裏切りの花束をあなたに 第12話あらすじ&感想|父への罠と蘇る命―すれ違う真実の行方

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第12話では、エラの悪事がさらに大胆になり、ついにギョウルの父ヒョンテが“殺人未遂の容疑者”として追われます。
そして意識を失っていたセヨンが発見され、姉妹の秘密も明らかに――。
愛と憎しみが入り乱れる、まさに地獄のような回でした。

それでは第12話を一緒に見ていきましょう!

裏切りの花束をあなたに 第12話のあらすじ

ユジン(ハン・ギウン)はエラ(イ・チェヨン)に指示され、家族の前で「ギョウルの父ヒョンテが、僕とエラの関係を疑っている」と嘘を告白します。
その裏でエラは、階段から転落したセヨン(イ・スラ)を山奥に埋めていました。
しかしセヨンはまだ息があり、微かに指を動かしていました――。

この冒頭、息をのむほど緊張感がありました。
“まだ生きている”という一瞬の動きが、希望と絶望の境界を表していました。

一方、ギョウル(シン・ゴウン)は「父がユジンとエラを疑うなんてありえない」と考えており、
エラの仕掛けに気づかず信じてしまいます。
エラは自分が殺したセヨンの罪を、ヒョンテに擦りつけようとしていました。

彼女はヒョンテの車に凶器を隠し、毎朝ヒョンテが登る山にセヨンの遺体を埋めます。
さらに匿名で警察に「犯人はチョン・ヒョンテだ」と通報。
完全に彼を“犯人”に仕立て上げる計画を進めました。

ここまで冷酷に計算された悪事を見せるエラ。
一歩一歩、周囲を破滅に追い込むその執念に背筋が凍りました。

やがて山中でセヨンが発見され、救急搬送されます。
病院では大量出血のため輸血が必要になりますが、
妹セリン(チェ・ユニョン)も両親も血液型がB型で、必要なA型の血液が見つかりません。
このことで、セリンと家族の血液型が一致しないという衝撃の事実が判明します。

さらに家政婦ソ・ジョンヘ(キム・ヒジョン)の証言によって、
セヨンが実は“養子”だったことが明らかに。
母がセヨンを養子に迎えた直後にセリンを妊娠したこと、
そしてセヨン自身が「妹であり母のような存在になりたい」と誓っていた過去が語られます。

血のつながりよりも強い“家族の絆”。
この設定があまりにも切なくて、胸が熱くなりました。

セヨンは緊急手術を受けるものの、依然として意識は戻らず。
妹セリンはこれまでの自分の言葉や行動を思い出し、涙を流して後悔します。

その頃、エラの匿名通報と車の凶器によって、ヒョンテは殺人未遂の容疑で逮捕されてしまいます。
取り調べで「アリバイを出せ」と問われても、
ヒョンテは娘ギョウルの角膜移植に関する違法なブローカーと会っていたため、何も言えませんでした。

“真実を守るために沈黙する”――その父の優しさが、皮肉にも彼を地獄に落としてしまう展開に涙がこぼれました。

しかし、遅れて事情を知ったギョウルの義兄チョン・ヨンジュン(イ・ウンヒョン)が
父のアリバイを証明し、ヒョンテは釈放されます。
しかも凶器からは、ヒョンテのものではない別の指紋が検出され、
警察は再捜査に踏み切ります。

一方、ヒョンテが釈放されたことを知ったユジンとエラは動揺。
そこへ“衝撃の映像”が届きます――。
それは、セヨンを階段から突き落とし、山へ運ぶエラの姿を撮影した動画でした。

ついに証拠が現れましたね。
長かった闇の中で、ようやく“正義の光”が差したように感じました。

この映像を持っていたのは、エラの過去の因縁の男、ソン・ビョンチョル。
かつて娘を人質に取られ、エラのせいで刑務所に入った男です。
「お前のせいで俺は人生を失った。今度はお前の番だ」と言い放ち、
映像の代わりに10億ウォンを要求。
「明日までに入金しなければ、警察に提出する」と脅します。

ユジンは金で解決しようとしますが、
エラは“逆転の一手”を考え、ビョンチョルに「山でヒョンテを見た」と証言させるよう指示。

どんな状況でも罪を他人に押しつけるエラ。
もう人間としての良心すら感じられません。

そしてユジンは夜のうちにヒョンテの家へ忍び込み、
彼の薬瓶を盗んで山の現場へ置いていきます。
翌朝、捜査が再開され、現場でその薬瓶が発見されると、
警察は再びヒョンテを“殺人容疑”で逮捕。

無実の父が再び捕まるラスト。
正義がこれほど遠く感じたことはありませんでした。

裏切りの花束をあなたに 第12話の感想まとめ

第12話は、まさに「悪が支配する世界」。
エラの手によって、真実が歪められ、善良な人ほど苦しむ――そんな残酷な回でした。

それでも、指先を動かして“まだ生きている”と示したセヨンの存在が、
この物語に希望の光を残してくれました。

また、血の繋がりを超えて“姉妹の愛”を描いたセヨンとセリンのエピソードも印象的でした。
父ヒョンテがどこまで耐えられるのか、
そして次回こそエラの罪が暴かれるのか――期待と不安が入り混じるエンディングでした。

第13話では、セヨンの意識が回復するのか?
それとも再び新たな犠牲が生まれるのか?
目が離せませんね。

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