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クルミットです♪
『カーテンコール』第2話では、余命わずかな祖母の願いを叶えるために始まった“偽りの家族劇”が、いよいよ本格的に動き出しました。
戦争で引き裂かれた家族の絆と、優しさの中に潜む切なさ――。
第2話では、祖母チャ・グムスンの想いに心を動かされた無名俳優ジェホンが、大きな決断を下します。
それでは第2話を一緒に見ていきましょう!
カーテンコール 第2話のあらすじ
海辺を見つめながら、北に残した孫を想うチャ・グムスン。
「灯台のようなホテルを作れば、きっとあの子も見つけてくれる」――そう語る彼女の背中には、70年もの歳月を生き抜いた重みがありました。
その姿を見つめる秘書サンチョルは、ついに決意します。
“本物が来られないなら、偽りでもいい。彼女の最期に笑顔を”
彼が選んだのは、偶然出会った無名俳優ユ・ジェホン。
北朝鮮兵を演じる舞台で見せた演技と北の訛りを聞き、サンチョルは確信しました。
この男なら、グムスンの孫リ・ムンソン役を演じられる――。
ジェホンに提示された報酬は5億ウォン。
人生を変えるほどの大金に心が揺れるジェホンでしたが、次第に“ひとりの老人のために芝居をする意味”に惹かれていきます。
「誰かを幸せにできるなら、それが本当の演技だ」
悩んだ末に、彼は“人生最大の舞台”に立つことを決意します。
一方そのころ、ホテル・ナグォンでは売却問題が深刻化していました。
総支配人のセヨンは、兄セジュンが進めるホテル売却を止めようと奔走しますが、次兄セギュもすでに権限を放棄しており、味方はほとんどいません。
「このホテルは、家族を支えてきた“家”なんです」
セヨンの言葉に、亡き父の想いまで背負って生きている彼女の強さを感じました。
しかし、セジュンはどこか焦っているようにも見えます。
グムスンはそんな子どもたちを見つめながら、
「セジュンは壊そうとしていて、セヨンは守ろうとしている。どちらの想いが勝つかね…」
と静かにつぶやきます。
人生の終わりを見据えながら、家族を案じるグムスンの姿があまりにも切ない。
そのころサンチョルは、ついに“孫リ・ムンソンが中国から向かっている”とグムスンに報告します。
「本当にあの子なのか?」と震える声で尋ねる彼女。
長年の願いが叶うかもしれないとき、人はこんなにも美しい表情を見せるのだと感じました。
グムスンは三兄妹に向かって「まもなく孫が来る」と告げます。
セジュンは疑い、セギュは否定し、セヨンだけが「私がしっかり迎えます」と優しく微笑む――。
同じ家族でも、反応は三者三様。
この“温度差”こそが家族ドラマのリアルさを生んでいました。
一方、ジェホンは“孫”としてだけでなく、“妻役”を演じる女性も必要だと気づきます。
そこで彼が声をかけたのは、同じ劇団の仲間ユン・ヒ。
裕福な家庭に育ち、ロースクールを卒業した彼女はお金に困っていませんでしたが、ずっと想いを寄せていたジェホンの頼みを断れず、舞台に参加することを決めます。
ユン・ヒもまた北の訛りを自然に使いこなすことができ、サンチョルの承諾を得て“偽の妻”として準備が整いました。
翌日、二人はグムスンの豪邸を訪れます。
古びた服を身にまとい、まるで本当に北から来た家族のように。
彼らを見つめたグムスンの瞳が潤み、手が震えます。
「…ムンソン、あの子が戻ってきたのね」
その瞬間、彼女の胸に積もっていた70年分の想いが溢れ出すようでした。
“偽りの再会”なのに、心が本物のように温かくなる――。涙腺が崩壊しました。
カーテンコール 第2話の感想まとめ
第2話では、いよいよ“最後の舞台”が始まる序章が描かれました。
グムスンの願い、サンチョルの覚悟、そしてジェホンの決断――。
それぞれの思いが交差し、ゆっくりと運命の歯車が動き出します。
特に印象的だったのは、ジェホンの「演じることで誰かを救えるかもしれない」という台詞。
俳優という職業の本質を突いた言葉で、心に響きました。
そして、セヨンと元婚約者ペ・ドンジェの再会も気になるポイント。
ホテル売却の裏で動く人間模様が、今後どんな波乱を呼ぶのか期待が高まります。
偽りの家族が見せる“真実の愛”――。
この優しい嘘が、どんな奇跡を生むのか。次回も見逃せません。
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