裏切りの花束をあなたに 第17話あらすじ&感想|父の命を狙う影と暴走する復讐―誰も信じられない真実の夜

ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪

第17話は、これまで以上に息が詰まる展開。
セリンの復讐心がついに“命を奪う一線”を越えようとし、
一方でギョウルの父ヒョンテには新たな陰謀が迫ります。
愛と罪、そして裏切りの中で、誰が本当の“被害者”なのか分からなくなる回でした。

それでは第17話を一緒に見ていきましょう!

裏切りの花束をあなたに 第17話のあらすじ

車を猛スピードで走らせ、ギョウル(シン・ゴウン)に向かって突進するセリン(チェ・ユニョン)。
しかし、そこにソ・テヤン(イ・ソンホ)が身を投げ出してギョウルを救い、
ギョウルは危機一髪のところで命拾いしました。

テヤンから娘ソイを失った事情を聞いたセリンは動揺。
「まさか自分が奪った子どもがギョウルの娘では?」と、
ほんの一瞬だけ罪悪感のような表情を見せます。

セリンの瞳にわずかに残る“良心”。
復讐の鬼と化していた彼女の中にも、人間らしい心がまだあることに少し救われました。

その後、テヤンに止められたセリンは逆上し、
「これ以上私の復讐を邪魔しないで!」と叫びます。
テヤンは「君が傷つく姿を見たくないんだ」と諭しますが、
セリンは涙をこらえながら背を向けました。

一方、義母チャ・ヨンラン(キム・イェリョン)は、
ギョウルを家から追い出した後、“家族だけの夕食会”を開いていました。
名誉会長ナム・マンジュン(イム・ヒョク)は、
孫ソイが行方不明のままなのに豪華な食卓を囲むヨンランに怒りを隠せません。

同じ悲しみを共有するはずの家族が、
それぞれの立場で対立していく姿に胸が痛みました。

テヤンはセリンの車に飛び込み、彼女を止めようとした際に頭を打って倒れてしまいます。
医師の診断は「軽い脳震盪、数日間の安静が必要」とのこと。
セリンはテヤンの部屋で着替えを用意する際、机の上に“アメリカ留学のパンフレット”を見つけます。

彼女は「また私を置いて行くつもりなの?」と不安に駆られ、
叔父のイ・ヨンス(イ・ジョンヨン)から「テヤンは君と一緒に留学しようとしてた」と聞き、
ほんの少しだけ笑顔を取り戻しました。

セリンがようやく見せた微笑み。
その瞬間だけは、復讐に取り憑かれた少女ではなく、
“誰かを愛する普通の女性”に戻った気がしました。

一方、拘置所のヒョンテ(チェ・ジェソン)は、
自分の面会を妨害していたのがセリンではなく、
エラ(イ・チェヨン)とユジン(ハン・ギウン)だったと知ります。

ヒョンテは同房の受刑者に協力を頼み、
「YJグループのユジンに伝えてくれ、私に会いに来い」とメッセージを託します。

その頃、ギョウルの娘ソイはいまだ行方不明。
ユジンは不安と焦りに押し潰されそうになりながらも、
エラの「きっと見つかるわ」という言葉に頼るしかありませんでした。

ヒョンテのもとには、ついにユジンが面会に訪れます。
ヒョンテは「まさか…お前たちがセヨンを殺して私に罪を着せたのか?」と問い、
すべての出来事に疑いの目を向け始めます。

しかし、家族との連絡がすべて遮断されている彼は孤立。
絶望の中、脱走を試みますがすぐに捕まり、
再び独房に閉じ込められてしまいました。

娘を守りたい一心で必死に動く父の姿が痛々しくて…。
無実の人間が孤独に戦う姿はまさに“現代の悲劇”そのものでした。

その直後、エラはヒョンテの“脱走未遂”をいち早くネットニュースに流します。
「殺人犯の父が脱走」と書かれた記事が拡散し、世間は非難の嵐。
ギョウルは「お父さんがそんなことするはずない!」と泣き叫びますが、
周囲は冷ややかな視線を向けるだけでした。

どんなに訴えても誰も信じてくれないギョウル。
その孤独が画面越しにも伝わってきて、涙が止まりませんでした。

そんな中、ユジンの叔父ナム・ジソク(パク・ヒョンジュン)は、
エラとユジンが抱き合う瞬間を目撃します。
慌てたユジンは「これは挨拶みたいなものです」と苦しい言い訳をしますが、
ジソクの表情は疑念に満ちていました。

そして独房に戻されたヒョンテ。
彼は看守から渡された“糖尿病の薬”を服用しますが、
翌朝、意識を失って倒れてしまいます――。

まさか薬まで仕組まれていたなんて…。
ヒョンテの命にまで危険が迫るラスト、
息をするのも忘れるほどの衝撃でした。

裏切りの花束をあなたに 第17話の感想まとめ

第17話は、父の命を狙う“静かな殺意”が描かれた回でした。
真実を語る人ほど孤立し、嘘をつく者ほど守られる――
このドラマが描く社会の皮肉が痛烈に突き刺さります。

ヒョンテが倒れるラストシーン。
あの薬が本当に“糖尿病の薬”なのか、
それとも誰かの手によって仕組まれた毒なのか――次回が怖いほど気になります。

また、テヤンとセリンの関係にも微かな希望の光が見えました。
しかしそれすらも、エラの策略とギョウルの悲劇によってかき消されそうです。

次回、第18話では“命の危機”と“新たな再会”が重なり、
物語はさらに深い闇へと突き進みます――。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください