カーテンコール 第15話あらすじと感想|“最後の演技”――嘘から始まった奇跡の家族愛

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第15話では、長く続いた“偽りの家族劇”がついに終幕を迎えます。
倒れたグムスン会長が意識を取り戻し、ユ・ジェホン(偽の孫)は“最後の演技”のために再び彼女の前に立ちます。
そして、彼の心の奥に秘められた“本当の家族への想い”が明かされる――。

それでは『カーテンコール』第15話を一緒に見ていきましょう!

カーテンコール 第15話のあらすじ

昏睡状態だったグムスン会長が倒れた後、ジェホンとユンヒの正体は家族全員に知られてしまいました。
セギュとジウォンは大きなショックを受け、屋敷を去った二人の代わりに“本物の孫”リ・ムンソンが家族と共に過ごすようになります。

しかし、問題は“グムスンが目を覚ました後どうするか”。
本物の孫を見せれば、混乱は避けられない――。
家族たちは苦しい選択を迫られます。

一方、ジェホンはセヨンに「もう一度、演劇俳優として生きる」と告げます。
「僕の舞台を見に来てください。そこに、本当の僕がいますから」
その言葉にセヨンは静かに頷き、彼の覚悟を受け止めます。

――“嘘を演じる俳優”から、“真実を演じる人”へ。ジェホンの心が少しずつ自由になっていく瞬間でした。

しかし、そんな彼を快く思わない男が一人。
ペ・ドンジェは嫉妬を隠せず、「芝居は終わったんだから、もう退場する頃だろう」と嫌味を言い放ちます。
ジェホンは冷静に、「あなたがセヨンに執着している理由、僕には分かります」と切り返し、逆にドンジェを動揺させました。

そのころ、グムスンが奇跡的に意識を取り戻します。
しかし体は弱り、会話もやっとの状態。
彼女は最初に「孫のムンソンを会わせてほしい」と言い出します。

セジュンは「真実を話す時だ」と主張する一方で、セギュは「まだ安定していない今は危険だ」と反対。
家族の意見は再び対立しました。

そんな中、セヨンの連絡を受けたジェホンが屋敷にやって来ます。
「これが、君の最後のシーンになると思う」
セヨンの言葉にうなずき、ジェホンはグムスンの手をそっと握りました。

「ごめんなさい、ハルモニ。全部、嘘でした」

涙ながらに真実を語る彼。
するとグムスンは、穏やかな笑みを浮かべながら言いました。

「自分を責めないでおくれ。おかげで私は本当に幸せだったんだから。」

そう――彼女はすでにすべてを知っていたのです。
孫のふりをした青年たちの“優しい嘘”を、最初から感じ取っていたのでした。

――“騙された”のではなく、“一緒に演じた”。その優しい真実が胸を打ちました。

しかし直後、グムスンの容体が急変。
言葉を最後まで交わすこともできず、ジェホンは涙をこらえながら病室を後にします。

その後、ジェホンとユンヒはリ・ムンソンのもとを訪れます。
「ハルモニとの時間がどんなものだったか、あなたにも伝えたい」
二人はグムスンと過ごした日々を丁寧に語り、彼女の優しさや笑顔をリ・ムンソンに伝えました。

「再会の日は短かったけれど、ハルモニはずっとあなたを思っていました。」

三人は古い写真を見ながら、離散家族再会の時の記憶を語ります。
リ・ムンソンは当時の詳細は思い出せないものの、
「その時、握ったハルモニの手の温かさだけは忘れられない」と静かに言いました。

その言葉に、ジェホンも思わず涙を浮かべます。
彼らの間に、血のつながりを超えた“心の絆”が生まれていました。

一方、ユンヒはこれまでの嘘を謝罪するためにジウォンを訪ねます。
「本当にごめんなさい」
ジウォンは彼女の手を握り返し、「これからも友達でいましょう」と微笑みました。
それは“家族”という枠を越えた温かい和解の瞬間でした。

夜、ジェホンとリ・ムンソンは酒を酌み交わします。
「俺は自分の親の顔も知らない」
ジェホンは幼い頃、遊園地で母を見失い、それ以来ひとりで生きてきた過去を打ち明けました。
“家族の温もり”を感じてみたくて、この芝居に参加したのだと語る彼。

その言葉に、リ・ムンソンの目が優しく揺れます。
嘘を恨む気持ちよりも、彼の“孤独”に共感したようでした。

そしてジェホンは、グムスンと訪れた海辺の話をしました。
「ハルモニはいつも言っていました。ムンソンに申し訳ないって、でも感謝しているって。」

最後に、「これで僕の役目は終わりました」と微笑み、静かに席を立つジェホン。

リ・ムンソンは鼻をすすりながら、「少しだけ待ってくれ」と呟きます。

――“偽物の孫”と“本物の孫”、二人が心で通じ合った瞬間。涙なしには見られないラストでした。

カーテンコール 第15話の感想まとめ

第15話は、長く続いた“嘘の家族劇”の終わりと、真実の“家族の愛”が描かれた回でした。
グムスンの優しさ、ジェホンの誠実さ、リ・ムンソンの後悔――それぞれの想いが一つになっていく姿に胸が熱くなります。

特に印象的だったのは、グムスンの「おかげで幸せだった」という言葉。
嘘でも、演技でも、“心”があれば人は救われる――そんな深いメッセージが込められていました。

人生という舞台の幕が下りる瞬間、彼らが見せた“愛のカーテンコール”が美しかったです。

次回はいよいよ最終回。
長い旅を経て、祖母と孫の再会はどんな結末を迎えるのか――。

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