽くかすめます。
ユルムは「いったい何を?!」と言って家来に弓を預けノクドゥを追うように指示を出し、ドンジュの腕を掴みその場を離れます。
「一体なんの真マネだ!撃ち間違えていたら死ぬかも知れなかったんだぞ!」とドンジュを怒るユルム。
「ノクドゥを殺し、反正をするつもりですか?本当にこれを望んでおられたのですか?」と聞くドンジュに、「ああそうだ。そしてお前の望みを俺が叶えてやりたかった。」と答えます。
ドンジュを想う気持ちに心が痛いです・・・

「私が旦那様に何も望んでいない事をご存じでしょ?」と言うドンジュ。
「なぜだ?一体なぜ私に何も望まないのだ?何でもしてやれるし、何でも与えられるのになぜ!たった一つ!お前の心を私にくれれば私は・・・」と話すユルムの言葉を遮り、「私は旦那様が恐ろしいです。罰を受けて当然だと思います。しかし、また申し訳ないし、哀れです。だから、私がこんなことを言うのは可笑しいですが、こんな危ないことはやめて下さい。心から言っているのです・・・」と伝えるドンジュ。
ユルムは切なそうに「いいや。最後までやる・・・必ずその座についてお前を手に入れる。心などくれなくてもいい・・・抜け殻でも関係ない。生きる力を失い、やつれていっても、お前は私の横にいなければならない。奴がお前を手に入れることはあってはならない。私が必ずあいつを殺すから・・・」と言って家来にドンジュを連れていくように命令します。
どうやってもドンジュの心は手に入らない・・・切ないですね~

ユルムはドンジュに「奴はお前がここ来たことも、お前に命を救われたことも一生知ることはないだろう・・・お前は奴の実父を殺そうとし、奴はお前の家族を皆殺しにした者の息子だというのに、今は平気なふりが出来ても結局は破局するだろう?私の言っていることは間違っているか?」と諭すように話します。
そして、家来にまだ外は危険だからしっかりと見張っているように指示を出し戦いに戻ります。
何を言っても、もうドンジュの心は揺らぐことはないですね。

ノクドゥたちが便殿に逃げ込んだと知らせを受けたユルム。
残りの軍力を集め一気にケリをつけるため準備するように命令します。
その頃、ドンジュは見張りが1人になったことを確認するとわざと花瓶を割り、中に入って来た家来を弓で射貫き脱出に成功します。
ドンジュの武器は役に立ちますね(^^;)

便殿に追い詰めたと思ったユルムですが、それはノクドゥの作戦でした。
ノクドゥのピンチに駆け付けた無月団がユルムたちを取り囲み再び戦いが始まりました。
激しい斬り合いの中、ノクドゥがピンチに・・・
それを救ったのはドンジュでした。
ノクドゥはドンジュの手を取ると安全な場所へドンジュを連れていきます。
「狂ったのか?!ここをどこだと思っているんだ?」と怒るノクドゥに「どこでも、戦場でも、火の中でも飛び込むわ!言ったでしょ?あなたなしでは生きられないと。」と答えるドンジュ。
ノクドゥは「やっとわかったのか。お前は俺なしには生きられないし、俺もお前なしに生きられない。だから心配するな・・・俺は行ってくる。ちゃんと隠れているんだぞ」と言ってドンジュを優しく抱きしめキスをすると追いかけてきたタンホのもとへと向かいます。
こんな状況でもノクドゥの笑顔にほっこり(*^^*)

タンホと激しい斬り合いをするノクドゥ。
「期待通りで面白い。お前と戦うのは。」と微笑むタンホ。
お互い一歩の引かない2人。
ユルムはノクドゥに弓を向けます。
その時「これ以上はダメだ!」と言ってファンテが短剣でユルムの腕を切り付け止めに入りました。
その様子に気が付いたタンホは「旦那様!気を付けて下さい!!」と叫ぶとノクドゥを押しのけユルムの元へ駆けつけます。
タンホ・・・(:_;)

襲い掛かるスクからユルムを守るタンホをノクドゥが切りつけます。
そしてスクに腹を刺され崩れ落ちるタンホ。
その姿を呆然と見つめ震える手でタンホを抱き起そうとするユルム。
「申し訳ありません・・・旦那様。」と言って力尽きるタンホ。
「ダメだ!タンホ・・・」ユルムはタンホを亡くしたことで戦う力を失います。
悲しすぎる・・・(ノД`)・゜・。

スクはそんなユルムに刀を向けるとノクドゥに「行首様の復讐は私がしてもいいわね?」と確認し、ノクドゥは「あぁ構わない」と答えます。
スクが刀を振り下ろそうとした瞬間「全員止まれ!!」と海光君が兵を率いて帰還・・・
それを知った大王妃はひと足早く海光君に会いに行き、「反正の名分を与えろと脅された・・・」と言って海光君を揺さぶります。
大人しくしてるわけがないですよね・・・(-_-;)

海光君は「目的を果たす直前だったのに余が邪魔をしたようだ」と言って剣を抜きます。
ユルムはここまでかといった表情で瞳を閉じます。
しかし、海光君の剣はノクドゥへ向けられ・・・
「謀反を企て王妃様を訪ねたのは誰だ!ただが占いの為に自分を捨てたのかと聞いたな?そうだ。それだけでなく、それを言った巫女も殺し、ユンジョも殺すように命じた。そんな目で見るでない。余はすべきことをしたまでだ。見ろ!その占いの通りお前は余の座を欲して奪い勝手に余を死者にしたではないか・・・そうでなければ、なぜ余の信頼を得て全てを聞き出したのだ!お前を何度も殺した余を死ぬほど見組んだであろうに!違うのか?!」と言う海光君。
ノクドゥ目からは大粒の涙がこぼれ落ちます。
ひどすぎる・・・

「はい。憎みました。憎いです。死ぬほど憎いです。」ノクドゥの言葉によろよろと起き上がるユルム。
「申し訳ありませんでした・・・私はこの事実を知り止めようとしましたが、あの者が陛下は崩御されたと残酷な嘘を言い扇動したので・・・」と海光君に報告をします。
「偽りでございます!謀反を企んだのはこの男でございます。:ノクドゥは・・・弟はただこの者を止める為に・・・」とファンテが割って入りますが海光君は受け入れません。
そんな海光君の姿にため息交じりに笑うノクドゥ。
「何と申しあげれば信じて下さいますか?この男の謀反を止めようとしたといえば信じて下さいますか?私のことをどうお考えになっているのかも、わからないままおそばに仕えている間、恐れながらも幸せだったと申し上げれば信じて下さいますか?あなたは私が逆心を抱いたということ以外はどんなことも信じては下さらないでしょう・・・私のせいで心がお痛いたみになりますか?信頼して側に置いた私が息子だということを隠し、逆心を抱いたことに胸をお痛めなのですか?馬鹿みたいに信じたのに裏切られたことで心を裂かれ苦痛なのですか?あなた様に捨てられた私がそうであったように・・・それならば私もお望みの言葉を差し上げましょう。ええ!その座から引きずり下ろし、この手で殺すそう決心しておりました!これでよろしいですか?陛下・・・」ノクドゥの言葉を聞き終えると胸を押さえ倒れかける海光君。
ユルムに支えられながら、ノクドゥたちを捕らえるように指示をだす海光君。
ファンテはノクドゥを守るように前に立ちはだかり、スクたちも刀を構え緊張が走ります。
そこにドンジュが弓を放ちファンテはその隙に傷ついたノクドゥを支えその場を逃れます・・・

最終話

ユンジョを助け出したファン将軍と合流するノクドゥたち。
ノクドゥは自分には行くところがあるから、先にドンジュとファンテを連れて王宮から出るようにファン将軍に頼みます。
「だめよ!一緒に行きましょう。」と言ってノクドゥの手を掴み一緒に中殿の元へ行くドンジュ。
傷ついたノクドゥの姿に動揺する中殿。
海光君が生きて戻り、ノクドゥを追っていると知った中殿は王宮の外に出る秘密の道をキム尚宮に案内するように指示を出します。
「お母さんも一緒に行きましょう。こんな危険な場所にお母さんを置いて行けません・・・」と言って中殿の手を取るノクドゥ。中殿は涙を堪えながら「陛下を1人にしては行けない・・・陛下は私を殺せない・・・お側に残るのは私一人だけだから・・・」とノクドゥに伝えます。
あんな人の為に自分を犠牲にすることないのに・・・

「私は?やっとお母さんに会えたのに・・・」と涙を流すノクドゥ。
中殿は「私もお前を行かせるのは死ぬより辛い・・・私は・・私がこの国の中殿だから。夫が非情で惨たらしい君主でも、この国の王だから・・・私までお側を離れたらすぐにあの破廉恥な者たちによって国は崩れるだろう。それは絶対にあってはならない。」とノクドゥに伝えます。
抱き合う2人「ノクドゥ・・・誰が何といってもお前は誰より大切な私の息子だ。それだけは忘れずに、心の傷は全て忘れておくれ・・・そして遠くへ行って自由に生きておくれ、そうしてくれるか?いつかまた会う日が来るだろう私が約束する。だから必ず生き残っておくれ必ず・・・」泣きながら別れを悔やむノクドゥ。ドンジュは中殿に一礼し、ノクドゥを連れ王宮の外へ
中殿が立派過ぎて泣ける(:_;)

中殿の居場所に心当たりがあった海光君が現れます。
「どこにいるのですか?」と聞く海光君に「いつまでこのような野蛮なことを続けられるのですか?」と言って海光君の剣を奪い自らの首にあてる中殿。
「誰か一歩でも動いたら私はこの首を斬る。私まで殺されたいならそうしなさい。私を殺して!息子も殺しにお行きなさい!!」中殿の気迫に身動きできない海光君。
海光君は中殿を愛しているんですね・・・

キム尚宮は「どうか中殿様のお気持ちをお察し下さい。残られることがお二人をお守りできる道だとお考えなのです。どうぞご無事で」と言ってその場を後にします。
ふらふらなノクドゥを支えながら逃げるドンジュ。
船着き場ではファン将軍たちが2人の到着を不安になりながら待ちわびています。
追っ手が近づく中、危険がみんなに及ぶと判断したファン将軍は自分がノクドゥたちを待つから、それぞれ逃げるように伝えます。
しかし、「弱い男たちを放って行けない。いいです。私たちも行くところまで行きます。」と言ってエンドゥを連れ船に乗り込みます。
い・・・行くな。って声小さすぎのヨングンが笑えますね( *´艸`)

ノクドゥの意識が薄れて行くことに不安なドンジュ。
抱きつくドンジュに「もっと早くこうしてくれればいいのに・・・やっと生き返った。」と微笑みます。
「眠ったらダメよ」とノクドゥにしがみつくドンジュ。
「お前いつから俺を好きだった?未亡人村で一緒に暮らしていた時から好きだっただろ?」と聞くノクドゥに「こんな状況でそんなこと聞くの?」と答えるドンジュ。
あの時に戻ったら俺を好きにならないのかと話すノクドゥに「私はあんたに初めて会った日に戻ったら、殴ってでも連れて逃げる。あんたが何も知らずに済むように。私が誰かもわからないように。誰もいない場所へ2人で逃げたわ。それで・・・ねぇ聞いてる?ダメよ。ノクドゥ・・・」ノクドゥの意識が薄れ泣き出すドンジュ。
そこへファン将軍が現れます。
ファン将軍はいつもいい働きをしますね~

ノクドゥを背負ってドンジュと共に逃げるファン将軍。
追っ手がすぐ近くまで来ていることで、さすがに逃げ切れないと判断し、自分が戦って出来るだけ引き留めるからその間にノクドゥを連れて逃げろとドンジュにノクドゥを託します。
ユルムの姿を確認したドンジュ。
深傷を負っている将軍は剣を握りなおし、「こんなことを頼んでいいのかわからないが・・・エンドゥに会ったら・・・」と言いかけるとドンジュは「私はノクドゥを背負ってそこまで逃げる事は出来ません。途中で捕まります。お師匠様も一人じゃ相手に出来ないとわかっているでしょう?それでは3人とも死んでしまいます。」と言って焦るファン将軍に「私も助かる為に行くのです!ノクドゥをどうか助けて下さい。」と伝えてノクドゥの衣を持つとユルムの元へ
ドンジュはユルムが自分を殺せないのを知っているから・・・

ユルムの前に現れたドンジュ。
「ノクドゥは死にました。」と言ってユルムに衣を渡します。
ユルムは「こんなわかりきったことを・・・奴がお前にこんな事をさせたのか?」と言いますが、ドンジュは「追われている途中で旦那様が振るった刀で死んだことにして下さい。」とユルムに頼みます。
呆れて立ち去ろうとするユルムの腕をつかみ「そうして下されば私が旦那様のお側にいます。」と言うドンジュ。
「側にいるだと?それがどういう意味か分かっているのか?お前をどこにも行かせない。一生隠して閉じ込めておくだろう。」と話すユルムに「そうしてください。それでいいです。」と言ってユルムを見つめます。
ユルムはノクドゥを追うことをやめ、ドンジュと約束した通り海光君にノクドゥが死んだと告げました。
中殿はノクドゥの死体が別人だと確認し胸をなでおろします。
ドンジュの願いだけは素直に聞き入れるユルム(^^;)

ユルムの屋敷で過ごすドンジュ。
ドンジュに手作りのおやつを運ぶユルムは無反応なドンジュに「いいんだ。気が向かないなら・・・」と伝えます。
ドンジュがおやつを食べると嬉しそうに「味はどうだ?美味しいか?」と聞くユルム。
「美味しいです。」と答えるドンジュを見つめ優しく手を伸ばし頬に触れます。
「なんでもすると言っていたな・・・。待っているから・・・お前の心を私におくれ。心は要らなぬと言ったのは偽善だ・・・どんなに時間がかかってもいい。心から私の元にきてほしい。望んでいるのはそれだけだ。」とドンジュに伝えます。
片思いが切なすぎる・・・

ドンジュは「偽りの約束をすることはできます。しかし、私も旦那様もわかっているでしょう?真心が・・・恋しいという気持ちが努力ではどうしようも出来ないことを・・・」と答えます。
何も言えないユルム。
言葉が突き刺さりますね・・・

ユルムは眠りについたドンジュに優しく布団をかけると、灯っているロウソクを吹き消し部屋を出ます。
暗闇の中ノクドゥがロウソクに火を灯してくれた日のことを思い出してむせび泣くドンジュ。
ユルムは廊下でドンジュの泣き声を聞くと切なくうつむきその場を離れます。
ドンジュが大好きだけど、大切なことをわかっていないユルム(^^;)

ある夜、暗闇に怯えながら眠るドンジュの部屋にロウソクの火が灯ります。
驚くドンジュの目の前にはノクドゥの姿が。
「何しているんだ?暗い場所で明かりもつけないで。」と微笑むノクドゥに「生きていたのね・・・」と言って抱きつくドンジュ。
「約束したろ?遅くなってごめん・・・」と答えるノクドゥ。
ドンジュよかったね~

ユルムが屋敷に戻ると護衛の兵が倒れていました。
そして、部屋にドンジュの姿はなく・・・
ロウソクの灯りを見つめドンジュが言った言葉を思い出すユルム。
「追いましょうか?」と聞く家来に「もうよい。放っておけ」と伝えるのでした。
やっぱりドンジュが好きだから手放すことにしたんですね(T_T)

逃げる嫁を追う嫁ぎ先の使用人たち。
息子が死んだのだから大人しく言われた通りにしろと衣を引きはがす義父。
ノクドゥは無月団と一緒に未亡人を救う手伝いをしています。
先に帰ろうとするノクドゥに、明日の船で一緒に行こうと話す無月団の仲間たち。
島ではドンジュがノクドゥの帰りを待ちわびていました。
ノクドゥの乗っている舟が到着すると走って海まで迎えに行くドンジュ。
人目もはばからずにキスをする2人。
殺してやる!と怒る無月団の仲間たち(笑)

ドンジュのために色々買って帰ってきたノクドゥに「ほんとに昔から無駄使いなんだから!」と怒るドンジュ。
2人きりの甘い時間を過ごしたいノクドゥを明日の結婚式の準備を手伝うように言って部屋から追い出します。
外では彼女と喧嘩してしまったヨングンが今にも泣き出しそうになりながら明日の結婚式の準備を手伝っていました。
ヨングンがノクドゥに文句を聞いてもらっているところへ、迎えにやって来た彼女。
強気の態度を一瞬見せるも、1秒も経たないうちに彼女のもとへ走って行くヨングン。
ヨングン最高ですね!

「見ていられないな」と呟くノクドゥに「島で1番ベタベタしているお前が言えるか?」と笑うファンテ。
「それより兄さんも結婚しろよ」と言ってスクをすすめるノクドゥ。
ファンテの意外な反応に驚きます。
あらら( *´艸`)

ロウソクの火を消して眠ることが出来るようになったドンジュ。
そんなドンジュの姿に微笑むノクドゥ。
翌朝、結婚式の為に化粧をするドンジュにエンドゥは「あんな男と婚姻したらダメだって私に言ったくせに!考えてみたらあの時からこうするつもりだったのね?兄上をよろしくね。大人げない所があるけれどいい男だからよくしてあげて。仲良くね!」とはなむけの言葉を送ります。
エンドゥもいいキャラでしたね~

仲間たちに囲まれて、ささやかな結婚式が行われます。
突風が吹き日取りが悪かったのかとみんなを心配させますが、ドンジュが笑い出すと我慢していたみんなも笑い出し、式はハチャメチャに。
残念がるノクドゥにドンジュは「ノクドゥ。私はあなたと共に生きる日々が常に美しいなんて思わない。今日のように考えもしなかった風の強い日も座り込んで泣きたい日も時にはあるはずよ。でも、あなたとならきっと喜んで耐えるわ。どんなことも」と伝えます。
見つめ合いキスする2人。
いいカップルですね~

翌朝、中殿に結婚したことを知らせる手紙を書くノクドゥ。
その手紙を嬉しそうに読む中殿。
見つからないようにすぐに手紙を焼くんですね( ;∀;)

9年後・・・
ユルムは反乱を起こし、光海君に刀を向けました。
「来たか・・・私より賢いと思っていたが、違ったようだ。結局自らこの地獄に入ってくるとは。」と話す海光君。
「それなら、なぜ私を放っておいたのですか?」と聞くユルムに「お前を放っておかねば何の罪もない息子を2度も殺した父親になるだろう。」と答える海光君。
「私も倭乱中に産まれたことをご存知ですか?11月19日が私の本当の誕生日です。陛下の息子と同じ。私の父がその時に聞いていなければ私は死んだでしょうが、私はこうして生きていて予言通り今日私は王になるでしょう。そして陛下は結局、王として残ることはできません。」ユルムのその言葉を聞いて静かに涙を流す海光君。
なんてこった・・・Σ(゚Д゚)

「頼みを1つ聞いてくれるか?死も運命も受け入れよう一生恐れを噛みしめなければならぬならそうしよう。だが、全ては余が一人で背負う。中殿を誰にも知られずに王宮の外へ出してくれ・・・」と言う海光君。
ユルムは「そうします。」と一礼しその場を後にします。
「寂しいであろう。ひたすら寂しいであろう・・・」と去りゆくユルムに伝える海光君。
王座に座り微笑むユルム。
ノクドゥのもとへユルムの反正の知らせと中殿が島に向かうという知らせが届きます。
どんな気持ちでいたらいいのかがわからないと話すノクドゥ。
ユンジョは手を差し出し抱きしめると「泣かなくても、泣いてもいい。わたしもそうしよう。」と言ってノクドゥを強く抱きしめます。
島に向かう一層に小舟。
砂浜には小舟の到着を待つ笑顔の2人の姿が。            ―完―

感想

よかった~ハッピーエンドですね!
ノクドゥが知りたかった真実。
その真実に近づくたびに、これでもかというくらいに心を傷つけられるノクドゥ。
悲しみや怒り、切なさが入り混じっていて観ているこちらも涙涙の展開でした~
そしてドンジュの生きる理由。
ドンジュが自身の過去に向き合う姿もとても素敵でしたね。
全ては海光君の心の弱さから始まったこの物語ですが、海光君の孤独や葛藤を本当に上手く演技されていて、暴君だけどお忍びの時に見せる人柄やノクドゥに注ぐ優しい眼差しや表情を見ていると、この人にも幸せになって欲しいと最後まで願わずにはいられなくなりました。
初めはドタバタラブコメ系かと思っていましたが、徐々にそれぞれの過去や思惑が明らかになっていく展開と、最後にユルムが海光君に伝えた秘密・・・時代劇が苦手な方にもオススメな作品でした!

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