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クルミットです♪
前回の42話では、ジヨンの正体に気づいたフィルスンが「ドラや」と叫んでしまい、その一言をコン・ジンダンに聞かれるという、冷や汗ものの終わり方でしたよね。
43話はその続きで、フィルスンとジンダンの大乱闘からスタート。そこに、マリとドジュンの恋、ペク・ミジャのとんでもないお金トラブル、そしてフィルスンのプロポーズまで詰め込まれていて、見ていて本当に息つく暇がない回でした。
それでは43話を一緒に見ていきましょう!
美女と純情男 43話のあらすじ
ジヨンを突き飛ばしたコン・ジンダンに、コ・フィルスンの我慢はついに限界を超えます。
倒れたジヨンを見た瞬間、フィルスンは立ち上がってジンダンを殴り倒し、そのまま何度も拳を振り下ろしてしまいます。結果、2人ともそろって警察行きに。
事情聴取の結果、周囲の目撃証言により「先に手を出したのはジンダン」だとはっきりし、フィルスンの立場が守られます。
それでも騒ぎを起こしてしまったことに変わりはなく、フィルスンもジヨンも、どこかやりきれない表情でした。
ここでコン・マリの祖母・コン会長の母デスクが登場し、ジンダンをきつく叱りつけます。
「チンピラみたいな真似はやめろ。どうしてもフィルスンを追い出したいなら、あの子の“弱み”を探しなさい」と指示し、もし言うことを聞かなければ「本気で勘当する」とまで言い放ちます。
おばあちゃん、やり方は怖いけど、一番冷静に全体を見ているのはこの人かもしれない…と思ってしまいました。
警察署を先に出たジヨンは、フィルスンに電話をかけ「全部私のせいだからごめんね」と謝ります。
でもフィルスンは「君のせいじゃない。ジンダンは別のことで頭に血が上ってるんだ」と優しく否定し、自分がなんとかするから心配するなと伝えます。
そして、「君はキム・ジヨンなんだから、2人きりの時も“ジヨン”って呼ぶよ」と告げ、彼女の正体を守ろうとします。
あえて“ドラ”と呼ばないことで守ろうとするフィルスンの気遣いが、すごく大人の愛情に見えました。
そんな中、ジヨンには飲料ブランドのCMオファーが舞い込みます。
今度はちゃんとマネージャーのペク・ミジャを伴って、広告主との打ち合わせへ。
ところが、そこに待っていたのは他でもないコン・ジンダン。
ジヨンはその場で打ち合わせから出て行ってしまい、残されたミジャが「一方的な婚約記事のせいで不快だ」としっかり釘を刺します。
外に出たジヨンを、ジンダンが追いかけてきます。
ジンダンは「また俺のところに戻ってこい」と、自分勝手な言葉を並べ立てますが、ジヨンは「私は今フィルスンさんと会っている」と、はっきり今の気持ちを伝えます。
ジンダンが一方的にタメ口でまくしたてるので、ジヨンもあえてタメ口で返しながら、「胸に手を当ててよく考えなさい」と言い放ち、その場を去ります。
昔のパク・ドラだったら泣き寝入りしていたかもしれないけど、今のジヨンはもう“言いなりの被害者”じゃないのが頼もしい…!
一方そのころ、フィルスンの父ヒョンチョルの前にはフィリピン帰りのサングが現れ、「あんたは息子フィルスンを売ったも同然だ」と暴言を吐きます。
それを聞いた祖母ソ・グムジャは、サングとジンダンの母エギョの関係を不審に思い、「本当はジンダンはサングの息子なんじゃないか」と疑いの目を向け始めます。
エギョとサングは“いとこ”だと説明しますが、その言い訳もどこか怪しく、家庭内の空気はじわじわと不穏に。
その一方で、ペク・ミジャはというと、なんとスンジョンおばあちゃんと同居を始めたにもかかわらず、家にある金の延べ棒や宝飾品をこっそり持ち出してしまいます。
スンジョンおばあちゃんはすぐに異変に気づき、ジヨンと一緒に盗難申告をすることに。
ミジャ、ここまで来ると本当に“情”だけではかばいきれないレベルのやらかし方…。
場面は変わって、コン・マリとパク・ドジュンの可愛い恋愛パート。
マリはドジュンの頬に「付き合って30日記念」のキスをして家へ戻り、食事の席でフィルスンと母スヨンに「ドジュンとお付き合いしています」と素直に報告します。
フィルスンもスヨンも、最初は驚きつつも、マリの気持ちを尊重しようという空気です。
ところがこの後、またしてもペク・ミジャが騒動を呼び込みます。
ミジャはマリにこっそり近づき、「ドジュンとの交際には反対しないから、代わりに2億ウォンを貸してほしい」と持ちかけます。将来のために惣菜屋を始めたい、というもっともらしい理由を並べ、マリは純粋さゆえにその話を信じてしまいます。
マリは自分のお金から2億ウォンをミジャに送金してしまい、その事実がやがてコン会長夫妻の耳に入ります。
会長は激怒し、「何も知らないマリからお金を巻き上げるために、ドジュンがお前に近づいたんだろう」と決めつけ、ボディガード兼運転手として働いていたドジュンを即刻クビに。
さらに、「今すぐこの家から出ていけ」と追い出してしまいます。
ドジュンは全く事情を知らなかったのですが、聞き入れてもらえません。
マリとドジュンがやっと“恋人”になれたのに、こんな形ですれ違うなんて…見ていて本当に切なかったです。
ジヨンはミジャに対し、「2億はマリに返さなきゃいけないから、すぐに用意して」と迫ります。
しかしミジャの口から出てきたのは、「全部ギャンブルで溶かした」という最悪の言葉。
そこへ警察がやって来て、「盗まれた金の延べ棒が売られていた。売ったのはペク・ミジャだ」と告げます。
ミジャはその場で土下座して「悪かった」と泣きながら謝り、そばにいる子どもたちも一緒に涙を流します。
“家族だから見捨てられない”気持ちにつけ込んだ行動ばかりで、見ていて胸が苦しくなりました。
そんな嵐のような一日が過ぎた後、フィルスンは静かな場所でジヨンと向き合います。
ポケットから指輪を取り出し、「今撮っているドラマが終わったら結婚しよう」とプロポーズするフィルスン。
ジヨンは一瞬、心が揺れますが、「私がパク・ドラだとバレたら、あなたまで危険な目に遭う。そんな状態で結婚なんてできない」と、涙をこらえながら答えます。
それでもフィルスンは、「君と結婚できるなら地獄にでも行く。絶対に手を離さない。結婚して、俺が君を守る」と真っ直ぐな目で言い切ります。
ジヨンは少し考えて、「結婚は…私の濡れ衣を晴らして、パク・ドラという名前を胸を張って取り戻せた時にしよう」と、自分なりの条件を出します。
フィルスンはそこでひとつだけお願いをします。
「じゃあ、俺のことを好きかどうかだけ教えて」と。
しばらく沈黙したあと、ジヨンは小さな声で答えます。
「…好きよ。フィルスンさん。」
フィルスンは嬉しそうに、「好きなんだな、ジヨン。もうそれだけで十分だ」と彼女を抱きしめ、「あとは俺を信じてついてきて」と囁きます。
やっと聞けた“好き”の一言…。ここまで長かった分、余計にグッときました。
その頃、コン会長はジンダンとフィルスンを同じ場に呼び出します。
「これから家族になるんだから、お互いの誤解を解きなさい」と諭し、席につかせますが、ジンダンは相変わらずフィルスンに悪態ばかり。
ジンダンは、「フィルスンがキム・ジヨンと別れるなら、親戚になることを考えてやってもいい」とあり得ない条件を突きつけます。
フィルスンは迷いなく、「キム・ジヨンさんと別れるつもりはありません。彼女と結婚するつもりです」と宣言。
ジンダンの怒りはさらに燃え上がり、会長の前でも感情を抑えきれない様子でした。
ここで“別れません・結婚します”と言い切るフィルスン、本当にブレない男になりましたね。
美女と純情男 43話の感想まとめ
43話は、とにかく「愛しているからこそ離れたくなる気持ち」と「愛しているからこそ離れないと決める気持ち」が、正面からぶつかり合った回だったように感じました。
ジヨンは、自分がパク・ドラだと明らかになった時にフィルスンまで傷つくのが怖くて、ずっと距離を取ろうとしてきました。でも、フィルスンはそのたびに「それでも一緒にいたい」と言葉と行動で示し続けてきたんですよね。
今回やっと「好き」と口にしたジヨンの一言は、本当に重かったです。
単なる恋の告白ではなくて、「それでも一緒に生きたい」と心のどこかで決めたような、そんな覚悟のにおいがありました。
そしてフィルスンが、養子になることも含めて自分の人生を全部賭けるような決断をしているからこそ、2人の“好き”がとても切なく、でも温かく見えました。
一方で、ペク・ミジャの2億ウォン騒動は本当にしんどかったです。
おばあちゃんの金の延べ棒を勝手に売った上に、マリからも大金を引き出し、挙げ句ギャンブルで全部失くしたと泣きつく姿は、“情”だけではどうにもならないラインをとっくに越えてしまっているように感じました。
それでもジヨンたちは簡単には見捨てられない。ここに、このドラマがずっと描いてきた「家族ってなんだろう」というテーマがギュッと詰まっている気がします。
そしてジンダン。
嫉妬とプライドとコンプレックスが全部混ざって、ますます危ない方向へ向かっている感じがします。
フィルスンとジヨンの関係がはっきりしてきた今、ジンダンがどんな手を使ってくるのか、本当に目が離せません。
フィルスンとジヨンの恋が、これからさらに大きな嵐を乗り越えていけるのか。
マリとドジュンは誤解を解いて、もう一度向き合えるのか。
そして、ペク・ミジャがこのまま“許されない存在”で終わるのか、それとも何かしらの形でけじめをつけるのか。
次回44話も、感情が大きく揺さぶられそうな予感しかしません。
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