カーテンコール 第7話あらすじと感想|“嘘の孫”が涙する夜――終幕へ向かう運命のカウントダウン

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第7話では、チャ・グムスンの「最後の宴」を中心に物語が大きく動きました。
嘘のまま演じ続けるジェホンの苦悩、セヨンとの距離の変化、そしてついに動き出した“本物の孫”リ・ムンソン――。
感情が複雑に絡み合いながら、物語は静かにクライマックスへと近づいていきます。

それでは『カーテンコール』第7話を一緒に見ていきましょう!

カーテンコール 第7話のあらすじ

華やかな宴の夜。
ジェホンとセヨンは、それぞれ知人や家族に正体がバレそうになる危機に直面します。
慌ててその場を抜け出したジェホンは、サンチョルに「顔を知っている人がいる」と耳打ちし、咄嗟に“泡を吹いて倒れる演技”を開始。

「誰か、助けてください!」

その迫真の演技で場の注目を逸らし、なんとか逃げ切ることに成功しました。
危機を脱したものの、彼の胸には次第に罪悪感が広がっていきます。

“笑顔で信じてくれる人を騙す”という苦しさ――ジェホンの心が限界に近づいていました。

宴の知らせを聞いたグムスンは驚き、孫が倒れたと聞いて胸を痛めます。
サンチョルの「一時的な過呼吸です」という説明に安心したものの、心配は消えません。
結局、ジェホンとユンヒはその夜の宴への参加を取りやめることにしました。

やがて始まったグムスンの“最後の宴”。
集まった人々の前で、彼女は静かに自分が余命わずかであることを告白します。

「もう九十を越えました。長くは生きられません。今日がみなさんとの最後の出会いです」

ホールが静まり返る中、グムスンは続けます。
「後悔はありません。叶えたいことはすべて叶えました。これからは家族と静かに過ごしたいのです」

人生を丁寧に生き抜いた人だけが語れる“静かな覚悟”が、心に響く場面でした。

会場には涙と拍手が広がり、誰もがその姿に敬意を表します。

宴のあと、ジェホンはグムスンの手を握り、涙をこぼします。
「自分はとんでもないことをしている気がします」
罪悪感を抱えた彼は、サンチョルに「もうやめたい」と打ち明けました。
しかしサンチョルは「これは彼女のための舞台だ。最後までやり遂げよう」と優しく説得します。

“偽りの演技”が“彼女の人生最後の物語”になる――皮肉でありながらも深い愛の形ですね。

数日後、ジェホンとユンヒ、そしてセヨンは、グムスンを海辺へ連れ出します。
そこは若き日の彼女が夫と息子を待ち続けた“思い出の海”。

「もう出会ったのに、どうして別れなきゃいけないの。私は帰らない」

孫のふりをするジェホンの言葉に、グムスンは笑顔を浮かべます。
ほんのひとときでも“再会”を感じられたようでした。

しかし、その幸せも長くは続きません。
ほどなくして弁護士が現れ、衝撃の知らせを告げます。

「新しい相続人が追加されました」

その言葉に、セジュン・セギュ・セヨンの三兄妹は唖然。
突然の遺言変更により、家族の間に不穏な空気が流れます。
もちろん、ジェホンとユンヒも驚きを隠せません。

“偽りの孫”に遺産が渡る可能性――この瞬間、演技は一気に現実の問題へ。

遺産問題が再燃する中、ペ・ドンジェはセヨンへの執着を強めていきます。
セジュンが彼に接近し、株の譲渡を頼みますが、ドンジェは「結婚するなら譲る」と要求。
一方のセヨンは、ホテルの大株主たちを一人ずつ訪ね、笑顔と誠意で味方を増やしていきます。

そんな彼女の前に、キム常務が再び立ちはだかります。
セヨンの部下たちを他部署へ飛ばすなど、露骨な嫌がらせを始めたのです。
怒りを抑えきれないセヨンは、彼のもとを訪れ、「これ以上越えたら許さない」と冷静に警告。

仕事への誇りと家族への想い、その両方を背負うセヨンの強さが光ります。

夜、グムスンはセヨンを呼び寄せ、穏やかに語りかけます。
「大切なのはホテルではなく、家族を失わないこと。私は家族を失って生きてきたから、余計にそう思うの」
北と南に分かれた人生を生きた彼女の言葉には、深い重みがありました。

その後、セヨンはジェホンの“美しい文字”に気づき、ホテルイベントで書道パフォーマンスを頼みます。
会場で筆を走らせる彼の姿は、どこか本物のアーティストのよう。
しかし、そのとき――。

彼の前に現れたのは、かつてジェホンを雇っていた女性。
過去の仕事を知るその人物を見た瞬間、ジェホンの表情が凍りつきます。

ついに“偽りの仮面”がはがされるのか――!?緊張感に包まれたラストでした。

カーテンコール 第7話の感想まとめ

第7話は、グムスンの「人生の幕引き」とジェホンの「嘘の限界」が交錯する、非常に胸を打つ回でした。
彼の苦悩やセヨンへの想い、そして“本物の孫”が迫ってくる現実――。
どれもが重なり、まさに“カーテンコール”というタイトルを象徴する展開でしたね。

セヨンがグムスンから受け取った「家族を守りなさい」という言葉は、このドラマの真のテーマそのもの。
どれだけ嘘を重ねても、最後に残るのは“人を想う心”なのだと感じました。

優しい嘘が生んだ奇跡が、やがて本当の愛へと変わる――。

次回、第8話では、ついにジェホンの正体が明るみに出る予感。
彼は“俳優”としての幕をどう下ろすのか、そしてセヨンはその真実をどう受け止めるのか。

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