裏切りの花束をあなたに 第53話あらすじ&感想|偽りの結婚と燃え上がる復讐―悪女の笑みと母の執念

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第53話では、ジュ・エラとユジンの結婚が現実となり、
すべてを奪われたセリン(=ギョウル)の怒りが爆発します。
一方で、エラは自らの嘘を完璧に守るため、巧妙な演技を続けながら、
ある少女の“赤いあざ”に気づき、運命の真実へと近づいていきます。

それでは第53話を一緒に見ていきましょう!

裏切りの花束をあなたに 第53話のあらすじ

ナム・ユジンは、自分のせいで記憶を失ったという
ジュ・エラに責任を感じ、家族の前で宣言します。

「僕、エラと結婚します。」

その言葉に一同が凍りつきました。

これまで何度もエラを追い出そうとしてきた名誉会長ナム・マンジュンも、
「ユジンを救って記憶を失った女を、これ以上追い出せない」と沈痛な面持ちで結婚を許します。

“罪悪感”という鎖で男を縛るエラ。
この女、本当に恐ろしいです。

一方、ユジンの母チャ・ヨンランは納得がいかず、
義理の娘ユン・ギルジャに愚痴をこぼします。

「どう思う? お義父様がその結婚を許したのよ。
記憶もない女を嫁に迎えろだなんて、ありえないわ。」

憤るヨンランに、ギルジャは静かに首を振るしかありませんでした。

結婚を控えたユジンを見つめながら、
マンジュンは病室で眠るギョウル(=本来の冬)の手を握りしめ、
「本当なら…お前をずっとそばに置いておくべきだったのに。ごめんな…。」と涙を落とします。

一方、ギルジャもまたマンジュンを責めに訪れました。

「もし冬が目を覚ましたら、どうするつもりですか?
最も信頼していた人に見捨てられたと知ったら、どれほど傷つくと思います?」

誰よりも娘を思う母の言葉。
このシーンは胸が締めつけられました。

その頃、ユジンはエラにプロポーズ。
「結婚しよう。俺が一生、君を守る。」

エラの口元には満足げな笑みが浮かびます。
「ついに…YJグループの奥様の座が私のものに。」

しかし、セリン(=ギョウル)は怒りに震えていました。

「おじいさまがあの二人を許すなんて…あり得ない。
離婚なんて絶対にしない。
あの二人が幸せになるなんて、我慢できない!」

ユジンの前でも涙を堪えきれず、拳を握りしめます。

「エラは僕のために記憶を失ったんだ。
責任を取らなきゃ。彼女はいつも僕のために動いてきた。
会社中にも知られてしまったんだ。」

ユジンの言葉に、セリンは反論できず、ただ唇を噛みました。

ギルジャもまた、マンジュンの決定を受け入れられず、
「病気を与えておいて薬まで取り上げるなんて。
たとえ名誉会長の許可があっても、私は絶対に離婚には同意しません!」と叫び、
怒りのあまりユジンに煎じ薬を浴びせかけます。

母親の怒りの一撃!
愛する娘のために立ち上がる姿が痛快でした。

その一方で、セリンは“エラの記憶喪失が嘘”である証拠を掴もうとしていました。
エラの担当看護師から「最近、バナナアレルギーを気にしていた」と聞き、
“記憶が戻ったのでは”と確信します。

そこでセリンは罠を仕掛けました。
ユジンのスマホを使い、「昼食をご一緒しませんか? 本部長室へ」とメッセージを送信。

高校時代以降の記憶がないはずのエラが迷わず本部長室を訪れたのを見て、
セリンは冷たく笑います。

「やっぱりね。全部演技なんでしょ?
このこと、ユジンさんに全部話す。」

そこに現れたユジン。
エラはとっさに頭を押さえ、「頭が痛い…病院へ行かなきゃ」と芝居を打ちます。
さらに、
「ユジンさんが病室で秘書と話すのを聞いたの。
本部長室が7階にあるって、その時知ったのよ。」と嘘を重ね、
見事に疑いをかわしました。

ユジンは逆上し、セリンを責め立てます。
「僕とエラの結婚が気に入らないんですか?
嫉妬でこんな真似を?あなた、こんな冷たい人だったんですね。」

セリンの心は打ち砕かれます。

“嫉妬”と誤解される正義。
セリンの無念さが胸に刺さりました。

一方、セリンの怒りを見た兄ヨンジュンは諭します。
「お前の復讐は、あの二人を壊すことじゃない。
落ち着け。俺に考えがある。信じて待て。」

そしてヨンジュンは、マンジュンから「5年前、孫の誘拐を指示した人物がいる」と聞き、
「その約束の場に現れなかった…つまり、誰かが先に手を回したということだ」と推測。
“黒幕”の正体に一歩近づきます。

会社ではユジンとエラの結婚報道が広がり、
ナム家も急遽“婚約式”を執り行うことに。

エラは婚約式の衣装を選ぶためデパートへ向かいます。
そのとき、目に入ったのはソ・ジョンヘの娘ハヌル(=実は本物のソイ)。

少女の首元にあった赤いあざを見た瞬間、
エラの目が鋭く光ります。

「え…あの子も同じあざが?」

そして、店員から「ハヌルちゃんは養子なんですよ」と聞いたエラは、
凍りついたように立ち尽くします。

「まさか…あの子が…ソイ?」

第53話は、エラの驚愕の表情とともに幕を閉じました。

ついに“本物のソイ”の存在を察知したエラ。
ここから新たな悪夢が始まりそうな、鳥肌のエンディングでした。

裏切りの花束をあなたに 第53話の感想まとめ

第53話は、愛と憎しみの対比が鮮烈な回でした。
エラが演技と策略で「勝利」する一方、
セリン=ギョウルは無念の涙を飲みながらも再び立ち上がろうとします。

“偽りの花嫁”と“真実の母”――
二人の女性の運命が、再び交わる瞬間が近づいています。

そしてラスト、ハヌル(=本物のソイ)に気づいたエラ。
次回、第54話ではついに“娘を巡る真実の争奪戦”が始まります。
母の愛と悪女の欲望――どちらが勝つのか、いよいよ見逃せません!

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