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クルミットです♪
チョンギョン夫人が岩礁でスロと引き離され、流れ着いた赤ちゃんを鍛冶長のジョ・バンが密かに拾って育てる。そして年月が経って青年になったスロが「本当は鍛冶場に入るのも嫌だ」とイジンアシに打ち明ける場面があって、あそこがどうにも頭に残っています。
周囲から絶賛されているのに、本人は全然違うことを思っている。その落差が切ない。
それでは2話を一緒に見ていきましょう!
鉄の王 キム・スロ 2話のあらすじ
漢の皇帝軍の襲撃から逃れたチョンギョン夫人は、クヤ国へ向かう船の上でスロを出産します。しかし船が岩礁に乗り上げ、母子は離れ離れになってしまいました。
出産直後に子供と引き離されるって、どれだけ怖かったか。見ていてしんどかったです。
流れ着いた赤ちゃんを見つけたのは鍛冶長のジョ・バンでした。ちょうどジョ・バンの妻が三度目の死産に絶望していたところで、ジョ・バンは赤ちゃんを密かに連れ帰り、我が子として育てることにします。
一方、チョンギョン夫人は祭司長の天君イビガに救われます。救出当時の記憶は失っていましたが、イビガは彼女の懐妊を喜び、その子がクヤ国、あるいは変韓(ピョンハン)を支配する帝王になると確信します。チョンギョン夫人が見た胎夢は、巨大な虎が懐に飛び込んでくるというものでした。
胎夢とは韓国で妊娠中に見る吉夢のことで、虎は特に縁起が良いとされています。
しかしシン・グィガンは、チョンギョン夫人がすでに臨月の体で遼東の港から船に乗っていたという報告を受け、その子が天君の後継者になることを阻もうと動き始めます。民に土地を分け与えて民心をつかみながら、じわじわと権力を広げていく人物です。
やがてチョンギョン夫人は息子を産み、イビガは「イジンアシ」と名付け、クヤ国の偉大な後継者の誕生を宣言します。
月日が流れ、スロは「穴あきズボンの小僧」と呼ばれながら育ちます。ある夜、鍛冶場に忍び込んで図面を描いているところをジョ・バンの部下に見つかりました。ジョ・バンに連れて行かれたスロは「実際に鉄がどう作られるのか見て学びたかった」と訴えます。ジョ・バンは叱りながらも、その観察眼と熱意に驚いて不問にします。スロの養母は、疫病で夫と子を亡くした後はスロだけを頼りに生きてきたと語りました。
この言葉があってからの、あとの告白でした。そう繋がるのか、と。
青年に成長したスロとイジンアシは、共に鍛冶場で技術を学んでいます。天君の息子であるイジンアシも特別扱いはなく、技術面では叱責される場面が続きます。一方スロは「鍛冶長になってもスロから教わりたい」と周囲に言わしめるほどの実力。でも本人はイジンアシに打ち明けます。「親を喜ばせるために努力しているだけで、本当は鍛冶場に入るのも嫌だ」と。
乗馬ができないというイジンアシに馬の乗り方を教え、二人で草原を駆け回るシーンがあります。
そこへ、各地を放浪していた交易商人のソク・タレがクヤ国に戻ってきます。「これからは鉄を持つ者が天下を握る」と確信しており、シン・グィガンに金塊を贈って鉄の交易権に近づこうとします。アヒョには拡大鏡や大国の果実酒を贈り、外の世界の話をして聞かせました。そしてスロに「もし王になったら何をしたいか」と問いますが、スロは「王になどなりたくない、鍛冶長にすらなりたくない」とはっきり答えます。
話の後半では、ある葬儀の場が荒らされる事件が起きます。罪人は「蘇塗(ソド)」と呼ばれる聖域へ逃げ込みました。蘇塗とは大きな罪を犯しても追っ手が入れない特別な場所で、追っ手がその入口で対峙するところで終わります。
2話を見て思ったこと
一番残っているのはやっぱりスロの告白の場面です。実力があって、周りから認められていて、なのに本人は全然それを望んでいない。養母の「お前だけが頼りだ」という言葉の後だったので、なおさら。
スロが「王になりたくない」と言いながら最終的に加耶を建国するわけで、今のあの素直さがどこで変わっていくのかというのが、この話を見てからずっと気になっています。
イジンアシは立場の割に鍛冶場では叱られっぱなしで、ちょっと気の毒でした。でもスロに馬を教わって草原を走るシーンは、あの二人が一番素に戻れる時間な感じがして良かったです。
シン・グィガンはあからさまな悪役というより、手順を踏んで着実に動いてくる感じがします。民に土地を分けて人望を得ながら、裏では金塊で根回しをしている。ソク・タレとどう絡んでいくのか、そっちも気になるところです。
スロが鍛冶場の図面を夜中にこっそり描いていたところを見つかった場面、あれは好奇心が抑えきれなかっただけのことなんですが、それがジョ・バンに「こいつは本物だ」と思わせる。本人が一番望んでいないことで才能を見込まれているというのが、なんとも皮肉で……。
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