韓国ドラマ-ヨンパリ-あらすじ-15話-16話の感想をネタバレありで最終階までお届け!
「グッドドクター」で医師を演じたチュウォンが再び医師としてドラマに登場!
高額なお金さえくれたら、どこでも誰でも関係なくヤクザでさえも往診をする腕のいい外科医「ヨンパリ」が、病院で眠っている財閥令嬢ヨジンに出会いながら、様々な運命が動いていく――。果たして貧しい家柄ながら自力で医者になったヨンパリは、医者として成功するのか?また、巨大グループ会社の第一相続人であるヨジンの運命はハッピーエンドを迎えるのか?
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クルミットです♪
15話の視聴率は20%、16話は20.2%と相変わらずの高視聴率で最後まで目が話せない「ヨンパリ」。それぞれの運命、ヨジンの復讐は一体どうなるのでしょうか!? 早速続きを見ていきましょう!
韓国ドラマ ヨンパリ(ネタバレあり)
ヨジンが病院に戻ってきて終わった前回。これからヨジンの復讐が始まるのでしょうか?それとも更に身の危険にさらされてしまうのでしょうか? 11話の視聴率は19.3%、12話は、19.1%と以前、高視聴率をキープしているヨンパリ。早速続きを見ていきましょう!
15話
自分の部屋でヨジンが言った言葉を思い出しているテヒョン。
「私は鰐たちの王よ。あいつらに少しでも弱い姿を見せれば、やつらはすぐに噛みちぎって引きづり出そうとするのよ。だからやつらは怖さを感じなきゃ。私にそんなことをすればどうなるかを見せ付けなきゃ。 絶対に私を理解できないわ。3年間、暗い監獄に閉じ込められてなかったから。 私、あの監獄に閉じ込めたやつ皆罰するんだから。」
引き出しから取り出した指輪を眺めたあと、ヨジンに電話をしようとするが、躊躇ったテヒョンはそのまま携帯を戻す。
一方のヨジンも、ベッドの上でテヒョンが言った言葉を思い出している。
「あなたをそこに閉じ込めた人が誰なんだ。なたをそこへ寝かせた人はあなたの父親で、覚醒させなかった人はお兄さんだ。イ科長じゃない。あの人は、あなたたちがくれたお金に、医者の魂まで売ってしまったかわいそうな看守であって、死刑執行人に過ぎない。 俺も買収された看守だったじゃないか。そう、イ科長は死ぬに値することをした、敵に間違いない。でもイ科長を殺したらいけない。あなたの父親やお兄さんがその人にしたことを考えれば殺すことなんてできない」
う~ん、このままヨジンが復讐をやめてくれるといいんですけど。
深くため息をついたヨジンは携帯をとって、「テヒョン、私の部屋にきて」とメッセージを送ろうとするが、それをやめてテヒョンに電話をかける。
その頃、テヒョンはチェヨンからかかってきた電話にでている。「ドクター・キム、私を助けて」と言うすがるチェヨンの言葉に嫌な予感を感じる。ヨジンはテヒョンの携帯が通話中になっていたので、保安室に電話をして、誰がテヒョンに電話をしたのか聞き、前会長夫人であるチェヨンが電話したと言う報告を受ける。更にテヒョンが急いで家を出て行ったことを知る。
急いでチェヨンの元にやって来たテヒョンは、「奥様、どうなっているんですか?」と聞くも、「来てくれてありがとう、ドクター・キム。私の力じゃどうすることもできなくて。お願いだから私の主人を助けて」と言って泣くチェヨン。テヒョンは、統制区域と書かれた手術室のドアの前に警備員が立っているのを見て、ドジュンがその中にいることを悟り、手術室の上から手術の行方を見守っている。
チェヨンのところへ戻ってきたテヒョンは、少し時間がかかるだろうが、実力なる医者が執刀医だから心配しないで、うまくいくでしょう、と安心させる。お礼を言うチェヨンに、奥様らしくないと言うテヒョン。「私らしくって何?それを忘れてしまったわね。一番私らしいのは、ハンシングループ会長ハン・ドジュンの嫌な妻だったのに・・それにあの人をいじめて嘲笑するのが私らしかったのに。」と言うチェヨンに、「会長はよくなりますよ」と慰めるテヒョン
チェヨン「それで、全てのことが電球が切れたようにぷっつりきれた。もう私が願ってたようになったのに、どうして全てが気まずいの? それにどうしてあの人が可哀想にみえるのかしら。」
テヒョン「それは、自分と同じですね。きまずくてかわいそうで」
チェヨン「あの人に何かあったら、ヨジンを許すことができなそうだわ。」
テヒョン「もしそうなったら、あの人も心が痛いでしょうよ」
チェヨン「何?あの人?ハンヨジン?本当にそうやって考えてるの?ヨジンがしたことよ」
テヒョン「え?」
チェヨン「ハンドジュンが検察から出てくるのを知ってるのは、私とヨジンだけだったのよ」
テヒョン「そんなはずは…」
チェヨン「さっき私が確認したのよ」
信じられないテヒョンだが、「私が直接見たのよ」と言うドジュンの事故を目撃したことを言うチェヨンの言葉に言葉を失うテヒョン
ヨジンは一人朝食を食べている。そこへ秘書室長がやって来て、チェヨンとテヒョンが手術室の前で一緒にいたことを報告する。
手術室から執刀医が出てきて、テヒョンはドジュンの状態を聞く。経過を見なければならないが、今は脳圧も正常で、ICUに移ったから行くように言う執刀医の言葉を聞いて、ICUに向かうテヒョンとチェヨン。
テヒョンとチェヨンはICUを訪れるが、「ハンドジュン会長ですか?いいえいらっしゃってませんが。手術されたのですか」と驚きながらICU看護師が答え、ハンドジュンの姿はない。ICUに移したと聞いたと話すテヒョンに、チェヨンもまた、手術を受けたICU患者をケアできる場所があるのか聞くも、「ないですね」と答えるICU看護師。テヒョンは、「一箇所ある」と言って、12階のVIPフロアに向かう。
看護師に呼びかけるテヒョンだが、「ハンドジュン会長ですか?制限区域です」と先にテヒョンが聞きたい答えを話す看護師。チェヨンはまっすぐ、制限区域の入口まで向かうが警備員に立ち入りを禁止される。自分がドジュンの法的保護者だと言うも、上から言われたと話し、チェヨンを通さない警備員。上って誰よ、と激高するチェヨンに、テヒョンは、「自分が入ります」と言って中に入ろうとするが、テヒョンも警備員に止められる。
「いらっしゃいましたか、夫君様」と保安課のトップが制限区域の部屋から出てきて、続いてイ科長まで出てくる。驚くテヒョンに、「いらっしゃいましたか、夫君様」と今までとは態度が変わった様子のイ科長が挨拶し、深々とお辞儀をする。
イ科長、生きていたんですねーー!!ヽ(゚Д゚;)ノ!!
チェヨンはなぜあんたちが止めるのかと、入室できないことに怒るが、ドジュンがチェヨンの接近を禁止するように要請した、奥様にお会いになりたくないようだ、と言う保安課トップ。驚いたチェヨンは泣きながら聞き返すが、「お望みの通り、離婚に合意されるとおっしゃいました。弁護士にお会いになりませんと。」と告げられる。チェヨンはショックのあまり倒れてしまう。
そこへヨジンが秘書とやってきて、倒れたチェヨンを介抱しているテヒョンを見て、制限区域の中へ入っていく。
かつてヨジンが3年もの間寝ていたベッドの上に横たわっているドジュン。薬を半分に減らすようにイ科長へ命令するヨジン。「そうしたら、私の声が聞こえるでしょ?」と冷酷な表情でドジュンに話す。イ科長はヨジンに命令されたように点滴を調整する。
と言うことは、イ科長は今度はヨジンに買収されたのですね。
ドジュンに話しかけるヨジン。
ヨジン「これぐらいなら、意識は戻ったかしら?お兄さん、私ヨジンよ。手術はうまくいった?それより、外ではお兄さんに会おうとチェヨンが騒いでるわ。お兄さんがこうなったから、なかった情も生まれたみたいよ。心配はしないで。私みたいに当てもなく、捕らえてはおかないから。その中で、3年だけ待ちなさいよ。3年後に、頚動脈を切ってあげるわ、私みたいに」
イ科長「…申し訳ありません、会長。死ぬような罪を犯しました。」
頭を下げるイ科長に、挨拶はテヒョンにしろ、と吐き捨て、秘書と出て行くヨジン。ヨジンは、チェヨンの病室で様子を見守るテヒョンを見るが、そのまま去っていく。
眉毛が動くドジュン
ドジュンはこのまま無事に助かるのでしょうか!? ><
イ科長と二人きりになったテヒョンは、「科長、大丈夫ですか?」とイ科長の体を気遣うも、「すべては夫君様のおかげです」と話すイ科長。
テヒョン 「こんなことはしないでくさい。何があったのかおっしゃってください」
イ科長「本心です、夫君様。父君様が会長によく話して下さったので私が生きているんです。ありがとうございます。それに過去の私の過ちをお許しくださってありがとうございます。もう裏切らないで最後まで父君様と会長に犬馬の労をいといません。」
そういって笑うイ科長。
犬馬の労。。。また今回も出てきましたね、前にも言ってましたけど^^;
ハンシンの臨時非常株主総会にやってきたヨジン。入口に飾られてある歴代の会長たちの写真を見たヨジンは、父親の写真の前で、「お父さん、私戻ったわよ」と心の中で呟く。
株主総会では結局ヨジンが満場一致でヨジンが代表理事兼グループ会社の会長に選任される。拍手で歓迎されるヨジンを、ドアから見守るテヒョン。
テヒョンは株主総会が終わって、ヨジンと一緒に会長室に行く。ヨジンの部屋を見ながら、「いいね、初めてハンシン病院の12階にやってきて、その時みた部屋もよかったんだ」と、VIPフロア担当になった時のことを話し出す。「自分の部屋じゃないってことはすぐ分かった。相談室兼顧客の喫煙室だったから。」といテヒョンに、「失望したでしょう」と言うヨジン。テヒョンはむしろ安心した、と答える。
テヒョン「世界に、ただなんてものはないから。本当にあの部屋を俺に割り当ててくれてたら、たぶんもっと多くの犯罪に加担してただろうから」
ヨジン「犯罪?」
テヒョン「うん、犯罪。あなただって分かっているじゃないか。ハンシン病院12階は、実際は犯罪現場だ。あなたが監禁されてた…あそこでは、犯罪者を義人に返信させて犯罪を洗い流して。偽の診断書で、病気のための保釈を取ったり、刑執行停止を貰えるように助けるんだ。細かく言えば、麻薬や飲酒運転で逃げてくる若い子達の胃洗浄をして地を摩り替えてドーピング検査をすり抜けさせてあげた。それが俺が12階でする仕事だ。外科医者でないハンシン病院の下手人として」
ヨジン「そんなにいやだったら、やめる事だってできるじゃない。」
テヒョン「そう。選択の問題だったと思う。医師免許をなくして、妹を死なせて、ヤミ金業者にずっと追い回されるのを選択したらってことだろ。」
ヨジン「あんたとイ科長は違う。あの人は自分のために・・・」
テヒョン「いや、違うんじゃない。それにもしかしたら、あなたが今日生きているのに、あの人が一番大きな貢献をしたかもしれない。死んだパク院長とともにね。」
テヒョンはさらに、ヨジンが病院に運ばれてきた時のことを回想する。
「あなたの負傷が、複合的な内臓破裂と骨折だったからすべての科の教授が手術室に集まった。手術室ではパク院長が総指揮をしてて、他の誰かが手術の指揮をとってたら、間違いなくあなたは死んでた。それにその手術で、貢献したは、そう、イ科長だ。イ科長は当時の新星で、自信もあって…それでだろか?イ科長は医療ミスを起こしたんだ。訴訟は進んで徐々に事件は自分に不利になっていった。当然、手術室には呼んでもらえなかったし、患者たちも避けてたんだ。それに、あなたの手術室にパク院長に呼ばれたんだ。評判が何だって、イ科長の実力を院長が分かっていたから。やはり、イ科長の手術実力を分かってた先輩たちだって、イ科長が手術の功績を残さないように追い出そうとしたが、やり遂げたんだ。巣地祇の瞬間が、運命を分けたんだ。」といって、その後わずかな時間で、肝臓、脾臓、すい臓はもちろん、ウィップル手術まで成功させてヨジンの手術のヒーローになったことを話す。
「そんなイ科長が、次の日、何をしただろうか?」と言って、テヒョンは、イ科長が医療ミスのことで法廷に出でて、原告の医療ミス専門弁護士を相手にしなければならなかったこと、しかしそこへ奇跡が起きて、それまでイ科長のミスとして見向きもしなかった病院が、ハンシン本社の法務部から弁護士たちを送り込み、イ科長の弁護をするために膨大な資料を持って来たことを話す。
「地獄にいる人にロープが降りてきたんだ。あの時、イ科長は法的にいる人たちが罰が悪くなるほど泣いたそうだ。とても嬉しくて。とても怖かったけど安堵して。そしてそんな自分の立場があまりにも悲しくて。俺はあの人があな眠らせた時の状態が、俺が入っていったときよりももっと良くなかったと思ってる。あの人だって、俺みたいに切迫した状態だったんだ」とイ科長の過去を話すテヒョン
イ科長にはそんな過去があったんですね…
テヒョンは更に続けて、ヨジンが生きているのは、財力のある父のおかげもあるがそれが全てじゃない、と言う。
テヒョン「医者も人間だからお金を稼ぎたいし、功名心だとか出世欲だってあるけど、お金で買うことのできない医者たちの血が出るような努力と医者のプライドがある。それに、あの日あなたの為に集まった医者たちのせいで手術も受けられずに死んだ他の患者たちの命も合わさった結果だ」
ヨジン「だからあんたのために、イ科長を生かしてあげたじゃない」
テヒョン「ヨジン、イ科長が12階に来てから、外科医として死ぬよりもひどい監獄で生きてきた。それであなたはイ科長の魂まで殺してる。イ科長はもう医師じゃない。
ヨジン「あの人は医者じゃなかった・・・私を閉じ込めた時から」
テヒョン「医療ミスっていう弱点のせいだ」
ヨジン「自分の犯した罪の対価よ」
テヒョン「なら・・・あなたが犯してる犯罪についてどんな対価を払うんだ?あの監獄を壊すって言ったじゃないか。俺に言ったじゃないか。それに、それがあなたを王座に返り咲かせたかった理由だった。ハンシン病院の12階をなくして正常な病院にまた生まれ変わるの。」
これを聞いたヨジンは、テヒョンとあの統制区域のベッドの上で、会話をした時、ここを出て一番やりたいことは何か聞かれたヨジンは、ここを壊すこととと答えた時のこと、そしてテヒョンが「俺は今日、あんたを王座に返り咲かせる理由をみつけた」と言った時のことを思い出した。
テヒョン「覚えてる?俺にだってあそこは監獄だったから。あなたのお兄さんももう監獄から放してあげて。あなたはハンシンの会長になった。それにあの人は全てを失った。再起だって不可能じゃないか。誰があの人の側に付いて、あなたと対峙することができる?あの人がどこに住んだって、そこが監獄で、地獄だろうから。」
それでもヨジンは、許すことができない、私をああさせた人間を、と涙を浮かべて言う。
テヒョン「ヨジン、復讐をやめろ。そして俺に戻って来い。俺が愛するハン・ヨジンとして」
ヨジン「私、いつもそばにいたの。」
テヒョン「なら、あなたの怒りが俺を押し出すだろうな」
ヨジン「・・・あんたが譲歩して。あんたが少しだけ私に近づいてきて。」
テヒョン「譲歩って力がある人ができることだ。力のない人にはそれは、屈服だ。あなたには力がある。それに俺はあなたを信じる。」
テヒョンは、「 会長就任、おめでとう」と言って部屋を出て行く。
張り詰めた雰囲気で話はずっと平行線ですねTT
「会長だけには弱い立場でいてくださいと言う私の願いをもう一度聞き入れて下さい」と、部屋から出てきたテヒョンに言う秘書室長。「俺が誰にとっても権力者になりたくないと言ったように、誰にでも弱くなるつもりはありません」と答えるテヒョン。そう言って去って言ったテヒョンに、「お気をつけて…夫君様」と表情を変えずに静かに言う室長。
うーん、なんかこの室長、怖いですね、何かあるのかな/・・・。
ヨジンの元にやってきた室長に対し、「私の手術のせいで手術を受けられないで死んだ人がいるか調べろ」と言いつける。
テヒョンは、病院にいるチェヨンの元へやってきて、「あまり心配しないで下さい。自分がヨジンに会ってきました。絶対に、心が変わると思いますよ。今はすごく怒っているから、時間をあげて待ちましょう。」と声をかける。
チェヨン「今まであの人がしたことを考えれば、許すなんて難しいけど、今はあの人がかわいそう。だから、ドクター・キムが許してくれたらだめ?」
テヒョンはその言葉に、頷くが、ちょうど病室の前を秘書室長と保安課トップが通り、二人とも不満げな顔で通り過ぎて、ドジュンの病室に行く。
「なんだか揺れているようだ、会長は。」といって、ドジュンについて心が揺れているようだと保安課のトップに話す秘書。「なお更3年後に殺すと言って不安なのに、キム・テヒョンまで放してやれと言い・・・。」と言う言葉に、「ハンドジュンが目覚めれば、もしかしたら室長にも」と言う保安課トップ。「だから殺さなきゃ、3年なんて一体」と。「なら今でも」と言う保安課のトップの言葉に、「うまくいけば、人の手を借りてハン・ドジュンを行かせることができるようだが」と
!!!!と言うことは、この二人も裏切り者なのでしょうか!? ヽ(゚Д゚;)ノ!!
家に戻ってきたテヒョンは、執事に必ずパーティに行くように言われるが行かないと言い張っている。「 パーティみたいなのはまっぴらだ。科長に付いて何回か行ってみたけど、ものすごい居心地が悪いんだ。気楽に肉を焼いて食べるのでもないし、知り合いもいないのに気まずい感じでいなきゃだめだし。お酒がこぼれるかもと注意しなきゃいけないし」と最後まで行かないと言うテヒョン。
「それでも行かれなければなりません。今日は会長就任の祝宴でもありますが、夫君様をお披露目する結婚のお祝いでもあるんです。それでも父君様が行かれなければ、会長がひどく赤っ恥をかかれます。」と説得する執事に、テヒョンは、執事の口から赤っ恥と言う言葉が出るから、リアルですねといって笑う。それでも行かない方法はないか尋ねるテヒョンに、「お亡くなりになれば」と答える執事。更に。「本当に気まずいならご友人をお誘いになるとか」と言って、アドバイスする執事。「友達はいないよ」とテヒョンは言うも、「友達がいない人なんていないでしょう」と言う執事に根負けをしたのか、テヒョンは自分に届いた携帯メッセージを読み始める。そこには神父からのメッセージがあり、テヒョンもヨジンも元気か心配し、アリもヨジンに会いたがっているとあった。
執事に説得されたテヒョンは、パーティに出席する。そこには、外科の看護師や、看護師長であるカン看護師、ICUの看護師が出席し、ヨジンにおめでとうと言葉をかける。ICU看護師を見たヨジンが「この方は…」と言うと、「姉さんだ」と言ってテヒョンが現れる。「自分のファンを呼んだの?」と冗談を言うヨジン。更には、アリが神父と修道士とやって来る。
「頭を使ったわね。友達のことよ。確実な圧力ね」とテヒョンと腕を組みながら話すヨジン。一人だったら気まずいかと思って友達を呼んだんだ」と言うテヒョンに、「これからは私の友達でもあるし。うまいことをしたわね、ありがとう」と幸せそうにヨジンが話す。
ヨジンがあいさつ回りをしている中、テヒョンはICU看護師に指輪を渡したのか聞かれるも、まだ、と答えると、一同に呆れられる。
更にパーティ会場にいはドゥモクと子分までやって来て、テヒョンに封筒を渡しながら、「式はしてなくてもあげるものはあげなきゃ」と言うが、テヒョンは、「もうすでに贈り物をくれたじゃないか」と言って、 コ会長が送り込んだ暗殺者に赤いリボンをかけて、プレゼントとして 刑事の車のトランクに、詰め込んだ贈り物のことを話す。
そんな時、「お嬢さん、いや今は会長だな」と大声を上げながら、かつての恋人ソンフンの父でテジョングループの会長が入ってきた。「ハン会長、おめでとうございます。握手をしましょう」と言って手を差し出すチェ会長。ヨジンは手を握り、「いらっしゃいませ」と表情もなく答える。そのままヨジンを抱きしめたチェ会長だが、ヨジンに「お嬢さん、お互い話すことがちょっとあるだろう?」と耳打ちする。
テヒョンはヨジンとチェ会長がいる部屋に入ろうとするが警備員に止められる。会長が誰も部屋に入れるなと、とヨジンの命令を伝える警備員。
「うちのソンフが生きていたら、今日みたいな日は、私がもっと嬉しかっただろうに」と言うチェ会長。「私にお話になることがございますか?息子さんを使って私を弄んで、会社の機密情報を引き出したら、満足さているでしょう?」とチクリと言うヨジン。
チェ会長「分かってたか。悪かった。私がその会社を返してやる、秘密に作った会社。だから私の息子を返してくれ。昨日おかしな話を聞いた。いくら考えても何の話か分からない。一体、ハン・ドジュンがしたことの中で、私に知られれば大問題になることは何かってことだ。ところで、それが何か知らなきゃいけないんだが、お嬢さん、何か知ってるか?知ってたら、教えてくれるか?そうか、寝ていたからよく知らないだろうし、ハン・ドジュンに直接聞いたらだめか?だじゃらハンドジュンを私に渡せ。」
ヨジン「会長は、私にそんなことを要求する権利をお持ちだとお考えですか?
チェ会長「だから悪かったと言ったんだぞ。心から悪いと思っているって。ところで、お前は生きているじゃないか。ソンフンは死んで。誰にも言わなかった、ソンフンがああなった日、ソンフンの母は、頭がおかしくなった…狂ったんだ!」
淡々とドジュンの引渡しを要求していたチェ会長は突然怒りだしたが、ヨジンはそれでも冷静に、「申し訳ないが、ハン・ドジュンは渡せません。」と突っぱねる。「そうか、それなら、戦争だな」と宣戦布告するチェ会長。
ヨジン「ご自由にどうぞ。」
チェ会長「そうか、お前が眠っていたからよく分からないようだが、お前の会社は昔とは違う。ハン・ドジュンに任されてから、業績は悪くなった。コネもないし、バックもいない。」
ヨジン「帳簿がないからそうだったんでしょうよ、父から受け継いだ。」
チェ会長「それ・・・お前のところへ?」
ヨジン「ハン・ドジュンは、私の手で殺さなければなりません。」
大声で笑い出すチェ会長は、「そうだな、いいな。妹の手で死ぬのもいいだろう。私がお前にすまないことがあって、お前も復讐をしなきゃいけないだろうよ。だが、私にハン・ドジュンの肉を一枚だけくれたらいい。私が、ぎゅっと噛んで食べるから。」と言い、部屋を後にしようとする。
「会長になったこと心よりお祝いする。さて、訃報は3日以内にくれなきゃだめだ。忍耐力はないんだ。3日過ぎれば戦争だ。」と警告をして出て行ったチェ会長。秘書室長は、チェ会長の後姿を目で追いやり、チェ会長の秘書と会いコンタクトをしている。
怒りの表情で満ち溢れているヨジン。
16話
「会長は今から会社に行かれます」と秘書室長はテヒョンに説明し、ヨジンもまた、「当分、会社でやることがある」と言う。「当分?どんな用?」と聞くテヒョンに、「戦争」と答えるヨジン。そのまま車に乗り込んでテヒョンの元を後にする。
会社に向かう車内で、ヨジンは秘書室長に、副会長や主要系列会社の社長を会長室に呼ぶように言い、その他にもテジョングループとの戦争のために、各部署から専門人物を選んで対策チームを構成する。
家に向かうテヒョンは、専属警備員のサンチョルに「サンチョル、テジョンも力があるのか」とたずねる。はいと言うサンチョルに、ハンシンよりもか、と聞くが、「そんなまさか。俺がいるのに」と言う。思わず聞き返すテヒョンに、「あいつらは俺の一発でノックアウトでする。合わせて20段です」と手で捕まえるそぶりをしながら武道に強いと答えるサンチョル。
そういう意味じゃないんだけど、サンチョル^^; 笑
サンチョル「ところで、夫君様、私は夫君様より一歳年下です、すみません」
テヒョン「死にたい?」
サンチョル「対処します」
(笑) やっぱり面白いコンビですね。
既に会社に集まっている社長たちは、本当に戦争になるのか、まだ会社の現況も把握していないだろうにとヨジンの宣戦布告を危惧し、ヨジンを止めないとと話しているところで、「まだ会社の経営状態も把握できてない若い娘がテジョンのチェ会長のような人間を相手に戦争するのは難しいだろう、まあそんな話でもしてらっしゃったんですか?」と言いながらヨジンが入ってくる。驚いて否定する社長たちだが、「だから戦いを止めよう、ハン・ドジュンを向こうに渡して」と続ける。一言反対の意見を述べようとする副会長を遮り、「なら副会長はここから出て行ってください。また、この戦争に反対する人は今、立って下さい」と言うヨジンに、さっきとは打って変わって、会長のために力を合わようと話していたところだと説明する副会長。
「ここでつかえたら、終わりです。ハン・ドジュンの死骸なんか渡すのがそんなに難しいとでも?でも本当に私が渡して、こっちがテジョンの要求に屈服したと言う噂が広まって、財政、政界、マスコミ、金融のほうで完全に相手にされなくなるんです。だから私たちの下で、虎視眈々と狙っているグループ、業種まで飛び掛ればあっと言う間にばらばらになるのよ。一度ひっくり返ったら、終わりよ」と説明するヨジン。
「今から4日、残っています。十分でないけれど、悪くはない時間でしょう?」と言い、ヨジンは専門家が集められた部屋に向かう。これからは自分が来ても起立しなくてもいい、机に足を乗せてもいいと話し、「何をしてもいい。無駄な格式は必要ない。ただテジョンの弱点を探せなければ全員、空気がきれいなところで仕事をすることになる」とはっぱをかける。
それぞれがテジョンについて探し出したことを発表しているが弱点が出てこず、時間だけが過ぎていく。
一人家にいるテヒョンは、庭園を散策し、朝食を食べにダイニングに向かうが執事やキッチン担当のスタッフの表情が暗いことを指摘する。「外で戦闘が起きれば、中では自粛して笑いを出させないのが原則です」と言う執事。「なら俺たちも、傍観してないで戦闘をしよう。皆、食事をして温室に集合して下さい」と言うテヒョンの言葉に、温室に集合する執事たち。
「じゃあ植えて下さい」と言って植木を手渡すテヒョン。
執事「今何をされているんですか」
テヒョン「花を植えようって。」
執事「夫君様、外では会長が戦争中なのに・・・」
テヒョン「だから、植えようって」
そういってテヒョンは一人ずつに植木を渡していく。
戦争まで残り1日になっても、なかなかテジョンの弱みを探し出せず疲れてきているヨジンが、一人の男に目をやり、「あなたもそろそろ何か提案をしなきゃいけないんじゃない?」と言う。「これが、助けになるかはわからないけど・・・」と言いながらテジョンのIPアドレスから発信されたメールのトラフィックを分析してみたと説明する。それはハッキングじゃないかと別の人間に指摘されるも、「でもこれは戦争じゃないんですか?」とヨジンに聞き、「もちろんよ、よくやったわ、続けて」と言われて分析結果を発表する。テジョングループではEメールに暗号を使っていて、その暗号が「ラベンダー」だと聞いたヨジンは顔色を変える。
「間違いなくソンフンが奪った機密から派生した事業だわ」と心の中でつぶやくヨジン。そしてニューヨークのモーガンと言う会社とのやり取りで、最も「ラベンダー」と言う暗号が使われていることがわかり、更にモーガンがM&Aを推進していてテジョンと関係している会社を早く探せと命令するヨジンだが、既にラベンダーと言う暗号を発見した社員がアレクソン・バイオテックであると言うことまで探し出していてた。「もう探し出してたの?あんた天才ね」と驚くヨジン。
「ハン・ドジュンは私の手で殺さなければなりません」と言うヨジンの言葉を思い出したテヒョン。「サンチョル、ちょっと助けてくれないと」とテヒョンはサンチョルに言うも、だめですと、断られる。「ハンシンが問題になる、ハン・ドジュンを脱出させなければ。心配するな、これは会長のためだから」とテヒョンが説明する。「ハン・ドジュンをテジョンに渡すのも、殺すこともできない会長の負担を減らしてあげるんだ。心配するな、俺が責任を負う」と話し、更にテヒョンは、「科長の助けが必要です」と、イ科長にメッセージを送り助けを要請する。
戦争当日、ヨジンは系列会社社長を部屋に呼ぶ。部屋に入ってきた社長は、だらしない格好でいる専門家たちを一喝するが、「この友人たちが、会社を救うかもしれないんですよ」と、戦争の準備を終えたことを暗に言うヨジン。
「会長、市場が開きました」と言う言葉に、「じゃあそろそろ始めてみようか?ターゲットはアレクソン・バイオテク。何があっても私たちが買わなきゃだめよ。」と言うヨジン。「あの会社はテジョンが昔から少しずつ食いつぶしている会社です。テジョンバイオが開発した新薬の特許を保有している会社です。今日、私たちはあの会社を捕まえます。ハンシンのすべての系列会社は、会社が保有している全てのお金をこの取引につぎ込みます」と宣戦布告するヨジンだが、時価がどれだけだと驚く社長に、「テジョン相手だから、10倍、いや20倍に跳ね上がるんじゃないでしょうか?」と余裕のヨジンは、社長たちの携帯を取り上げて、部屋からも出られないように秘書室長に命令する。まずはテジョンにさぐられないようにと10%乗せて株の買いを始めるヨジン。
一方マッサージを受けながら、ハンシンについての報告がないので、対策を立てているんだろうと余裕のチェ会長。「裏切り者からまだ何の連絡もないのか?」と言う。「連絡がありました、良い知らせがあるでしょう」と伝えるチェ会長の秘書。「頭がいいからって何だ。裏切り者がピッタリ横にくっついているのに」とあざ笑うチェ会長。
えええ、裏切り者!?またヨジンの近くに裏切り物がいるんですか!?ヽ(゚Д゚;)ノ!!一体、誰でしょうか・・ ピッタリ横と言うことは、まさか秘書室長!?
しかし、ちょうどそこへ電話が来て、アレックスバイオテックの株が買われていると言うことを聞いて心がはやるチェ会長。すぐに会社に行ったチェ会長は誰が買っているのか早く調べろと言い、早く株を買うように命令する。
同じ頃、ヨジンは、相手にばれ始めたと言う報告を受けるが、逆にテジョンにばらせと言う。
ハンシンの仕業だとわかったチェ会長は、「今日、共倒れだ」と宣誓布告する。「戦争をしようと言ってるのに、こっちが逃げるのか?系列会社を買おうとしてた会社に連絡して全部買うように言え」と命令する。自分の株式を銀行の担保にして金を持って来いとまで言う。
買い注文が殺到していると聞いたヨジンは、30%まであげろと言う。「まだ始めてもないわ。少ししたら鯨がでてくるわ」と言うヨジン。
一方、イ科長は、テヒョンのメッセージを受け、ドジュンのいる制限区域にやって来て、行ったり来たりしながら悩んでいる。
「科長、心配しないで下さい。これはヨジンのためです。全ての責任は私が負います」と言うテヒョンの言葉を思い出し、腹をくくった科長は、ドジュンの点滴に薬品を注射する。
「出てきました」と両者とも報告を受けるチェ会長とヨジンは笑みを浮かべる。
鯨が何かと言う社長に、アレクソンの株を大量保有している機関だと説明する秘書室長。鯨が入場して来たのに、売値を付けないと聞いたヨジンは、ビッドね、と入札だと分かり、チェ会長は2倍の価格をつける。
ドジュンは発作を起こし、イ科長は急いでドジュンの元にやってくる。専属看護師に神経外科のドクターを呼べと言うが、看護師はここに?と不思議がる。なら、このまま死なせるのか?と言うイ科長の言葉に、「それなら手術室に移すほうが」と言う看護師の言葉を待っていたかのように、「そうするしかない、早く移そう」と警備員を待機されろと言う科長。
チェ会長が倍の値を言った事が分かったヨジンは更に10%上乗せする。チェ会長は20%にする。
警備員とともに急いでドジュンを手術室に移す途中、病院スタッフに変装したサンチョルが警備員を襲い、全員が倒れたところで、テヒョンも現れる。イ科長とアイコンタクトをして急いでドジュンを運ぶが、保安課では全てを防犯カメラで見ていた。
秘書室長の携帯に保安課から連絡が入り、ヨジンに分からないように席をはずす。捕まえずに逃がせと言う室長の言葉を聞いて、ドジュンが脱出できるようにし、結局救急車に乗って病院から出るドジュン。
ヨジンはテジョンが更に20%増しの値を付けたことが分かり、更に10%もっととゴーサインを出す。
チェ会長はヨジンの動きが分かり、40%まで行けと言う。そこへ秘書の電話が鳴り、ヨジンの秘書室長から連絡が入り、「秘書室長、私です。今お忙しいでしょうに、もっとお忙しくさせますが」と言う。
!!!!!!!!やはり秘書室長が裏切り者だったってことですかね!? Σ(゚Д゚)
ヨジンは40%まで上がったことが分かり、「そう?それは高いわね、もう注文を取り消して」と指示を出す。
チェ会長はドジュンが脱出したことを耳打ちされ、「ならこれは何だ、陽動作戦か」と呟く。ハンシンが注文を中止したことを知り、チェ会長も取り消そうとするが、最終コールで取引が締結されてしまった。「やれやれ、ハン・ドジュンの身代金は本当に高いな。ソンフン、お前のために父さん、たくさん金を使った」と天を見ながら呟く。
もともとテジョンが、この株売買に2兆5千ウォンもっと使ったと聞いたヨジンは、「そのくらいの授業料ならチェ会長も何か学んだでしょう。」と言うと、「なら、会長はもともと・・・」と社長がヨジンの本当の計画を聞こうとすると、「なら私があんな会社をあの価格で買うと思う?保有してるのは全部売って。まだ売り時の時に。チェ会長も2兆5000億ほど失ったら、しばらく静かになるわね」とヨジンの言葉に拍手が起きる。
ドジュンを無事に脱出させたテヒョンは、チェヨンに電話をして状況を伝える。チェヨンは待機させているヘリの前で待ち、父親に電話して、ここからヨスに向かうから、船を準備しておいてと言う。
意識を回復したドジュンが、テヒョンに気づき、「今、何をしてるんだ?」と尋ねる。「脱出させてあげるんです、12階から」と説明するテヒョン。どこへ連れて行くんだと疑うドジュンに、チェヨンがヘリコプターを待機させて待っているから心配するなと言うテヒョン。おそらく海外に行くんでしょうと言うテヒョンだが、なぜ自分が海外に行くんだとドジュン。
秘書は、ドジュンが脱出した事実を今になって「会長、たった今病院から連絡が来ましたが」とヨジンに言うと、「ハンドジュンが脱出したでしょうね、テヒョンが連れて」とヨジンが先に言う。「それをどうして?」と驚く秘書室長。「今頃、テジョンが追っているわ」と正確に状況を分かっているヨジン。
秘書は平静を装い、「むしろよかったんじゃないでしょうか。夫君様がうまくされて」と言うが「口を閉じろ」と言われる。「あんたがテジョンの秘書室長に情報を流すのを私が本当に知らなくて放っておいたの?私はただハンシンを守ったのよ。私の夫を裏切って」と言って、ヨジンは涙を流す。
自分を脱出させると言う言葉を信じていないドジュンは、早く車を止めろと叫ぶ。「しっかりしろ、ハン・ドジュン。あなた一人を助けるためにどれだけ多くの人たちが危険を犯してるか知ってるのか。」と言うが聞かないドジュン。「今、テジョンがあなたを殺そうと追っているんだ。」「ならテジョンと取引したらいいな、あいつらが欲しがるハンシンの情報をすごくたくさん持っているんだからな。」と言って笑う。
ヨジンは涙でぬれる顔を隠そうとサングラスをかける。
チェヨンの視線にも救急車が入ってくるのが見え、パイロットにアイコンタクトを送りエンジンを稼動させる。
「あなたがソンフンさんを殺したのを知ってるんだって」とテヒョンが言うが、ドジュンはテヒョンを殴り、「何を知ってるんだ?証拠があるのか?きれいさっぱり片付けたんだ!」と言って掴みかかり、テヒョンは殴られ、挙句の果てに鉄のバルブで強打されて気を失ってしまう。それを見たサンチョルが急ブレーキをして救急車を止める。サンチョルまで鉄のバルブで殴ってどうにか外にでたドジュンは、チェヨンに両腕を振るが、ずっと後を追っていた黒い2台の車に引かれてしまう。マスクした男たちが降りてきて電話をかけると、ビデオ電話にはチェ会長が笑いながら写っていた。ドジュンはそのまま男に刺されてしまう。
チェヨンはドジュンを抱きしめるが、最後の力を振り絞ったドジュンンは笑顔を見せるが、そのまま力尽きてしまう。
それを救急車から降りて眺めるテヒョン。
えええええ、ドジュンまで、とうとうTT そんなぁ・・・・
ヨジンが一人静かに夕食をとっているところへ、血相を変えたテヒョンがやってくる。警備員がテヒョンを止めるも、ヨジンが中に入れ、「あなたがさせたのか?言ってみて。あなたがさせたんじゃないって。」とテヒョンが詰め寄る。
ヨジン「そうよ、私がさせたの」
テヒョン「うそをつくな」
ヨジン「私、うそ言わないじゃない、あなたがハン・ドジュンを助け出そうとしたのも知っていたし、秘書室長がテジョンに伝えたことも知っていた。私がさせたのよ」
テヒョン「なら、俺を利用したのか?」
「利用よりも、ものが必要だったのよ。私の手じゃなくて、誰かがハンドジュンをテジョンにあげてくれるものが。それ、あなたがうってつけじゃない。ナイーブで正義派のヒューマニスト。誰も善良な意図を疑わない人。だから私がハンドジュンをテジョンに渡したってテジョン自体も分からないような人。」そういってヨジンは席を立って出て行こうとする。ヨジンの「後悔してる?私を12階から助けたことを」という質問に「ああ、後悔してる」と答えるテヒョン。ヨジンは「そうよね、私があなたのお母さんを死なせた人だから」と言う。
ヨジンは部屋に戻って、テヒョンがICUの自分のベッドにラベンダーを置いてくれたこと、音楽をかけてくれたことを思い出す。
テヒョンは、身寄りのない患者を手術しようとして初めてヨジンにあったときのこと、ヨジンが院長たちに殺されることなって泣きながら必死に心肺蘇生をしている時のことや教会でキスをしたときのこと、結婚をしてくれとヨジンが言った時のことなどを思い出している。
テヒョンは散歩しているとヨジンを見つけ側に行く。
ヨジン「まだすごく怒ってる?」
テヒョン「どうかな、これは怒りかな?」
ヨジン「きっと失望でしょうね」
テヒョン「それよりも悲しみじゃないかな」
ヨジン「ごめんね、これ以上、あなたがそれを感じさせないようにする」
テヒョン「いや、俺じゃなくて」
ヨジン「あなたが行ったら、また私は闇の中に取り残される。だから行かないで。私を恨んでることも分かってる」
テヒョン「いや、恨まない、お母さんが死んだのはあなたのせいじゃない。それにこれ以上、自分の能力がなくてお母さんが死んだと自分自身を責めることもない。皆が権力者になりたくて作られた12階が作り出した悲劇なだけ。もう俺は自分の場所に帰るよ。」
「いや、もうここがあなたの場所よ、ここで何でもできる。12階を壊すこともできる」と引き止めるヨジン。しかしテヒョンは、「ごめん。ここは13階だ。12階を壊したら、ここと崩れる。俺はただここから降りていきたいんだ。あなたはここで楽に、良い景色を鑑賞することができるけど、下には人もいるし、小川の水もあるし、森の道、風の強い丘もある。俺たちが幸せになれるのが、全部ある。だから俺と一緒に行く?やっぱり難しいでしょ。会長の席をすてて俺と逃げ出すなんて。俺がおかしいんだな。」と話す。
ヨジン「おかしくない。小川、子供たち、森の道、風の丘・・・明らかに、財閥の会長席にとは替えることができないものよ。テヒョン、ごめんね、私は自分の場所に戻ってきたの。沼に・・・鰐たちが住む。ピクニックが終わったから。」
テヒョン「いつかピクニックを懐かしがるだろうよ。その時になったらいつでも俺のところに来て。待ってるから」
ヨジン「いついくの?」
テヒョン「顔洗って。」
ヨジン「ご飯でも食べて行って」
テヒョン「俺、もともと朝は食べない」
ということは、テヒョンはヨジンとの別れを決めているのでしょうか!?(ノ_・。)
ヨジンは涙をこらえて、「そう、じゃあね」と言い、テヒョンもヨジンを抱擁して別れを告げる。
テヒョンは早足で去って行き、ヨジンは温室の中に入り、植えたラベンダーを目にする。「夫君様が会長のために」と言う執事。「わかってる」と言うヨジンは、一人になって嗚咽する。
本当に別れてしまうんですね・・・・(ノω;`)
一方のテヒョンは、荷物を置いて、家から出ていく。
ヨジンに呼ばれたサンチョルは、「あの人をちゃんと守って」と言われ、出て行ったテヒョンを車で追いかける。テヒョンを見つけたサンチョルは、テヒョンに、兄さん、と呼びかける。兄さん?と聞き返すテヒョンに、「乗って」と親しく話しかける。タクシーに乗ると言うテヒョンに、「兄さんのためにくびになったんだ」と言ってテヒョンを車に乗せる。サンチョルは行くところがあるのか聞く。寝るところもないと言うサンチョルと一緒に二人で笑うテヒョン。
ドジュンの出棺を一人見守るチェヨン。遺影を抱いて泣くチェヨンだが、一点を見据えて何か決心したような顔をする。
15話-16話感想
とうどうドジュンまで亡くなってしまいました。これでテジョンとは決着がついたようですが、まさかテヒョンとヨジンが別れてしまうなんてTT それでもテヒョンは荷物を置いて出て行きましたからよりを戻してハッピーエンドになるのでしょうか? それでも最後のチェヨンの表情も気になります・・・。まだまだ一波乱はありそうですね。残り2話で一体、どんな結末を迎えるのでしょうか?!
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