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クルミットです♪
第97話は、これまでグルグル同じところを回っていた人間関係が、ついに“取り返しのつかない領域”に踏み込んだ回でした。
イ・ソネの報復は想像以上に容赦がなく、ミン・テチャン側に突きつけられる「違法薬物」の真実もかなり衝撃的。
その一方で、ジョンインとウジンの歪んだ関係はますますこじれ、ラストの「あなたはすぐ死ぬ」というセリフまで飛び出して、いよいよ終盤戦らしい空気になってきました。
それでは第97話を一緒に見ていきましょう!
スキャンダル〜白雪姫の逆襲 第97話のあらすじ
物語はまず、ミン・ジュリョンがチョン・ジョンインに真正面からぶつかる場面から始まります。
「ウジンを男として愛しているの?」と、ここまでずっとモヤモヤしてきた疑惑をズバッと質問。
追い詰められたジョンインは、ついに隠しきれなくなり
「そうよ、私はウジンを愛してる!」
と、認めてしまいます。
この告白シーン、母としての愛情と“女としての愛”がぐちゃぐちゃに絡まっていて、見ていてかなり複雑な気持ちになりました。
ジュリョンはそのままミン・テチャンに告げ口しに向かい、家の中の空気はさらに最悪な方向へ…。
場面は変わり、今度はイ・ソネが反撃に出ます。
前回、ナ・ヒョヌ監督を誘拐したテチャン側でしたが、今回はそのテチャンが拉致される番。
ソネはテチャンと男性秘書を人気のない場所に連れてこさせ、二人にガソリンを浴びせるように命じ、ライターをカチカチと鳴らしながら冷静に告げます。
ソネは、男性秘書が「マインド貿易が違法薬物を密輸し、大金を稼ごうとしていた」と証言した音声を録音しており、それを警察に提出すると宣言。
ここ、イ・ソネの“被害者としての怒り”と“母としての執念”が一気に爆発したようで、鳥肌が立つシーンでした。
さらに、覆面の手下たちに「自分の肋骨を折られた分、ヒョヌに薬を打たれた分、利息までつけて殴れ」と命じ、その場を去っていきます。
テチャンにとっては、自分がしてきたことがそのまま返ってくる“因果応報”そのものなのですが、本人にはそんな自覚は一ミリもない様子でしたね。
しばらくして、ジョンインとジュリョンのもとに一本の電話が入ります。
「テチャンを連れて帰れ」という連絡を受け、二人はウジンとともに倉庫へ向かいます。
そこにはボロボロになったテチャンと男性秘書の姿が。
ジュリョンが問い詰めると、秘書はついに「マインド貿易が禁止薬物を密輸し、儲けようとしていた」と口を割ります。
違法薬物の件が、はっきりと“会社ぐるみの犯罪”だったことが、ここで完全に明らかになりました。
一方その頃、世間では再び“スキャンダル記事”が爆発。
Jエンタ所属俳優たちのスポンサー相手リストと守秘義務契約の存在が報じられ、大騒ぎになります。
ジョンインは「自分が何とかする」とジュリョンに言い張りますが、スポンサーだった議員たちは激怒。
「このリストを作ったのはあなただろう」と、ジョンインに罵声を浴びせます。
自分で作った「弱みリスト」が、完全に自分の首を絞める凶器に変わってしまった形ですね。
この報道を見たウジンは、またしても“責任転嫁モード”に突入。
ジョンインに向かって「あなたは僕の魂を食いつくした悪魔だ!」と叫びます。
ここ、正直ウジンの言葉にかなりモヤモヤしました…。
確かにジョンインのやり方は間違いだらけですが、“選んで利用された側”であるウジンも、被害者だけではいられないはずなんですよね。
それでも自分の選択には向き合わず、全部をジョンインのせいにしてしまうあたり、彼の未熟さが際立って見えました。
それでもジョンインは、ウジンを手放そうとしません。
「そんなに辛いなら契約を切って」と迫るウジンに対し、ジョンインはいつも通り“息子兼恋人”のように手元に縛り付けておこうとします。
この二人の関係がどんどん共依存にしか見えなくなっていくのが、見ていて本当に苦しいところです。
その頃、薬から覚めたテチャンは怒りに震えながらイ・ソネへの復讐を誓います。
自分が違法薬物を扱い、誘拐して人を傷つけた側なのに、“やり返されたこと”にしか意識が向かない姿は、もはや救いようがないレベル。
ここまで来ると、テチャンの中には「罪悪感」という概念が存在しないのでは…とさえ思えてきます。
ラストの予告では、ジョンインが「私は女王なのよ」と言い放ち、完全に“白雪姫の継母ポジション”に自分を重ねている様子が描かれます。
そこへイ・ソネの不気味な一言。
「ムン・ジョンイン、あんたはもうすぐ死ぬわ。」
ジョンインが震えるように「私が死ぬですって?」と聞き返したところで、次回へ続く…という、かなりゾッとする締めくくりでした。
スキャンダル〜白雪姫の逆襲 第97話の感想まとめ
97話は、もはや“泥試合”を通り越して、罪と報復の応酬が本格的に始まった回だったと感じました。
特にイ・ソネがテチャンを拉致し、ガソリンを浴びせてライターを鳴らすシーンは、これまでの中でもトップクラスの緊張感。
被害者として長年押し込めてきた怒りが、一気に爆発したような迫力があって、画面から目を離せませんでした。
ただ同時に、ソネのやり方も“正義”だけでは語れない、かなり危険な領域に入ってきています。
テチャンの罪を暴くためとはいえ、同じように暴力で返してしまうことの怖さもあって、私は見ながら何度も複雑な気持ちになりました。
ジョンインとウジンの関係は、いよいよ限界に近づいている気がします。
ジョンインは「母親」と「女」を同時にウジンにぶつけてしまい、自分でもコントロールできなくなっているように見えました。
ウジンもウジンで、ずっと曖昧なままジョンインの庇護に甘えてきたツケが、ここへきて一気に返ってきている感じがします。
それでもまだ、自分の選択を反省するのではなく「あなたは悪魔だ」と責めるだけなのが、見ていてどうにももどかしいところでした。
そして何より、ラストの「ムン・ジョンイン、あんたはもうすぐ死ぬわ」というイ・ソネの一言が、頭から離れません。
これは単なる脅しなのか、それとも本当に何か“計画”があるのか。
ジョンイン自身もすでに精神的には相当追い詰められていて、この宣告が彼女をどこまで壊していくのか、とても気になります。
物語は残りわずかの話数に向けて、いよいよ“誰が何を失い、何を守るのか”がはっきりしていきそうです。
ジョンインが名乗る「女王」の座が、果たして最後に意味を持つのか、それとも破滅の象徴になってしまうのか…。
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