裏切りの花束をあなたに 第51話あらすじ&感想|娘の死と仕組まれた運命―悪女の罠に沈む涙の夜

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第51話は、怒涛の展開でした。
ついにユジンが“冬”という名前を耳にし、真実がわずかに動き出した一方で、
ジュ・エラの策略によって家族は再び絶望の淵に追いやられます。
「ソイの死」という悲報がもたらす波紋、そして“愛”と“偽り”が交錯する涙の夜。

それでは第51話を一緒に見ていきましょう!

裏切りの花束をあなたに 第51話のあらすじ

ナム・ユジン(ハン・ギウン)は、義母ユン・ギルジャ(パン・ウニ)に薬を届けに来た際、
チョン・ヨンジュン(イ・ウンヒョン)がセリン(=ギョウル/チェ・ユニョン)を見つめながら口にした言葉を聞いてしまいました。

「冬(ギョウル)…。」

「今、なんて言いました?“冬”って…?」
驚くユジンに、セリンは慌てて取り繕います。

「チョンチーム長のお母さんと仲が良くて、
私を妹のように思ってるから、つい口が滑ったんだと思います。」

ユジンは納得したように頷きましたが、
心のどこかで“奇妙な違和感”が残ります。

運命の名前を呼ぶ声。
忘れていた“冬”の記憶が、静かにユジンの心を揺らし始めました。

一方、ヨンジュンは5年前にソイを誘拐したキョン・スク(キム・ガヨン)の行方を追っていました。
彼女がかつてシンリム市場で野菜を売っていたことまでは突き止めたものの、
古い事件ゆえに証言者を見つけるのは容易ではありません。

その頃、エラ(イ・チェヨン)は必死でキョン・スクを捜索中。
「指名手配が出た今、警察より先に見つけないと!」と焦りを募らせます。

ソ・ジョンヘ(キム・ヒジョン)は息子ソ・テヤン(イ・ソンホ)に
見合い話を持ちかけます。

「もうセリンのことは諦めて。
お母さん、あんたがいい人と結婚して幸せになってほしいの。」

しかし、テヤンは母の言葉を遮り、
「母さん、僕はセリンさんを本気で好きなんです!」と感情をあらわにします。

ジョンヘは苦しい表情を浮かべながらも、
「セリンはあなたの想いに負担を感じてるの。もう追いかけないで。」と告げました。

“愛するからこそ離れろ”という母の願い。
その優しさが切なく胸に沁みます。

一方、ソイが偽物だったという事実にショックを受けたチャ・ヨンラン(キム・イェリョン)は、
家のことをすべて放り出してしまいます。
家の中は荒れ果て、家族の食卓も崩壊寸前。

そんな中、エラは「名誉会長のお世話をしたい」と申し出てナム家に再び顔を出します。
しかし、ナム・マンジュン(イム・ヒョク)は冷たく言い放ちました。

「もう来ないでくれ。私の前に姿を見せないでほしい。」

それでも引き下がらないエラは、必死に涙を浮かべて訴えます。
「名誉会長、私をいつになったら認めてくださるんですか?
冬さんがもう目を覚ますのは難しいってご存知でしょう?
私はユジンさんにも、この家にも尽くしてきました。」

マンジュンは厳しい口調で答えます。
「冬のこともあるが、ソイのことを忘れたのか?
もしソイが見つかったとき、お前とユジンが一緒にいる姿を見たら、
あの子はどんな気持ちになると思う?」

一言一言が鋭く胸に刺さるマンジュンの正論。
彼の言葉には“真の家族の愛”がありました。

そのとき、マンジュンの家に一本の電話がかかります。

「5年前、お孫さんを誘拐するよう頼んだ人物の名前を直接お伝えします。」

電話の主はキョン・スク。
罪を一人で背負うことに耐えられなくなり、
すべての真相を話すためマンジュンに連絡したのです。

偶然この会話を盗み聞いたエラは顔色を失い、
マンジュンより先に約束の場所へ向かいます。

結果、マンジュンはキョン・スクに会えず空振り。
彼女は再びエラによって“口封じ”されてしまいます。

キョン・スクを再び監禁したエラは焦りながら呟きます。
「このままじゃ、全部バレる。
でも…本物のソイさえ見つければ、名誉会長も私を認めるはず。」

そして恐ろしい考えにたどり着きます。
「もし、ソイが“死んだ”ことになったら?
存在そのものが消えれば、何も問題ない…。」

彼女は5年前キョン・スクから受け取っていたソイのネーム入りネックレスを取り出します。

翌日、ユジンのもとに一人の男性が現れました。
「廃屋の中でこれを拾いました。」

差し出されたのは――ソイのネックレス。

警察が現場を調べた結果、廃屋では火災が起こり、
遺体が発見されたという報告が入ります。

「その子が、たぶんあなたの娘さんでしょう。」

ユジンは膝から崩れ落ち、涙を流しました。

「ソイが…うちのソイが死んだんです。」

家族は信じられずに取り乱します。
「嘘でしょ?ソイは家政婦が連れ去ったのよ!
どうしてそんな場所で…?」

ユジンは泣きながら答えました。
「遺体が酷く損傷していて、DNA鑑定はできなかったそうです。
でも警察は“間違いない”って…。」

その報告を聞いたマンジュンはショックのあまり意識を失い、倒れ込んでしまいます。

“ソイの死”という悪女の仕組んだ罠――。
家族の絶望が静かに広がっていく描写が胸を締めつけました。

一方、キョン・スクを探す中で、セリンのもとに情報提供者が現れます。
「キョン・スクと仲が良かった屋台の未婚の母がいるの。
彼女なら居場所を知ってるかも。」

セリンがその女性の正体を調べると――
なんと、それはソ・ジョンヘ(キム・ヒジョン)だったのです。

つまり、テヤンの母ジョンヘこそが、ソイ(ハヌル)を育てていた女性。

真実はすぐそこに――。
母と娘が再び出会う瞬間が近づいています。

一方、ユジンは娘を失った悲しみから酒に溺れ、
夜の街をふらふらと歩いていました。

その瞬間、車が猛スピードで迫り――

「危ない!」

彼を突き飛ばしたのは、エラ。
そのままエラは地面に倒れ、意識を失います。

後日、エラは病室のベッドで静かに目を開けながら微笑みました。
「これでいい。みんな、ソイが死んだと思ってる。
あとはユジンの心を取り戻すだけ。」

すべては、彼を“永遠に自分のものにするため”の計画だったのです。

娘の死を利用して愛を手に入れようとするエラ。
悪女としての執念が、ついに恐怖を越えて哀しみに見えました。

裏切りの花束をあなたに 第51話の感想まとめ

第51話は、“絶望と狂気”が入り混じる重厚な一話でした。
エラの巧妙な罠によって家族が崩壊する一方、
セリンは真実に一歩ずつ近づき、光と闇の対比が鮮やかに描かれました。

“娘の死”を仕組む母、“娘を信じる母”――
二人の対照的な母性愛が強烈に心に残ります。

そしてラスト、“冬”という言葉で揺れ始めたユジンの心。
第52話では、ついにユジンがセリン=ギョウルの正体に気づくのか?
また、セリンが“本物のソイ=ハヌル”と再会する日は近いのか――。

悲しみと真実が交錯する次回、絶対に見逃せません!

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