幸せをくれる人-あらすじ-52話-53話-54話-感想付きネタバレありで紹介!

韓国ドラマ-幸せをくれる人-あらすじ-52話-53話-54話-の想付きキャスト情報をネタばれありで!
キャスト情報など、最終回までの感想を全話配信します。

幸せをくれる人

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
パク・ボゲが自分の罪を隠そうとすればするほど、次々と自分の粗が如実に出てきて、とうとうハユンの心も離れてしまいます。自分の欲しい欲しいの欲ばかりで他人への思いやりのかけらもないパク・ボゲが、どこまで落ちていくのかが見どころポイントでしょう。ウニも目を覚まし、ようやく落ち着いた今は、ウナの事故の犯人解明、ウニたちの父イム・シウォンの監禁に対する確証を得るための証人。ウニの店への妨害行為。それらのパク・ボゲの犯罪とその母の罪を隠そうとするソクチンの罪は次々と増えていき、彼らをがんじがらめにしていきます。これからの話はラストスパートに向けて、ドンドン勢いが増すでしょうから面白どころ満載です。

【幸せをくれる人】ネタバレあり

幸せをくれる人 あらすじ第52話

ウニの家でウニの快気祝いをしようと待っているゴヌ達。ゴヌはハユンにパパと呼ばれたことに嬉しくてたまらなかった。ミョンソンやウナたちにそのことを言われて照れながらも素直に喜ぶゴヌ。それを見たグァンスは早くパパと呼ばれたいと羨ましがるのだった。

その頃、ハユンはパク・ボゲに無理やり家に連れてこられていた。帰ると言い張るハユンを、ウニのいる家には帰さないとハユンを押さえつける。パパがもうすぐ帰るからとパク・ボゲが言うと、ハユンは、僕のパパはイ・ゴヌだと言う。すると、あなたのパパはソ・ソクチンよと声を荒げる。しかしハユンは僕の家族はイム・ウニとイ・ゴヌだときっぱりとパク・ボゲに言い切る。すると、顔色を変えてパク・ボゲはハユンにいつからそんな悪い子になったの!と言い、ハユンを叩く。ハユンは泣きだし、帰ると必死に抵抗する。そんなハユンを押さえつけて部屋から出さないようにするパク・ボゲ。部屋の外でハユンの鳴き声とパク・ボゲの怒る声を聞いてユリが恐ろしくなり、ミスクとに電話で知らせる。ミスクは急いで帰宅するが、母の部屋を何度ノックしても返事がなくて困り果てる。ウニはミスクからの電話でゴヌに事の次第を伝えパク・ボゲの家に向かう。ゴヌも折角の快気祝いパーティでウニの家にいたが、急いでパク・ボゲの家に向かうのだった。この状況にミョンソンは今にも暴れそうな勢いだが、ウナは冷静だった。かって、ウニを誘拐犯にしたことがあると聞いていたので、今度はパク・ボゲを誘拐犯として通報するのだった。部屋の中ではパク・ボゲはハユンを抱きしめて自分の孫だと言い張っていた。しかしハユンは必死にパク・ボゲを引きはがそうとして抵抗を続けていた。ソクチンも帰宅して騒ぎに驚く。しかしソクチンは、パク・ボゲはハユンの実祖母だといい正当性をウニに言う。呆れるウニ。ゴヌが警官と現れ、パク・ボゲを誘拐の罪で捕らえるつもりでいた。ソクチンが母をドア越しに説得し、何とか部屋に入る。部屋に入るとハユンを逃げないように羽交い絞めにしているパク・ボゲの姿。ソクチンは何とかハユンを引きはがす。ハユンはソクチンに自分のパパとママはウニとゴヌだとハッキリ告げる。その言葉にソクチンは言葉を失う。オロオロしているパク・ボゲにソクチンは声を荒げて怒るのだった。警官がドア越しにパク・ボゲに事情聴取するから署まできてくれと言っている。パク・ボゲはハユンを抱きしめ、ハユンを渡さないと言い張る。ソクチンはこの場を何とか収めるためにもハユンをウニたちに引き渡す。ハユンを部屋から出す前に、ハユンにパク・ボゲはお前の祖母で自分はお前の父だと言い聞かせるように言う。しかしハユンはただソクチンを睨みつけ、部屋から出してとだけいうのだった。警察に連行されるパク・ボゲはウニを呼ぶ。ゴヌが引き留めるがウニはパク・ボゲに近づく。パク・ボゲは、ウニにハユンを預けたことを後悔していると話す。誇れるのはシウォンを死なせたことねと表情を変えずに言うと、パトカーに乗って連行される。残されたウニはパク・ボゲの言葉に凍り付いたように動けずにいた。この一連の状況を観て、息詰まる思いでしたが、パク・ボゲの心はもう人の心を手放しています。我の塊、欲の塊の化け物です。ゴヌ父はハユンの誘拐の話をジョンフンに知らされていた。ウニとハユンを心配するゴヌ父。ケガはないかとジョンフンに尋ねるとジョンフンは、二人は大丈夫ですがゴヌがパク・ボゲに頬をひっぱたかれたことを話す。ゴヌ父は流石に顔を紅潮させ怒りで言葉が詰まる。ジョンフンは以前、ウニがソクチンに誘拐犯として通報され、ワザと警察で待たされた酷い経験があったことを話し、ゴヌがこの時の仕返しをしたいと言っていることをゴヌ父に伝える。しかし、実際パク・ボゲはハユンの実祖母なので、誘拐罪は成立しない。ウニの時も結局はソクチンの脅しだったことを話すジョンフン。ゴヌ父はイム・シウォン父の写真に如何しましょうかと語りかける。パク・ボゲに対し、どう仕返しするかを思案する。そしてパク・ボゲとソクチンに、ウニとハユンへの接近禁止命令を提出するようジョンフンに言い渡すのだった。

帰宅したウニとハユンとゴヌ。ハユンが寝付けずにいたが、薬を飲んでようやく眠った様子。ゴヌは警察からの電話で出かける。ウニはハユンの事を考え、実母が誰かをハユンに伝えるつもりだとミョンソンたちに話す。グァンスに、そのためにもジャギョンの力を貸してほしいと頼む。ソクチンたちを説得できるのは彼女だけだと。グァンスはウニに大きく頷いて承諾するのだった。ジャギョンもこの事件を母から聞かされていた。同情はしないがソクチンを憐れむジャギョン。家に帰されたパク・ボゲは怒りを抑えられずに、ジャギョンに電話し、いきなりお前のせいだと罵倒する。誰に電話していたのか傍で聞いていたソクチンは、慌てて母の電話を取り上げる。パク・ボゲはソクチンを拳で叩きながら、情けないと今度はソクチンに怒りをぶつける。ソクチンは母の言葉にカッとなる。そして母に、だったら自分で始末しろと言い返す。呆れたソクチンは部屋を出ると、入れ替わりに入ってきたミスクが母に対し兄が可哀そうだと庇う。しかしパク・ボゲは怒りで理性がなくなっているのか、自分のお陰で裕福に暮らせたんじゃないかとミスクに言い出す。軽蔑したような目で母を見るミスク。パク・ボゲはミスクの持ってきた飲み物を足でけり倒し、ミスクさえも罵倒する。ジャギョンは先ほどの一方的なパク・ボゲからの電話に黙っていたが、ジャギョン母は着信拒否しろとジャギョンに忠告する。相手にするなと言うジャギョン母の言葉を背中に聞きながら自分の部屋に入り、ジャギョンは溜息をつき、ソクチンとハユンの3人の家族写真を眺めていたのだった。正直形だけの家族でしたが、今では大切な写真になっているのかも・・・。ちょっと切ないですね。

ミョンソンは先日実母が持ってきたサンプルのワインを自分は妊婦で飲めないからジャギョン母に飲んでくれと言って二人で押し問答していた。そこにグァンスが大きな封筒を持って出かけようとしていた。お店に行くんだ、と二人を見たグァンスは何かしら様子がおかしい。慌てていたため、思わず封筒を落としてしまうと、中からお金が出てきた。何のお金だと二人に問い詰められ口ごもるグァンスだった。

ミョンソンは怒っていた。グァンスから聞いたのだ。実母が金を貸してほしいとグァンスに頼み込んだのだ。グァンスの店で待っていた実母にお金を投げつけるミョンソン。バツの悪そうな実母は言い訳をする。自分には金を貸してくれる身内も友達もいないのよと。それを聞いたミョンソンは我慢が出来なくなる。ミョンソンがどんな思いで幼いころ過ごしたか、ウニと友達になったのは、当時1万ウォンくれる最低なおばさんがいたからよ。どれほど惨めだったか、その思いがこみ上げてくるミョンソン。しかし実母はミョンソンにお前の手先の器用さは自分に似たのよと感謝しろと言わんばかり、どんな状況でも自分たちは親子なんだとミョンソンに言い張る実母。出て行けと言うミョンソンに、テーブルに置かれたお金と通帳を鷲掴みしようとする実母だが、ミョンソンは、お金は渡さない、みすぼらしく生きなさいと実母に言い切る。実母はミョンソンに悪態をついて出て行く。ミョンソンは体中の力が抜けて座り込んでしまう。グァンスがミョンソンを心配して声をかけると、ミョンソンは、自分がウニに“くそ親”と言ったから罰が当たったんだわと後悔していた。グァンスに自分たちはいい親になろうと言うと、グァンスもミョンソンを抱きしめ力づけるのだった。グァンスは、気は弱いし少々お調子者ですが心は温かいものを持っている人です。きっとミョンソンといい親になれるし、夫婦にもなれるかな。丁度プラスとマイナスがいい感じの二人です。ガンバレミョンソン。

パク・ボゲはチーフマネージャーとオフィスにいた。ウニの店が繁盛していることを聞かされる。そこでジャギョン母が働いていることも聞かされ少なからず驚くパク・ボゲだった。しかし実際ジャギョン母は汚れることを一切しない。レジ打ちや受付はするが、ネイルがだめになると言い、テーブルふきや洗い物は一切しないのだ。ギョンスンはそんなジャギョン母に腹が立って仕方なかった。ウニは何とかギョンスンを宥めてみるが、ジャギョン母は逆なでするようにギョンスンに嫌味を言うのだった。

ソクチンは母を病院に連れてきて検査を受けていた。医者から言われたのは初期の認知症。事故や犯罪によるPTSDだと言われる。被害者に現れる症状だが加害者にも現れる、感情のコントロールが難しいため、早く薬物療法などするようにとの診断。ソクチンはショックを受ける。全ては自分の犯した罪が自分を苦しめているのだ。

パク・ボゲはお店に来たお客からお店の悪口を言われ、普段なら対応できるはずが、感情的になりお客に食って掛かってしまう。ソクチンがその場に居合わせ、慌てて止めに入るが、明らかに母の状態は医者に言われた通りになってきているようだった。心の中で母を抱きしめながら、どうすればいいのかと弱音を吐くソクチンだった。母の為に、体にいいものをと野菜ジュースを作ってみる。母はなんで急にこんなことを?健康診断になにかしらあったのかと聞かれたソクチンは、血圧が高いようだと嘘をいい、薬を母に渡す。疑いもなく薬を飲む母。還暦の誕生日のお祝いしようとソクチンは提案する。しかしハユンもいないのにする意味ないわと言うパク・ボゲだった。ソクチンは母が認知症だとミスクには話す。しかしミスクも俄かに信じられなかったが、最近の様子に納得するのだった。ソクチンは二人で介護しようとミスクに言うが、ミスクはいつものけ者にされてきた思いがあり、素直にうんとは言えない。ソクチンが母の還暦祝をしたいからハユンを呼ぶようにミスクに言うが、ミスクはそんなこと出来るわけないと断る。しかし兄の願いに仕方なくウニに電話する。ウニはミスクからの電話に驚き、即断る。当たり前です!ウナやゴヌもその電話に呆れていた。誘拐騒ぎの後でどう考えても行くわけないのに、ミスクも甘いのよね。自分もパク・ボゲがウニに対して嫌がらせをしていても、見て見ぬふりをしていたのだから、同罪ですよね。後悔しても後の祭りです。

パク・ボゲの還暦祝いの日、ウニとゴヌとハユンの3人はゴヌの母の納骨堂に挨拶に来ていた。ようやくウニたちを母に紹介できることを心から喜ぶゴヌ。ウニも義母への挨拶に感謝を込める。ハユンもすっかりゴヌパパにベッタリ。ゴヌの母へのあいさつの後、納骨堂でつかの間の休憩をとる3人。ハユンはシャボン玉で楽しそうに遊んでいる。ゴヌはウニの心配を察して自分が守るとウニを安心させるのだった。

ウナは化粧品発売に向けて忙しかった。オフィスで打ち合わせをして終えると、そこにジョンフンが大きなお弁当を持って現れる。二人きりの時間を楽しもうとしているジョンフン。しかしあえなくゴヌ父の登場で二人の時間は無くなり、ジョンフンはがっくりするのだった。

ミスクは母の認知症をワンソンにも話していた。自分が介護するとは考えられなかった。娘だからとはいえ、今まで母には邪険にされてばかりで、気持ちが付いていかないのだ。それでもワンソンはミスクに母への感謝を話してよく考えるように諭すのだった。ミスクは兄ソクチンに会いにお店のオフィスに行く。そしてハユンを母の還暦には招待しないと話す。ソクチンは母のためにもどうしても招待するようにしろと言うが、ミスクはイム・シウォンおじさんが亡くなったことを考えると自分はそんなこと出来ないと断るのだった。還暦祝い当日。家族とワンソンも招いて還暦を祝うが、パク・ボゲは仏頂面。ミスクが願い事をしてと言ったのに、ハユンもいないのにと文句を言う。そしてそのまま自室に戻ってしまう。ミスクは母の態度に腹が立ってしょうがない。ワンソンも何だか居心地悪い。それでもプレゼントをワンソンはソクチンと一緒にパク・ボゲに渡しに行く。お祝いの言葉を述べていると、ユリの声が聞こえてきた。ハユンにはもう一人おばあさんがいるの?そのユリの言葉にパク・ボゲは顔色を変える。急いでユリのところに行くパク・ボゲ。どういうことなのかと尋ねると、先ほど3段ケーキをハユンに自慢しようとmailしたところ、ハユンから今日はゴヌの母の納骨堂に行ったことを写真付きで返信されたのだ。パク・ボゲは写真に写るハユンとウニとゴヌの姿に顔を紅潮させ、怒りに震える。実祖母が寂しく待っているのに、祖母でもない人の納骨堂に行っている?自分を無視して、なぜ他人のところに行くのよ。ウニとゴヌを恨んでやると泣き崩れる。ソクチンはそんな母に、あの二人に痛い目に合わせてやるからと母を慰めるいやいや、ソクチン間違っていますよね。どうしてあの二人にそんなことしようと思うのか、この人も心がおかしくなっていますよ。誰かが気が付かせてあげなければ。ユリはミスクに叱られていた。どうしてハユンと連絡とるの!と言うと、ユリは、おばあちゃんは自分が笑っても喜んでくれない、ハユンの写真を見せると笑ってくれるからよ!と幼い心の悲痛な叫びを母に訴えるのだった。ユリちゃんはとても子供らしいところと、大人びたところを併せ持った子供。大人の事情をちゃんと理解していて、自分はどう振る舞えばいいかを分かっています。可哀そう。こんな子供が大人に気遣ってばかり。パク・ボゲの罪はここにもあります。ミスクがそんなに憎いのか、その子供にまで冷たい態度とるなんて、本当人でなしのパク・ボゲです。

ソクチンがオフィスにいると一通の封筒が届く。それはウニの店でパク・ボゲの店のマネージャーが工業用の塩を入れ営業妨害したことへの判決命令だった。ネットでの謝罪文をするよう判決が下る文面だが、ソクチンはその紙面を見て握りつぶすのだった。同じ文書がウニの手元にあった。その判決にほんの少しだがホッとするウニとウナ。判事が公平な立場で判断してくれたことに感謝する。

ミョンソンは先日のパク・ボゲの還暦祝いの顛末をジャギョン母に話していました。興味深げに聞くジャギョン母。ジャギョンも朝起きてきて、コーヒーを飲もうかしらとつぶやく。ミョンソンが用意してあげようとすると、ジャギョンは自分でするわといい、ミョンソンは驚いたようにジャギョンの顔を見つめる。そしてジャギョンは当時妊娠が分かった時の事を話し出す。とても苦しくて辛かったこと。ミョンソンはその話を一緒に真摯に聞いてあげる。ジャギョンは、母親は失格だけど叔母として頑張るわね、生まれるのが楽しみだわと素直に話す。ミョンソンはそんなジャギョンを見てハユンに会いたいかと尋ねる。しかし自分には母性がないのと寂しそうに言うジャギョン。そしてハユンから母親を拒否されたことを自分の中で理解し、事実なんだと受け止めていた。ミョンソンはそんなジャギョンに、母親としての顔を見るのだった。

ハユンとユリはCMの撮影をしていた。折しもウニとゴヌの婚約が大々的にネットで今日ニュースになっていた。そのニュースはソクチンも目にしていた。ソクチンは自分の部下にゴヌ父の会社に痛手を負わせるように銀行に手を回していた。さらに、フィリピンに逃げてお金を要求している看護師への振り込みをさせて、連絡を取ろうとするが、看護師と中々電話がつながらずイライラしていた。するとそこにゴヌが現れる。ゴヌはソクチンに判決文への署名を促すが、ソクチンは判決だけで満足しろと、そっぽを向く。ゴヌは認めた証拠が欲しいからサインを要求するが、ソクチンは還暦祝いにハユンが来なかったことを根に持ってゴヌに文句を言う。しかし仕方なしにゴヌへシウォンおじさんを死なせて悪かったなと、ズボンのポケットに両手をいれ、太々しい態度で言葉を発する。まるで謝罪の気持ちなど籠っていない。ソクチンはさらにはハユンを奪ったことへの恨み言をゴヌに向ける。母が壊れ始めたのはお前たちのせいだと。もう罪は償ったんだからいいだろうと言うソクチン。やられたらやり返すとゴヌを脅す。そんなソクチンにゴヌはきっちりと落とし前は着けることを伝える。虚勢を張って入るが、実際は不利な立場のため仕方なく書類にサインをするソクチンだった。ソクチンだってわかっているはず。けれど母への思いが判断を歪めてしまっているのでしょう。この人もパク・ボゲの被害者だと言えるのかもしれません。

ウニは新メニューでポッサムを出そうと考えていた。デサンに相談してみたのだ。ギョンスンはデサンの事がどうしても許せないでいた。なんで有名人であることを隠してこの店に来たのよ。そうウニに愚痴をこぼす。その後、ギョンスンがいないときにデサンがやってきて、ポッサムを何分で作った?とウニに尋ねる。ウニは15分よ。と答えると、申し分ないとウニを褒める。デサンはウニに、ギョンスンの様子を尋ねる。まだ怒っているのかと聞くと、ウニは二人で話してとデサンに伝えるのだった。

パク・ボゲはオフィスにいた。先ほどゴヌとのやり取りで、ソクチンがデスクの物を床に払い落としたものが散乱している。それを見て、拾いながら何があったのかを察してパク・ボゲはソクチンに詫びの言葉を呟きながらため息をつくのだった。いつしか寝てしまっていたパク・ボゲ。オフィスの中は誰もいない。パク・ボゲは、ハユンに拒まれた記憶に打ちひしがれ外に出る。外に出るとイム・シウォンが店の前で抗議している声の幻聴を聞く。それに腹を立てるパク・ボゲ。バッグを胸にしっかりと抱えて虚ろな目で歩くパク・ボゲ。するとウニと護衛の者たちがその姿に気が付く。しかしパク・ボゲはウニに気が付く様子もなく目の前を通り過ぎる。ウニはその姿に異様なものを感じる。パク・ボゲの後をついていく。パク・ボゲはウニが後ろにいることに全く気が付かない。パク・ボゲは橋の上に来ると、立ち止まり欄干に向かい何やら呟き始める。それは、あの台風の日。イム・シウォンと争って橋から落ちそうになって欄干に必死に掴まるイム・シウォンの指を、一本ずつ引きはがすようにしたあの時の状況を、まさに夢うつつで再現していた。パク・ボゲの呟く言葉とその様子に愕然とするウニ。あの時、どうやってパク・ボゲが父を川に落としたのかをまるで映画のように再現される状況に、思わずウニはパク・ボゲのところに駆け寄っていくのだった。

幸せをくれる人 あらすじ第53話

ウニは目の前にいるパク・ボゲが、あの時、父を橋から落としたことを詳細に覚えている様子に愕然とする。思わず駆け寄りパク・ボゲの肩を掴み激しくなじるウニ。パク・ボゲは夢から覚めたように驚いてウニを見る。自分が橋の上にいることに驚きながら、ウニを残し足早に立ち去るのだった。パク・ボゲは夢遊病なのかと自分に何か起こっているのではと不安になりソクチンに尋ねるが、ソクチンは本当の事を話せずに誤魔化してしまうのだった。ソクチンは母の記憶障害をミスクに話す。ミスクは変化する母の様子に戸惑いを覚えるのだった。また、パク・ボゲは味覚障害も現れ始める。店のシェフから料理の味見を頼まれる。最近塩辛いとの苦情が入っているからだ。しかしパク・ボゲは味が薄いと言い、しょうゆを足す。シェフたちは、その味を確かめると塩辛さに顔を歪めるのだった。自分の症状に不安を覚え、一人でパク・ボゲは味覚を確認しようとする。目の前に数種の調味料を並べ、目を瞑り、掴んだ調味料を言い当てる。パク・ボゲは塩の味だと確信しながらも恐る恐る目を開ける。そこには“塩”と書かれていて、大きく安堵のため息を漏らすのだった。

ウニは自分のお店でギョンスンと昨夜の事を話していた。パク・ボゲの様子に呆れていたギョンスン。パク・ボゲの文句を話していたらデサンがやってくる。ギョンスンはデサンを見ると、素っ気ない態度でキッチンへと入ってしまう。デサンはそんなギョンスンの様子にへこたれることなくギョンスンのいるキッチンに向かうのだった。ウニはそんな二人を心の中で応援する。そこになんとミョンソンの実母が訪ねてくる。ウニは会うのは初めてで、最初はお客様だと思い声をかけると、実母はミョンソンがいるかと聞いてきた。ウニはピンとくるものがあり、ミョンソンのお母さんですかと尋ねるのだった。ここまで訪ねてくるなんて、ミョンソンの実母は何を考えているのかしら。そしてパク・ボゲの認知症の具合が徐々に周囲にも分かり始めてきました。まだこれからでしょうけれど、どうなるのかしら。ミョンソンの実母はミョンソンに婿と義母の前で恥をかかされたとウニに涙ながらに愚痴を言う。そして実母は臆面もなくウニにお金の無心をする。グァンスが工面したのにミョンソンが台無しにしたから親友の貴女が用意してと言い出す。ウニは余りの勝手さに我慢できなくなる。親に捨てられどんなに辛い子供時代をミョンソンと二人で過ごしてきたかを知ろうともしないミョンソンの実母。ウニの話にも過ぎたことでしょと言う実母。ウニは震える思いを踏ん張ってミョンソンの気持ちを代弁する。そして、ミョンソンの本当の名字を尋ねる。ミョンソンが自分の本当の名字を知りたがっていたのを知っていたから。実母は、その問いに、ぶっきらぼうに“オム”だと答える。お腹の中にいた時は“親指姫”と呼んでいたわと何故か誇らしげに如何にも愛しんでいたと言わんばかりに言う実母。ウニは、そんな身勝手なミョンソンの実母を店から追い出すのだった。

家に帰ったウニはミョンソンにお店での実母の話をする。淡々と聞くミョンソン。実母にはもう何の恋情もない。ウニから実母の話を聞いたミョンソンは、自分は絶対にいい親になって見せるわとウニに明るく笑って見せる。ミョンソンは母になり、ウニの姿を見て自分の母親像をウニに重ねてみているのかも。本当の母の愛は知らないけれど、ウニがハユンに注ぐ姿がまさに母の愛だったから。ハユンが部屋から出てきてウニにお勉強の答え合わせをお願いする。ウニは採点し始めて笑いだす。ハユンの間違いだらけの回答に笑顔になるウニとミョンソンだった。

ジャギョンは自分の高級ブランドの品々を売りに出す。姉のクローゼットはほぼ必要最低限の物だけを残し、ほとんどカラ状態。そのクローゼットを見ていたグァンスに、少しでもソクチンにこれでお金を返してほしいと話すジャギョン。グァンスは、てっきりデザインの勉強をするために必要なのだと思っていたので、姉の言葉に驚く。グァンスは姉の思いを聞き、自分がお金を稼いでデザインの勉強をさせてあげるからと約束する。気持ちだけでもうれしいジャギョンは、お金を全部返して、いい父親と息子の関係に戻してあげたいと自分の思いをグァンスに話す。ジャギョンはジャギョンなりにソクチンの事を心配し、これから先、ハユンとの関係を考えて、自分の事も含めて身辺をきちんとして出直したいと考えているのでしょうね。そこにミョンソンが帰宅する。ジャギョンは結婚祝いに自分のバッグをあげると言う。ミョンソンは驚きつつも素直に喜ぶ。ジャギョンはこの持ち物を売ってソクチンに少しでもお金を返すつもりだとミョンソンに話す。驚くミョンソンに、ジャギョンは更にお願いをする。ジャギョン母のウニの店の支店を出したいという願いを辞めさせてほしいと言う。ミョンソンと二人で美容院を開いたらどうかしら?と提案するジャギョン。ジャギョンの提案に、頷くミョンソン。ジャギョンはミョンソンに、出産してからゆっくり考えてみてねと言うのだった。しかしミョンソンは突然のジャギョンの行動に少々訝しく思う。ミョンソンはグァンスに理由を聞くが、グァンスは姉に口止めされているので何も言わないと決めていたのだった。

ジャギョン母が、またジャギョンに言わずに勝手にCMの仕事を持ってくる。ドラマも大コケだったのにと渋るジャギョン。どこのCMと尋ねると、浄水器のねというだけでどこ会社かを言わない。問い詰めるとジャギョンが以前ゴルフで出会い嫌な思いをした相手の会社だった。明日、昼食で会う段取りをすでに整えてあると言われ、ジャギョンは溜息をつきながらも、承諾するのだった。ジャギョン母は相変わらずお金儲けには余念がありません。ジャギョンが少しでも需要があるのなら何でもいいのでしょうね。ジャギョンもソクチンに少しでもお金を返すためにも嫌な相手でも渋々引き受けたんでしょう。今のジャギョンは冷静に自分の事も周りの事も見つめることが出来るようになっていて、最初の人物とはかなり人柄も変わりました。だからこそジャギョンにも本当の幸せを見つけてほしいと思ってしまう。

夜分遅くにウニの家を訪ねたゴヌ。チーズケーキの手土産を持って喜んでくれると思っていたのに、ウニとウナは眠そうに少々冷たい対応。会食帰りで服からはお酒の匂いもする。それでもウニに会いたいゴヌは時間を作って会いに来ていた。けれどウニは、疲れているのに家に帰ればよかったのにと冷たい言葉。来て迷惑だった?と尋ねるゴヌに、ウナは兄妹の仲もあり、ではっきり「迷惑よ」とゴヌに言う。ウニにチーズケーキを食べてほしいようだが、ウニは歯を磨いたから明日食べるわと可愛く断られる。ゴヌは少々ふてくされてウニの家を出てしまう。流石にその姿にウナとウニは良心が咎めてしまう。ウニはそんなゴヌに電話するが、拗ねているゴヌは電話に出ない。が、すぐに着信音が切れると、それに対し、もう少し粘ってほしいと勝手にまた拗ねる。今度はウニからメールで連絡が入る。そこにはゴヌへの謝罪と最近の仕事とミョンソン母の事が綴られていた。それを見たゴヌはまた溜息をつく。ウニにとって自分はどんな存在なんだろう。少しも気にかけてもらえず、またまた拗ねてしまうゴヌだった。しかし会社でのゴヌの仕事ぶりは中々なものだった。ウナの化粧品事業も順調に進んでいるようだった。父はウナには手放しに評価をする。しかし、ゴヌにはまだ手厳しい。まだまだだと言ってゴヌへは誉め言葉一つない。ゴヌはウニにも父にも評価されないことに、少々不満を抱えている様子。疲れたと言って突然帰宅し、ジョンフンを心配させる。珍しいゴヌ君の不満が芽を出し始めていますよ。ウニが早く気が付いてあげないといけないですね。でも気が付くかしら。ジョンフンはゴヌの様子をウナに話す。その様子を聞いたウナはゴヌに適した処方箋を出すわとニヤリと笑うのだった。

ソクチンはウナがオリジナルの化粧品事業を展開することを部下から知らされる。ソクチンはなにやら復讐を考えるのだった。

パク・ボゲの店にいつもの上客が来店する。しかしパク・ボゲはそのお客様の事を覚えていなかった。その場は何とか取り繕ったが、お客様にも従業員にも不審がられる。パク・ボゲ自身も自分の変化に戸惑いを隠せないのだった。自分の病気を知りたくて病院に確認に行く。そして認知症であることが分かる。医者からはソクチンには全て話してあり、必ず薬を服用するようにと指示してあることなど聞かされるのだった。ソクチンは従業員から今日のお店での様子を聞かされ、母がどこかに出かけたことを知る。慌てて母に電話すると、疲れたから家にいるのと言われる。パク・ボゲはソクチンを苦しめたくないと一人呟く。ハユンの成長もみたいのにと悲しむ。すると部屋にミスクとユリが入ってくる。ミスクにはいつも通りの辛辣な言葉をかけるが、ユリの事が分からない。ミスクはその様子に言葉を詰まらせてしまう。料理の味も分からないので、ミスクに料理を頼む。ミスクは自信ないわと言いながらも料理を作りに行く。パク・ボゲは一つ一つを忘れていく自分に一人で苦しむのだった。そしてハユンに会いに家の近くに行く。ハユンを見つけると声をかけるが、ハユンは顔を歪めて逃げようとする。そんなハユンにもう連れ去ったりしないわと落ち着かせる。そしてハユンに、もう会えないと思うと語りだす。おばあさんはママのせいで命を落とすの。ママのせいでおばあさんは死ぬのを大人になっても忘れないでとハユンに言う。ハユンは何事か分からなかったが、パク・ボゲの様子に流石に何も言えずにいた。家に帰りハユンはウニに今の事を話す。ママがおばあさんを死なせるの?と訳の分からないハユンの問いにウニは驚く。慌てて玄関を飛び出し、帰っていくパク・ボゲの後ろ姿を見つけると、後を追いかける。ちゃんと護衛はついています。ウニはパク・ボゲの後を黙ってついていく。どこに行くのかを確かめたかった。横断歩道で信号待ちするパク・ボゲの様子を見ているウニ。すると赤信号なのに自ら車道に向かっていくパク・ボゲ。車に轢かれそうになるパク・ボゲをウニは慌てて助けるのだった。死のうとしたのに邪魔するなとウニに言うパク・ボゲ。ウニは父を死なせたその命を、勝手に死なせない。生きることに苦しみ自分の犯した罪を反省し、全ての罰を受けて逝きなさいとパク・ボゲに言い切る。護衛の者に家まで送るようにお願いするウニ。パク・ボゲはウニを睨みつけて帰される。家にはゴヌとウナが来ていた。一人で出かけたウニを心配すると、今の出来事を二人に話す。自殺しようとしたパク・ボゲの話にウナはすぐにミスクに電話する。自宅に戻ったパク・ボゲにミスクはなぜ死のうとしたのかと母を責める。生きていても仕方ないから。ハユンに会いに行ったのはどうして?と聞かれハユンに会わずに死にたくなかったという母。そして母が認知症を知っていることに驚くミスク。ウニたちには決して言うなと釘を刺すパク・ボゲだった。帰宅したソクチンはミスクから話を聞く。そして全てはウニたちのせいだと思い込み、必ず復讐することを心に決める。例の看護師とは電話がつながらない今、それを利用してウニたちに事故を偽装している状況を押し通すことに徹するのだった。

ソクチンはウニの店にやってくる。いきなりウニの顔を見るなり、声を荒げる。ウニの護衛がウニの前を
に守るように立ちはだかる。ウニはソクチンを前に冷静だった。ウニに残忍で身勝手だというソクチン。お前は被害者じゃなく加害者だとウニに罵る。孫を取られた絶望を語るソクチン。母の代弁をしているのだろうが、全てが自分本位の身勝手な言い分。ゴヌもやってきて、ソクチンにその身勝手さを判らせるように言い返し、ソクチンを追い出す。帰宅したウニとゴヌの話をウナは呆れて聞いていた。ウナは怒りをぶつけたいようだが、ウニはそれは出来ないと制する。ウナはウニとゴヌをもどかしい思いで見ていた。ウナが帰るとウニは何か一人考え込んでいて、折角いるゴヌのことを忘れたようにぼんやりとしていた。その様子にゴヌは日頃の思いをウニに話す。もう少し自分を見てほしい。二人の時は他の人の話をしたくない。正直にウニに言う。ウニはそんなゴヌの気持ちに申し訳なく思い、ごめんなさいと謝るのだった。

ジャギョン母は気楽な身分に満足していた。息子夫婦は仕事でいない、ジャギョンも仕事で打ち合わせ。パク・ボゲなんて羨ましくないわ、と一人リビングでゆったりと過ごすのだった。確かにこの人が一番今ラクチンで優雅かもしれませんね。この人も色々やらかした人物だと思いますが、なぜか憎めないキャラクターではあります。

ジャギョンは仕事の打ち合わせにDグループ本社に来ていたが、打ち合わせにやってきたのは会いたくない人物。以前しつこくて嫌な思いをした御曹司だった。逃げようとするジャギョンを部屋から出さないように鍵をかける御曹司。すぐにグァンスに迎えに来てほしいと電話するジャギョン。グァンスはソクチンにお金を返しに来ていたところだった。電話口の姉の様子に驚くグァンス。ジャギョンの叫び声に慌てて立ち上がり、ソクチンと二人でジャギョンの元に行くのだった。御曹司はジャギョンにお酒を飲みながら話そうとイヤらしく抱きついてくる。必死に逃げようとするジャギョン。そこに扉の外にソクチンの声がした。ジャギョンは御曹司から逃れるとドアのカギを開ける。ソクチンは御曹司を殴りつけジャギョンをそこから救うのだった。ボゲの店のオフィスにジャギョンを連れてきたソクチン。ジャギョンに、俺のせいで、出産のせいで全てが変わってしまったと詫びる。ジャギョンはそんなソクチンに何とかやり直せないかといい、二人でどこかで暮らそうと言う。しかしソクチンは10年前にハユンと3人で暮らせていたらこうはならなかったとジャギョンを責めるように言う。ジャギョンはそんなソクチンに失望し、オフィスを後にするのだった。

ウナは新規発売の化粧品の注文がなんと2千セットもはいったことに喜んでいた。アンケートの反響の結果だとジョンフンに嬉しそうに話す。郊外にドライブしましょうとジョンフンを誘うと、ジョンフンも嬉しそうに承諾するのだった。

ウニは用事でお店を空けるため、お留守番をジャギョン母にお願いする。ウニが出かけた後にゴヌ父がウニの店を訪ねてくる。ジャギョン母は、初老の素敵な紳士に、愛想を振りまく。料理を運んできたジャギョン母の爪がケバケバしくネイルされているのを見て、不愉快そうにするゴヌ父。顔には出さずにジャギョン母を見ると、自分を見ていることを勘違いして化粧を直しだすジャギョン母だった。

ソクチンはジャギョンが立ち去った後、やり切れなくてお酒を飲んでいた。本当はジャギョンと一緒にハユンも一緒に親子3人で何のしがらみもなく暮らしたかった。けれど、今母を残していけなくて苦しかった。ジャギョンとハユンの3人で撮った写真の画像を見て溜息をつくソクチン。その次の画像はハユンとウニとゴヌの画像。その画像を見ると、怒りで手が震えてくるのだった。

ジャギョン母はお店でお客に、「おばさん美人ですね。」と言われていい気分。しかしデサンから次々に料理を運ぶように言われると、力こぶが出来ちゃうわと愚図るジャギョン母。そこにグァンスがやってきて、今日、ジャギョンに起こったことを話し「帰宅したら姉さんを慰めてほしい」と頼むのだった。帰宅したジャギョン母はワインを飲んで落ち込んでいるジャギョンに、悪いことをしたわと詫びる。そのことでワインを飲んでいるのかとジャギョンに聞くと、そうじゃないわと答える。ジャギョン母はグァンスがソクチンと会っていた理由を疑問に思っていた。ジャギョンはソクチンに私物を売ってお金を返していると母に答える。しかしジャギョン母はあれは慰謝料よと言う。ジャギョンは母にいったいいくらもらえば気が済むの?と母を責めるように言う。そしてジャギョンはソクチンが自分の逃げようという誘いを断ったことで、本当は自分を愛していないのよと母に話す。プライドを捨ててソクチンに伝えたのにソクチンは自分をふったのよ。それがジャギョンには辛かったのだった。そして自分の携帯からソクチンとの思いでの画像を削除するのだった。

ハユンは病気回復後、CMなど引っ張りだこの様子。ウナはこのまま芸能界にいれば、ジャギョンに嫌でも顔を合わせるのに大丈夫かしらと心配する。ウニにはどう守ってやるべきか才能を伸ばしてあげるかウニは迷っているのだった。ウナがゴヌに電話する。けれどその頃、ゴヌはデサンとグァンスの男3人でウニの店でお店を占めた後飲んでいた。いつになく日頃の不満や思いを饒舌に語る3人。グァンスがミョンソンのことを惚気はじめると、ゴヌとデサンは反論する。グァンスはミョンソンに電話して二人の前で愛してると言ってくれと二人に音声を聞かせる。余りののろけぶりにゲンナリする二人。しかしゴヌも負けじとウニに電話する。しかしウニにはどうも甘い話は出来ない様子。結局仕事の話に持っていかれ、ゴヌは頭を抱える。それでも桜を見ようと誘うゴヌに色気のない返事でOKするウニ。デサンとグァンスは笑いをこらえて聞いていた。ウナも姉の鈍感ぶりに呆れていた。ゴヌがどうしてウニに電話してきたか。ウニとのラブラブを二人に見せつけたかったのに・・・。ウナは苦笑する。そんなウニはゴヌが迎えに来るからと、口紅を直して待ちわびる。現れたゴヌはウニを恨めしい目で見つめて先ほどのツレナイ態度を嗜める。可愛く詫びるウニの姿に結局ほだされるゴヌ。二人のデレデレの様子を目の前で見せつけられ、目をまん丸くして呆れて見ているウナは、呆れるしかなかった。すると、そこにウナの携帯に見覚えのない着信番号が入る。誰か分からず電話に出るウナ。すると、そこから音声が聞こえてくるが、その声はパク・ボゲの声。しかも、何やら誰かに命令している様子。怪訝な顔で音声に聞き入るウナ。その音声は、父イム・シウォンを監禁していた時の音声を看護師が録音していたものだった。パク・ボゲの罪が暴露されていく展開がドキドキします。看護師もドキュメンタリーを見たのであれば、自分が罪の片棒を担いでいたことが分かるでしょうに、人間お金ってものに関わりすぎると恐ろしいですね。あり過ぎても困るし、なくても困るし。さあ、次の展開を期待しましょう

幸せをくれる人 あらすじ第54話

ウナの携帯にパク・ボゲの音声が流れてきた。誰の仕業かわからないウナは、携帯の相手に呼びかける。そして出てきたのはあの監禁場所で会った看護師だった。今の電話の声が誰なのかを確認するウナ。すると、看護師はウナが事故にあった時のパク・ボゲの音声だと答える。ウナは会いたいと言うと、今は海外にいると答える看護師。イム・シウォン父のドキュメンタリーをみて、事情を察したようだった。会いたいと言うウナに危険を感じている看護師は運とは言わない。しかしウナの挑発に、笑いながらウナの性格は気に入ったよと答えただけで電話を切るのだった。その電話の内容をウニとゴヌはウナから聞かされ、パク・ボゲがウナをはねたことがハッキリ証明された。ウナは予想していたが、余りの事に怒りを抑えられなくなっていた。ゴヌはウニを何とか宥めるが、ウニは法に委ねる前に自分がパク・ボゲを始末すると言い出す。そんな姉を優しく諭すようにウナは話す。私が看護師を探し出してことを明らかにしてみせるわと。ウニはウナをあの時無理やり養子に出したこと、それが更に今の悲劇を起こしたと自分を責めるのだった。

ゴヌは自宅に帰り、事の次第をゴヌ父に話す。ゴヌ父は看護師の所在を探すためにも、手を尽くそうと考える。お金に困っている様子の看護師とソクチンは恐らく連絡を取っているだろう。パク・ボゲを刑務所にいれるために、看護師を探しだすのが先決だった。

ウナの化粧品の大口注文の相手から振り込みをしたから期日までに商品を送ってほしいと連絡が入る。ウナは疑いもしていなかった。しかし、その注文相手はなんとソクチンだった。ソクチンはウナに対して何やら画策しているのだった。

ウニとウナは刑務所に行き、ノ運転手と面会していた。パク・ボゲが運転していた事実を証明できる証拠があると話すと、ノ運転手の顔色が変わる。ウニは身代わりでバレたら重罪になるのよとノ運転手に言う。ドライブレコーダーは今どこにあるの?ソクチンの手にあるの?そう尋ねても目を反らすノ運転手。看護師が現れたら、あなたのウソはバレてしまうのよ。そう言い聞かせるように問い詰めるウニとウナ。ノ運転手は慌てて面会を終えようと立ち上がり、部屋を出て行こうとする。そんなノ運転手の背中にむかい、ウニは私たちは決して諦めないわと毅然とした声で言うのだった。

ジャギョンは家で荷物を作っていた。一人で海外へ移住するつもりだった。友人に住むところを探してほしいと電話で話している。そこにミョンソンが帰宅する。ジャギョンの部屋に入り、片付けられた部屋に驚く。そしてジャギョンはミョンソンにある頼みごとをするのだった。ミョンソンはジャギョンに頼まれてウニに電話する。ハユンに会いたいと言うのだ。遠くに行く前に。ウニは心配していた。ハユンの裁判後、ジャギョンが母性愛のない母親だと世間からのバッシングを受けていたからだ。ウニはハユンと会えるようにしてあげるのだった。ハユンはミョンソンに連れられてウニの店に来ていた。ジャギョンはハユンに声をかける。警戒したようなハユンの目。ジャギョンに、僕のママはイム・ウニだとジャギョンに言うと、ジャギョンは寂しそうに笑い、ハユンにママの言うことをよく聞いて元気に過ごすのよと優しく語りかける。泣き顔を見せたくなくてサングラスをかけるジャギョン。そしてサッと店から出て行くのだった。

ウニはウナとゴヌの家に来ていた。ウナが早くゴヌの部屋に行ってと急かす。ウニは照れたようにゴヌの部屋へと向かう。ゴヌは誰かと電話中。ウニの事を聞かれたのか、溜息をつき、「僕の婚約者は忙しいんだ。」と愚痴っている。そこにウニが現れ、慌てて電話を切るゴヌ。ゴヌは今日、スンウの結婚式に出席の為に準備していたのだ。けれど、ウニが忙しいだろうと最初から誘わずにいた。本当は一緒に行きたいのに、我慢しているのだ。一方ウニはそのことをウナから聞き、サプライズで一緒に行こうと綺麗装いしてゴヌのところに来たのだった。のけ者にしたとウニに言われ、逆に僕が言いたいよと愚痴るゴヌ。友人にも紹介したいのに機会がなかったというゴヌ。そんなゴヌに申し訳なく思うウニ。可愛く謝るウニに、すでにメロメロのゴヌだった。ゴヌ父がゴヌとウニに交際期間が長くてもいつでも新鮮に愛情表現はちゃんとするんだぞと言うところが、なんか素敵な家族だななんて思います。こんな嫁舅の関係はないかな・・・。ゴヌ父は先日ウニの店でジャギョン母の接待のことを話す。接待業なのに爪を伸ばしてネイルしているのはいただけないから、伝えてほしいと。ウニもあのジャギョン母には正直困ったいるのだった。

ユリとミスクは朝食でテーブルについていた。ユリはハユンからのメールで、今日、うにが知人の結婚式にいくことを知る。写真に綺麗に装おうウニの画像が添付されている。ユリはミスクにお母さんもウニ叔母さんみたいに早く結婚してよと言い出す。そこにパク・ボゲが起きてくる。突然ミスクに何故ここにいるの!自分に不満で出て行ったのにと大声をあげる。驚いて部屋に連れ戻すミスク。パク・ボゲはミスクに、昔チャ先生と家を出た時の事を言い出す。しかしそれはまるであの当時の事を思い出しているのではなく、当時の状況にまた記憶が逆行しているのだ。しかしその時に母が実はとても傷ついたことを知るミスクだった。自分は憎まれているから出て行ったことを喜んでいると思っていたのだ。母の気持ちを知り、心が締め付けられるようだった。一方正気に戻ったパク・ボゲは、ソクチンに、また自分は阻喪したのかと落ち込んだように聞く。パク・ボゲは、これ以上ソクチンに迷惑をかけたくないと思うのだった。

ソクチンは出店をこれ以上続けるのかと部下に言われていた。財政状況はけしてよくない。しかし、それは自分が考えることをだからと部下を返すのだった。その時にまた刑務所のノ運転手から電話が入る。確認したいから面会に来てほしいと言うノ運転手。看護師がウナに連絡してきたことを、先日面会に来たウナとウニから聞いて以来、不安になっているのだ。看護師が帰国したら、自分はどうなるのか・・・・ソクチンとの話をしなくては自分がとんでもない事態になるとノ運転手は心配していた。ソクチンも看護師に連絡を取ろうとするも、携帯はいつも繋がらず、業を煮やしているのだった。ノ運転手に面会に行ったソクチンは、ノ運転手からウニとウナが会いに来て看護師からの連絡があったことを聞かされる。ノ運転手はあの事故のドライブレコーダーの映像を実はコピーして隠していることをソクチンに仄めかし、いい弁護士はどうなったのかとソクチンを責める。脅すような態度のノ運転手の態度にソクチンは、偽証したのはお前だと逆にノ運転手の弱みに付け込んで脅すのだった。

店に戻ったソクチンは母がいつもと同じ自分を気遣う様子に、ほんの少し安堵する。しかし母はソクチンに自分の状況が今後悪くなっていってもソクチンには迷惑をかけたくないと話す。そしてソクチンの疲れた様子に、どこに行ったのかと尋ねるが、ソクチンは母を心配させたくなくて、ノ運転手のことは話さないでおくのだった。

ジョンフンとウナはウニの店に来ていた。ジョンフンは看護師の行方を捜していたが、中々見つからないで苦労していた。もどかしくてたまらないウナ。ウニはパク・ボゲに会ってみないかと提案する。ノ運転手が、恐らくウニとウナが面会したことをもう伝えているだろうから、行って反応を伺ってみようというのだった。その時、ハユンがユリからのメールで、パク・ボゲが認知症でユリの事を判らないと伝えてきたのだ。そのことをウニたちに話すハユン。認知症が何かわからないハユンだったが、それを聞いたウニたちは驚く。そしてウナは病気で隠そうとしていると勘ぐる。嘘だというジョンフンとウナだが、ウニは最近のパク・ボゲの様子に、何か合点がいくのだった。

パク・ボゲは久しぶりに予約が入り、従業員も喜んでいた。そこにウニとウナが訪ねてきた。ウニの顔を見ると、パク・ボゲはウニに、なぜ髪を切ったの、嫁なんだからソクチンの世話をしろと言い出す。ウナを見るとどこの誰?と知らぬ顔。ウニに対しハユンのおまけのくせにと言うパク・ボゲ。まるで本当の認知症の症状のようだ。しかし、ウニとウナが帰ったとの表情は、認知症など感じられない意思のある表情をしていたのだった。

韓国の一般的な料理店。一人の男性がジャージャー麺を食べている。久しく韓国を離れていた様子。ジャージャー麺の味に満足しているようだ。勘定の支払いで自分の財布の中身を見て「連絡しないと・・・。」と呟く。

パク・ボゲは先ほどウニとウナが訪ねてきたとき、認知症のふりをしたことを天の助けだと話していた。認知症だとわかれば、全てから逃げられる。これで解決よとほくそ笑むパク・ボゲ。その様子をまるで赤の他人のように見つめるソクチンだった。

ソクチンの電話に誰かからの着信が入る。同時にウナにも誰かからの着信が入る。果たして二人にかけているのは誰なのか・・・・・。ソクチンの携帯に聞こえてきたのは、母のイム・シウォンを部屋から出すなというあの時の音声。つまり看護師からの電話だった。母の音声を聞いたソクチンは会って話がしたいと言う。ウナに会おうとしているのだろう、ウナより高く払うと看護師に言うが、看護師は答えずに電話を切る。ソクチンは慌てて電話に呼びかけるが電話の相手はむなしく答えてくれないのだった。看護師は帰国して久しぶりに恋人と会っていた。その彼女から、海外へ行ったきり、どんなに心配したかと言われ、看護師は申し訳なさそうにしていた。そして事情を聞いた彼女は看護師に呆れていた。彼女はあのドキュメンタリーでウニたちの状況を知り同情していた。そのことを彼女から聞かされ、看護師はウニの店にウニに会いに行くのだった。ウニは看護師を普通のお客だと思い、いつものようにお客様を温かくもてなしていた。するとそこにミョンソンが訪ねてきた。そしてミョンソンにパク・ボゲの認知症のことを話す。本当に認知症なのか・・・。二人はこの際、あの時の事故の真相を聞いてみようと話す。その話の内容に耳を澄ましている看護師。看護師は食べている途中だったが慌てて席を立ち、帰ろうとする。ウニはそんなお客様の様子に、お口に合わなかったのでしょうかと、申し訳なさそうに尋ねる。看護師は首を振り、只お腹がいっぱいだったので・・・と答えると、ウニは笑顔で持ち帰りにしましょうか?と聞く。看護師はウニの優しい心遣いに驚く。レジの近くに、ウニたちの家族写真が飾られていた。そこにはイム・シウォンの姿もあった。看護師はそれを見て、何とも気まずそうにしながらお店を後にするのだった。

ゴヌ父はゴヌからパク・ボゲの認知症を聞かされていた。天罰だと思いながらも、パク・ボゲが全てを認知症のせいにして逃げるのではと考えていた。

ソクチンは母から、ジャギョンにお金を渡したのかと責められていた。看護師への口止め料だと答えるソクチン。ソクチンは感情的な母を刺激しないようにと気を付けながら話す。しかしパク・ボゲはウニたちへの恨みをあからさまに態度に出す。薬は効いているのだろうが、母の病状は予断を許さない状況なのは変わらない。ソクチンは自分たちの弱みを隠すために母に行動を慎む様にとお願いする。しかし母は弱気になったとソクチンを歯がゆく思うのだった。

ウナにはまだ看護師からの連絡が入らない。待っているのにと気落ちするウナ。ウニもウナと同様だった。その頃看護師はソクチンを訪ねて店に来ていた。ソクチンは最初看護師に気が付かなかったが、看護師から覚えていないかと聞かれ、相手が誰だかわかると胸倉を掴んでオフィスに連れていく。ソクチンが看護師を脅すが、看護師はソクチンとパク・ボゲの弱みを握っているから強い。ウナよりも多く出してくれとソクチンに強気で言う。そしてパク・ボゲの認知症もあの時はそんな症状はなかったし、芝居だろうと指摘する。認知症で罪を逃れようとしていることを指摘され、ソクチンは唇をかみ締め看護師を睨みつける。そして今日はこのまま帰すが、次は無事ではいられないぞと脅すと、看護師はその脅しにも動じずに、今からウナに会いに行くと言って店を後にするのだった。ウナは会社にいた。そこに看護師からの連絡が入り、ウニの店で会う約束をするのだった。ウニの店では看護師が、昨日はジャージャー麺を食べられずに心残りだったからと、美味しそうに食事をしていた。ウニはそんな看護師を何とも言えない気持ちで見ていた。しかし看護師の様子は先ほどのソクチンとのやり取りで見せた刺々しい様子とは違っていた。イム・シウォンのことをドキュメンタリーで初めて知り、気の毒に思っていたことをを伝える。そこにウナとゴヌが店に現れたのだった。食事を終えた看護師をウニ、ウナ、ゴヌは話を始める。ゴヌは再捜査に協力してほしいと申しでる。看護師はソクチンに会ったときに、ウナの金額を知らないのにウナの倍払うと言ってきたことを伝える。ウニは父の事を知りたくて尋ねる。当時父を連れてきたときのパク・ボゲの父への態度はどうだったか。看護師はパク・ボゲがイム・シウォンの体を激しく揺さぶったりと酷かったと話す。そしてあの事故の前後の様子やテレビを観て何があっていたのかを初めて知ったこと。ウニとウナは話を聞いて、父の辛さを痛いほど感じていた。テレビ番組は看護師の彼女が実は送っていたのだった。海外でも放映されるような番組だったのかと思っていたので疑問が晴れましたそのうえで看護師はあのパク・ボゲの音声を録音していたことを思い出したのです。自分の身に危険が迫っているとだからこそ余計に怯えたのです。そのデータを裁判の証拠として提供してほしいとゴヌとウナがお願いする。看護師は自分の身の危険が心配で、躊躇していた。するとジョンフンが駆けこむ様にウニの店に入ってきた。息を切らせてゴヌに書類を渡す。それは看護師への充分な謝礼と保護の内容が書かれた書類だった。ゴヌが急いでジョンフンに作るようにお願いしていたのだった。看護師はゴヌ達の自分への手厚い対応に感心していた。ウ二とウナは、父を死なせた張本人、そしてウナを事故にあわせたのがパク・ボゲだと証言をしてほしいと再度お願いする。パク・ボゲの認知症への懸念も話すと、看護師はそれは違うと思うと指摘するのだった。看護師という医療の知識が少なからずある人なので、本当の認知症の症状かどうかは、わかるのかしら。ミョンソンも事の次第をウニから電話で聞いた。これはきっとお父さんが天国から助けてくれているのねと感激する。そこにグァンスが帰宅して、今とてもいいことをしてきたんだと嬉しそうにする。実はミョンソンの母に渡そうとしたお金を子供の日が近いからと保育院に寄付してきたのだというのだ。ミョンソンは嬉しくて仕方なかった。二人がラブラブしているとき、思わずジャギョンが一人海外へ行くことを話していた。それをいつの間にか帰宅していたジャギョン母が聞いてしまう。慌てる二人に問いただすジャギョン母。急いでジャギョンに事の次第を確認したくてジャギョンの部屋に行く。そして部屋の引き出しなどを確認する。ミョンソンはジャギョン母に、ジャギョンが別れの挨拶でハユンに会ったことも話す。ジャギョン母はジャギョンが一人では何も出来ないと心配する。しかしミョンソンは、ジャギョンには今一人で過ごす時間が必要だと伝える。そこにジャギョンが帰宅する。泣きながらジャギョンに一人で行くのかとすがりつくジャギョン母だった。

ハユンはジャギョンとお店で会って話したことをウニに話す。ウニは黙ってその話を聞いてあげる。ウニはさり気なくハユンにジャギョンが実のお母さんなの、あなたを産んだのはジャギョンさんなのと教える。ハユンは、あ、そ!と素っ気なく答えるのだった。あれだけ世間を騒がせて大人たちも騒いでいたのだから、ハユンが知らないはずないです。思っている以上にハユンは分かっているのです

ジャギョンは母にミョンソンの子供が生まれたら、その子の世話をしてほしいとお願いする。ミョンソンにはお母さんが必要だと言う。しかしジャギョン母は一人で何でも決めてしまったジャギョンに恨めしそうに愚痴って部屋を出て行く。ジャギョンは母をどうしたものかと溜息をつくのだった。

ウニとウナは看護師からの連絡を待っていたが、中々来ず、ヤキモキしていた。ゴヌも心配してウニの家に来たが、連絡が来ていないと知り溜息をつく。ソクチンも同じように看護師からの連絡を待っていた。看護師は果たしてどちらを選ぶのか・・・。連絡が来たのはウナたちの方だった。看護師はデータをウニたちに渡す。彼女がイム・シウォンのドキュメンタリーを観て心が動かされたと言われ、ウニたちの方にデータを渡そうと決めたのだった。ジョンフンからゴヌに連絡が入る。ジョンフンに証拠を受け取ったことを伝えると、ゴヌは再捜査を請求する手続きをすぐに提出するようにジョンフンにお願いする。すると業を煮やしたソクチンから看護師に連絡が入る。電話口で怒鳴るソクチンに、受話口を耳から離し、大声で話すなと看護師が言うが、興奮しているのかソクチンは構わずに電話で看護師に悪態をついている様子。ウニたちにデータを渡したことを伝え急いで電話を切る看護師。ウニたちは看護師の為に、身の安全や保障をしっかりとサポートする約束をする。看護師はゴヌやウニ、ウナに感謝するのだった。一方ソクチンの方は、ジャギョン母が訪ねてきていた。何事かと驚くソクチン。先日ジャギョンを救ってくれたことを感謝する。そしてジャギョンが色々自分の身辺を整理してデザインの勉強の為に海外へ行くことを教える。驚くソクチンだが、そんなソクチンにジャギョン母はジャギョンを引き留めてほしいとお願いするのだった。するとソクチンに電話がかかる。弁護士からだった。弁護士はノ運転手の弁護を解任されたと連絡してきたのだ。ジャギョン母が側にいたのでかけなおすと言い電話を切るソクチン。ジャギョン母はオフィスから出てくると、パク・ボゲと顔を合わせた。パク・ボゲはジャギョン母に嫌味を言う。ジャギョン母はソクチンをダメにしているのは貴女よと言って出て行く。パク・ボゲはソクチンが電話で弁護士とやり取りしているのを聞き、何が起きているのかを察すると急いでどこかに出て行く。パク・ボゲはどこに行ったのか・・・。すると警察からソクチンに電話が入る。パク・ボゲが突然自首してきたが、話す内容があやふやだと言うのだ。慌てて警察署に行くと、パク・ボゲが事故を起こしてのは自分だといい、その時の記憶がなくなっていると訴える母の姿。ソクチンは何をしているのかと母に問うと、パク・ボゲはソクチンに、他には分からないように小声で黙るように指示する。パク・ボゲは認知症のふりをして罰を逃れようとお芝居をしているのだった。

スポンサーリンク

幸せをくれる人 第52-54話 感想

まさかのパク・ボゲの認知症。まさか本当に罪を逃れてしまうのか・・・。中々山あり谷ありの状況が続きます。そして看護師がようやく帰国。お金に目がくらんだ男だろうかとハラハラしていましたが、彼女が人間としてしっかりした人だったお陰で、彼はウニたちに証拠を渡しました。よかったよかった。しかしパク・ボゲはやはり一筋縄ではいかない悪人でした。看護師がウニたちに証拠を渡したことを知り、自分の認知症を逆手に取り、罪を逃れようと警察で演技しています。これには流石に呆れるしかありません。まだまだ波乱が押し寄せそうです。中々安心させてくれません。あともう少しですが、まだまだ話の展開が面白く変化していきます。楽しみですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください