偉大なショー 第11話あらすじと感想|「総選挙、不出馬ってどう?」裏切りと後悔、そして揺れる“信念”の行方

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tvNドラマ『偉大なショー~恋も公約も守ります!~』第11話では、ウィ・デハンがついに“信念”と“現実”の板挟みに。
政治家としての理想と、ひとりの人間としての後悔が交錯する切ない展開でした。

それでは第11話を一緒に見ていきましょう!

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偉大なショー 第11話のあらすじ

ウィ・デハンは、インジュ市の大型ショッピングモール計画に関わることに。
市長のチョン・ハンスから「これを手伝えば公認は確実」と説得され、
やむを得ずウズ流通の建設推進をサポートする立場に置かれてしまいます。

「これは政治の現実だ」と割り切ろうとするものの、心はずっとざらついたまま。

信念を貫く強さより、現実に折れていく苦しさのほうがずっと痛い。デハンの表情がすべてを物語っていた。

やがて市場の人々は、デハンがショッピングモールの味方をしているのではと疑い始めます。
そして、ウズ流通のトップが前進党代表・イ・サンムだという事実が判明。
公認を得るための“駒”にされていることに気づいたデハンの胸には、深い後悔が広がります。

そのころ、カン・ギョンハンはついに民国党代表に就任。
息子のカン・ジュハン、そしてキム・ヘジンまで巻き込んで、選挙戦は三つ巴の様相に。

さらに、インジュ市場の生存をかけた戦いが激化。
ウズ流通が市場をつぶすとの噂が広まり、
デハンは「補償金をもらって市場をリフォームしよう」と提案しますが、
市場会長のチョン・ジョンチョルは強く反発します。

実は彼の次女は、かつてウズ流通系列の百貨店のエレベーター事故で亡くなっていました。
「金で済む問題じゃない。二度と同じ悲しみを繰り返させない」

その叫びを前に、デハンは言葉を失います。

人の痛みを“数字”で計る政治の冷たさ。ジョンチョルの涙が、今のデハンに最も突き刺さる言葉だった。

一方、娘チョン・スヒョンは父に代わって1人デモを始めます。
「私たちは変わったと思ってた。でも…変わってなかったのね」
かつての理想を見失ったデハンに失望をにじませるスヒョン。

デハンもまた、酒に溺れながら自問します。
「俺は何を守ろうとしてたんだ?」

電話越しに市長へ「せめて補償金40億は確保してくれ」と頼むその声は、
どこか弱々しく、かつての勢いを失っていました。

酔った勢いでジュハンに絡むデハン。
「お前は父親の威光がなければ何もできない」と挑発してしまい、
怒ったジュハンに殴られます。

その姿を見つめるスヒョンの瞳には、哀しみと悔しさが入り混じっていました。

一方、ウズ流通との補償交渉が始まります。
しかし提示された金額は、わずか2億ウォン。
市場の人々は怒りに震え、混乱の中でジュハンが声を上げます。

「市長とウズ流通には裏がある!」

その場でチョン・ハンス市長の汚職を暴露し、
デハンがウズ流通の側で動いていたことまで明かされてしまいます。

市場の人々はデハンを裏切り者扱いし、激しい怒号が飛び交います。

誰かを救おうとした結果が、また別の誰かを傷つける。正義と現実の狭間で、デハンがどんどん孤独になっていく。

その後、デハンはジョンチョルに連れられ、亡き娘の墓前へ。
「金で解決できることばかりじゃない」と語る父の言葉に、
デハンはようやくスヒョンの苦しみの根を理解します。

しかしスヒョンは涙をこらえながら、「この場所は家族の記憶。あなたの居場所じゃない」と告げます。
ふたりの距離は再び遠ざかってしまうのでした。

そんな中、デハンはウズ流通計画を止めるため、
宿敵カン・ギョンハンを訪ねます。
「ショッピングモールの代わりに国際高を建てる計画を支持します。
その代わり、どうかこの街を守らせてください」

ギョンハンは微笑みながら言います。

「その代わり、あなたは――総選挙に出ないことだ。」

まるで甘い毒のような提案。助けを差し出す手の裏に、確実に罠が潜んでいる気配がした。

そして場面は静かに暗転。
“総選挙 不出馬”という選択を突きつけられたデハン――。
彼はどんな答えを出すのか。

緊張のエンディングでした。

偉大なショー 第11話の感想まとめ

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第11話は、政治の現実と人の想いの狭間で苦しむデハンの姿が胸に迫る回でした。
理想を追えば誰かを傷つけ、現実に屈すれば自分を失う――その苦しさが丁寧に描かれていました。

チョン・スヒョン親子の悲しみを通して、「お金よりも心で守るべきものがある」というメッセージも響きます。

誠実に生きようとする人ほど傷つく世の中で、それでも前を向く姿が希望に変わる。デハンの苦悩は、どこか私たちの現実にも重なるようでした。

次回、第12話では“総選挙を捨てるか、それとも信念を貫くか”――
ウィ・デハンの決断が描かれます。

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