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クルミットです♪
前回までのホジュンは、後宮や政治的な思惑を背景に、ひたすら医術を極めてきましたね。ところがこの第109話では、朝廷が予想もしなかった国難(なぜ来るはずもないと信じていた“あの国”の脅威)が見え始めています。一方で庶民や周囲では、それぞれの暮らしが続いていて、あちこちで新たな“夢”や“欲”を抱く姿も見られました。
それでは109話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 109話のあらすじ
どうやら王子たちの間では、セジャ(世子)の座をめぐる問題が取り沙汰されているようです。特に若いグァンヘは“王になりたい”のではなく、実際に戦争に備えるべきだという正論を主張しています。ですが、王は息子を警戒するあまりグァンヘの言葉をまともに聞こうとしません。歴代の朝廷が“なぜが攻めてくるはずがない”と信じているため、アラームを鳴らすグァンヘを“意図があるのでは?”と勘繰っているようです。
大きな争いが起きるなど夢にも思わなかった時代だからこそ、備えを語るグァンヘに対し「王位を狙っているのでは」との疑いを向けるのも無理はないかもしれません。
いっぽう庶民の側では、ドルセが医師まがいの行為をしたり、グイルソがまた新しい商売を企てたりと、いつもどおりの日常が続いているように見えます。イルソやヤンテも何かとバタバタしており、ホジュンとしては「そんな噂話に惑わされるな」と言いつつも、周りで繰り広げられる騒動に少し頭を悩ませている様子です。
そんな中、ホジュンの息子であるギョムには、再び“学問の道”へ誘いがかかりました。これまでなら“中人が大科を狙うなど夢のまた夢”でしたが、ホジュンが官位を得たことでギョムは「本当に大科を受けられるかも」と期待を寄せるようになります。さらにダヒの兄が訪れ、“ソンギュンガンへの入学”という話まで持ちかけてきたのです。
かつては身分の壁が大きすぎて考えられなかった道。子の夢を応援したい気持ちが募る一方で、派閥争いなどに巻き込まれないか心配するホジュンの気持ちもわかります。
そして王宮内では、なぜが攻めてくる可能性が現実味を帯びてきたことから、焦りや不安が少しずつ広まっています。ところが大臣たちは、先手を打つどころか、世子の選定や自分たちの安全確保などに忙しいらしく、民を守ることはあと回しになりがちです。
そんな噂を聞いたドジは、素早く逃げ道を探し始めている様子。いっぽうホジュンは「混乱している」とは聞くものの、“大切な患者の診察を優先”しようと何とか日常を維持しているようです。いずれ戦火が広がるなら、医師としての役目はますます重くなるでしょうが、当面は家族を安心させようと努めている模様。
「備えあれば憂いなし」とは言うものの、まだ多くの人が戦などあり得ないと信じているようで、そのギャップが不気味ですね。
こうした大きな動きの合間に、シンソングンや他の王子たちがどのように動くか、後宮の間で起きる派閥争いがどう展開するかに注目が集まっています。今後、ホジュンが国難にどうかかわっていくのか、またギョムの学問の道はどうなるのか、先が気になるところです。
ホジュン 109話の感想まとめ
今回は、「まさかの戦?」という不穏な兆しがありながらも、人々の生活がまだまだ続いていて、そこに“小さな夢”を抱く者、“現実的な欲”を抱く者が入り乱れる様子が強調されていた印象です。
今のうちに何か備えておくべき、という考えはグァンヘや少数に限られ、多くは「まさか戦争なんて」とたかをくくっている様子が少し怖いですね。
また、ギョムの学問への意欲や、ホジュンが彼を案じる姿には温かな家族愛がありました。これまで身分の壁に苦しんだホジュンが、それでも子により良い未来を与えたいという思いと、派閥争いに巻き込みたくないとの葛藤が伝わってきますね。
全体的に、「まったく夢にも思わなかった大変な時代」が来るのかもしれない雰囲気が漂いつつも、多くの人々はまだ日々の安定を疑っていないという、落差が際立つ展開でした。次回、国難が本格化すれば、ホジュンが前線で医術を振るう可能性も十分あるでしょう。どんなドラマが待っているのか、引き続き目が離せませんね。
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