善徳女王-1話-2話-感想付きネタバレありで!

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【善徳女王】(ネタバレあり)

善徳女王 第1話

「皇后となり、新羅を手に入れる」

新羅の晋興王(イ・スンジェ)は、多くの業績を成し、領土を拡張した王です。そんな晋興王のそばには常にミシル(コ・ヒョンジョン)がいました。ミシルは晋興王の側室です。ミシルの周囲には、彼女の夫であるセジョン公(ドクゴ・ヨンジェ)、ミシルの弟ミセン(チョン・ウンイン)、そしてミシルの愛人ソルウォン公(チョン・ノミン)などがいます。(一体ミシルの夫は何人いるのでしょうか?! 新羅時代は非常に性に対して開放的だったと言われていますね。)

第1話で晋興大帝は(高齢で)亡くなります。彼は死に際してミシルに遺言の書かれた紙を渡しますが、その内容は、自分の孫、つまり長男の息子(後の眞平王、チョ・ミンギ)を王にするというものでした。しかし、ミシルは自らの権力をさらに強固にしたいと思い、王の次男である金輪太子(イム・ホ)と共謀して遺言を隠します。こうして彼が眞智王(イム・ホ)になります。

眞智王を王にするためのミシルの条件は、彼女自身が王の側室になるという約束でした。しかし、眞智王はミシルを側室として迎え入れません。そこでミシルは、眞智王との間に生まれた幼い子供であるビダム(後に善徳女王の時代に相対等になると言われています)を無情にも捨て、あらゆる策略を巡らせて眞智王を廃位します。そして眞平王(子役:ペク・ジョンミン、大人役:チョ・ミンギ)を王にします。眞平王はもともと晋興大帝が遺言で王になることを望んだ、晋興大帝の長男の息子です。つまり、晋興大帝の孫にあたります。即位当時はミシルよりもはるかに若い少年でした。

善徳女王 第2話

「王が双子を産むと聖骨の男子の血統が途絶える」

紆余曲折の末、王になった眞平王(子役:ペク・ジョンミン)の妃はマヤ夫人(子役:シュガのパク・スジン)です。眞平王はマヤ夫人を非常に大切にしています。そのマヤが妊娠したので、その愛情はさらに深まります。そこでミシルはマヤを排除しようとします。自分が眞平王の側室になって権力を掌握したいからです…。何と、甥にあたる人を夫にしようとするとは…。とにかく、ミシルの手下たちがマヤをこっそり捕らえます。

しかし、この動きを察知した国仙ムンノ(非常に重要な人物です!国仙とは花郎のリーダーを意味しますが、ムンノは特に伝説の花郎です)が、マヤを救いに追いかけます。しかし、ミシル側の手下の数に押され、体を縛られて海に捨てられることになります。

石を括りつけられて海に落ちたマヤ夫人とムンノ。しかし、マヤは体内に眞平王が与えた銀の短刀を持っていました。その短刀で縛られた縄を切り、海から生き延びることができました。そして数か月の時間が過ぎる間、妊娠中のマヤは生死の瀬戸際を何度も越えて生き延びます。(宮殿に戻るまでの数か月の過程はドラマでは省略されます。)

6か月が過ぎ、マヤが死んだと思っているミシルは、眞平王との結婚の準備を進めます。眞平王はまだ若く、側近に信頼できる者はウルジェ(シング)しかいないため、力がありません。唯一言える言葉は「そうしなさい」だけです。-_- ミシルが何を言っても「そうしなさい」と一貫しています。しかし、花郎の議会で眞平王とミシルの結婚に関する議案が満場一致で通りそうになる寸前に!!! 国仙ムンノとマヤ夫人が宮殿に戻ってきます。

時が経ち、マヤが子供を産むのですが、それは女の双子です。後に善徳女王となる徳曼(イ・ヨウォン)と天明公主(パク・イェジン)です。しかし、王室に伝わる予言に「王が双子を産むと聖骨の男子の血統が絶える」というものがあります。そのため、眞平王は徳曼を隠し、ただ天明公主一人だけを産んだかのように装うことにします。

感想

イ・ヨウォンのナレーションが流れ、馬を駆る晋興大帝(チヌンテジェ)の姿が印象的でした。小さくも弱い国であった新羅の最盛期を築いた征服王・晋興大帝が北漢山の純粋碑を視察し、領土を見下ろすシーンと、新羅の困難な未来が描かれていました。ミシルの武術のシーンも印象的で、晋興大帝の遺志を受け継ぐべき徳曼公主が、捨てられた立場からどのようにして公主の身分を回復し、復讐を果たすのかが気になるところです。

特に、北斗七星の中の開陽星が分離し、空から落ちた流星が黄金の鳳凰になってマヤ夫人の輿に入るシーンは、本当に素晴らしかったです。晋興大帝の意を受け継ぐムンノが天に祭礼を捧げるシーンも見事で、武術シーンもよく描かれていて、ムンノのキャラクターへの期待が高まりました。

「善徳女王」は、現代の女性や視聴者にとって、自らの人生に対する反省とカタルシスを与え、さらには自信と勇気を与えるような作品を目指しています。今後のエピソードで、女性としての人生と女王としての人生をどのように描いていくのかが楽しみです。

今後、徳曼公主がどのようにしてミシルのような強大な敵を打ち破り、善徳女王としての道を歩んでいくのか、期待が高まります。

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