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クルミットです♪
上流階級のVIPであるコンビンの兄に下された病の診断が、内医院(ネイウォン)を大きく揺るがす結果となりました。治療の期限はわずか五日。しかも、病の正体は医師たちが恐れる重いもの…。果たしてホジュンの決断はどのような展開を迎えるのでしょうか?
それでは78話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 78話のあらすじ
今回は、ホジュンが担当するコンビンの兄・キムビョンジョの病が本格的な段階に入ります。表向きは口眼喎斜(こうがんかしゃ)など、いくつかの症状が確認されていましたが、実は「反胃(はんい)=胃の病」を患っているとホジュンが突き止めたのです。反胃は初期の段階だといっても、当時は治るのが難しい病気として恐れられていました。
大胆ながらも、患者にとっては希望の光がともる瞬間だったと思います。医師が自ら「治せる」と断言するのは並大抵の覚悟ではありませんよね。
キムビョンジョへの治療は「五日以内に完治を目指す」という厳しい条件がつきます。これを成し遂げられなければ、ホジュンは王の言葉どおり手首を切り落とされる可能性さえあるのです。それは冗談ではなく、宮中における“失敗”の代償があまりにも大きいという現実を意味しています。
ホジュンの背負うプレッシャーたるや、想像を絶するものがあります。師匠のユイテがこの病で亡くなったことを思えば、その覚悟はひときわ重いはずです。
いっぽう、この事態を面白く思わない者たちも存在します。ホジュンの異母兄ホソクやドジは、ホジュンが失敗して大きな痛手を負うことを密かに望んでいる様子です。周囲では「絶対に不可能だ」と心配する声もあり、誰もがこの状況にハラハラしながら成り行きを見守っています。
しかしホジュン本人はまったく動じる気配がありません。スキンシップに近いほど患者の身体に触れながら検査を行い、反胃を完治させるために“お灸(きゅう)”や苦い漢方薬の服用など、手間を惜しまず取り組んでいます。キムビョンジョ自身は相変わらず反発したり不満を口にしたりするのですが、ホジュンは頑固なまでに自分の方針を曲げません。
その姿は、周囲から見ると時には頑固すぎるとも映るかもしれませんが、患者を救うためなら痛みや反発も受け入れるという覚悟を感じます。
また、家庭のほうでもダヒは、治療に忙しいホジュンがなかなか帰宅できない状況を理解し、自分のやるべきことを淡々とこなしています。周囲に「心配じゃないの?」と問われても、「自分はブレずに待つから大丈夫」と微笑む姿はとても印象的でした。ハマン宅やグイルソたちも心配する反面、その絆の強さに妙に納得しているようです。
こういう夫婦関係は本当に素敵だなと感じます。忙しさが続いても互いを思いやる気持ちが伝わってきますよね。
キムビョンジョは「ホジュンが失敗して手首を切られる姿を見てやる」と言わんばかりの態度ですが、それは逆に「完治しないだろう」という諦めが根底にあるのかもしれません。もっとも、ホジュンの治療法を“とりあえず試してやる”という気持ちになっているあたり、どこかで一筋の望みを抱いているようにも映りました。
ホジュン 78話の感想まとめ
ホジュンが“反胃”という当時は不治の病とも言われた難病と正面から向き合い、「五日で治す」と豪語したのは衝撃的でした。しかも、失敗すれば自分の手首を断たれるという究極のプレッシャーまで伴う状況で、まったくブレないホジュンの姿勢は凄まじいものがあります。
周囲はパニック寸前なのに、当の本人は穏やかに治療を続けているように見えるのだから不思議です。師匠ユイテへの思いや、日々積み上げてきた実践の自信が支えているのでしょうか。
また、ホジュンの妻ダヒや周囲の人々が応援している様子にも、ほのぼのとした温かさがありました。そこには決して“奇をてらう”派手さはなく、一人の医師を支える家族や友人の優しさがじんわりと感じられます。ドジやホソクたちがどう動こうと、ホジュンはまさに「病と戦うことだけを考えている」のだと伝わってくる回でした。
次回、ホジュンが期限までにキムビョンジョを本当に完治へ導くことができるのか、手首を失うような事態は避けられるのか、息詰まる展開になりそうです。これほど大きな挑戦を前にしても微動だにしないホジュンの強さが、どんな結末をもたらすのか注目していきましょう♪
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