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クルミットです♪
『ホジュン 〜伝説の心医〜』は、2013年に韓国 MBC で放送された長編メディカル時代劇です。
舞台は身分差がきびしい朝鮮時代。 賤民の家に生まれたホジュンが〈病む人を助けたい〉という一心で医学を学び、ついには宮中トップの医官 ―― そのてっぺんにのぼりつめるまでの波乱万丈の人生を描きます。
ドラマは、きらびやかな宮廷医官の世界と、薬代も払えない庶民のくらしが交互に映し出される中で、
「本当に守りたいものは何か」を自分に問い続けるホジュンの姿を追って進みます。
小さな診療所での治療がやがて王の命を預かる大仕事へとふくらみ、 それでも彼は家族や仲間のために走り回り続けます。
ときには無茶をするけれど 応援せずにいられない魅力があるんですよね。
一方で、差別や陰謀で何度もつまずくホジュンが、最後にたどり着いた境地 ――
「心から病人を思う“心医”とは何か」。
その答えが示される最終章は涙なしには見られません。まさに感動のクライマックスです。
深刻な疫病退治や派閥争いだけでなく、庶民と笑い合ったり、師弟で本気げんかをしたりと、ほっと笑える場面もたくさん。
薬草やツボなど東洋医学の豆知識も自然に頭に入ります。医療ものが好きな方はもちろん、
「身分を飛び越える出世物語」や「人情たっぷりの時代劇」が好きな方にもぴったりの一本です。
ハラハラしつつ笑って泣けるホジュンの生涯、ぜひのぞいてみてくださいね♪
ここでは『ホジュン 〜伝説の心医〜』のあらすじ・ネタバレ感想、見どころを余すところなく紹介し、その尽きない魅力に迫っていきます。
もくじ
ホジュン あらすじ
身分差別が色濃い16世紀の朝鮮。酒乱の軍官を父に、没落した両班の娘を母に持つホジュンは、村一番の“出来損ない”として日々をやり過ごしていました。ところが流罪の途中で出会った民間医ユ・ウィテとの出会いが、彼の運命を大きく変えていきます。
最初は薬草担ぎの下働きとして仕方なく勤めていたホジュン。しかし自分の手で苦しむ人の痛みを和らげられる歓びに目覚め、〈どんな身分でも医術を学べる〉というウィテの教えに心を動かされます。やがて師から“病者を憐れむ心”こそ医の本道だと叩き込まれた彼は、官僚の圧力や派閥の妨害、さらに王宮での陰謀すら乗りこえながら、ただ一筋に病人へ向き合う“心医”への道を歩み始めるのです。
朝廷の華麗さと、そこを支える医官の日々の葛藤。そして民の泥臭い生活が交差しながら、〈立身出世〉より〈一粒の命〉を守る選択を重ねていくホジュン。ときに誤診や策略で窮地へ追い込まれますが、彼の不屈の情熱はやがて『東医宝鑑』という空前絶後の医学書を生み、人々の命運を変えていきます。
生涯をかけた“最後の診療”と“最後の執筆”を終えたとき、彼の名は肩書きを越えて“伝説”となります。「人を救う学びは尽きない」と教えてくれる壮大なヒューマンドラマです。
「ホジュン-各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
オリジナル全135話で記載していますが、テレビ東京版は68話で放映されますのでご注意ください!
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話
第13話
第14話
第15話
第16話
第17話
第18話
第19話
第20話
第21話
第22話
第23話
第24話
第25話
第26話
第27話
第28話
第29話
第30話
第31話
第32話
第33話
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第35話
第36話
第37話
第38話
第39話
第40話
第41話
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第43話
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第45話
第46話
第47話
第48話
第49話
第50話
第51話
第52話
第53話
第54話
第55話
第56話
第57話
第58話
第59話
第60話
第61話
第62話
第63話
第64話
第65話
第66話
第67話
第68話
第69話
第70話
第71話
第72話
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第75話
第76話
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第78話
第79話
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第81話
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第84話
第85話
第86話
第87話
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第90話
第91話
第92話
第93話
第94話
第95話
第96話
第97話
第98話
第99話
第100話
第101話
第102話
第103話
第104話
第105話
第106話
第107話
第108話
第109話
第110話
第111話
第112話
第113話
第114話
第115話
第116話
第117話
第118話
第119話
第120話
第121話
第122話
第123話
第124話
第125話
第126話
第127話
第128話
第129話
第130話
第131話
第132話
第133話
第134話
最終回(第135話)
見どころ
ホジュンのいちばんの魅力は、やはり〈医術シーンのリアルさ〉です。薬草を見分ける細かな手元、脈を診ながら病を読み解く張り詰めた空気、そして患者の瞳が少しずつ希望を取り戻していく瞬間──どの場面にも“命と向き合う重み”が映し出され、見ている側の鼓動まで速くなります。薬研で薬草をすり潰す音すらドラマの鼓動に聞こえました
もう一つは〈師弟と仲間の絆〉。厳しくも温かいユ・ウィテ、良きライバルであり最後は心を通わせるユ・ドジ、どんな窮地でも背中を預け合うオグンやヤンテ……ホジュンが誰かを救うたびに、同時に彼自身も人に救われているのだと実感できます。「一人で偉業を成し遂げた英雄像」とは違う、人間らしさが沁みました
さらに見逃せないのが〈宮廷サスペンスのスリル〉です。派閥争い、王位継承、陰謀と粛清――命を脅かすのは病だけではないという現実が、医術ドラマに緊張感を与えています。その中で“患者の身分を問わない”というホジュンの信念がどこまで通じるのか。毎話ハラハラさせられる展開が続きます。
そして〈庶民の暮らしの温かさ〉も作品を彩る大切な要素です。貧しい農村で囲む粗末な食卓、薬代が払えず頭を下げる母親、雨に濡れた薬草を囲んで笑い合う子どもたち――小さな日常が丁寧に描かれるからこそ、ホジュンの“人を生かす医”という理念が胸に響きます。豪華絢爛な王宮より、土の匂いがする庶民の家に心が留まりました
最後に、歴史的名著『東医宝鑑』が完成するまでのプロセス。現存する数多の古医書を読み漁り、病名や処方を分類し直し、庶民にも読める言葉へ書き換える──まるで大型プロジェクトの舞台裏を見るような面白さがあります。完成直前、無数の写本が並ぶ光景は圧巻のひと言。ホジュンの“知を共有してこそ医術は生きる”という思いがダイレクトに伝わってきます。
これらの見どころが絡み合い、医療ドラマ・人間ドラマ・歴史サスペンスとして〈三拍子そろった面白さ〉を生み出しているのが『ホジュン 〜伝説の心医〜』です。気になった方はぜひ一歩踏み出し、ホジュンとともに“心で治す医の道”を歩んでみてください。
キャスト・登場人物 相関図
韓国ドラマ『ホ・ジュン』のキャスト&主な登場人物一覧です。
ホ・ジュン(演:キム・ジュヒョク)
誰よりも人を助けたくて、誰よりも自分を追いつめてしまう人
貧しい妾腹の出自ゆえ何度も挫折しますが、患者の痛みを目の前にすると自分の不幸なんて二の次。
つねに “次の命” を救う方法を考えているその背中が、ときどき痛々しいほど真っすぐで胸がぎゅっとなります。
晩年の “少し猫背気味で笑う姿” が、若い頃より何倍もカッコいいのは努力の証しだと信じてます。
イェジン(演:パク・ジニ)
恋も信念も曲げない、気高き医女
相手が王でも意見を曲げず、ホジュンの才能と人柄に一番早く気づいた“理解者”でもあります。
報われない恋を抱えつつ、医術の面では誰より実戦派で「芯の強さ=美しさ」を体現。
個人的には薬草を抱えて崖を下りるシーンがベスト。揺れる髪より揺れない志に惚れました!
ダヒ(演:パク・ウンビン)
静かな覚悟で夫を支える“もう一人のヒロイン”
両班の令嬢がすべてを捨てて庶民の暮らしへ――言葉にすると簡単ですが、作中でもっとも大胆な決断をした人。
それでも恨み言を言わず、姑の介抱から薬草探しまで笑顔でこなす姿に「強さは声量じゃない」と実感します。
ラスト近く、老いたホジュンの手を包むシーンはハンカチ必携。
ユ・ウィテ(演:ペク・ユンシク)
ホジュンを“心医”へ導いた“絶対師匠”
豪放磊落だけど細部まで読み抜く観察眼はまさに達人。
「医は心」と言い切る姿勢は後年のホジュンの鏡そのもの。
弟子を試すため厳しい言葉を放っても、背中では微かに笑っている——そんなツンデレ名医です(笑)。
ホジュンが折れそうになるたび聞こえてくる師匠の声…私にも聞こえた気がしました。
ユ・ドジ(演:ナムグン・ミン)
才能と嫉妬を同時に抱えた“宿敵”
序盤は鼻持ちならない二世エリート。でも無能ではなく、むしろ超・秀才。
だからこそホジュンに追い越されるたび嫉妬が剥き出しになり、見ているこちらもモヤモヤ…。
それでも終盤、自分の非を認め「医の道」を選び直す場面は意外と泣けます。
“悪役”のまま終わらせなかった脚本に拍手。
光海君(演:ソ・ジソク)
皇子であり、ホジュンの“最後の友”
乱世を生き延びるため、時に冷徹な決断を迫られる若き王。
けれどホジュンの前では年相応の“迷い”を打ち明ける一面も。
「医術は民を救い、王は民の上に成り立つ」——この言葉が届くたび、
二人の関係性が少しずつ深まる過程がたまらなく好きでした。
あの涙の別れ、ここだけ毎回リピートしています。
まとめ
ホジュンはもちろん、周囲の人々も“完璧ではないけれど決して諦めない”魅力的な人物ばかり。
キャスト一人ひとりの熱演と、人間らしい弱さを抱えたキャラクター設定が相まって、20年経っても色褪せない名作になったのだと感じています。
相関図
評価・レビュー
韓国ドラマ「ホジュン」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
ネタバレを表示する
全135 話を見終えて、胸の奥に静かに残ったのは「生き方は肩書きでは決まらない」という確かな余韻でした。
序盤のホジュンは身分もお金もなく、町医者の手伝いをしながら毎日をしのぐ若者でした。けれど患者の痛みに触れた瞬間、彼の顔つきは急に大人び、目の奥に「何としてでも治したい」という強い光が宿ります。ここがたぶん物語の出発点。以降、官位が上がろうと下がろうと、罪人になろうと、ホジュンの行動原理はただ一つ「病む人をかわいそうと思う心」だけでした。
ドラマには華やかな宮廷政治もありました。王子の継承争い、派閥の暗闘、偽りの忠義。人間の欲と計算が渦巻く世界で、ホジュンは何度も引きずり込まれそうになります。しかしそのたびに彼は「私は医者です」と静かに線を引く。誰かの味方をする代わりに、誰の身体も区別なく診る。その中立性こそが“心医”たるゆえんだと感じました。
一方で、彼自身の弱さも丁寧に描かれていました。家族を顧みる時間を削り、母を看取る瞬間さえ治療に走る姿は立派であると同時に切なかった。人を救うほど自分は疲弊し、心がすり減る。そんな矛盾を抱えながら、それでも止まれなかったホジュンの背中に、私は何度も「もう休んで」と声をかけたくなりました。
長編の魅力は脇役の成長にもあります。かつてホジュンを妬んだユドジが後年「彼のように病と向かい合いたい」と姿勢を改めたり、使用人だったオグンが自然に貧しい患者を助けたり。主役の信念が周りに伝染し、人が変わっていく様子が温かかったです。
そして最終盤、ホジュンは東医宝鑑を残し、自分は静かに幕を閉じます。大業を成し遂げても、彼の葬儀は質素で、墓前に置かれたものは薬研と古びた筆だけ。しかし彼の死後、偽本まで出回るほど本物の需要が高まり、全国の庶民がページをめくっては命をつなぐ。ここで初めて「身分は朽ちても志は残る」というテーマが実感として胸に落ちました。
135 話という長い旅でしたが、一話たりとも「無駄だった」と感じさせないのは、毎回必ず“病気と人間”という普遍的な問いが中心にあったからだと思います。重いテーマでも、決して説教臭くなく、患者の汗や家族の涙といった具体的な描写に落とし込む。その誠実さが作品全体の品格になりました。
見終わった今、もし自分や家族が不安を抱えたとき、ホジュンならどう見るだろうと想像します。表面の症状にとらわれず、背景の貧しさや悲しみまでまなざしを向ける―。ドラマは終わっても、その視点は私たちの日常に持ち帰れる“処方箋”だと感じました。
ホジュン、あなたが遺した東医宝鑑ほど大きな仕事はできなくても、誰かを思いやる小さな行動なら今すぐ始められる。そんな優しい決意を抱かせてくれる、温かくて深い物語でした。
キャスティングにまつわる舞台裏
主演ホジュン役は キム・ジュヒョク。実は 1970 年代のドラマ『執念』で
初代ホジュンを演じた故キム・ムセンの実の息子さんです。
「親子二代で同じ“ホジュン”を受け継ぐなんてドラマみたい!」
本人も会見で「運命を感じる」と語り、大きな話題になりました。
ヒロインの医女イェジン役は パク・ジニ。役づくりのために
「イェジンの正義感と人間的な揺らぎを両立させたい」と徹底したリサーチを実施。
ライバル医師ユ・ドジ役の ナムグン・ミン は本作が
『時代劇初挑戦』。会見では「視聴率が上がりすぎたら困る」と
ジョークを飛ばし、スタッフを笑わせていました。
主演キム・ジュヒョクのストイック撮影エピソード
帯ドラマゆえのハード日程で35 時間不眠撮影や
4 ページ超の長ゼリフ暗記は日常茶飯事。
真夏のロケでは脱水で倒れかけても
「ホジュンに手を抜いたら失礼」と続行したとか。
さらに 1999 年版ホジュン役の チョン・グァンリョル が
撮影現場へサプライズ訪問し「師弟ツーショット」が実現。
先輩からのエールにキム・ジュヒョクは
「最後まで最善を尽くします」と涙ぐみ、現場は拍手に包まれました。
こだわりのロケ地
- 済州島 … ホジュン親子が旅する序盤シーンを撮影。ヘリ空撮で絶景を収録。
- 龍仁 MBC ドラミア … 王宮・漢城セットを再現。多くの名作時代劇と同じ「聖地」!
- 楽安邑城(ナガンウプソン) … 茅葺き屋根の民家が並ぶ“生きた民俗村”。庶民の暮らしをリアルに演出。
ロケ地巡りをすれば、ホジュンの足跡を体験できます♪
製作陣が込めたメッセージ
脚本は 1999 年版と同じ チェ・ワンギュ 作家。
演出は『朱蒙』『善徳女王』の キム・グンホン PD。
テーマは
“漢方医学の知恵をドラマチックに、かつ学びとして届ける”こと。
オープニングをホジュンの幼少期から描くことで、
「差別を乗り越える人間勝利」をより深く表現しています。
豆知識&プチトリビア
・ホジュン映像化はこれが通算 5 回目!
・前作大ヒットの影響で「ユ・ウィテ」が実際の族譜に登録された!?
・国内だけでなく14 以上の国で放映・配信され、
韓流時代劇の海外展開に再び弾みをつけました。
まとめ
2013 年版『クアム ホジュン』は
親子二代のバトン、スタッフ再集結、スケールアップした映像、
そして“心医”ホジュンの普遍的メッセージが見事に融合した作品。
リメイクでありながら新しい人間ドラマとして楽しめる一作です。
ぜひ本編をもう一度見返しながら、今回ご紹介した
キャストの情熱、ロケ地のこだわり、製作陣の思いにも注目してみてくださいね♪
作品概要・基本情報
『ホジュン~伝説の心医~』基本データ
原題 / ハングル | 구암 허준(クアム ホジュン) |
---|---|
邦題 | ホジュン~伝説の心医~ ※1999年版『ホジュン 宮廷医官への道』リメイク |
放送局 / 枠 | MBC(月火ドラマ) |
韓国放送期間 | 2013年3月18日 ~ 9月23日 |
話数 | 全135話(韓国基準) ※日本版DVD・配信は再編集で話数変動あり |
演出 | キム・グンホン / イ・ミンス |
脚本 | チェ・ワンギュ(1999年版と同じ脚本家) |
主な出演 |
キム・ジュヒョク(ホ・ジュン) パク・ジニ(イェジン) パク・ウンビン(ダヒ) ナムグン・ミン(ユ・ドジ) ペク・ユンシク(ユ・ウィテ) ほか |
ジャンル | 長編時代劇 / 医療ドラマ / 傳記 |
時代背景 | 朝鮮王朝・宣祖~光海君期(16世紀後半~17世紀初) |
音楽 | OSTプロデュース:イム・ヒョンジュ、パク・セジュン 主題曲「心医(심의)」ほか |
平均視聴率 | 全国 9~11%(AGBニールセン) |
受賞歴 |
2013 MBC演技大賞 優秀演技賞(キム・ジュヒョク) 2013 MBC演技大賞 黄金演技賞(ナムグン・ミン) ほか |
配信 / メディア | 日本:U-NEXT・Hulu・dTV ほか配信中 DVD-BOX 全5巻(NBCユニバーサル) |
ひとこと見どころ | “医は心”を胸に民へ尽くした名医の半生を、135話フルスケールで丁寧に再構築。リメイクながら豪華キャスト&濃い人間ドラマでグイグイ引き込まれます! |
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