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クルミットです♪
前回はギルソゲとケットンの別れ、そしてボンサムを救った彼女の“運命”が描かれましたが、今回も波乱は止まりません。
ボブサンたちを苦しめる“계추리도집령(ケチュリ禁令)”に加え、ボンサムとソリンの再会がまたも切ない展開を迎えます。
それでは10話を一緒に見ていきましょう!
客主-商売の神- 10話のあらすじ
ボブサン(行商人)たちにとって大事な収入源である“삼베(ケチュリ)”の取引が、六矣廛(ユギジョン)の大行首・シン・ソクジュ(イ・ドクファ)の指示によって禁じられてしまいます。これが「계추리도집령」です。ケチュリを売って生計を立てていた先輩行商人・ソンドル(チョン・テウ)は捕らえられてしまい、他のボブサンたちも動揺を隠せません。
そんな中、天ボンサム(チャン・ヒョク)は「友人のソンドルを助けたい」という強い思いから、強硬策に出ます。ソンドルを囚えている客主・チョ・スンドク(キム・ジンテ)の娘を“誘拐”し、ソンドルとの交換を画策するのです。ところが連れ去ってみれば、その娘は以前、川で溺れかけたところを救った“チョ・ソリン(ハン・チェア)”だったことに気づき、二人は大きな驚きに包まれます。
この“まさかの再会”シーン、運命的でありながらもボンサムの戸惑いが痛いほど伝わってきます!
実はソリンは、父の勧めで六矣廛の大行首シン・ソクジュの“妾”として嫁ぐ予定でした。けれども本当は、「お金で結婚させられること」に強く抵抗を感じています。ソリンの父・スンドクは幼い頃からの貧困体験を語り、「金さえあれば寒さにも飢えにも苦しまなくて済む。これこそ“人間らしく生きる”ことだ」と涙ながらに説得。しかしソリンは“自分の心を大切にしたい”という思いと揺れ動き、迷いを抱えていました。
そんな複雑な状況のなか、ボンサムとソリンは再び情熱を抑えられない瞬間を迎えます。ソリンはボンサムの手首につけられた“手作りの結び紐”を見て、彼が自分を想ってくれていると確信。衝動的に自分の衣を解いて想いを示しますが、ボンサムは「人を試すような行為は良くない」と苦言を呈し、もどかしくも深い想いをにじませます。
お互いを想い合いながらも、立場も事情も違う二人…切なさが募りますね。
翌朝、ボンサムはソリンを無事に実家へ送り届け、ソンドルを解放させるという条件で取引を成功させます。さらにソンドルの他にもボブサン仲間が困らないよう、ケチュリを売る許可(쉰동と前貸し)まで勝ち取ってしまうという巧みな交渉力を見せつけます。
しかしソリンは「今日で私たちは二度と会えない」と涙しながら別れを告げ、シン・ソクジュの家に嫁ぐ身として正面から受け止める決意を固めるのでした。
恋と商売の両方に必死なボンサムと、“心を捨てた結婚”をしようとするソリン。切なさが頂点に達します…。
その後、ボンサムは“もう一度ソリンに会いたい”と駆け戻るものの、彼女はすでに出発していて虚しく終わります。自責の念を抱えながらも、ボンサムは強い意志で再び旅立つのです。
一方、ケットン(キム・ミンジョン)はボンサムに“命の恩”を返してもらおうと、精一杯おしゃれをして待ち合わせ場所へ向かいますが、彼の友人チェドル(イ・ダルヒョン)の妨害で顔を合わせられないまま。失意のケットンは、ボンサムを追っているうちに“강경(カンギョン)”へ向かう決意をします。
ケットンの強烈なキャラクターが光ってますね。彼女がボンサムに抱く“運命の男”という執着は、今後どう展開するのでしょうか…。
その頃、天家客主の元・行首だったギル・ソゲ(ユ・オソン)は、自分の野望を叶えるためにあえて宋坡馬房(ソンパマバン)の人々へ接近。さらには、敵対する환전客主(高利貸し)キム・ハクジュン(キム・ハクチョル)の誕生祝いに乗じて、宋坡馬房の“大事な文書”を盗み出そうと策略を巡らせていました。
実はこの動きの裏には、天ソレ(パク・ウネ)の復讐心も絡んでおり、キム・ハクジュンを利用しつつも陥れようとする陰謀が着々と進んでいる様子。果たしてこれらの動きがどうボンサムやソリンに影響するのか…。10話は多くの伏線を残したまま幕を下ろしました。
客主-商売の神- 10話の感想まとめ
10話は、ボンサムとソリンの思いが痛いほどに伝わってくる回でしたね。愛し合いながらも決して結ばれない運命に涙がこぼれそうになります。と同時に、ケットンも“運命の相手”としてボンサムを見据えており、三角関係(?)がどう展開していくのか今後が気になります。
また、ボンサムが“ソンドルを救うためにソリンを誘拐する”という、かなり大胆な行動に踏み切ったのも見どころ。結果的に双方の交渉がうまくまとまり、ケチュリの禁令を突破していく場面には思わず「さすがボンサム!」と唸ってしまいました。
一方、陰謀が渦巻くキム・ハクジュン陣営や、天ソレ・ギル・ソゲの動きが加速度的に怪しさを増しています。次回以降、宋坡馬房(ソンパマバン)や六矣廛(ユギジョン)をめぐる大きな争いにどう発展していくのか、ますます目が離せません。
ロマンスと商売、そして復讐…それぞれの思惑が絡み合い、一瞬たりとも油断できない展開ですね!
次回は、どのような波乱が待ち受けているのか、ドキドキしながら見守りましょう。
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