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クルミットです♪
第63話では、決定的な証拠となる“録音ファイル”をめぐる攻防がついに終幕します。
しかし、それは新たな悲劇の始まりでもありました。
罪を隠すためにすべてを焼き尽くすジュ・エラ(イ・チェヨン)と、
何度倒れても立ち上がるセリン(=ギョウル/チェ・ユニョン)。
そして――長い眠りから目を覚ます“本来のギョウル”。
それでは第63話を一緒に見ていきましょう!
裏切りの花束をあなたに 第63話のあらすじ
ソ・テヤン(イ・ソンホ)は、ジュ・エラ(イ・チェヨン)の自白が録音されたUSBを手に、警察署へ向かっていました。
これでついに5年前の真実が明らかになる――そう信じて。
しかし、同じ頃、エラの叔父イ・ドクベ(ペ・ドファン)が警察で取り調べを受けていました。
その最中、テヤンが「ジュ・エラ」という名前を口にした通話が耳に入り、彼の顔色が変わります。
「まさか…エラが何かやらかしたのか?」
ドクベはすぐにエラへ電話をかけます。
「おい、エラ。お前、何か罪を犯したのか?」
焦ったエラは咄嗟にUSBを宅配で送り、叔父に取引を持ちかけました。
「テヤンが持ってるUSBとすり替えて。
できたら、ちゃんと“報酬”を 주겠다고するから。」
叔父ドクベは「任せろ」と笑い、USBのすり替えを約束します。
悪女の“もう一つの悪”を動かすのは、いつも金の匂い。
腐れ縁の叔父が再びエラの手先に戻る瞬間でした。
一方その頃、チョン・ヨンジュン(イ・ウンヒョン)はセリン(=ギョウル)と連絡が取れず、テヤンの家へ。
そこには――頭から血を流して倒れているセリンの姿がありました。
エラが花瓶で彼女を殴り、ノートパソコンを奪って逃げた後だったのです。
ヨンジュンは急いで救急車を呼び、セリンを病院へ搬送しました。
警察では、テヤンがUSBを刑事に手渡します。
「5年前、オ・セヨンさん殺害事件を覚えてますか?
その真犯人の自白が録音されています。確認をお願いします。」
しかしその直後、ヨンジュンから“セリンが倒れた”という電話が入り、
「すぐに戻ります。USBは確認したら必ず連絡をください!」と刑事に託して警察を離れました。
その隙を狙い、叔父ドクベが動き出します。
刑事に「大規模な賭博場を知っている」と嘘の情報を流し、
“証拠USB”が置かれたデスクに近づくと――見事にUSBをすり替えることに成功しました。
エラに報告するドクベ。
「無事に交換したよ。で、中には何が入ってるんだ?」
エラはほっと息をつきながら、
「本当にありがとう。ちゃんとお礼はするわ。」と答えました。
その夜、エラは奪ったUSBを見つめながら呟きます。
「これで終わりよ。もう誰にも知られない。」
そして、暖炉の火にUSBを投げ入れて燃やしてしまいました。
炎が小さな記録を飲み込む中、
エラは笑いながら涙を流します。
「あなた(オ・セヨン)も、チョン・ギョウルも、これで永遠に沈黙ね。」
一方、何も知らないテヤンは、警察からの連絡を受けて絶望します。
「中身が…何も入ってなかった?」
愕然とし、頭を抱えるテヤン。
“警察が買収されたのでは”と疑い、
セリンが命懸けで作った自白録音が消えたことに胸を締めつけられます。
信じていた希望が、たった一瞬で灰になる。
テヤンの沈黙が痛いほど切なかったです。
その頃、エラとユジン(ハン・ギウン)は
「これでオ・セヨンを殺した証拠は完全に消えた」と笑みを交わしていました。
「チョン・ギョウルの体に閉じ込められたセリンが目を覚まさない限り、
USBのコピーが存在することも誰も知らない。」
そして二人は、“魂が入れ替わった”という事実を徹底的に否定することで
セリンの訴えを封じ込めることを誓い合います。
「私たちはただの被害者よ。そうすれば、誰も疑わない。」
一方、YJグループではユジンが投資会社「パンドラ」との契約で
無理な融資を受けていたことが発覚。
プロジェクトは失敗し、莫大な負債だけが残りました。
それでもエラは「オ・セヨン事件は終わった。
次はYJグループを完全に手に入れる番」と言い放ちます。
罪を消したと思い込む悪女の狂気。
彼女が“破滅”へ一直線に向かっているのが明白で、怖いほどでした。
その頃、病室のセリンがゆっくりと目を開けます。
目覚めるなり、彼女は叫びました。
「録音ファイルは!? USBはどうなったの!?」
真実が消されたと聞かされ、
セリンはシーツを握りしめながら嗚咽しました。
「魂が入れ替わったことも明かして証拠を作ったのに…
あの証拠だけは絶対に諦めない。もう一度作るしかない。」
そんな彼女をテヤンが抱きしめ、優しく諭します。
「あなたが目を覚まさなくて…本当に怖かった。
だから、今だけは無理しないで。
そして、聞いてほしい。――愛してます。」
涙ながらに互いの想いを確かめ合う二人。
しかしその直後――。
病室のドアが静かに開き、
そこには**本来のチョン・ギョウル(シン・ゴウン)**が立っていました。
長い眠りからついに覚めた彼女の瞳には、
驚きと混乱、そして何かを決意したような強い光が宿っていました。
“もう一人の自分”が目を覚ます――。
すべての真実が交錯する瞬間が、ついに訪れました。
裏切りの花束をあなたに 第63話の感想まとめ
第63話は、“正義の証拠が失われた夜”と“奇跡の再会”が同時に描かれた濃密な回でした。
ジュ・エラの執念によって証拠USBが燃やされ、
すべてが終わったかに見える中、
セリンとテヤンの絆、そして目覚めたチョン・ギョウルが新たな希望を灯しました。
「消された証拠」と「蘇る真実」。
この対比がまさに“ビミルの女”らしい緊張感でした。
次回、第64話では、
目を覚ましたチョン・ギョウルが何を語るのか?
そしてジュ・エラが再び仕掛ける“最後の罠”とは――。
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