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クルミットです♪
84話ではギョウルの死、そして父ヒョンテの死に関する真相が一部見えてきましたね。
そして85話は、その真相がさらに深く解き明かされ、
“この物語の悲劇がどこから始まったのか” がついに明らかになる回でした。
複雑に絡み合った過去が線で結ばれる瞬間が続き、息を飲みながら見てしまいました。
それでは85話を一緒に見ていきましょう!
裏切りの花束をあなたに 85話のあらすじ
まず冒頭、父ヒョンテを殺した人物がアラではなく、
ユジン父ナム・ヨンソク だったことが明らかになります(前回84話)。
セリンとヨンジュンは父の死の真相を追うため、当時の病院長へ会いに行きますが、病院長は二人を避け続け、会う気配を見せません。
その間、セリンは兄ヨンジュンがユリ(ユジン妹)と交際していると知り驚きますが、
ヨンジュンは冷静に言います。
「ユリは…復讐のために必要なんだ。
父さんの濡れ衣と死の真相を明かすには、彼女との関係を切るわけにはいかない。」
優しかったヨンジュンが、復讐のために心を失っていく姿は本当に胸が痛かったです。
その頃ヨンソクは、病院長がセリンたちに会おうとしていると知り、不安を募らせます。
「現状をこのまま放置すれば……ジソク兄さんの事故のことまでバレてしまう。」
ヨンソクが怯えているのは、26年前に自ら招いた大罪でした。
26年前──悲劇の始まり
当時、YJグループ本部長だったヨンソクは、後継者の座を密かに狙っていました。
しかしマンジュン(会長)は、兄ナム・ジソクへグループを継がせたいと考えていました。
ところがジソクはグループを継ぐ意欲がなく、
人目を避けて絵を描きながら学生に絵を教える“静かな人生”を送っていました。
ジソクがそれを続けられたのは、弟ヨンソクがこっそり住む場所を用意していたから。
ジソクはある日、“大切な人の母の治療費”を得るためマンジュンに会いに戻り、
その帰り道、ヨンソクの耳にとんでもない会話が入ります。
「ジソク、また家に戻って会社を継いでほしい。
その代わり、治療費は出してやる。」
ジソクは悩んだ末、家へ戻る決意をします。
これを知ったヨンソクの胸には黒い感情が湧き上がりました。
「兄さんが戻れば……後継者の座はなくなる。」
ジソクへの“事故工作”
ヨンソクは冷酷な決断を下します。
かつての秘書サングクに命じて、ジソクの車のブレーキを故障させたのです。
その結果──
ジソクは車の制御を失い、母子をはねてしまう事故を起こします。
その母子とは、
アラ(本名ヒョンジョン)と母イ・オクソン。
事故でジソクは重度の脳損傷を負い、
オクソンは手術を受けられず亡くなり、
幼いアラは深い傷を残すことに。
アラの“復讐の根”がどこから始まったのか、ここで一気につながって鳥肌が立ちました。
事故現場に駆けつけたヨンソクは、倒れている母子を見ても罪悪感を見せず、
「事が大きくなる前に処理しろ」
とサングクに命令。
サングクはオクソンとアラを病院へ運ぶふりをしましたが、途中で検問にかかり、仕方なく二人を入院させます。
その後、手術順を変えるよう圧力をかけ、オクソンは救われませんでした。
この一連のことは後にアラの叔父イ・ドクベに伝わり、
ドクベはマンジュンに怒りをぶつけます。
「お前のせいで姉を死なせたのか!」
マンジュンは驚きつつ真実を知り、震えながら答えます。
「……全てはヨンソクがやったことだ。
だが責任は私にもある。
この件は私が終わらせる。」
しかしこの騒動の裏で、ドクベは別の行動を取っていました。
マンジュンから受け取った多額の金を持ったままアラを海外へ“養子に出してしまった”のです。
アラは母を失い、家族に裏切られ、真実を知らされず、
誰も信じられない人生を歩んできました。
そして、アラには“妹”がいたことが判明しますが、
その妹は施設の火事で亡くなっていました。
アラの人生が悲惨すぎて、悪事を働いた理由の一端が少しだけ理解できる気がしてしまったのが切ないところでした。
物語は再び現在へ。
アラは、ヒョンテの死をYJグループが隠蔽したと知り、
マンジュンが犯人だと疑い始めます。
しかし視聴者は知っています。
真犯人はマンジュンではない。
ヨンソクが、26年前から今日まで連鎖的に悲劇を生み出してきた張本人だということを…。
裏切りの花束をあなたに 85話の感想まとめ
85話は、すべての悲劇の始まりに迫る“核心回”でした。
これまで断片的に語られていた事故や濡れ衣の背景が、一本の線になって繋がっていく感覚は鳥肌もの。
善と悪の境界が分からなくなるほど複雑で、登場人物たちの心の闇がそのまま物語の重さとして伝わってきました。
ヨンソクの罪はあまりにも深く、彼が引き起こした悲劇が何世代にもわたり苦しみを生んでいた事実に胸が締めつけられました。
また、アラの背景を知ることで、彼女の行動が単なる悪ではなく“絶望の連鎖”から生まれたものだと分かり、感情が揺さぶられました。
次の86話は、この大罪がどう暴かれていくのか、そしてセリン・ヨンジュンがどのように立ち向かっていくのかが大きな鍵になりそうで、見逃せない展開です。
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