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クルミットです♪
前回はドジとホジュンが内医院の試験に向けてそれぞれ準備する様子が描かれていましたが、今回の37話では、ホジュンが本当に目指す“心の医術”について深く考えさせられるシーンが続いていました。人々から絶大な信頼を得ているホジュンだからこそ、試験や出世を優先できないという葛藤がひしひしと伝わってきます。いったい、ホジュンはどんな選択をするのでしょうか?
それでは37話を一緒に見ていきましょう!
ホジュン 37話のあらすじ
内医院の試験に向けて旅を続けるホジュンですが、道中で「重い病の人を見かけると放っておけない」という性分が災いして(?)、しばしば道を引き返したり寄り道をしたりすることになります。周りの同行者は「時間がないのだから先を急ごう」と訴えかけますが、ホジュンは“困っている患者を見過ごすなんてできない”という強い思いに突き動かされるのです。
このホジュンの行動力は、まさに“心ある医師”を体現しているように感じました
そんなホジュンを見て、人々は“コッソリ病を診てくれる名医がいる”と噂を立て、貧しい人から裕福な人まで関係なく群がり始めます。最初は「病人を助けるなら」と快く受け入れていたホジュンですが、次から次へと押し寄せる患者に終わりは見えません。しかも、みな一様に“タダで診てもらえる”と思い込んでいるようで、ずうずうしく振る舞う人まで増えてくる始末。それでもホジュンは“できる限り患者を救いたい”と耐えようとしますが、正直、時間も体力も底をつきかけています。
対照的に、ドジは同じ宿場で“夜遅く訪れた患者”の家族に遭遇しても、王道の処方を書き与えるだけで深く関わろうとはしません。もちろん突き放すわけではなく、簡単な診断をしてから必要な行動を促すのですが“試験を控えている以上、すべての患者を診るわけにはいかない”という割り切りを見せます。これはある意味、医師として“合理的な選択”ともいえますが、ドジの心のなかには「ホジュンのようにはなりたくない」という一種のライバル心のようなものも見え隠れしているように感じました。
ドジにとって、ホジュンは一度は凌駕(りょうが)したい相手なんでしょうね
周囲の仲間からは「そんなに患者を診ていたら、試験に間に合わない」と焦りを募らせられ、ホジュン自身も「ここで人を放って置けない」という気持ちと「内医院の試験を受けなければ」という気持ちの間で引き裂かれている様子。果たしてホジュンが選ぶ道は何なのか――このエピソードは、そんな問いを投げかけるように幕を閉じます。
ホジュン 37話の感想まとめ
今回のエピソードでは、“医師”という仕事の本質と、“試験に受かるための合理性”の衝突が如実に描かれていました。時間や体力に限界がある以上、全員を救うのは不可能に近いとわかっていながら、“どうしても困っている人を見過ごせない”というホジュンの優しさ。見るほうとしては歯がゆさも感じますが、同時に尊さも感じました。
私には、ホジュンが身を削ってでも患者を助けたいと願う“心”こそが、医師としての最大の力だと思えます
しかし現実問題として、内医院の試験に合格しなければ、より多くの患者を救う機会を得られないというジレンマも大きいです。ドジのように“取捨選択”ができる人も必要でしょうし、ホジュンのように“目の前の1人を救う”ことを優先するタイプの人も必要でしょう。両者は真逆の姿勢を見せているようでいて、実は“医師としての在り方”を問いかけ合っているようで興味深いです。
次回、ホジュンが何を捨て、何を選ぶのかが大きなポイントになりそうですね。すでに時間もギリギリのようで、ドジとの格差がどう反映されるかも見逃せません。心ある医師としてどんな行動を取るのか、引き続き注目したいと思います。
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