伝説の魔女-あらすじ-34話-35話-36話-視聴率31.4%の韓ドラをキャスト一覧ありで!

韓国ドラマ-伝説の魔女-あらすじ-34話-35話-36話の画像つきキャスト情報をネタばれありで!
最高視聴率31.4%-キャスト-相関図など、最終回までの感想を全話配信します。

伝説の魔女.jpg
伝説の魔女(雪辱の魔女)のタイトルの通り様々な事情を抱えた4人の囚人が
刑務所で身につけた製菓製パン技術資格だけを頼りに
「前科」という偏見や現況を克服して成功していく過程を描いたストーリ
笑いあり涙あり感動あり、そして復讐ありの物語!
(原題「雪辱の魔女」)


ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
スインとウソクの関係が
夫マドヒョンにばれてしまった
そしてマドヒョンはウソクを呼び出す――

【伝説の魔女】(ネタバレあり)
34話
マドヒョンはスインが置き忘れた携帯から
スインとウソクが一緒に写ってる写真を見る
そしてスインが嵌めていたあの指輪の送り主だと気付いてしまった。
そこにスインの携帯にウソクからのメッセージが
そのメッセージを見たドヒョンはスインの携帯でウソクに電話を掛ける
ウソク「あ~スインかい?」
マ・ドヒョン「貴方は誰ですか?」
ウソクはマドヒョンの声にビックリするが…
ウソク「電話を掛けている貴方は誰ですか?」
マ・ドヒョン「私はこの携帯の持ち主の夫です。妻が携帯を忘れて行っってしまったので、思いもよらず、メッセージを見てしまいました。宜しければお会いしたいので、時間を空けて貰えませんか?」
そしてマ・ドヒョンとウソクは病室で会う
ウソク「初めてお目にかかります。ナム・ウソクです」
マ・ドヒョン「こちらこそ来て下さって有り難う。マ・ドヒョンです」
そしてその視線はウソクの左手の指輪に注がれる…
マ・ドヒョン「妻の手に嵌められた指輪を見ました。今嵌めてらっしゃる指輪と同じなのを見ると
貴方が嵌めたんですね」
ウソク「ええ、そうです」
マ・ドヒョン「じゃあ、二人の関係は?」
ウソク「互いに愛し合ってる仲です」
マ・ドヒョンは怒りを抑えながら
マ・ドヒョン「予想はしていましたけど、ショックですね。まあ、2年間私は死んだ人間だったし、この世に居ない人間だったから十分ありえる事。でもあなた方二人は何処で出会ったのですか?」
ウソク「韓国女子刑務所の製パン訓練で出会いました」
マ・ドヒョン「韓国女子刑務所?」
ウソク「私がパン・シェフです。刑務所に奉仕活動に行って、そこでスインさんに出会いました」
マ・ドヒョン「そこで妻に会ったって…」
ウソク「スインさんは服役中でした」
マ・ドヒョン「服役中とは…妻は刑務所に収容されていたと言うのですか?」
ウソク「もしかして、その間にあった事を何も知らないのですか?」
マ・ドヒョン「私が眠っている間に起こった事を、誰も教えてはくれませんでした。妻が刑務所にいたなんて、一体何の罪を犯したというのです?」
ウソク「スインさんは株価操作と横領の罪で二年間刑務所に収容されていました」
マ・ドヒョン「株価操作に横領…」
ウソク「ええ、そうです。スインさんは二年前マ・テサン会長にシンファ製菓の社長に任命され
濡れ衣を着せられ、刑務所に収容されたと聞きました」
マ・ドヒョン「ありえない。いくら憎い嫁だからと言ってそんな事までする人ではありません。まさか父が…」
ウソク「さあ、どうでしょうか。後で直接聞いてみては如何ですか?」
マ・ドヒョン「この2年間、妻を見て下さって有り難うございました。受けた恩は必ず補償致します」
ウソク「補償だって?」
マ・ドヒョン「どうぞお帰りください」
マ・ドヒョンはウソクによってスインが冤罪で刑務所に入ったと言う衝撃的な事実を知った。
怒りの余り頭痛がと止まらない。そして自分は「スインに会う資格が無い」と死んでやるとばかり点滴を外し、治療を拒否している。連絡を受けたスインは又病院に呼び出される…

いくらショックとは言え、ドヒョンはやってる事は駄々っ子とそう変わりませんね~
スイン「何処に行って来たの?」
ウソク「マ・ドヒョンに会ってきた」
スイン「貴方がどうして会うの?行って何を話してきたのよ?刑務所に入った事からウソクさんと私の関係まで皆話してきたの?」
ウソク「それじゃ駄目なのかい?」
スイン「あの人は病人よ。今大変な時なのにそんな事話してどういうつもりなの?」
ウソク「スインはマ・ドヒョンだけ見て俺の事は見てくれないのか?何で俺だけ我慢しなきゃならないんだ?」
スイン「わがまま言わないで…又後で話しましょう」
スインが行こうとするとウソクは行く手を遮り…
ウソク「マ・ドヒョンの所に行くのかい?」
スイン「薬も治療も拒否してるって…私行かなきゃ」
ウソク「行くなよ。スインが行かなくても、彼の家族がいるじゃないか。行くなよ」
スイン「彼は今私を必要としてるわ」
ウソク「俺もスインが必要だ。だから行くなよ」
スイン「子供みたいに何言ってるの?」
スイン「我侭を言っては駄目なのか?何で俺だけ理解しなきゃならないんだよ!」
ウソク「行くなよ。俺はスインをどこにも行かせない!」
スイン「彼は患者よ。今ぎりぎり命綱を握っているだけの…だから行って来るわ」
ウソク「今行ったら二度は無いぞ」
と脅すがむなしくもスインは行ってしまった。
ボクニョはそんなウソクを慰め「病状が良くなるまで待ってあげようと」と説得する。
一方こっちはタクの妹の結婚式に出席する為に、プングンはタクの妻と言う役割でアルバイト。そして、結婚式を無事に終え、プングンはアルバイト終りと思いきや、タクの実家に行き泊まる事になってしまった。そして、話を聞いてみると、親を早くに亡くしたタクは早くに働きに出て兄弟を大学に送る等、父親代わりの役目を立派に果たしていた事を知る。プングンは知らずにこのスケールの小さいドケチが兄弟を支え、実家を切り盛りする為で会った事を知り、タクの意外な一面を垣間見るのだった。そして夜を迎え二人は結婚しているという設定なので当然の事ながら一部屋で休む事になる。

そうなんです~タクはドケチだけの男ではなかったんです~
プングン「これは契約違反よ。結婚式だけ参加するだけって言ったじゃない」
するとタクはプングンの手に5万ウォンを乗せる「バイト代だ」
プングン「OK」と言って部屋を出ようとすると、タクはプングンの手を掴み
タク「何処に行くんだ?」
プングン「廊下ででも寝ようと」
タク「新婚旅行なのに別々の部屋で寝るのかよ」
プングン「一つの部屋で寝ろって言うの?」
タク「別々に寝て弟達にバレたらどうするんだよ!」
プングン「そんな事言ったって…どうやって同じ部屋で眠れるの?」
タク「手すらも触らないで寝てやるから心配するな!」
タクは布団の中央に枕で境界線を作り
タク「絶対越えないから…」
プングン「本当でしょうね!越えたら兄弟達の前でバラしてやるから!」
タク「人を何だと思って…越えても良いって言っても行かないから安心しろ!」
そして二人は眠ることになるが…
夜中プングンは部屋の暑さに我慢が出来ずチョゴリを脱ぎ下着(長襦袢みたいな格好)で眠ってしまうが…実はこれがタクの作戦だった。
薪を焚いてオンドル(床暖房)で部屋を異常に暑くして
プングンが暑さに耐え切れずに服を脱ぐ
するとオンドルの薪の灯を消し部屋を冷やし寒くてたまらなくなったプングンは
布団にもぐりこみ境界線を越えてタクの体にくっついて暖を取ろうとして…
タク「あんたが先に境界線を越えたんだぞ~」
プングン「部屋があんまりにも寒かったから…な…何するの!? キャー!!」
まんまとタク罠に掛かったプングンはタクに美味しく頂かれてしまった。

やっぱり男はオオカミです。皆さんも男の甘い言葉には気をつけましょう~ワオーン!
スインは急ぎ病院に行くが、ドヒョンは自分はスインに対して申し訳なく、生きている資格がないと感情が高ぶり気を失ってしまう。そして病院の医師は今は大丈夫だが、診察の結果、2年前の事故で2箇所の骨折と内出血があった。幸い手術が上手く行き大きな問題には至らないが、脳動脈瘤の疑いがあり、小さな症状でも軽く見てはならないと言う。ストレスやショックを与えないように注意しなければならない。
マドヒョン「どうして何の罪も無い妻に罪を着せて刑務所に入れたのですか!いっその事あの日、ヘリ機に乗れば良かった!」
マ・テサン「父に向かってなんて事言うんだ!」
マドヒョン「私の目の前の事実が酷すぎるから言ってるんです父さん!スイン、君にも申し訳なくて」
マ・テサン「全部ワシが悪かった。お前が済まないと思う必要は無い!」
マ・ドヒョン「じゃあ、今此処でスインに対して、キチンと謝罪してくれますか?」
マ・テサン「な…何だって?」
マ・ジュラン「なんて事言ってるの!父さんに対してあの女に謝れだなんて!」
マ・ジュランの夫「それはちょっと酷いんじゃないかい?」
マ・テサン「分かった。謝罪する。」
マ・ジュラン「父さん。2年前に一度失った息子をもう一度失いたくは無い。赦してくれ。あの時はドヒョンを失った悲しみで。そうする事がいいと思ったんだ。今考えるとワシが間違っておった…
スインさん。あんたの心が傷ついた事は知っている。だけど、あんたのその深い心でこの年寄りを赦してやってはくれんかね。ワシはどうすればいい。ワシは土下座してもいいから、お願いだからドヒョンだけは救ってくれ。」
スイン「御免なさい、あなた。今日は帰るわ。」と言って帰ってしまった。
マジュラン「何あれ。せっかく父さんが土下座までして謝ろうとしてるのに!」
マ・ジュヒは出て行ったスインを追いかけ。
マ・ジュヒ「義姉さんの気持ちは分からないでも無いけど…今は兄さんを救う事だけを考えて」
結局スインは病室に戻って行った…
マ氏家では…
マ・ジュラン「父さん、ドヒョンとスインは又一緒に暮らすことになるの?」
マ・テサン「ドヒョンが望むんだ。致し方ない。」
マ・ジュラン「あの、他の男と目を合わせた、イラつく女と…」
マ・ジュヒ「もうちょっと言葉を選んでよ。姉さん!」
マ・テサン「今は、ドヒョンを生かすのが重要だからな…暫くは神経使わずに放っておけ」

何とマ・テサンはドヒョン可愛さにスインを受け入れるようです。
病院で…
ドヒョン「何でもう一度戻ってきたんだ。俺が死のうが何しようが放っておけばいいだろ」
スイン「貴方が去ってしまった胸の痛み二度と私にさせないで。私に悪かったと思ってくれるなら、治療を拒否しないで。早く治療を受けて、健康になって。それが私の為になる事よ。」
ドヒョン「本当にそれで言いのかい?」
スイン「当然よ。もう一度約束して。治療をちゃんと受けて早く回復するって。」
ドヒョン「すまないが、君の願いだからそうするよ。」
スイン「有り難う。」
ドジンはミオの為に代理運転のアルバイトに励んでいるが
ある日…ガラの悪いお客に難癖をつけられて殴り合いの暗闘騒ぎを犯してしまう。
そして警察沙汰になり、ミオにアルバイトの事がばれてしまった。
和解金の為に結局チャ夫人にもバレてしまった。
そして家の近くまでチャ夫人に送ってもらい、そこでスインと出会う。
チャ夫人「お久しぶりね…」
スイン「私に対していう事はそれだけですか?」
チャ夫人「ドヒョンの件は本当に済まない事になったわね。」
スイン「あんな事をしでかしてどうして済まないの一言で済ませられるの?」
チャ夫人「私にも事情があったのよ。」
スイン「人の命よりも重要な事情って何ですか?」
チャ夫人「こんな事を言うのは何だけど…あの日ヘリ機に乗ってたら空中で粉々になってたわ。あの日、自動車事故で私が助けなかったら今頃死んでいたのよ」
スイン「そんな言い訳聞きたくないわ!ドヒョンさんと私がどんなに仲良く暮らしていたのか。あなたは誰よりもよく知ってたでしょう?なのにどうして!ドヒョンさんが生きてる事を知ってたら…ウソクさんと会うことも無かったし、ウソクさんと此処まで酷くならなかったわ…」
ところがスインの帰りが遅いと思って出て来たウソクが陰で聞いてしまった。
ショックを受けるウソク…トボトボと帰っていく…
スイン「そうしたら、ウソクさんの心を傷つける事も無かったのに…どうして…どうして!」
スインはわーっと泣き崩れる…

どんどんとギクシャクしていく二人…やっぱり離れざるを得ない運命なんでしょうか…
そして約束通りに治療を始めるドヒョン、リハビリにも励んだ結果
ドヒョン「スインに見せたいものがあるんだ」
そうして車椅子を作動させベットの近くで止め、ドヒョンは自分の足を両手を使ってゆっくり地に下ろし、手で体を支え自分で病院のベッドに体を移動させる。
スイン「凄いわ。ドヒョンさん。」
ドヒョン「スインに見てもらいたくて一生懸命練習したんだ。まだ…足に力が余り入らないけど…」
スイン「有り難う。ドヒョンさん」
ドヒョン「君が言った通りに薬も飲んで、ご飯もしっかり食べて、治療もちゃんと受けたんだ。」
スイン「よくやったわ」
ドヒョン「前みたいに抱きしめてくれ」
スインはドヒョンの頭を胸に抱き頭をなでる…ドヒョンの目にスインの指輪が目に入った。
ドヒョン「俺たちの結婚指輪は?」
スイン「水の中に落としてなくなったの…」
ドヒョン「退院したら一番最初に指輪を買って嵌めてやるから、今すぐ外せその指輪!
早く外せ!お願いだから!俺の前だけでもその指輪をしないでくれ!」
スイン「分かったわ…気になるなら病院に来る時外すわね。」

どんどんドヒョンの執着に雁字搦めになるスイン~
スインの店の前で
スイン「昨日は御免なさい。でも夫の状態がまだ良くないから。分かって。」
スインの手には指輪が付いていない。それを見たウソクはショックを隠せない
また、後で話をしようと去って行ってしまった。

二人の男に完全に板挟みになってしまったスイン…気苦労が絶えません
スインはあの指輪を鎖に通しネックレスにして見につける事にした。
ウソクはマテサンに呼び出され
マ・テサン「2年前に死んだとばかり思っていたドヒョンが生きていた。ワシは今回の事を経て感じる所が多い。前ばかり見て歩んで。周りを見なかったんだ。わしの家族がどれだけ苦労し、ワシの周りの人にどれだけ苦痛を与えたのか。ワシが天涯孤独の身で生まれて生きる為に酷い事もした。ドヒョンの事もそうだし、君の父親の事もそうだった。仕方が無かったんだ。赦してくれ」
そして、マ・テサンは封筒を取り出す。
ウソク「何ですか?」
マ・テサン「これだけ有れば、君のお母さんも何一つ不自由無く暮らせる。死んだ君の父親の事を考えても、もっと早くにしてあげれば良かったんだが…済まなかったよ。」
ウソク「突然どうしたんですか?そんな血の付いた金、受け取れません。人の血で稼いだ金は要らないって言ってるんです。前にも言いましたが、私の全てを懸けて、会長の犯した罪の対価払ってもらいます!」
マ・テサン「30年前のお前の父親と同じ事を言っている。はっきり言っておくが、ワシの道を塞ぐ者は手足を切り落とし、首をへし折ってでも、目の前から消しやる!」
その言葉にウソクの昔の記憶がダブル…そうだ聞いた事のある台詞…
30年前の自分の知っているおじさんとマテサンが一致する
そして蘇るあの日の記憶…
父親「ジンフや~帰ったぞ~」
ジンフ「お帰りなさいお父さん。」
そうだ確か酒に酔って父が幼い自分にプラモを帰ってきて…
父親「これ以上マ・テサンとは話せない!帰ってくれ!」
マ・テサン「これ以上この件を複雑にするのは止めよう。些細な事に目くじら立てて何だよ!」
父親「些細な事だと~!俺が血と汗と涙で築き上げたコブキ製菓を潰すような真似をして!些細な事だと!?」
マ・テサン「コブキ製菓はいつかはつぶれていたさ。俺が経営を引き受けたから此処まで保ったんだ。
お前一人ならとっくの昔に潰れていたさ。」
父親「あ~、もういい!同じ事を何回も言い飽きたから帰ってくれよ!明日の朝、証拠を持って警察行くから覚悟しなよ!」
マ・テサン「警察に行くって?」
父親「お前みたいな奴は豚箱に入れば正気に戻るだろう!」
マ・テサン「結局、事を大きくするって事かよ。後悔するぞ~」
父親「俺を脅迫するのか?」
マ・テサン「脅迫じゃなくて警告してるんだよ!」
父親「帰ってくれ!もう顔も見たくない!」
マ・テサン「はっきり言っておくが、ワシの道を塞ぐ者は手足を切り落とし、首をへし折ってでも目の前から消しやる!」
ジンフ「どうしよう~おじさん酷く怒ってるよ~」
マ・テサンはジンフの父親が酒に酔って眠っているのをいい事に、気付かれないよう、家の中に石油を撒き、火を付け火事を起こしたのだった。そしてそれを幼いウソク、ジンフはしっかりと目撃していたのだった。
35話
火事の記憶が戻ったウソクは激怒する
ウソク「貴方だ。今記憶が戻った。あの日、家に火をつけたのは貴方だ。」
マ・テサン「な…何を言って居るのかね?」
ウソク「酒に酔った父を脅迫して、父が寝ている部屋に火をつけた。」
マ・テサン「何馬鹿な事を言っているんだ!」
ウソク「屋根裏部屋から全部見てました。これで全てが明らかになったのだから、もう噓は吐かないで下さい。」
マ・テサン「ワシは今君が何の話をしてるのかさっぱり分からないね!」
するとウソクはマ・テサンの胸倉を掴み、睨みつけながら
ウソク「父は殺されて、罪の無い母は刑務所に行った。お陰で私は両親の無い孤児として30年も過ごしたんだ。なのに、何の話をしてるか分からないだと?あんたはそれでも人間か!?」
マ・テサン「証拠も無いのに何デタラメを言ってるのかね?名誉毀損で刑務所行きになるぞ!!」
ウソク「証拠が無いだと?この目で見たのにどうして証拠が無いと言えるんだ!」
マ・テサン「30年も前の話だ。もし仮に事実であってももう時効だ!」
ウソク「安心しないで下さい。再審の申請絶対にしますから。再審の申請をして、母の冤罪を晴らし、父の名誉も取り戻して見せます!!」
マ・テサン「容易くないぞ。ま、幸運を祈るよ。ナム君!」

マ・テサンはウソクの前では虚勢を張っていても内心ヒヤヒヤです~
駐車場でウソクは悔しさの余り、ハンドルを何回も殴りつける。
そして、事のあらましを母ボクニョに話す。
ウソク「あの日の記憶が戻ったんです。」
ボクニョ「あの日って…火事の夜の事を言ってるの?誰?誰なの?家に火をつけた犯人は誰?」
ウソク「マ・テサン会長でした」
ボクニョ「何ですって?」
ウソク「あの日の夜、父さんがプラモを買ってくれて屋根裏部屋で遊んでたんです。その時マ・テサン会長が父を訪ねて来て…工場の問題で酷い言い争いをしてました。父さんはマ・テサン会長を公訴すると言って。マ・テサンは帰って。父さんは直ぐに眠って…暫くして石油ポリタンクを持ったマテサン会長が父さんが寝ている部屋に石油を撒いて火を点けたんだ。瞬く間に火は燃え広がり、慌てて階段を下りて、父さんを揺さぶり起こしたんだが結局…」
それを聞いたボクニョはショックの余り気を失い…
気がついたボクニョは悔しさの余り号泣する。
一方スインの店では
プングン「大韓民国にしかないゴロスェ・エキス(骨利水)で作ったパンです」
お客「ゴロスェ・エキスで作ったパンなら体にもいいわね。」
スイン「そうなんです。健康に良い様に作ったパンなんです。ママレードのジャムも砂糖の替わりにゴロスェ・エキスで作ったんです。」
お客「砂糖を使ってないのに甘くて良い味がするわ。これにするわ」
お客の評判も上々
口コミが口コミを呼んで何時しかスインの店は客で一杯になった。

大繁盛してます~スインおめでとう~
スインのいない時にドヒョン病室ではジュヒがウソクのスインが一つ屋根の下で暮らしていて、ジュヒが好きだったウソクを横取りされたと迄吹き込む…
ドヒョンはスインを呼び寄せ、今すぐ家を出ろと
ボクニョはマ・テサンの家に単身乗り込み
ボクニョ「息子から聞きました。30年前夫を殺したのはマ・テサン会長あなただという事を!」
マ・ジュラン「朝からこの人何言ってるの?」
するとドヒョンの母がボクニョの前に跪き両手を合わせ
「御免なさい御免なさいジンフ・オンマ~。赦してジンフ・オンマ~」
と言うではないか!そこで気がふれてると思ったマジュランの夫が、ドヒョンの母を連れて行こうとすると…
ドヒョンの母「ジンフ・オンマに謝って赦して貰わないと…じゃないと夫が警察に連れて行かれてしまう~」
マ・テサン「気でも触れたのか?何故ワシが謝らねばならん!しっかりしろ!」
マ・テサンはボクニョに対し
マ・テサン「一体あんたの息子から何聞いたのか知らんが。余り酷いと名誉毀損で訴えるぞ!」
ボクニョ「名誉毀損?健康な人を火で焼いて殺したくせに。何ですって!」
マ・テサン「天に誓ってそんな事はしておらん!」
ボクニョ「息子が噓を吐いているとでも?」
マ・テサン「30年前に記憶喪失になった人の話を誰が信じるかね!」
ボクニョ「記憶を取り戻したと言ってるじゃない!」
マ・テサン「いい加減、馬鹿げた事を言ってないで、さっさと帰ってくれたまえ!」
ボクニョ「息子は絶対に事実を明らかにして見せると言ってました。私は息子がやり遂げると信じてます!」
マ・テサン「あーそうかい。そうすれば良いじゃないか!さっさと帰ってくれ!」
マ・ジュラン「わ~生きてると色んな物を見るわ~。私の父さんが人を殺したって?おばさん、気でも狂ってるの?」
ところがジュヒは傍で聞いていて衝撃を受ける。
スインは午前中にパンを全て焼き上げ病院に行こうとしていると
そこにとソウル市文化部から多文化家庭の後援会行事にゴロスェ・パンを使いたいと注文が入ったのだ。なんと偶然に買った職員がパンを気に入り行事に使いたいととの事だ。そこで今日中に100人分を準備し、夜の7時に納品する事になった。思わぬ注文に皆大喜びだ。そこでスインはドヒョンに会いに病院に行くのを止め、パン作りに取り掛かる。
スイン「悪いけど、今日は行けそうに無いの。パンの注文が多く入ったの」
ドヒョン「遅くなってもいいから来てくれないか?昨日はロクに話も出来なかったじゃないか」
スイン「配達まですると凄く遅くなるから言ってるの。明日は必ず行くから。ごめんね」
ドヒョン「それでも良い。来てくれないか。待ってるから。」
ドヒョンはスインとウソクが一緒に暮らしていると聞き、気が気でない

ドヒョンはスインの店でパンを一緒に作りながら
あんな事やこんな事やあまつさえあんな事までしてるのではと想像を膨らませては嫉妬しています~

その頃マ・テサンの本性を知ったウソクは正式にチャ夫人に協力し
チャ夫人は株主達を集め
チャ夫人「ご存知の方もいらっしゃると思いますが、シンファ・グループで総括本部長をされていた
ナム・ウソク本部長を紹介したいと思います。ナム・ウソク本部長はシンファ製菓の母体と言っても過言ではないコブキ製菓のナム・ジェソク社長の息子です。大学では経営学を学び、パリでは製パン技術を修得し、経営と技術を兼ね備えた人と言えるでしょう」
ウソク「収入よりも哲学を基本に考え会社構成や組織を創る必要があると考えています。シンファ・グループを独りの人の私的な欲望の為の道具ではなく、グローバル視点の経営の透明性と社会的責任を兼ね備えた熟成した会社に変えなければなりません。このシンファ・グループを総合グローバル食品会社に成長させ、株主の利益も拡大されるよう最善を尽くします。」
スインはドヒョンの我侭によりマジュランによって強制的に病院に連れて行かれる
スイン「何時までそうするつもりなの。私が居ないからってご飯食べず治療も拒否したそうじゃない。
私とあれほど約束したのに、約束を無視して何故こんな事をするの?」
ドヒョン「俺も何故か分からないよ。スインとあの男が同じ家にいるかと思うだけで、血が逆流しそうで、何も手に付かないんだ!」
スイン「だから、私とウソクさんが同じ家にいると言うだけで、ご飯まで拒否して抗議しているの?」
ドヒョン「俺の妻が他の男と一つ屋根の下にいるというのに、どうして俺が何でも無いように飯を食い治療できると思うんだ。お願いだスイン。お願いだから俺の元に戻ってくれ。俺たち何の問題も無かったじゃないか!スインさえ俺の元に戻れば、昔に帰る事が出来る!」
スイン「私は昔に帰りたくない。」
ドヒョン「何だと」
スイン「貴方のムン・スインは2年前に死んだわ。どんなに努力してもあの頃に帰る事は出来ないわ。」
ドヒョン「そんな事は無い!俺が努力すれば良い、スイン」
スインの手を掴むと、そこにウソクが入って来てスインの手をむんずと掴み連れて出て行こうとするではないか!!
ドヒョン「今すぐその手を離せ!スインは俺の女だ!」
ウソク「いや、スインは俺の女だ。だからその手を離せ!」
スインを巡る男達の熱き戦いの火蓋が切られた!
さあスインの選択は?
36話
そこにマジュランが登場、ややこしくなると踏んだドヒョンはスインと二人きりで話がしたいと頼み
ドヒョンとスインの二人だけが残った。
ドヒョン「なら、二人だけで家を出よう。スインを刑務所に送った家族とは俺も一緒に暮らせそうには無い。今家を探しているところだ。ボストンの友達に探して欲しいとお願いしたから、直ぐに連絡が来るだろう」
スイン「ボストン?」
ドヒョン「俺が昔留学していた所だ。友達も多いし、仕事も直ぐに探せるだろう。家族も何もかも捨てるつもりだ。だからスインも全部捨てて、俺と一緒に行こう。俺たち二人なら又幸せに暮らせる」
スイン「私は行きたくないわ。この2年間多くの事を経験して、ただ誰かの妻、嫁と言う生き方だけはやめようと決心したの。私は仕事をして夢を持って広げながら生きていくわ」
ドヒョン「弁解するな!結局はナム・ウソクと離れたくないだけじゃないか!」
スイン「そうじゃないわ!」
ドヒョン「俺はスインの事だけを考えて2年振りに目覚めたんだ。なのにスインは他の男と一つ屋根の下で、あいつの所為で以前に帰ることが出来ないと言うじゃないか!俺が死んだならいい。だけどこうして生きているのに、どうして他の男と同じ家で暮らすことが出来るんだ!」
スイン「私があの家を出ればいいのね?貴方の心が晴れるなら、あの家を出るわ。だからドヒョンさんも私を見てよ。ドヒョンさんが幼い子みたいに我侭言ってるのを見ると死にたい気分だわ」
ドヒョン「…悪かった」
ウソクは病院の外でスインを待っていた。
ウソク「マドヒョンさん、俺たちが同じ家で暮らしているのが気に食わないのだろう?」
スイン「病気になると心が弱くなるって言うけど、本当ね。御免なさい。貴方にも迷惑を掛けて…」
ウソク「ほら、又だ。御免なさい」
スイン「どっちにしろ、私が出て行かないと…」
ウソク「そんな事言うなよ。」
スイン「それが最善だと思うから…」
ウソク「今はそんな事考えずにしっかり休めよ。分かったかい?」
チャ夫人の家にマ・テサン会長が訪ねて行った。
チャ夫人「昨日ボクニョ姉さんに会って来たわ。まさかとは思ったけどナム・ジェソク(ジンフの父)の死もやはり会長の作品だったのね」
マ・テサン「ワシは死んだらどうせ罰を受けるだろう。哀れな老人を責めるな」
チャ夫人「臨時株主総会の事についてなら帰って下さい。私は最悪の場合の事まで考えています。ドヒョンの事で刑務所に行くなら行きます。逃げようとは思ってません」
マ・テサン「まだ長い人生なのに、その半分をワシに対する復讐で浪費するのか?」
チャ夫人「言いましたよね。それが私の人生の目標だったと」
マ・テサン「ワシがそこまで憎いのかね。あんたの人生を棒に振る程、ワシが憎いのか?」
チャ夫人「その憎しみが無ければ30年間も会長の傍で我慢できませんでした」
マ・テサン「はあ~分かったよ。ドジンが心残りだ。ワシが兄と比べて心を傷つけてしまった。ワシは本当に酷い父親だった。」
チャ夫人「ドヒョンに何か聞いてません?」
マ・テサン「何の話だ?まあ、次は株主総会で会おう」
チャ夫人は心の中でおかしいわ。まだドジンが自分の息子じゃないって気付いていないのかしら…
ドヒョンがまだドジンの話をしていないのかしら…
マ氏家ではドヒョンの母の様子がおかしい
マ・テサン「家内は何処に行ったんだ?」
マ・ジュラン「おかしいわ。さっきまで部屋に居たのに…」
マジュランの夫「義母さん、ベットの傍に隠れてるよ…」
マ・ジュラン「まあ、あきれたそこで何をしているの?」
ドヒョンの母「ジンフ・オンマは帰ったの?帰ってなかったら、私はここから一歩も動けないわ」
マ・テサン「ジンフ・オンマはワシが追い出したから心配しないで出ておいで」
ドヒョンの母「ジンフ・オンマが刑事を連れてくるかも知れないから、あなたも此処に来て一緒に隠れましょ」
マ・テサン「しっかりしろよ!おまえ」
ドヒョンの母「玄関の鍵もしっかり掛けたわよね?」
マ・ジュラン「玄関の鍵を厳重に掛けたから、安心してベットで休んでよ」
しかし、このやり取りを傍でずっと見ていたマ・ジュランの夫は
あのおばさん(ボクニョ)の話は本当かも知れないと思い始める…
ジュヒもそんな筈はないと思いつつも父マ・テサンに対する疑いが晴れない…
次の日チャ夫人は思い切ってドヒョンを訪ね
チャ夫人「御免なさい本当に御免なさい。あなた達対しては本当に申し訳ない事をしたわ。さぞかし私を沢山恨んだでしょう?」
ドヒョン「ええ、恨んでます。貴方の所為で失ったのは2年間の時間だけではありませんでした。私にとって一番大切なスインまでも失いました。過ぎ去った時間は戻りませんが、人は戻ってくると思い、又思いましたが私の思い通りには行きませんね」
チャ夫人「私が犯した罪は必ず償うわ」
ドヒョン「一日に何回も後悔してます。2年前のあの日の朝、むしろ全ての事を話したならどうなっただろう?」
チャ夫人「それって…私に何か隠していることがあるって事?」
ドヒョン「はい…父は既に…ドジンが自分の子では無い事を知っていました。」
チャ夫人「な…なんですって?」
2年前
とある日本食料亭で
マ・テサン「お前は一体何をコソコソと嗅ぎまわって居るんだ?」
ドヒョン「何の事ですか?」
マ・テサン「ドジンがワシの子かどうか確認していると聞いたぞ」
ドヒョン「それを…何故ご存知なんです?」
マ・テサン「隠して置け。ドジン・オンマ(チャ夫人)には一生懸けても返せない借りを作った。償いの心でドジンだけはワシの子だと認知した。」
ドヒョン「じゃあ、噂は本当なんですか?」
マ・テサン「ドジンを弟だと思ってやれ。兄弟が居るのが事業には大きな助けになる。ジュランとジュヒには秘密にしろ。そうじゃ無くともドジンの母とは関係が良くないのに、こんな事を知ればうるさくなるだろう?お前が大経営者になるならそれくらい隠せるようにならんとイカンだろう?
これは、父としてのお願いであり、会長としての命令だ」
ドヒョン「あの日ヘリ機を先に飛ばして、あなたと会議室に入った時、父も全部知っている事実だと告白したら、あなたも私の車を追いかけて来なかっただろうし、そしたらもしかしたら事故を回避できたんじゃないか?そんな後悔をずっとしてるんです。」
チャ夫人「本当に…会長がドジンが自分の実の子でない事を既に知っていた…」
ドヒョン「はい。知っていました」

チャ夫人はドジンが実の子では無いのを知ってて気付かない振りをしていた
マ・テサンに衝撃を受けたようです~

病院のテレビのニュースでマ・ジュランの写真がドアップで出た。何だろうと足を止めると
「社会指導層の寄付行列」
―アンカー―
40億をシンファ・グループの財団ではなく、外部の財団に秘密の寄付をしました。
マ・ジュランさんの寄付金は温かい社会財団で設立中の女性前科者の社会復帰
の為に使われる事になっています。…
マジュランは目が丸くしてビックリ
タク「これ、奥様の事じゃないですか?40億も寄付したんですか?」
マ・ジュラン「私がそんな事する筈無いじゃない!」
タク「じゃあ、どうしてニュースで出てるんですか?」
マ・ジュラン「40億?あっタプセイティブの投資だ」
ヨーコ女史に電話をしてみるが電話に出ない…
焦ったマジュランはタプセイティブの会社に直行する
その頃ヨーコ女史(ヨンオク)の手下のプングンと考試院の大家の息子は社の前で車の中で待機
考試院「今日でバイト終り?」
プングン「そうバイト終り。このレンタルカーも返すのよ」
考試院「あ~あ、バイト料良かったのに」
プングン「これが終わったら皆で一杯やろう!」
そこに慌てた駆けつけたマ・ジュランの車が止まり
慌てて社の中に駆け込んでいく…
それを車の中からプングンは大爆笑…いい気味ね…
もう少ししたら救急車で運ばれるかも…あははは…
社内で社長夫人とヨーコ(ヨンオク)がお茶をしてると
マジュラン「代表何処よ!出てきなさい!私の血のような大切なお金、40億!どうしてくれるの!?」と社長夫人の胸倉を掴む
ヨーコ「財閥のお嬢さんが会社でエチケットも無く何するんですか?」
マ・ジュラン「ヨーコ女史もニュース見たでしょう?私のお金を投資じゃなくて前科者の為に勝手に寄付したのよ!そんな事しても良いと思ってるの!この詐欺師!」
社長夫人「タプセイティブに加入した会員はその程度の金なんてどうって事ないわ。」
マ・ジュラン「私の金返してよ。そうじゃないと詐欺罪で訴えるから!」
社長夫人「確か…投資に対するどんな責任も問いません。直筆で署名した筈だけど?」
マ・ジュラン「あ…あなた…計画的な詐欺だったのね!?」
社長夫人「ふふ~ん」と余裕をかます。
マ・ジュラン「ヨーコ女史~この人私たちを騙したのよ~」
ヨーコ「何言ってるの?あの日あんたがボールペンで直筆サインしたじゃない。あの日ご主人と相談したらと私が言ったら、あの人に相談したらややこしくなるから要らないと言ったじゃん。社長ここCCTVあるわよね。もう一度見てみたら?自分でサインして投資しておきながら、今更金返せだなんて、馬鹿も休み休み言いなさい!」
社長夫人「あはは…姉さんの毒舌何時聞いても爽快だわ!」
マ・ジュラン「あなたの正体って一体…あなた一体タプセイティブにいくら投資したの?」
ヨーコ「私?私は100万ウォン」
マ・ジュラン「えっ!たった百万ウォン!あ~…」とひっくり返って気絶してしまった。
社長夫人「気絶してしまったわ」
ヨーコ「119番(救急車)でも呼んであげたら」
そして結局マ・ジュランは泣き寝入りする破目になった。

マジュランさん40億も掏られて可哀想ですね~
皆さん上手い話には必ず裏があります気をつけましょう~

マ氏家
マ・ジュラン「あああ~、ううっ、ううっ…もう生きていけない…」
マ・ジュランの夫「自分でしでかして何を泣いてるんだよ!」
マ・ジュラン「あああ~ん。くやしい~」
マ・ジュランの夫「無知な奴だとは思っていたが…40億も犬にやったのかよ、はぁ~」
マ・ジュラン「絶対に訴えて豚箱にぶち込んでやる!」
ジュヒも駆け寄り
マ・ジュヒ「一体どうなってるの?姉さんが本当に大金を寄付したの?」
マ・ジュラン「私がそんなことするはず無いじゃない。詐欺に遭ったのよ!私の40億!私の40億!」
スインの店に外人の客が入ってきた。
英語じゃないから全く聞き取れない。ところがウソクは近づいて行き…フランス語で
ウソク「いらっしゃいませ」
外人客「私は世界のあちこちを美食旅行をしている料理研究記者カロムリストと申します。少し前に市の行事でゴロスェ・パンを偶然食べて取材したくて来ました」
ウソク「ああそうですか」
外人客「ゴロスェ・パンについて説明していただけませんか?」
そしてウソクの通訳を通して取材が行われた。
スイン「ゴロスェエキス(骨利水)を利用したので砂糖を使わなくても甘い味を出す事が出来ました。加えてゴロスェ・エキス独特の骨を丈夫にする成分も含まれているので健康にも良いですし」
外人客「ゴロスェ・パンの味もいいし食べた後の消化も良く食感も良いし素晴らしい」
スイン「有り難うございます」

スインのパンの評判に取材まで入りましたね~
その頃病院では
ドヒョン「退院したいです」
医師「まだ早すぎます駄目です。まだ毎日治療を受ける必要があります」
ドヒョン「治療なら毎日通いで受けます。許可してください。2年間眠っていたので処理すべき事が多いのです」
医師「心配するほどの大きさでは有りませんが脳動脈瘤を抱えているので小さな異常でも軽く考えてはいけません。他の患者と比べて体調にも気を付けなければなりません」
ドヒョン「気をつけます。では直ぐ退院してもいいですね」
そして退院するとスインを呼び寄せ
そして二人の思い出の地に車を走らせる…そして海辺で
ドヒョン「覚えているかい。僕がスインにプロポーズした場所だ」
スイン「ええ、でもどうして此処に来たの?」
ドヒョン「スイン、手を出して」
ドヒョンはスインの手に新しい指輪を嵌めようとする…
しかし、スインはその手をサッと引っ込める。
ドヒョン「退院したら即指輪を買うって約束したじゃないか。その約束を果たそうと…俺らの結婚指輪を海に落として失くしたって言ってたじゃないか?これからはこの指輪を嵌めるといい」
スイン「失ったのは、水の中に落としたのは、ドヒョンさんの指輪よ。私の指輪は失くしてないわ。ウソクさんを愛してるのを悟って、私の指輪は貴方の墓の中に埋めたの。墓の土に埋めてもう、あなたと私の関係は全て終ったの。だからその指輪は嵌めれないわ」
ドヒョン「俺はスインと終らせてはいない。君は今、ナム・ウソクの計略に陥っているんだ。俺はあいつを赦さない!」
スイン「恨むなら私を恨んでよ!心が変化した私を恨んでよ!ウソクさんは間違っていないわ」
ドヒョン「今俺の前であいつの肩を持つのか?スイン、君がこんなに変わるとは思っても見なかった」
スイン「そう、私は変わったの。だからあなたも現実を認めてよ」
ドヒョン「判った。君の望みどおり此処で終らせよう」
とドヒョンは足を引き摺りながら海に入って行こうとする。
スイン「それだけは止めて!それだけは!」
ドヒョン「手を離せ!こうなった以上俺にはもう死しか残ってない!」
スイン「あなたが死んだら私はどうしたら良いのよ~」
ドヒョン「お前の所為で死ぬんじゃないんだ。俺がお前のいない世界を耐えられないんだ!」
そして少し落ち着いてから…
ドヒョン「そうだな。君にも時間が必要だ…直ぐに帰って来いとは言わない。終ったと決め付けずに、時間をかけて俺たちの関係を考えてみよう。100日初めて会った頃にもう一度戻って、新しい気持ちで100日だけ時間をくれ。それくらいなら出来るだろう?俺たち初めて出会って結婚するまで、丁度100日だった。俺は100日あれば君の心を取り戻せる自信がある。もし、100日過ぎても駄目なら、その時は綺麗さっぱり別れてやろう!だから、俺にもチャンスをくれ!」

100日とドヒョンは言ってるけど…ホントにそれで諦めるのかな?
そんな事になってるとも露も知らないウソクは友達の伝で当時の弁護士に会う事が出来た
弁護士「あの事件は1982年に起こった放火殺人事件の事ですね。父子が全部亡くなったという」
ウソク「記録ではそうです。ですが子供だった私はこうして生きていて、母は放火犯では有りません」
弁護士「私も被告の証言からおかしいなとは思ったんですが」
ウソク「では裁判で罪を認める事を言ったんですか?」
弁護士「いいえ、酷い状態だったので裁判には出られませんでした。被告人はどんな判決でも受け入れるとの誓約書にサインをした状態だったので…貴方のお母さんがもう少しこちらを信じてくれたならそんな判決は出なかったと思います。」
ウソク「では未確認の部分があったというのですか?」
弁護士「当時は科学が未発達の為科学捜査が出来ず。証人の言葉の比重が大きかったのです。それに被告人が精神的に問題があって普段から火をつけてやるとか、殺してやるとか、争いが絶えなかったと聞いていましてね…」
ウソク「いいえ、いいえ違います。そんなことは有り得ません。父と母の間には何一つ問題ありませんでした。」
被告人「当時の証言はそうだったんです。根拠は火事の時に被告人が現場に居た事、焼け跡から石油の形跡だけだったんです。」
ウソク「その証言をした人の名前は判りますか?」
弁護士「幸いにも記録が手元にありましてね。証人はマ・テサン氏ですね」
ウソク「マ・テサン…ですか?」
弁護士「当時何でも被害者と共同経営をしていたとかで…ああ、この人です」と書類を渡す。
ウソク「父を殺した人はこの人ですよ!シンファ・グループのマ・テサン会長!」
弁護士「何ですと。じゃあ、犯人が偽証人になって、無実の人に冤罪を着せたという事ですかね?」
ウソク「必ず再審の手続きをして母の冤罪を晴らします!弁護士さん宜しくお願いします」
ウソクが家に戻るとウソクが自分の代わりに家を出る事を知ったスインが門の前で待っていた。
スイン「引越しするの?何故ウソクさんがビョルとお母さんを残して家を出なきゃならないの?出るなら私が家を出るのが当然でしょう?」
ウソク「スインがこの家を出たら俺の方が心苦しくなるからだよ。全部俺の為なんだ」
スイン「御免なさい。本当に御免なさい」
ウソク「又、御免なさいだ。約束してくれ。これからは『御免なさい』は言わないとそれと泣かないと…」
スイン「約束しないわ。だって出来そうに無いもの。」
ウソク「約束してくれれば俺が楽に家を出られるから言うんだよ。約束しよう。」
そして二人は小指を絡め約束する
ウソク「少しの間だけ離れて住むんだよ。その後はスインが嫌がってもベッタリくっ付くつもりだからな、そんなに悲しむなよ。」
そしてスインを抱きしめるウソク

うーんスインを心配させるドヒョンとスインを安心させるウソク
スインの心がウソクに傾くのも無理ないですね~

タクの元に新婚旅行帰りの妹から電話が…
タクの妹「今ね空港に付いたんだけど夜も遅くなっちゃったし。兄さんのところで泊まって行こうと思って…」
タク「何だって?ああ、いいよ判ったよ。」
と電話を切ったものの、大変な事になった。
タクの家は考試院とても客を招く家では無い。
そこで、プングンは…
結局イムンの家を一晩だけ借りる事になった。
プングン「いらっしゃい。新婚旅行はどうだった?」
タクの妹「家を出たら苦労ばかりよ~まあ、兄さんの家、素敵な家ね」
タク「部屋を用意したから、旅行で疲れてるだろうし、さっさと休みなさい」
プングン「今日はぐっすり休んで、旅行の話は明日にでもしましょう」
タクの妹「ところであの人達誰?」
スインの小さな部屋の引き戸から様子を伺う目、目、目…

スインの小さな部屋にイムン、ヨンオク、ボクニョ、ミオ、ビョル、カンテンまで入ってます…
タク「ご挨拶なさい。賃貸で住んでいる人達だ」
タクの妹「えっ、この人数で一部屋で住んでるの?」
プングン「あ…ええ…経済的にきっと大変なのね…ホホホ…」

面子を守る為大嘘吐いてますよ~タクさん早く結婚して家持たないと~
そして臨時株主総会の日が来た
マ・テサン会長解任選挙が始まった
棄権45%
反対42%
賛成13%
結果はマテサンの留任が決まってしまった…
株主は棄権するなら何で臨時総会開くんだよ…と文句を吹き出してる…

この棄権ってもしかしてチャ夫人?
ドジンの事を知って奈落の底に突き落とす手を緩めたのかな?

マ・テサン「この結果を踏まえて私から提案があります。シンファ・グループを率いてきた
マ・ドヒョン社長の挨拶があります。」
マドヒョン社長の健康が回復した後、代表理事に推薦したいと思います。
マ・ドヒョン「2年振りに挨拶致しまして、恐縮です。マドヒョンです」
チャ夫人「私も皆さんに紹介したい人がいます。」
そこに入ってきたのはなんとウソクだった。
チャ夫人「委任状を沢山送って下さった株主から前総括本部長だったナム・ウソク氏を社長に推薦したいと思います。」
スインを巡りシンファ・グループの社長の座を巡り熱き男の戦いが始まる―――
34-36話感想
スインを巡り二人の男が戦ってますが…
結婚って二人だけの問題じゃないですよね
ドヒョン+スインに冷たく当たるマ氏家族
ウソク+スインに良くしてくれるボクニョとイムン
となるとやっぱり必然的にウソクを選ぶ事になるのかな?
それはともかく、ドヒョンとウソク同じ土俵に立ち始めました。
スインとシンファ・グループの社長の座どちらが手に入れるのか?
次回お楽しみに~

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