カーテンコール 第10話あらすじと感想|“偽りの家族劇”の崩壊――本当の孫が帰ってきた夜

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第10話では、ついに“偽りの孫”ジェホンの嘘がほぼすべての人に知られることとなりました。
そして北から“本物の孫”リ・ムンソンが南へ到着し、ついにグムスンとの再会が目前に。
物語はいよいよ核心へ――“嘘”と“真実”が交差する切ない展開が続きます。

それでは『カーテンコール』第10話を一緒に見ていきましょう!

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カーテンコール 第10話のあらすじ

セヨンは、これまで弟だと信じていたジェホンが“ただの舞台俳優”だったという真実に大きなショックを受けます。
優しく寄り添ってくれていた言葉のすべてが演技だったのか――。
しかしそんな彼女の動揺をよそに、屋敷の外ではさらに予期せぬ展開が。

北から“本物の孫”リ・ムンソンがチャン・テジュに連れられ、ついに南へ渡ってきたのです。

家の前までやってきた二人。
門の前で足を止めたテジュがセジュンに連絡し、「今、屋敷の前にいます」と告げます。
驚いたセジュンは急いで外に出て、二人を何とか追い返しました。
今の状況でグムスンが真実を知れば、その衝撃に耐えられない――。

“会わせてあげたい”という気持ちと、“守らなければ”という思いがぶつかる、苦しい場面でした。

一方、ジェホンはセヨンとセジュンの態度が急に変わったことに違和感を覚え、ユンヒとサンチョルを呼び寄せて相談します。
「もしかして、本物の孫が現れたのでは…?」
三人は顔を見合わせ、静かに頷きました。

しかし今、演技を止めることはできません。
「少なくとも、会長(グムスン)に心の準備ができるまでは続けよう」
サンチョルはそう言って、裏で状況を探ることにします。

そんな中、リ・ムンソンとテジュはセジュンの事務所を訪問。
「どうか少しだけ時間をください。ハルモニの体が持ちません」
セジュンは真剣な表情でそう訴えます。

彼もまた、祖母の健康を心から心配していました。
これまでの“嘘”を知ったとき、グムスンが受けるショックを恐れていたのです。

数日後、サンチョルはリ・ムンソンと直接対面します。
「もう北へ帰ってくれ。会長に必要なのは、穏やかで優しい孫だ」
しかしその言葉が、長年押さえてきたリ・ムンソンの怒りに火をつけました。
「俺の人生を誰が代わりに生きてくれたって言うんだ」

掴みかかる彼を、サンチョルは冷静に押さえつけます。
そして「何かあればすぐ連絡を」と告げ、静かに立ち去りました。

怒りと哀しみが交錯する二人の対立――どちらの想いも痛いほど伝わりました。

一方、セヨンはホテルを守るために大胆な決断を下そうとしていました。
ホテルの株を譲る代わりに結婚を提案するペ・ドンジェ。
セヨンはついに「…考えてみる」と返します。
驚くドンジェ。
しかし、彼女の瞳には“恋”ではなく“決意”の光が宿っていました。

愛ではなく、信念で動く女――セヨンの強さが印象的な場面です。

その後、ドンジェは直接セジュンを訪ね、すべての真相を聞かされます。
「祖母のための“演劇”だったなんて…信じられない」
驚きを隠せない彼。
ついに、屋敷の外の人間まで全員が“真実”を知ることになってしまいました。

同じころ、記者がリ・ムンソンの件を嗅ぎつけ、セヨンを追い回していると聞いたジェホン。
彼は怒りを抑えられず、記者のオフィスへ駆け込みます。

「聞きたいことがあるなら、俺に聞け!」

怒鳴りつけ、セヨンを守るように手を引いてその場を飛び出すジェホン。
しかし――。

「あなたが、何でそんなこと言うの?」
セヨンの瞳には怒りと涙が宿っていました。

「私、もう知ってるの。あなたが誰か」

“弟”ではなく、“他人”として見つめる冷たい目線。ここは胸が張り裂けそうでした。

「そうよ、私たちは赤の他人。でしょ? ユ・ジェホンさん」

静かな声で真実を突きつけるセヨン。
ジェホンは何も言えず、ただその場に立ち尽くします。

そして――。

その頃、グムスンの前に立つひとりの男。
彼女の瞳に、懐かしい影が映ります。

「……ムンソンか?」

長い時間を越えて、ついに“本物の孫”が祖母の前に姿を現したのです。

静かな音楽の中で交わる視線――あまりにも美しく、そして痛い再会でした。

カーテンコール 第10話の感想まとめ

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第10話は、“嘘の家族”が完全に崩壊する回でした。
すべての登場人物が真実を知り、それぞれが自分の立場で苦しむ姿が丁寧に描かれています。

特に、セヨンが「ユ・ジェホン」と呼び捨てるシーンは、これまでの温かさが一瞬で凍りつくような衝撃。
そして最後に“本物の孫”が現れる演出はまさにタイトル通りの“カーテンコール”でした。

嘘が終わり、真実が始まる――。ここからが本当のクライマックス。

次回、第11話では、グムスンが真実を知る瞬間が描かれます。
果たして彼女は孫たちをどう受け入れるのか。
そしてジェホンの“最後の演技”は、どんな幕を下ろすのか。

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