風と雲と雨-あらすじ-37話-38話-39話-感想付きネタバレありで!

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チョンジュンの仲間であるジャヨンが王妃に選ばれたことで興宣大院君が劣勢に立たされることとなった前回。
そして今回、ボンリョンはチョンジュンに赤ん坊の存在を話し、インギョから取り戻すために動き始めるも…。

【風と雲と雨】(ネタバレあり)

37話

王宮を出たチョンジュンはボンリョンがいなくなったと聞き慌てて探しに行く。
一方、インギョたちが赤ん坊を連れて行こうとしているのを目撃したボンリョンは「母を殺し、子どもも奪う気?それでも人間なの!?」と短刀を手に声を荒げる。
するとインギョは「母の死は部下の過失だ。こんなことになって残念だ」と言う。
それを聞いたボンリョンは激昂するもインギョに気絶させられてしまう。
しばらくしてボンリョンを探しに来たパルヨンたちが気絶し倒れるボンリョンを見つけた。
一方、インギョはボンリョンの赤ん坊を連れて屋敷に戻っていた。
そしてソンファに「当面お前が世話をしろ」と命じるインギョ。
インギョは罪悪感を感じるチョンジュンにこのことを報告するため出かけようとするも、インギョがそれを阻止。
「そんなことをすればお前を殺す」と脅すのだった。

インギョの顔、怖っ…

一方、チョンジュンが自分を潰そうとしていることを知った興宣大院君は、高宗と話していた。
そこでチョンジュンと手を組むつもりなら、今後私は手を貸さないと脅しをかけ立ち去ろうとする。
これまで色々と父である興宣大院君に手伝ってもらっていた高宗は謝罪し引き止めるも、興宣大院君は「王の力だけではこの国を守れません。今後父である私の許可なくどんな決定もしてはならない」と告げる。
その様子をジャヨンは少し離れたところから複雑な表情で見ていたのだった。

息子に脅しをかけるとは…。高宗、可哀想…

一方、気絶させられパルヨンたちに発見されたボンリョンはチョンジュンの屋敷で保護されていた。
そして目を覚ましたボンリョンは母の死、そして赤ん坊を連れ去られた悲しみに暮れる。
するとボンリョンは記憶が戻ったと言うと「私たちの子どもがインギョに連れ去られました」と話す。
子どもの存在を初めて知ったチョンジュンは衝撃を受けながらも、ボンリョンと子どもを取り戻そうと誓うのだった。
その後、チョンジュンは高宗とジャヨンと3人で話していた。
そこでジャヨンは父に囚われている高宗に「チョンジュンを父の代わりにすれば?」と提案。
高宗もそれを受け入れ「私を支えてくれ」とチョンジュンに頼むのだった。
一方、ボンリョンはインギョに呼ばれていた。
そこでインギョはボンリョンにある書状を書くよう要求。
それはチョンジュンがドギュンと共に興宣大院君を潰そうと企んでいるという内容で、それを聞いたボンリョンははじめは書くことを拒否するよ、子どもとその書状を交換だと言われ悩むのだった。

子どもは取り戻せるのでしょうか…

その後、赤ん坊の居場所を突き止めたチョンジュンとボンリョンはその屋敷を襲撃し赤ん坊を取り返すことに成功。
するとそこにインギョが銃を手に現れる。
ボンリョンは「ビョンウンを殺した犯人がインギョだという報告書を江華から受け取ったわ。これで死ぬのはあなたよ」と言う。
それを聞いたインギョは激昂しボンリョンとチョンジュンに向かって発砲するも、チソンが刀でそれを防ぎ2人は助かる。
インギョはその場から逃げて行った。
その後、我が子と初対面したチョンジュンは赤ん坊を抱っこするのだった。

38話

ボンリョンはチョンジュンと一緒に母・バンダルの墓を作りそこで母を弔っていた。
ボンリョンは母の墓を前に様々な思い出を思い返すのだった。
その後、屋敷に戻った2人は我が子に”ムン”と名付けた。

”見聞の広い子になるように”という願いを込めたようです

一方、興宣大院君はチョンジュンが我が子と対面したことを知る。
「ボンリョンと子どもは傷付けるな。チョンジュンには近いうちに手を下す」
興宣大院君はそう部下に指示するのだった。
その後、チョンジュンの元に山水道人が訪ねて来る。
そこでチョンジュンは興宣大院君を潰し国の運命を変えようとしていることを話す。
「楽しみにしてるぞ」
山水道人はそうチョンジュンに言うのだった。
一方、大妃はビョンウンを殺した犯人がインギョだったという報告書を見て、初めてその事実を知り衝撃を受けていた。
さらにインギョが殺したのは大妃からの指示だったということが判明し、大妃は興宣大院君から追求を受ける。
「インギョに指示はしたが殺しの指示はしていない…」
そう訴える大妃だったが、この件の責任を問われ大妃は逮捕され、国王の補佐の役職から外されてしまうのだった。

大妃は興宣大院君により朝廷からの追放されてしまいましたね

その頃、指名手配状態のインギョは逃げていたが逮捕されていた。
一方、ボンリョンはドギュンと話していた。
そこで前に王妃・へジョンから呼び出された話をするドギュン。
どうやらその時、へジョンは国王・高宗に代わり貿易問題を解決してくれ、その見返りに自分と王室に投資して欲しいと持ちかけてきたのだとか。
それを聞いたボンリョンは「彼女には”王の気”があります。そして彼女が興宣大院君を倒す可能性もあります」と告げる。
それを聞いたドギュンの反応からボンリャンはドギュンが興宣大院君の死を望んでいることを悟るのだった。
一方、大妃はチョンジュンたちとどのようにして興宣大院君を失脚させようかと作戦会議をしていた。
そして翌日に開かれる会議で弾劾し王命により失脚させるということで話はまとまるのだった。

この作戦は成功するのでしょうか…

その夜、みんなが寝静まるなか景福宮が何者かに放火され火災が発生。
それを知ったボンリョンは不吉な予感がした。
一方、ジャヨンは急いで避難し、高宗は父・興宣大院君を急いで呼ぶよう部下に命じるのだった。
翌日、会議が開かれ、大妃をはじめ大臣たちは興宣大院君を政治から切り離すよう追求する。
高宗がその解答を渋っているとその場に興宣大院君がやって来る。
そして興宣大院君が「私不在でこのような会議を開く理由は?」と大臣たちに詰め寄ると、チョンジュンは「この会議は王を差し置き権力を振るであるあなたを失脚させるためのものです!」と明言。
すると興宣大院君は「王の意見に従いましょう」と言い、高宗に意見を求めると、高宗は「国事については大院君にまかせる」と宣言し立ち去る。

どうやら興宣大院君の方が先に高宗を手中に入れていたようです

そして興宣大院君は昨晩の火災は大臣の職務怠慢が原因だとして、会議の場にいた大臣たちを逮捕するのだった。
その後、ジャヨンはボンリョンと話していた。
そこでジャヨンは「力を貸して欲しい」と頼む。
そのジャヨンの目を見たボンリョンは彼女から改めて王者の気を感じるのだった。
一方、チョンジュンは興宣大院君と話していた。
そこでチョンジュンは「再び手を組まないか?」と興宣大院君から頼まれるのだった。

39話

ジャヨンから興宣大院君を潰すために協力を求められたボンリョン。
するとボンリョンは「あなたには前々から王の気を感じていた。その力を政争ではなく民のために使い国民の母として慕われる存在になるべきです」と言い、手を組むことに関しては遠回しに断るのだった。
その帰り、ボンリョンは興宣大院君と遭遇。
すると興宣大院君は「君が必要だから、私の元に来なさい」と告げるのだった。
一方、ビョンウン殺しの罪で捕まったインギョは民衆たちの前で処刑されようとしていた。
インギョの脳裏にはボンリョンとの様々な出来事が走馬灯のようにフラッシュバックする。
そして処刑されようとしたその時、会場にチョンジュンが現れインギョはその場から連れ出される。
訳が分からないインギョだったがとりあえず処刑されず助けられるのだった。

なぜ助けたのでしょう…

そんななか、朝鮮にフランスが侵攻していた。
フランス軍によると9名の宣教師が朝鮮に殺された報復なのだとか。
「我々のは9000名の朝鮮人を殺す」
このようにフランス軍から宣戦布告された興宣大院君は、チョンジュンを呼び出し、戦地へ行き侵攻を防ぐよう命じていたのだった。
一方、ジャヨンの元に兄・スンホが婦女暴行で逮捕されたという知らせが入って来る。
それを聞いたジャヨンは王妃の権力を使い兄を釈放し、自らの元に招き叱責。
そんななか、スンホがジャヨンにより釈放されたことを知った興宣大院君は納得できず兄に叱責中のジャヨンの元へ乗り込んでいく。
「王妃の兄が犯罪を犯したのにお咎めなしとは言語道断」
興宣大院君はそう言うと、スンホを厳しい刑罰に処すことを宣言し、「今後は朝廷の問題に関与するな!」とジャヨンに言い立ち去る。
恥をかかされたジャヨンは憤りを感じるのだった。
一方、チョンジュンは将軍の許可を得てフランス軍の司令官と話すことに。
そこでチョンジュンは「フランス人神父殺害の報復というのは口実で朝鮮の軍事力などの調査に来たんだろ?我々を甘く見るな」と告げるのだった。

宣戦布告ですね

その後、チョンジュンはインギョに戦地となっている江華の地理などについて質問。
チョンジュンがインギョを助けたのは、江華の地理などに詳しい彼に協力してもらい侵攻を防ぐ戦略を立てるためだったのだ。

なるほど、合点がいきました

そして、インギョから軍の潜伏先に適した場所を教えてもらったチョンジュンは、奇襲作戦を立て将軍に提案。
将軍は初めはその作戦に否定的だったが、チョンジュンの説得により奇襲作戦を実行することを決め、軍を配備するのだった。

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感想

37話ではボンリョンの失っていた記憶が戻り、チョンジュンが我が子の存在を知り、インギョから奪還するというストーリーでした。
一時はどうなることかと思いましたが、無事奪還に成功し、チョンジュンは我が子と初対面でき良かったですね。
ビョンウン殺しの犯人だとバレて逃げたインギョがどうなるのか気になるなか、38話ではチョンジュンが大妃たちと共に興宣大院君失脚作戦を実行に移すも、失敗。
興宣大院君は権力を保持する展開になりました。
そして39話ではフランス軍が侵攻してきて、それを阻止すべくチョンジュンとインギョが手を組むという驚きの展開になりました。
これまで敵対していた2人も共通の大きな敵ができたことで味方になったという感じでしたね。
これまでの国内の権力争いはもちろん、チョンジュンたちがフランス侵攻を防げるのかなど今後の展開が楽しみです。

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