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前回44話で、ビルスンとジヨンは家族総反対の中でも「一緒に生きていく」と覚悟を固めました。でも45話では、その覚悟を試すように、世間のバッシング・家族の崩壊危機・仕事の喪失と、これでもかというほどの逆風が吹き荒れます。
それでもビルスンがジヨンの手を離さない姿に、私は何度も胸がぎゅっとなりました。
それでは45話を一緒に見ていきましょう!
美女と純情男 45話のあらすじ
パク・ドラ“変身事件”の記事が出て、家の前には記者たちが殺到します。
コ・ビルスンはキム・ジヨンを連れ出し、ひとまず安全な場所へと避難させます。
眠り込んだジヨンのそばで、ビルスンはそっと手を握りながら、どうしてここまで過酷な道を歩かないといけないのか…という思いを必死に飲み込んでいるように見えました。
この寝顔を見つめるビルスンの目が、本当に“恋人”じゃなくて“人生の伴走者”の目に見えてしまって、ちょっと泣きそうでした。
翌朝、ビルスンが目を覚ますと、ジヨンの姿は消えています。
必死で電話をかけても出ず、代わりに届いたのは短いメッセージだけ。
「これは私がケリをつけないといけないことだから、記者会見をするね。オッパは心配しないで…」
自分のせいでビルスンや周囲が傷ついている現状を見てしまったジヨンは、逃げるよりも「真正面から過去と向き合う」選択をしたのでした。
そのころ、ビルスンの母キム・ソニョンは、ジヨンが実はパク・ドラだったと知ってショックで寝込んでしまいます。
父コ・ヒョンチョルが「ビルスンから聞いて知っていた」と打ち明けると、ソニョンは「私だけ騙されていた」と裏切られた気持ちになり、感情のやり場を失ってしまいます。
“知らされていなかった側”の怒りと寂しさ、これはこれで分かってしまうから余計につらいんですよね…。
一方、ジヨンはひとりで記者会見場へ向かいます。
カメラとマイクが一斉に向けられる中、彼女は静かに口を開きます。
自分がパク・ドラであることは認めたうえで、
「スポンサーとの不適切な関係を隠すために整形して身分を偽った」という記事は事実ではない、とはっきり否定。
ホテルの密室での“スポンサー疑惑”は、再現俳優を雇って仕組まれた罠だったこと。
その後、追い詰められて自殺未遂をし、スンジョンおばあちゃんに救われて“孫娘”として生きてきたこと。
そして記憶を取り戻すまでの経緯を、言葉を選びながら丁寧に説明していきます。
ジヨンが「まずスポンサー疑惑を晴らしてからでないと、誰も信じてくれないと思った」と語る場面は、長い沈黙の理由がやっと繋がった気がして胸が詰まりました。
さらにジヨンは、「コ・ビルスン監督は何も知らなかった。彼を巻き込まないでほしい」と訴えます。
ところが会見場には、面白半分のユーチューバーたちも紛れ込んでいて、「そんな話信じられない」と卵を投げつける者まで現れます。
怒号とフラッシュの中で、ジヨンは一人で矢面に立たされてしまいます。
そこへビルスンが駆けつけ、ジヨンの腕を取って会場から連れ出します。
外へ出ても記者たちの追撃は止まず、2人はまさに“世間”という見えない敵に追いかけられているようでした。
避難先で、ジヨンは「黄ジョンシク(再現俳優)が捕まらなければ、スポンサーの濡れ衣を晴らせない。どうしたらいいの」と不安をこぼします。
ビルスンは、「一緒にいれば乗り越えられる。君ひとりに全部背負わせない」と繰り返し言葉をかけ、彼女を落ち着かせようとします。
現実的には何も解決していないのに、それでも“隣にいてくれる人”がいるだけで、こんなに救われるんだなと思いました。
しかし外では、新たな火種が生まれていました。
フィリピン帰りのサングが記者に、「ビルスンは最初から知っていたはずだ」とデタラメな証言をしてしまったのです。
そのせいで、世間の矛先はジヨンだけでなくビルスンにも向き始めます。
そんな中、ビルスンとジヨンは一度家へ戻り、パク・ドシク、パク・ドジュン兄弟に「再現俳優の黄ジョンシクが帰国する」という情報を伝えます。
黄を見つけることができれば、パク・ドラにかけられたスポンサー疑惑を晴らせるかもしれない。兄弟は小さな希望の光を見いだします。
ところが、ビルスンの仕事にも大きな影響が出てしまいます。
彼が演出を務める予定だった新ドラマは、騒動の影響で放送が白紙に。
投資会社からは出資金の返還と違約金の請求まで飛んできます。
コン会長に呼び出されたビルスンは、自ら辞表を差し出します。
「これ以上、会社や会長に迷惑をかけたくない」と説明し、代表の座も、養子の話もいったん白紙に戻す覚悟を決めたのです。
“守るための力がほしい”と言っていたビルスンが、あえてその地位を手放す選択をしたのは、本当に苦しい決断だったと思います。
家に戻ると、ソニョンやグムジャたちは「女ひとりのせいで人生がめちゃくちゃになった」と嘆き、今からでもジヨンと別れてほしいと懇願します。
それでもビルスンは首を縦に振りません。
一方ソニョンは、直接ジヨンのもとを訪ね、「ビルスンと別れてくれ」と感情をぶつけます。
「あなたと一緒にいる限り、あの子はずっと苦しむだけ」と、母としての切実な叫びではあるのですが、ジヨンの胸に突き刺さる言葉ばかりでした。
ジヨンは、スンジョンおばあちゃんのことをパク・ドシクに託し、ひとりでどこかへ旅立ちます。
それを知ったビルスンは、必死で行き先を追い、海辺の町までたどり着きます。
荒れた海をひとりで見つめているジヨン。
ビルスンが「ドラ!」と呼びながら走っていくと、ジヨンは思わず逃げ出します。
それでも追いついたビルスンは、彼女をきつく抱きしめます。
「俺と、こういうことはもうしないって約束したよな?
君がいないと、俺はダメなんだ…」
ビルスンの腕の中で、ジヨンは声を押し殺すように泣き崩れます。
ビルスンは、「全部いっぺんに解決しようとしなくていい。ひとつずつ片づけていこう。俺は最後まで君のそばにいる」と約束します。
このシーン、“問題は何も片づいていないのに、心だけはちゃんと隣にいる”という感じがして、本当に胸が熱くなりました。
そしてビルスンは、改めて家族たちの前に立ちます。
過去のスポンサー疑惑の時、パク・ドラが「違う」と泣きながら訴えに来たのに、自分は信じてあげられなかったこと。
そのあとドラが“死んだ”と聞かされて、どれだけ自分を責めたか。
それでも今、彼女は生きて戻ってきてくれたのに、ここでまた見捨てるなんてことは絶対にできない、と。
「お母さんは、僕にそんなふうに生きてほしいんですか?」
ビルスンのこの一言に、部屋の空気が一瞬止まったように感じました。
美女と純情男 45話の感想まとめ
45話は、とにかく“世間”と“家族”と“過去”という、見えない敵だらけの中で、それでも2人が互いを選び続ける話だったなと感じました。
ジヨンは、「自分のせいでビルスンも叩かれる」現実を目の当たりにしてしまい、自分ひとりで会見に立ち、また逃げるように消えてしまいます。でもそれは、ただの自己犠牲ではなく、「これ以上、誰かに責任を押しつけたくない」という強さでもあるように見えました。
一方のビルスンは、代表の座も、養子の話も、将来の安定も、どんどん失っていきます。それでも、最後には「ドラを二度と見捨てない」という一点だけは決して手放さない。
海辺での抱きしめるシーンや、家族の前で「僕にそんな生き方をしろって言うんですか?」と問いかける場面は、彼がもう“優柔不断な男”ではなくなったことをはっきり示していました。
正直、見ていてしんどい展開も多かったです。
ソニョンの気持ちもミジャの歪んだ愛情も、全部“愛しているからこそこじれている”ように見えてしまうからこそ、誰が一方的に悪いとも言い切れないのが苦しいところですよね。
でもそんな中で、ビルスンとジヨンだけは、何度折れそうになっても「それでも一緒にいる」という選択を続けています。
次回予告では、「結婚式の日にパク・ドラのことを記者にリークしたのが誰なのか」という話が出てきて、コン会長が激怒するシーンもちらりと映っていました。
どうやらコン・ジンダンの“告げ口”がいよいよ明らかになりそうで、ここから権力構図も大きく揺れそうです。
ビルスンとジヨンの愛が、この大炎上モードをどう乗り越えていくのか。
そして、ドラの濡れ衣は本当に晴らされるのか。
46話も、かなり心を揺さぶられそうな予感しかしません。
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