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師の教えを超えて治療を行い、大きな称賛を浴びるホ・ジュンと、命の終わりが近づきつつあるユ・イテの対比が印象的です。医師としての“独立”だけでなく、人としての“別れ”が描かれていて、一気に物語の重みが増してきました。
それでは45話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 45話のあらすじ
ホ・ジュンは、ユ・イテが科の掟を破るよう指示した「針とお灸の併用」に疑問を抱き、自分の信念に従って針のみを使う治療を行います。結果としてトルセオモニの目は再び見えるようになり、周囲からは奇跡のごとく称賛されることに。これにより、ス師の指示を越えた治療で成功したホ・ジュンは一躍有名になっていきます。
しかし、ユ・イテの体調は急激に悪化し、三惜大師からは反胃(現在でいう胃がん)と診断されます。深刻な病状でありながら、ユ・イテはホ・ジュンに悟られぬよう気丈に振る舞い、自身の病を黙っておくようイェジンに口止めしました。周囲の誰もが奇跡を生み出したホ・ジュンに希望を見出す一方で、ユ・イテが放つ言葉や行動にはどこか“旅支度”を感じさせる静かな覚悟がにじみます。
師の大きさを超える瞬間は弟子にとって本望ですが、それが師の最期と重なる切なさが胸に迫ります
ユ・イテは、ホ・ジュンが処方箋を変えて成功したことを咎めるどころか、まるで喜んでいるかのように振る舞います。ダヒによれば、ホ・ジュンの独立心を高めるために、あえて無茶な指示を出したのではないかというのです。ここで示されているのは“沈む太陽”と“昇る太陽”の対比。実際に自分の体は衰えていくが、才能あふれる若き医師が今まさに台頭していく様を見届けようとするユ・イテの想いに、周囲も心打たれます。
さらにユ・イテは、かつて自らが誇っていた針の技術や数々の医書をホ・ジュンに託そうとします。嫡子であるドジではなく、実力を認めたホ・ジュンに全ての遺産を譲るような行動に、周囲からは驚きの声が。時には自尊心の強かったユ・イテが、惜しむことなく若い才能を後押しする姿は、周囲の人々にも深い感銘を与えます。
医術だけでなく、“医心”そのものをしっかり受け継いでほしいという願いが伝わってきます
イェジンはユ・イテの激しい痛みを少しでも和らげようと、ひそかに治療薬をつくっていましたが、その行動をホ・ジュンに見とがめられます。大量の薬草を見たホ・ジュンは、一体誰のための薬かと疑念を抱くものの、打ち明けられないままイェジンは涙を流すばかり。目の見えない患者を救ったホ・ジュンでも、師の病は治せるのか――この問いが切実に迫り、45話の空気を張り詰めたものにしています。
ホジュン 45話の感想まとめ
前回から引き続き、師の方針を超えた治療によって一躍名声を得るホ・ジュンと、静かに余命を感じさせるユ・イテの対比が鮮烈です。対照的な二人を描くことで、“命”や“医術の継承”について深く考えさせられる回となっています。
この先、師の本当の病状をホ・ジュンが知ったとき、どのような行動をとるのかが見どころと言えそうです
針で奇跡を起こしたホ・ジュンが、愛する師の病にも立ち向かうことができるのか。次回の展開で、医師としての真価が問われるのではないでしょうか。
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