裏切りの花束をあなたに 最終回・103話あらすじ&感想|姉妹でありながら“敵”として終わった2人──胸を締めつける結末は?

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クルミットです♪

ついに迎えた最終回。
長い旅路の中で、何度も心がかき乱され、何度も涙したこのドラマ。
最後は“復讐”“許し”“家族”というテーマが全部重なって胸がぎゅっとなるような結末でした。

それでは最終回・103話を一緒に見ていきましょう!

裏切りの花束をあなたに 103話のあらすじ

マンジュンが倒れた混乱のあの日から、ようやくすべての“罪”に裁きが下りました。

ヨンソクは 無期懲役、
ユジンには 10年刑 が宣告されます。
ふたりの長い罪の連鎖は、ここでようやく終わりを迎えました。

しかしヨンソクは判決を聞いてもなお反省の色がなく、

「誰が勝手に無期懲役だと言うんだ!」

と暴れ続け、最後まで“自分の罪”と向き合おうとしませんでした。

面会に訪れたギョウルに対し、ヨンソクはすがるように言います。

「一度でいい……私を許してくれ。」

ギョウルはその視線を静かに受け止め、

「あなたは一生、この場所で自分のしたことを考えて。」

と、心の底からの決別を告げます。

ギョウルの強い瞳を見て、やっと過去を終わらせる覚悟が生まれたんだな、と胸が熱くなりました。

 

ユジンにも長い刑が下され、南家は崩壊状態。
チャ・ヨンランは家を出ようとしますが、マンジュンが手を取って言います。

「行くな。
これ以上……ひとりを増やしたくない。」

ヨンランは涙を流し、その場に座り込みます。
南家も、ようやく“本当の家族”の形を見つけようとしていました。

 

その頃ギョウルは、アラのいる刑務所へ足を運びます。
ただし、会いに来た目的は“和解”ではありませんでした。

ガラス越しのふたり。
アラは相変わらず黙り込み、ギョウルを見ようともしません。

ギョウルは静かに語りかけます。

「あなたのような人が……私の姉だったなんてね。
でも、私はそれを誇りにはできない。
あなたは最後まで、自分のことしか考えなかった。」

アラは一言も返しませんでした。

ギョウルは席を立ちながら、
「これが……あなたを見る最初で最後よ。」
と告げ、その場を立ち去ります。

アラは残された椅子にひとり座ったまま、
ふいに目の前が暗くなり、視力を失ったことに気づくのでした。

復讐に人生を捧げたアラが、最後に“何も見えなくなる”という象徴的な描写は、本当に胸が苦しくなるほど切なかったです。

 

ギョウルは父ヒョンテの墓へ向かい、ぽつりと言葉を落とします。

「全部、終わったよ。
なのに……心が少しも軽くならないんだ。」

長い復讐と真実の旅を終えたギョウルの心は、
勝利でもなく、解放でもなく、“喪失”そのものでした。

 

物語はラストに向けて、温かな空気へ。

マンジュン家では、ジソクがジョンヘへプロポーズ。
「思い出したんだ。……ジョンヘ、結婚しよう。」

ジソクはついに記憶を取り戻し、
30年越しの愛に“本当の答え”を返したのです。

それを見守るテヤンの姿に、
家族としての幸せの形を感じて胸がじんとしました。

ヨンジュンとユリも再び心を通わせ、
“本当の真心”を意味する紫陽花を手に、静かに手を取り合います。

 

そしてギョウルは、ハヌルを連れてアメリカへ渡る決意をします。

「この子がすべてを理解できる年齢になったら……
そのときは、もう一度。“初めて会う”つもりで。」

ギョウルの強さと優しさが同時に詰まった言葉に、胸が熱くなります。

 

10年後──
成長したハヌル(ギョウルの娘)は韓国へ戻ってきます。
テヤンは“햇살(ヘッサル)保育園”を運営し、
ギョウルは久しぶりに彼の元へ。

「……はじめまして。」

ギョウルが微笑むその姿は、あの頃とは違い、
強く、静かで、そしてどこか幸せそうでした。

10年を描くラストは、とても優しくて、どこか救われるような余韻が残りました。

物語はこうして幕を閉じます。

“ビミル(秘密)の女”とは──
アラが復讐のために隠してきた秘密でもあり、
ギョウルが人生の中で抱え続けた痛みでもあり、
そして“家族の真実”でもあったのかもしれません。

姉妹でありながら“敵”として終わった2人。
でも、それぞれの人生はもう、その痛みを越えていくのだと信じたいです。

裏切りの花束をあなたに 最終回の感想まとめ

103話は、長い物語の“答え合わせ”のような回でした。
憎しみ、嫉妬、復讐、すれ違い──
たくさんの痛みを抱えた人たちが、それでも前を向こうとする姿に胸が震えました。

特にアラとギョウルの関係は、最後まで悲しみの象徴。
姉妹でありながら、互いの痛みを知らないまま敵として終わるなんて、あまりにも残酷で切なかったです。

一方で、ジソクとジョンヘ、テヤンとハヌル、ヨンジュンとユリなど
多くのキャラクターが“未来へ進む道”を選んだラストは、
重たい物語を優しく包んでくれるような結末でした。

長い旅、お疲れさま──そんな気持ちになる最終回でした。

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