裏切りの花束をあなたに 第58話あらすじ&感想|明かされた悪女の過去―“ジュ・エラ”が生まれた日と復讐の始まり

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第58話では、ついにジュ・エラ(イ・チェヨン)の“衝撃の過去”が明らかになります。
YJグループの嫁として栄光を掴んだ彼女――しかしその裏には、
幼少期から積み重ねてきた悲しみと恨みの歴史が隠されていました。
悪女が悪女になった理由、その全てが語られる重厚な回です。

それでは第58話を一緒に見ていきましょう!

裏切りの花束をあなたに 第58話のあらすじ

ジュ・エラ(イ・チェヨン)はついにナム・ユジン(ハン・ギウン)との婚約に成功し、
長年の夢だった“YJグループの奥様”の座を手に入れました。

しかし、その笑顔の裏では、
「私がここまで来た理由を…誰も知らない」と心の中で呟きます。

そして――エラの“過去”が明かされていきます。

エラの本名はキム・ヒョンジョン。
5歳のとき、彼女の母イ・オクソンが病院で亡くなります。

その死には、YJグループ会長ナム・マンジュン(イム・ヒョク)の罪が関わっていました。
マンジュンは、甥のナム・ジソク(パク・ヒョンジュン)のために
オクソンの手術順を入れ替え、その結果オクソンは命を落としたのです。

その事実を知っていたヒョンジョンの叔父は、
5歳のヒョンジョンを連れてマンジュンのもとを訪れ、金銭を要求しました。

「金をくれれば黙っていてやる。だが、これからはこの子をお前が育てろ。」

マンジュンは仕方なく金を渡し、
“自分の罪を隠すため”にヒョンジョンを叔父に託します。
他人の手で育てられた方が、自分の罪が明るみに出る可能性が減ると考えたのです。

しかし叔父は金だけを手にすると、約束を破り、
ヒョンジョンを孤児院へ送ってしまいました。

その後、海外に養子に出されたヒョンジョン。
待っていたのは幸せではなく、虐待の日々でした。

彼女は心身ともに傷つきながらも、
「お母さんのような人間にだけはならない」と誓い、再び韓国へ戻ります。

帰国後、彼女が身を寄せたのは安い居酒屋の厨房。
汚れた床を拭き、残飯を片付けながらも、
亡き両親を思い出し、“生き抜く”ことだけを支えにしていました。

そんなある日、偶然再会したのは、
かつて彼女を孤児院に送った叔父。

驚くべきことに、ヒョンジョンは彼を責めるどころか、
「会いたかったです、おじさん…!」と再会を喜びました。

虐げられてもなお、家族を恋しがる少女の純粋さ。
ここから歯車が狂い始めるのが、あまりにも切なかったです。

その夜、ヒョンジョンは偶然、叔父が電話で話す内容を聞いてしまいます。

「会長、見つけましたよ。あなたが必死に探していた“ヒョンジョン”です。
この子を使って一儲けしましょう。」

その言葉を聞き、ヒョンジョンは衝撃を受けました。
“母を死に追いやったのはナム・マンジュン”――
そして今度は自分までも利用しようとしている。

彼女の中で何かが崩れ落ちます。

翌日、叔父の家に暴力団が押しかけ、
「会長からの命令だ。女を連れてこい」と脅します。

必死に逃げるヒョンジョン。
彼女の心には確信が芽生えました。

「お母さんを殺したのも、私を殺そうとしているのも、ナム・マンジュン。
絶対に…復讐してやる。」

この日、“ジュ・エラ”という名前が誕生しました。

時が経ち、YJグループの嫁となったエラは、
静かに復讐を始めます。

名誉会長マンジュンに健康茶を差し出しながら、
心の中でつぶやきます。

「あなたは気づかないうちに、ゆっくり死んでいくの。
あなたの持つすべてを、一つずつ奪ってあげる。」

復讐という名の毒。
笑顔で毒を盛るエラの姿に、背筋が凍りました。

さらにエラは、YJグループの株主たちの株を少しずつ買い集め、
裏で会社の支配権を握ろうと動き始めます。

その裏には「パンドラ・インベストメント」という投資会社の存在が。
彼らはYJグループの崩壊を狙う黒幕的組織で、
エラは彼らと手を組んでいました。

「パンドラの箱を開けたら、もう元には戻れない…。」

エラはユジンを利用し、彼に投資を持ちかけます。
「ヨーロッパ市場で成功した友人がいるの。
あなたも挑戦してみたら?」

信じたユジンは、「パンドラ・インベストメント」に融資を依頼してしまうのです。

一方、ソ・ジョンヘ(キム・ヒジョン)は、
過去にセリンの両親と「セリンを立派に育て、幸せな家庭に嫁がせる」と約束していたことを思い出します。
そのため、息子テヤンとセリンの関係を快く思えずにいました。

しかし、幸せそうに笑うテヤンの姿を見て、
「この子が幸せなら、それでいい」と考えを改め、
二人の交際を認めます。

“母としての幸せを願う気持ち”と“過去の約束”が交錯する場面。
ジョンヘの表情に温かさと哀しさが滲んでいました。

その頃、雑誌で“YJグループの新しい嫁・ジュ・エラ”の記事を見た一人の男が登場します。
それは――かつて彼女を孤児院に送った叔父。

「久しぶりだな、ヒョンジョン。」

突然の言葉に、エラの顔が強張ります。

「……おじさん?」

過去の亡霊が、再び彼女の前に現れた瞬間でした。

隠してきた“キム・ヒョンジョン”という本名。
過去が暴かれる恐怖に怯えるエラの表情は、これまでで最も人間的でした。

裏切りの花束をあなたに 第58話の感想まとめ

第58話は、ジュ・エラという悪女の誕生秘話が描かれた重要回でした。
彼女の残酷さの裏に、幼い日の悲しみと孤独があったことがわかり、
ただの“悪”ではない人間の深みを感じさせます。

「復讐は愛の裏返し」――
エラの行動すべてが、母を奪われた少女の絶望から始まっていたのですね。

そしてラスト、彼女の前に現れた叔父。
5年前の罪と過去の因縁が再び動き出し、
次回はエラが“過去とどう向き合うのか”が最大の見どころになりそうです。

悪女の過去が明かされ、今後は“真の審判編”へ突入です。

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