【美女と純情男】第44話あらすじ&感想|フィルスンの「結婚宣言」に家族総反対!パク・ドラとしての過去と母ミジャとの決裂

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43話でコ・フィルスンとキム・ジヨン(=パク・ドラ)がようやくお互いの気持ちを確かめ合い、「好き」と言葉にしたばかりでしたよね。ところが44話では、その幸せな余韻をかき消すように、家族の大反対・ジンダンの執着・ペク・ミジャとの決裂が一気に押し寄せてきます。
「結婚します」と宣言した瞬間から、2人の前に立ちはだかる壁がどれだけ高いのかを思い知らされる、ちょっと胸が苦しくなる回でした。

それでは44話を一緒に見ていきましょう!

美女と純情男 44話のあらすじ

冒頭、コン・ジンダンはキム・ジヨンを呼び出し、いきなり「結婚するつもりなのか」と上から目線で問い詰めます。
ジヨンは驚きながらも、「私の結婚は私が決めます」ときっぱり返します。以前のパク・ドラだったら押し切られていたかもしれませんが、今のジヨンは違います。

ここ、ジヨンがもう“弱いヒロイン”ではないってはっきり見えた瞬間で、ちょっとスカッとしました。

ジンダンは、彼女の指にはめられた指輪を力づくで奪おうとしますが、ジヨンが「警察を呼びますよ」と強く出ると、捨て台詞だけ残して去っていきます。
「昔のキム・ジヨンじゃない」と不満を漏らし、ジヨンが「そうよ、私はカン・ジヨンよ」と名乗り返すシーンも印象的でした。

その足でジンダンは、公会長コン・ジンテクのもとへ行きます。血のつながらないコ・フィルスンを養子にして後継者にするなんて、とんでもないと激しく反発し、「そんなことをしたらおじいさんに叩かれる」とまで言い出します。
最終的にジンダンが言いたいことはひとつ、「フィルスンとジヨンを別れさせろ」ということでした。

一方、会長の妻チャン・スヨンも、ひそかにフィルスンとジヨンの結婚には反対の立場。
「息子同然に思っているフィルスンだからこそ、あの子の人生を壊してほしくない」と、母親としての思いも入り混じっています。

そんな中、フィルスンは自分の家族を集めて、正面から「キム・ジヨンさんと結婚します」と宣言します。
祖母ソ・グムジャは真っ先に「まさか妊娠させたんじゃないでしょうね」と突っ込み、母キム・ソニョンたちも一気にざわつきます。

フィルスンは落ち着いて、「ジヨンさんについての悪い噂はすべて誤解と濡れ衣です」と説明します。
そして、「ジンダンとジヨンさんは今は何の関係もないし、むしろ彼女はデート暴力の被害者なんです」と、ジヨンの立場をはっきりと家族に伝えます。

“被害者を責めないでほしい”と家族に真っ向から言うフィルスン、本当に成長したなぁと感じました。

しかし、家族たちは簡単には納得してくれません。
ソニョンもグムジャも、「スキャンダルだらけの女の人と結婚して、あなたの人生が壊れたらどうするの」と心配と反対を口にします。

その裏で、フィルスンはこっそりジヨンと電話。
「うちのひよこ、何してる?」と甘く声をかけ、「誰が何を言っても、俺たちは揺れないって約束しただろ」と、改めて彼女を安心させます。
電話越しに「うん」と小さく返事をするジヨンの表情が、切ないけれど少し幸せそうでした。

2人の電話シーンは、嵐の中にぽっと灯る小さな明かりみたいで、本当に癒やしポイントでした。

一方、ソニョンとグムジャは、直接ジヨンを呼び出します。
ジヨンはきちんと挨拶し、「フィルスンさんと結婚するつもりです」と素直に伝えますが、2人は冷たい態度。
過去のスキャンダルや噂話を持ち出しながら「そんな娘とは結婚させられない」と責め立て、「結婚なんて夢見るな」とまで言われてしまいます。

その後、今度はソニョンとスヨンがフィルスンを呼び出し、「家族全員が反対しているのに、それでも結婚するつもりなの?」と問い詰めます。
スヨンはジンダンの話を真に受けてしまっていて、ジヨンを一方的に悪者扱い。
フィルスンは「どうして加害者の話だけを信じるんですか。ジヨンさんはデート暴力の被害者ですよ」ときっぱり反論します。

「家族みんな反対してるのに、それでも行くなら、もう自分たちの息子じゃないと思って生きなさい」と突き放すソニョンとスヨン。
さらに、「フィルスンの結婚式には出ない」とまで宣言します。

それでもフィルスンの決意は揺らぎません。
「覚悟はできています。どうかジヨンさんを悪く見ないであげてください」とだけ言い残し、その場を去ります。

撮影現場でも、フィルスンはジヨンに「誰が何を言おうと絶対ブレないから、その約束だけ忘れないで」と伝えます。
ジヨンは、「フィルスンさんの家族が、自分の正体…パク・ドラだって知ったらどう思うんだろう」と不安を口にしますが、フィルスンは「いつかその日が来たとしても、だからこそ結婚して守るんだ。もう君をひとりにしない」と力強く言い切ります。

ここまで言い切ってくれる相手がいるって、ドラ目線で考えると本当に心強いですよね…。

その頃、コン・マリはキム・ジヨンの家の近くまで行き、偶然パク・ドジュンがスンジョンおばあちゃんの手を取って歩いているのを見かけます。
マリは陰から2人を見ることしかできず、「私はこんなに毎日あなたのこと考えてるのに、あなたはもう私のこと忘れちゃったの…?」と胸の内でつぶやきます。

別の場所でも嵐が。
ジンダンは、母ホン・エギョの隣を歩くフィリピン帰りのサングを目撃し、車で追いかけて殴りつけます。
「俺の母さんと会うなって言っただろ!」と怒鳴りつけるジンダン。
事情を知らないエギョは、代わりにフィルスンの頬を叩き、「あんたのせいでこんなことに」と怒りをぶつけますが、実はサングこそがジンダンの実の父らしい、という伏線が濃くなっていきます。

一方、フィルスンは父コ・ヒョンチョルにだけ真実を打ち明けます。
「キム・ジヨンさんは、死んだと思っていたパク・ドラなんです」と。
ドラがいなくなった時の苦しみ、そして「生きて戻ってきた彼女を、今度こそ一人で苦しませたくない」という気持ちを、正直に話します。
ヒョンチョルは息子の気持ちを理解し、「自分が父でも同じことをしたかもしれない」と受け止めながらも、「コン会長にはきちんと話さないといけないだろう」と現実的な心配も口にします。
そして「家族にはしばらく秘密にしよう。ただ、父さんだけはお前たちの味方でいる」と約束します。

ここでフィルスンがやっと“味方になってくれる大人”を得た感じがして、ちょっとホッとしました。

そんな中、ペク・ミジャはジヨンがフィルスンと結婚すると聞いて大騒ぎ。
「その男のせいであんたは死のうとしたのよ!」と事実をねじ曲げて責め立てますが、ジヨンは涙ながらに「私が死のうとしたのはお母さんのせいでしょ。どうしてそれを全部フィルスンさんのせいにするの」と叫び返します。
ミジャは「コン・ジンダンは良い人だから、ああするしかなかった」と言い訳しますが、ジヨンはもう騙されません。

ジヨンは、記憶をなくしていた頃に、ミジャが「コン・ジンダンが婚約者だ」と嘘をついて自分を別荘に送り込み、過去には借金返済のためにヌード撮影までさせようとしたことも、全部覚えていると告げます。
「私を死ぬところまで追い詰めたのはお母さんなのに、それを全部フィルスンさんにかぶせるなんて、どういうつもりなの!」と、積もりに積もった思いが一気に爆発します。

そこへ、スンジョンおばあちゃんが登場。
現場に塩をまきながらミジャを追い払うという、まるで神様の使いみたいな乱入で、この修羅場はいったん強制終了となります。

最後の塩まきシーン、シリアスなのにちょっと笑ってしまった…でも“悪縁を断ち切る儀式”みたいで妙にしっくりきました。

ラスト近く、ジヨンは兄パク・ドシクとドジュンに、「記憶は全部戻っていること」「フィルスンはすべて承知の上で自分を選んでくれていること」「その彼と結婚するつもりでいること」を打ち明けます。
ドシクもドジュンも、複雑ながらもフィルスンに対して「ドラを守ってくれてありがとう」という気持ちを抱き始めます。

一方で、ジンダンはジヨンがスンジョンおばあちゃんと2人暮らしだと思っていたのに、パク・ドシクやドジュンと腕を組んで歩く姿を見て違和感を覚えます。
「何か隠している」と疑い始めたジンダンの視線は、確実に“パク・ドラの正体”へと近づいていきます。

エンディングでは、次回予告として
「パク・ドラ変身事件…コ・フィルスンも知っていた」
という、かなり物騒な見出しの記事が出ることが仄めかされ、2人の秘密が新聞沙汰になる予感を残して44話は終わります。

美女と純情男 44話の感想まとめ

44話は、とにかく「覚悟を決めた恋人たち」と「それを絶対に認めたくない大人たち」のぶつかり合いが、真正面から描かれた回でした。
フィルスンとジヨンがようやく“好き”を確かめ合った直後だからこそ、家族総出の猛反対や、ミジャの大暴走が余計に苦しく感じられました。

それでもフィルスンは、一度もブレないんですよね。
家族から責められても、義理の両親になるかもしれない側から反対されても、「ジヨンは被害者だ」「俺が守る」と言い切る姿は、本当に頼もしくて、見ていて何度も胸がぎゅっとなりました。
ジヨンのほうも、これまでのようにただ耐えるだけではなく、ジンダンにもミジャにも「それは違う」と言い返すようになっていて、彼女自身も少しずつ過去の呪縛から抜け出そうとしているのが伝わってきました。

一方で、ペク・ミジャとの関係は、ついにもう後戻りできないところまで来た感じがします。
母親としての愛情がゼロだったわけではないのでしょうが、行動のひとつひとつが「自分の都合のために娘を差し出してきた」ものばかりで、さすがに今回は見ていて胸が痛くなりました。
スンジョンおばあちゃんが塩をまいてミジャを追い払うシーンは、ちょっとコミカルでもありつつ、「ここで一度この縁を断たないと、ドラは一生縛られたままだ」というメッセージにも見えました。

そして気になるのは、ラストにちらりと見えた「パク・ドラ変身事件」の記事の予告です。
ジヨンの正体と、その事実を知っていたフィルスンまでが記事に書かれるとなれば、2人は世間からも非難される立場になってしまいます。
せっかく家族の反対を押し切ってまで「結婚します」と言ったフィルスンが、それでも彼女の手を放さないでいられるのか。
ジヨンは“堂々とパク・ドラとして生きる”未来を本当につかめるのか。

44話は、そんな大きな嵐の前夜のような1話でした。
次回、記事が出てしまったときに、2人と周囲の人たちがどんな選択をするのか、ますます目が離せません。

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