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クルミットです♪
ついに最終回、第102話。
ここまで怒涛の復讐と裏切りの嵐が続いてきた『スキャンダル〜白雪姫の逆襲』ですが、ラストは“罪と罰”“許しと再出発”というテーマで静かに幕を下ろしていきます。
ミン・テチャンの暴走は最後まで止まらず、ペク・ソラとウジン(本名ジンホ)の関係も、甘くてほろ苦い結末にたどり着きました。
それでは102話を一緒に見ていきましょう!
スキャンダル〜白雪姫の逆襲 102話のあらすじ
新聞やニュースでは、ムン・ジョンイン転落死の続報が大きく取り上げられています。
「自殺か他殺か」「ミン・テチャンの行方はわからず」という見出しを、イ・ソネが静かに見つめるところから最終回はスタートします。
一方その頃、ソラは心身ともに疲れ果てていて、ナ・ヒョヌ監督はそんな彼女にそっと寄り添います。
「全部忘れて、次の作品やこれからの幸せな人生のことだけ考えよう。僕がそばにいるから。」
そう言ってソラを抱きしめるヒョヌ。
ここでようやく、ソラに“ちゃんとした愛情”をくれる男性が現れたんだな、ってホッとしました。
ジョンインの死には、まだ大きな秘密が残っていました。
実は打ち上げの前、ジョンインはウジンに宛てて手紙を書いていたのです。
そこには、ウジンが自分の実の息子であること、昔赤ん坊を奪われて死んだと思っていたこと、初恋の人とウジンがあまりに似ていて戸惑ったこと、
そして「いつか“お母さん”と呼んでほしい」という切ない願いがつづられていました。
ジョンインの死後、その手紙を読んだウジンは号泣し、「どうして今さらなんだよ…お母さん…」と崩れ落ちます。
このシーン、正直ずるいくらい泣かせに来ていて、私も胸がギュッとなりました。
「もっと早く打ち明けていれば」という思いが、視聴者としても残りますよね。
一方その頃、逃亡中だったミン・テチャンは、こっそり自宅に戻りジュリョンと再会。
大金の入ったカバンを渡し、「これを持って海外へ逃げろ」と言います。
ジュリョンがジョンイン殺害について問いただすと、テチャンは「自分はやっていない、逃げているのは違法薬物の件だ」と主張し、殺人は“他の連中”のせいにしようとします。
ジュリョンは簡単には信じられず、テチャンは逆にウジンへの復讐を誓って再び姿を消します。
警察は防犯カメラの映像を解析し、ジョンインが一人で屋上の手すりに上がり、そのまま足を滑らせて落ちたことを突き止めます。
つまり、ジョンインの死は“他殺ではなく、事故に近い形”だったという結論に。
これを聞いたウジンとジュリョンは、改めて彼女の死を受け止めきれず、ただ涙を流すしかありません。
イ・ソネはニュースを見ながら、小さく「因果応報」とつぶやき、長年続いた憎しみの連鎖にようやく区切りをつけようとしていました。
その後、ソラとウジンは、かつての孤児院を訪れます。
園長に呼び出され、ベンチで二人並んで座るシーンは、少しだけ穏やかな時間。
ウジンはどこか図々しいほど自然にソラの隣に座り込み、
「ここ、空気がいいね」と言うソラの言葉に、まだ未練たっぷりな視線を向けます。
ウジンの“図太さ”は最後までブレず、ある意味すごいな…と苦笑いしてしまいました。
しかしその静けさは、すぐに破られます。
突然、テチャンが姿を現し、銃を構えて引き金を引いたのです。
放たれた弾丸はウジン(ジンホ)の肩付近を撃ち抜き、ウジンは倒れ込みます。
テチャンはそのまま逃走。
ソラは必死でウジンに駆け寄り、その姿は、何度傷つけられてもなお彼を放っておけない“ソラの情の深さ”を象徴しているようでした。
やがて時は流れます。
ミン・テチャンは裁判を終え、服役中の身。
面会室でソッキやソラに向かい、「自分は変わった」「ソラの父のために祈った」「本当に反省している」と涙ながらに語ります。
それでもどこか“自分に甘い男”のままで、完全に改心したとは言い切れない雰囲気もありましたね。
ソラは孤児院でボランティアとして働き、子どもたちのお世話をしながら静かな生活を送っています。
そこへナ・ヒョヌが現れ、「新作や続編の話もある」と持ちかけますが、ソラは
「復讐は空しいだけ。ゆるしこそ、本当の意味でのけじめだと思う」
と穏やかに話します。
この“復讐は空しい”という言葉は、今までのドロドロ展開を見てきたからこそ、重く響きました。
そして、ソラは車椅子に乗ったウジン(ジンホ)の介護も続けています。
彼はもう“かつてのスター俳優”ではなく、一人の傷ついた男として、ソラのそばで静かに生きていく道を選んだようでした。
ミン・ジュリョンもまた変わりました。
実母の面倒を最期まで見て、今はソッキと結婚することを決めた様子。
ナ・ヒョヌの元には、ジュリョンから結婚式の招待状が届き、かつてのドロドロした関係からは想像できないような“穏やかな後日談”が描かれます。
ラストシーンは、白い雪が静かに降りしきる中、それぞれの人生を歩き出した登場人物たちの姿。
嵐のようなスキャンダルの物語は、意外なほど静かで柔らかな空気の中、幕を閉じました。
スキャンダル〜白雪姫の逆襲 102話の感想まとめ
最終回は、これまでの激しい復讐劇から一転して、“許し”や“やり直し”を前面に出したラストでしたね。
好みは分かれそうですが、私は複雑な気持ちになりつつも、「こういう終わり方もアリかな」と思いながら見ていました。
ジョンインの死が“事故に近い形”だったこと、そして死後にしか息子へ真実を伝えられなかったこと。
これはあまりに悲しくて、報いは受けたけれど、同時にかわいそうでもある…という何とも言えない感情が残りました。
ソラは最後まで“優しすぎるヒロイン”でしたね。
復讐心を持ちながらも、結局は許しと前向きな選択を選んでしまう。
そこに「らしさ」を感じる一方で、「もっと自分の幸せだけを選んでもいいのに」と思ってしまう自分もいました。
テチャンの“反省しましたアピール”や、ジュリョン&ソッキの幸せエンドは、ちょっとご都合主義にも見えますが、長丁場の昼ドラ的には“救い”として必要だったのかもしれません。
そして何より、ウジン(ジンホ)が車椅子になっても、ソラがそばにいてあげる、という結末。
すごくロマンチックとは言えないけれど、「現実って、案外こういう形で続いていくのかも」と思わせる、妙なリアルさもありました。
長い全102話、本当にお疲れさまでした!
これまで一緒に追いかけてくださって、ありがとうございます。
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