裏切りの花束をあなたに 第52話あらすじ&感想|悪女の再演と涙の罠―偽りの記憶喪失が生んだ最悪の結末

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クルミットです♪

第52話では、ジュ・エラが再び「演技」を始めます。
すべてを失ったはずの彼女が仕掛けたのは、“偽りの記憶喪失”という完璧な罠。
娘を失った悲しみの中で苦しむセリン(=ギョウル)とは対照的に、
エラは涙を武器に再びナム家に這い上がっていきます。

それでは第52話を一緒に見ていきましょう!

裏切りの花束をあなたに 第52話のあらすじ

ナム・マンジュン(イム・ヒョク)が自分を認めない理由が
“ソイの存在”にあると気づいたジュ・エラ(イ・チェヨン)。

「ソイさえいなければ、すべてが解決する。」

そう確信した彼女は、ソイがつけていたネーム入りのネックレスを利用して、
家族全員に“ソイは死んだ”と信じ込ませました。

娘の死まで演出する狂気。
ここまで来るともう「愛」ではなく「支配欲」そのものですね。

ソイを失った悲しみに沈むユジン(ハン・ギウン)。
そんな彼に“偶然”訪れるもう一つの悲劇――。

酒に酔ったユジンが夜道を歩いていると、
車が猛スピードで彼に突っ込んできます。

その瞬間、走り出したのはエラ。
「ユジンさん、危ない!」

彼を庇って倒れたエラは意識を失い、病院に搬送されました。
ユジンは罪悪感から、エラのそばを離れようとしません。

やがて意識を取り戻したエラ。
彼女は頭を押さえながら弱々しく呟きます。

「あなた…誰ですか?」

医師の診断は“高校時代で記憶が止まっている”という記憶喪失。

しかし、それは――エラの演技だったのです。

悪女の十八番「記憶喪失作戦」再び。
泣き顔まで計算された演技が怖すぎます…。

エラは鏡の前で小さく笑いながらつぶやきます。
「私を捨てられる?記憶を失った私を、あの人は絶対に見捨てられない。」

その言葉通り、ユジンは責任を感じ、
眠れぬ夜を過ごしながらエラの面倒を見続けました。

エラは時折、幼い少女のように泣きながら訴えます。
「おじさん、私…お母さんに会いたいです。」

その演技に、ユジンの心は少しずつほぐれていきます。

一方その頃、セリン(=ギョウル/チェ・ユニョン)は
“ソイの死”を受け止めきれずにいました。

「全部私のせいだ…
5年前、あの子を守れなかったのも、今度も…。」

心を痛めるセリンを励ますために、ソ・テヤン(イ・ソンホ)は
夜空に小さな光のショーを準備。

「これは、君のための星だ。」

笑顔を取り戻すセリンを見つめるテヤンの瞳には、
静かな愛が宿っていました。

悲しみの中にも微かな希望。
テヤンの優しさが光るシーンでした。

一方で、ユジンは病院のエラを見つめながら
「自分のせいで彼女が傷ついた」と罪悪感を募らせていました。

そんな中、エラの“記憶喪失”を不審に思ったセリンが病室を訪問。
「本当に記憶を失ったなら、まさかバナナアレルギーを覚えてるわけない。」

そう思ったセリンは、あえてエラに言います。
「お姉さん、バナナ好きでしょ?これ食べてみて。」

エラは一瞬表情をこわばらせながらも、
「今、私をテストしてるの?」と怒りを隠しつつ、
演技を続けるためにバナナを食べてしまいます。

結果――アレルギー反応で倒れるエラ。

まさに“自作自演の罠”。
セリンの洞察力とエラの愚かさが際立った名場面でした。

意識を取り戻したエラは、
「セリン…絶対に私を疑ってる。
もう一度、決定的な芝居を打たなきゃ。」

そう言って、新たな計画を実行に移します。

ある日、ユジンの前に血相を変えて現れたエラは泣きながら訴えます。
「おじさんの知り合いだという人について行ったら、
島に売られそうになったの!怖かった!」

完全に怯えた演技を見せるエラに、ユジンは心を動かされます。

彼女を家に連れ帰ったユジンは、家族の前で静かに言いました。
「僕、エラと結婚します。
僕のせいで彼女が記憶を失った。僕が責任を取ります。」

家族は驚愕。
これまでエラを一貫して拒んできたマンジュンも、
その場でゆっくりと頷きます。

「…わかった。許そう。」

こうして、エラは再びナム家に受け入れられることに。
全ては、彼女の“完璧な芝居”が作り出した結果でした。

セリンはその知らせを聞いて拳を握りしめます。
「またあの女にしてやられた…。
でも、今度こそ絶対に終わらせてみせる。」

そして第52話は、エラが満足げに微笑む中――
“偽りの結婚”という新たな悪夢の幕が上がります。

まさに“悪女の完全復活”。
涙すら武器にするエラの演技力が恐ろしすぎました。

裏切りの花束をあなたに 第52話の感想まとめ

第52話は、悪女ジュ・エラの“再生”を描いた衝撃の回でした。
彼女の嘘が巧妙であればあるほど、
セリン=ギョウルの怒りと悲しみがより鮮明に浮かび上がります。

「涙で愛を得ようとする女」と「涙で真実を取り戻そうとする女」。
二人のコントラストがあまりにも美しく、切なかったです。

そしてラスト、ついにマンジュンまでもがエラを許してしまうという絶望的な展開。
次回、第53話では“偽りの結婚”が正式に始まり、
セリンが再び復讐に立ち上がる予感――。

この愛と嘘の泥沼、まだ終わりではありません!

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