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クルミットです♪
弱き者を救う朝鮮の伝説的英雄・イルジメ。
心に傷を負いながらも愛と正義を貫いた彼の生涯を描いたアクション時代劇が幕を開ける!
【美賊イルジメ伝】(ネタバレあり)
1話
時は朝鮮時代、東北アジアでは明が衰退して新たに清が勢力を拡大していた。
日本では江戸時代が誕生した頃です
朝鮮では先勢力が光海君を廃し宣祖の孫・凌陽君を王に冊立し権力を掌握していて、清はそんな朝鮮を討つ準備を秘密裏に進めていた。
暗雲漂う国際情勢を尻目に反正で権力を握った西人派は傍若無人となり国事を牛耳っていた。
これにより官職選びは能力ではなく人脈が優先になり政治は汚職・陰謀・横暴にまみれていた。
平民の生活は放置状態で各地では盗賊被害が拡大していた。
特に漢陽の海東青派、平壌のポンソニ派の2つの盗賊団は漢陽という漁場を巡り争いを続けていた。
ポンソニ派はこの争いに終止符を打つべく秘密兵器としてブルガサリという大男を派遣し、ブルガサリは海東青派だけではなく町で人々を無差別に殺すなど大暴れしていた。
柔道家の篠原信一に似てますねw
政府もこれを問題視し始めていたある日の夜、ある青年がブルガサリを倒す。
その青年はイルジメだった。
イルジメがブルガサリを倒す場面を目撃したソンダルは弟子の少年・チャドルと共に現場から立ち去ったイルジメを探すことに。
しかしなかなか見つからないなか、ソンダルはイルジメのことを後世に伝えるため 1つ残さず記録していこうと決めるのだった。
その後、ソンダルとチャドルはイルジメの足跡を追い朝鮮全土を駆け回り、そこで聞いたイルジメについての話を1つ残らず記録していくのだった。
時は遡り、十数年前…。
貧しい村で貧相に暮らしていたゴルチは川でカゴに入れられ流れてきた赤ん坊を拾い家で育てることにする。
その赤ん坊こそがイルジメだった。
実はイルジメの生母・ペンメは身分が低い奴婢でイルジメを妊娠するも、相手はもうじき出世する身分が高い男だったため育てることを認められず出産後すぐにイルジメを泣く泣く川に捨てることになったのだ。
ペンメ、可哀想ですね…
その後、ペンメは芸妓として働き始めるも周りとそりが合わず悩んでいた。
そんなある日、イルジメを拾ったゴルチがイルジメにあげる母乳を求めてやって来る。
ゴルチはイルジメの生母がペンメだとは知らないのでたまたまやって来たのです
ペンメは「私は母乳が出るから赤ん坊にあげれるわ」と申し出て、イルジメに母乳をあげる。
何の因果が捨てた息子に母乳を与えることになりましたね
目の前にいるのがイルジメだとは知らないペンメは「私の赤ん坊もこの子くらいね…」と捨てた我が子を思うのだった。
その後、「赤ん坊のために使って」とペンメは高価なノリゲをゴルチに手渡す。
そしてゴルチがイルジメをおんぶし帰路に着くなか、ブルガサリ逮捕の特命を受け町で捜査をしていた漢陽補盗庁の部将・ジャミョンに職務質問される。
どうやらゴルチが高価なノリゲを持っていたことで怪しまれたようです
そしてノリゲがペンメのものだと知ったジャミョンは彼女の元を訪ねる。
そこでペンメと対面したジャミョンは彼女に想いを寄せ始めるのだった。
2話
ジャミョンは少年時代に村に逃げ込んできた盗賊団の居場所を推理し突き止め、地中に隠れていた盗賊団を逮捕に追い込んだという逸話があった。
そして若くして漢陽城内の捕盗庁で補校となり、その能力が認められ左補盗庁のエリート集団に選ばれたのだ。
なかなか華々しい経歴ですね
そしてペンメと出会い一目惚れしたジャミョンは妓房の前に通い、ペンイの部屋の明かりを遠くから見つめるようになる。
ほほストーカー状態ですねw
一方、ゴルチは男手ひとつで赤ん坊のイルジメを育てていた。
そしてゴルチは再び母乳をもらいにある屋敷を訪ねる。
するとそこは偶然ペンメの姑である大奥の屋敷で、大奥はその赤ん坊がペンメが産んだ子だと知ると動揺するのだった。
その後、大奥の部下はそのことを知り、イルジメを始末しようと画策し、夜な夜なゴルチの家へ。
するとゴルチは寝ていたが、そこにイルジメはいない。
実は彼と同居するヨルゴン和尚がイルジメの危機を察知して外に連れ出していたのだ。
イルジメを連れ出したヨルゴン和尚は清の勢力圏である遼東の大連に渡る。
そしてそこで出会った清の豪族に養子として引き取ってもらうのだった。
この時赤ん坊はイルジメと名付けられました
朝鮮に帰国したヨルゴン和尚はイルジメの居場所を大奥に伝え、大奥は定期的に使いを送りイルジメの養父母に貴重な品を送り続けるのだった。
その後、その豪族の元で少年に成長したイルジメは武術の才能を開花させどんどん上達していく。
そして青年になると、ますます武術の腕は上がっていくのだった。
その後、イルジメが城主の娘・モランと婚約することが決まるなか、イルジメの元に清の諜報員へンボが訪ねて来る。
ヘンボはイルジメに「お前は養子で、生母は朝鮮の女だ」と明かしその証拠を見せる。
自分が養子だと知ったイルジメは衝撃を受けるのだった。
その後、イルジメは生みの母がいる朝鮮に行くことを決め、ヘンボと共に清から出て行くのだった。
しばらくしてそれを知った城主は大激怒し、懸賞金を出し何が何でも連れ戻すよう部下たちに命じるのだった。
娘の婚約者が失踪したんですから怒りますよね…
その後、イルジメの元に次々と追っ手がやってくる。
イルジメは襲って来る追っ手たちを次々と撃退する。
育ての両親が差し向けた者たちだと勘違いしたイルジメは、育ての両親に対して憤りを感じるのだった。
3話
ヘンボと共に生みの母がいる朝鮮に向かったイルジメは城主が送り込んだ追っ手に追われながらも彼らから逃れ、朝鮮に到着した。
そしてヘンボに誘導されやって来たのはイルジメの実と父親・ジョンファンの屋敷。
するとそこでイルジメは祖母である大奥が亡くなったことを聞かされた。
その後、ひとまずヘンボと別れたイルジメは宿に入り、ヘンボはどこかに1人で出掛けて行く。
そしてヘンボは出先でトラブルを起こし、そこにジャミョンが部下・スリョンたちを引き連れやって来て逮捕されてしまうのだった。
ジャミョンはどうやらヘンボが清のスパイだと気付いたようです
その後、イルジメも清の服を着ているということでスパイだと疑われて逮捕され投獄されてしまう。
翌日、なぜ自分が投獄されたのか分からず困惑するイルジメはジャミョンに「恐らく自分の父は参判ジョンファンだ」と話す。
さらに「恐らく母はペンメという妓生です」と話すと、それを聞いたジャミョンは衝撃を受けるのだった。
自分がかつて想いを寄せたペンメの息子が目の前にいるということでまた驚いていますね…
時は遡り16年前…。
ペンメは装飾品の泥棒の指示を出したという疑いをかけられ逮捕され投獄される。
ジャミョンは想いを寄せるペンメの無実を信じ助けてあげようとするも、ペンメは自らの潔白を証明しようともしない。
そしてジャミョンはこの事件を調べるなかでペンメが子を出産していて、産後すぐに子供と離れ離れになってしまっていたことを知るのだった。
その後、ペンメの無実が証明されペンメは釈放され、それ以来ジャミョンとペンメは会うことはなかったのだ。
時は戻り現在…。
ペンメの息子が現れ驚くジャミョン。
するとジャミョンは「参判ジョンファンの家に連れていくから彼が本当に父親なのか確認しろ」とイルジメに告げる。
その後、ジョンファンの家を訪ねたイルジメはジョンファンと対面する。
しかしジョンファンはイルジメの父親だと認めず、イルジメを家から追い出した。
イルジメはその態度に憤りながらも、ジョンファンが実父だと確信するのだった。
その後、再び牢屋に戻されたイルジメは翌朝、脱獄する。
一緒に牢屋にいたヘンボも一緒に脱獄しました
そしてイルジメは自分が赤ん坊の頃にゴルチという男に拾われ育てられたことを知るなか、脱獄囚として逃亡生活が始まる。
山で身を隠しながら生活するイルジメ。
そんなある日、イルジメは山の中で若い女性・ダルと出会うのだった。
感想
イルジメの出生の秘密や捕盗庁の捜査官・ジャミョンについて描かれたり、イルジメが清で青年に成長し生まれ故郷である朝鮮に帰ったり、そこで投獄されるも脱獄するなど、様々な展開がありました。
イルジメはやむを得ず産後すぐに捨てられたり、男に拾われるもそこから清の豪族に引き取られ成長するなど壮絶な生い立ちでしたね。
しかしイルジメ自身はそのことをあまり知らず、今回は自らのルーツを辿る旅という感じでしたね。
今後、イルジメは赤ん坊の頃の自分を拾ったゴルチにも会いに行くことになるんでしょうね…。
しかしながら投獄され脱獄したことで脱獄囚として追われる身になってしまいました。
ラストにはイルジメが若い女性・ダルと出会い、恋愛ストーリーも展開されそうで、次回どんな展開が待ち受けているのか楽しみです。
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