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クルミットです♪
今回の「ホジュン」第74話は、同じ“口眼喎斜”の患者を担当するホジュンとドジの対照的な姿が描かれました。患者に向き合う姿勢の違いが、どのような結末をもたらすのかが大きな見どころ。さらに医師として真に大切なのは何なのかを改めて考えさせられるエピソードでした。
それでは74話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 74話のあらすじ
ホジュンとドジは、それぞれ「口眼喎斜(こうがんかしゃ)」を患う患者の治療を任されます。一般的には“寒い場所で寝込んだら顔が歪む”という話で有名な症状ですが、急激な気温差や血行の乱れなどが原因で起こる一時的な麻痺です。内医院の医官ならば5日ほどで治せる病と言われる中、ドジはあえて「7日」、ホジュンは「3日」という期間を患者に伝えました。
ドジの狙いは、少し長めの治療期間を提示しておいて、実際には早めに治して「医官の実力」をアピールしようというもの。官職に就く医師として、実力を誇示し出世を目論む、いわゆる“政治的”な計算もあるようです。一方、ホジュンは本当に患者を思いやり、一日も早く治ることを願って、「3日もあれば治せる」という見解を示しました。
私には、この時点で患者に対する二人のアプローチの違いがはっきり伝わってきました。ドジは“自分の評価”を、ホジュンは“患者の早い快復”を優先しているように見えます。
施術の最中、ドジは順調に治療を進め、当初は7日と伝えたにもかかわらず「4日で完治」させてみせます。周囲からは「すごい腕だ」と賞賛されるものの、あまりに急ぎ過ぎたのか、患者が完治後すぐに動き回ったせいで、また再発してしまいました。
一方ホジュンは、3日で治ると断言していたにもかかわらず、患者の不注意(暴飲暴食など)で容体が悪化し、1日伸びてしまいます。それでもホジュンは無理な施術をせず、患者本人に身体を労わるよう指導しながら、確実に完治へ導いていきました。結果的に患者の状態は安定し、その後もしっかり養生を続けようという意識が根づいたようです。
私は、ホジュンが「患者と一緒に治療を進める」という姿勢を示しているのがとても印象的でした。治すのは医師だけの力ではなく、患者自身の意志と努力も重要ですよね。
こうしてホジュンとドジ、それぞれが同じ病を治療したにもかかわらず、最終的な結果には大きな差が出ました。結果としてドジは「急激に治そうとした」方針が裏目に出て、患者の再発を招き、上司や周囲からの信頼を損ねます。一方ホジュンは、地道かつ誠実な治療で患者を完治に導き、さらに医師としての評判を高めたのでした。
ホジュン 74話の感想まとめ
今回のストーリーは、まさに“真心”と“処世術”の対比が生んだ明暗がテーマといえるでしょう。ドジが“医師としての名声”や“出世”に囚われているのに対し、ホジュンは患者本人の生活指導までも含めて真剣に向き合っていました。
私自身、医師の腕はもちろん、どれほど患者を想ってくれるかが本当に大切だと再確認しました。いくら高い地位にいても、患者を“道具”としか見ていない医師には預けたくないです。
ドジは一見うまくやり遂げたかに見えて、結局は再発というトラブルを引き起こしてしまい、上司の評価も急落。逆にホジュンは最初の約束通りにいかなくても、患者の状況を的確に見極めながら確実に治療を施し、信頼を得ています。
次回、ホジュンがさらに評価を高めるのか、そしてドジがどう巻き返しを図るのかが見どころですね。命と真摯に向き合う医師こそが、本当の名医なのでしょう。
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