【美女と純情男】第38話あらすじ&感想|記憶と罪が押し寄せるジヨン…フィルスンへの想いが溢れ出す“森の叫び”

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クルミットです♪

第38話は、とにかく心が揺さぶられました。
記憶を少しずつ取り戻していくジヨンが、自分の“罪”と“未練”に押しつぶされていく姿が本当に切なくて…。

そして、公ジンタンの“本当の父親”問題もついに動き、歯車が一気に回り始めた回でした。

それでは38話を一緒に見ていきましょう!

美女と純情男 第38話のあらすじ

フィルスンは今日もジヨンをさりげなく迎えに来ます。
彼は決して強引じゃない。
ただ“寄り添いながら待つ”タイプ。

「記憶を取り戻すなら、昔行った場所に行こう」
そう言って連れ出したのは、以前2人で食べた屋台。

ジヨンは首を横に振りながら、

「私、こんな食べ物好きだったんですか?」

と笑ってみせるけど、心のどこかで“懐かしさ”が揺れている。
フィルスンはその揺れに気づいているから、決して急かさず、ただ横で見守るだけ。

そんな穏やかな空気に、私はもうこの時点で胸がじんとしました。

そして次は、かつての二人の遊び場。
モグラ叩き、ぬいぐるみキャッチャー…。

フィルスンが取った“熊のぬいぐるみ”を差し出すと、
ジヨンは照れくさそうに受け取り、

「記憶は戻らないけど……これは、嬉しいです」

と言って笑った瞬間、ふたりの距離がふわっと縮まりました。

恋がゆっくり、静かに戻ってくる感じ。 強引じゃないからこそ沁みる、優しい時間でした。

しかし平穏は長く続きません。

撮影現場。
ジヨン(役名:プンホン)はバイヤーに会うために訪れる設定……
なのに、待っていたのは最悪の“手首強引キャッチ男”。

「会議中止。ついて来い。」

手首を掴むその男性の動きを見た瞬間、
ジヨンの脳内には“かつての悪夢”が走馬灯のように押し寄せます。

公ジンタンの強引な手。
あの夜の圧迫感。
そして、自分が逃げられなかった過去。

その瞬間、ジヨンは膝から崩れ落ち、震えながら声も出ない。

フィルスンはカットを叫び、
真っ先に彼女の元へ走る。
でも、ジヨンは混乱状態。

そこへ走ってきたのは、
よりにもよって“その本人”、公ジンタン。

「何してる? 俺の女に!」
彼の怒鳴り声でジヨンはさらに恐怖に飲み込まれ、
今度はフィルスンとジンタンが殴り合いに。

そこへ順正おばあちゃんが登場し、
手にした“ほうき”でジンタンの頭をピシャッ!!

順正おばあちゃん、今回も最高の救世主です。 ドラマで誰よりも説得力あるビンタ係…。

フィルスンに助けられ、なんとか落ち着いたジヨン。
でも、彼女の心には新たな地獄が待っていました。

ふとした瞬間、
自分自身の“過去の言葉”がよみがえるのです。

「20億なければ、帰って。」
「あんたが私を救えるの?」

自分がどれほどフィルスンを傷つけていたか。
その全てが、断片的に戻ってくる。

ジヨンは泣きながら坂道に座り込み、
自分を責めて責めて、言葉にならない罪悪感に押しつぶされていく。

夕暮れの森。
フィルスンが追いかけて彼女を呼ぶ声が響く。

「ジヨンさん!!」

でもジヨンは木の陰に身を隠し、
見つからないように泣き続けます。

心の中で縋るように呟く。

「…私、オッパを裏切った…。
私があんなこと言ったのに……
どうしてまだ、私を探すの……」

木漏れ日の中で、
ジヨンは声を押し殺しながら泣き続ける。

フィルスンは何も知らず、必死で彼女を探す。

画面越しなのに胸が張り裂けるほどの切なさでした。

ジヨンの“罪悪感の孤独”が痛いほど伝わる名シーン。 思い出すのが遅すぎるのに、でも戻りたい…その矛盾が胸を刺す。

そしてラスト。
雨の帰り道。

フィルスンがそっと差し出した傘を、
ジヨンは小さく首を振って拒みます。

「……その優しさに触れる資格が、私にはもうない。」

そう言ってしまいそうな目。

そしてその足で向かった先は……
公ジンタンの家。

電話で、

「夕ご飯、家で食べていってください。」

と誘う彼女。

ジンタンは驚きながらも、
歪んだ笑みで

「……行くよ。」

と答えます。

ここで第38話は幕。
胸がぎゅうっと痛い終わり方でした。

美女と純情男 第38話の感想まとめ

今回は、ジヨンの心が“闇と記憶”のあいだでもがく姿がとても印象的でした。
フィルスンへの愛情は戻りつつあるのに、過去の自分の言葉が彼女を縛りつけてしまう。
その葛藤が本当に苦しい。

フィルスンは、一切怒らず責めず、ただ彼女を守り続ける存在。
その優しさこそ、ジヨンが一番怖いのかもしれないと感じました。
愛される資格がないと思ってしまうのは、きっと自分を許せていないから。

そして裏で進む“公ジンタン=他人の子”疑惑。
アギョの焦り、サングの迫り、そして嘘が嘘を呼ぶスパイラル。
全員が崩壊の一歩手前で踏みとどまっているような、危うい緊張感がありました。

ラストのジヨンの選択は、決して彼への愛が消えたからではなく、
「自分が傷つけた罪を背負いきれず逃げてしまった」
そんな風に感じました。

次回39話は、
ジヨンがミジャの家を出て“自分として生きる決心”をする大転機。
そしてジンタンの婚約破綻がついに爆発しそうです。

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