ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
46話で「スポンサー疑惑の黒幕=コン・ジンダン」という真実が明るみに出て、コン家の空気は一気に不穏になりましたよね。
47話では、ついにジンダンの“出生の秘密”まで爆発。さらにドラは、女優として仕事が来ない現実の中で、新しい生き方を選びます。重い展開なのに、最後はビルスンとドラの「ひよこカップル」が可愛すぎて、感情が忙しい1話でした。
それでは47話を一緒に見ていきましょう!
美女と純情男 第47話のあらすじ
実の父がチン・サングだと知り、自分が“カッコウの卵”だったと気づいたコン・ジンダン。
家に戻ってもショックはおさまらず、ホン・エギョに「もう“お母さん”なんて呼びたくない」と突き放します。
エギョは、どうしてDNA検査をすることになったのか、ジンダンの知らない経緯を一生懸命話そうとしますが、ジンダンは耳をふさぎ、「そんな話聞きたくない」と完全拒否。
ここまで好き放題やってきたジンダンが、初めて“自分の足元が崩れる怖さ”と向き合ってる感じがして、ざまあ感と切なさが両方湧いてきました。
一方、パク・ドラはと言うと、街の声やネットのコメントで
「もうパク・ドラは終わりだ」「女優としては無理だろう」
とささやかれているのを耳にしてしまい、心がずしんと沈みます。
そんな彼女を見て、コ・ビルスンは冗談を言ったり、さりげなく気をそらしたりして、少しでも気持ちを軽くしようと必死に明るくふるまいます。
ビルスンの“なんとか笑わせたい感”が伝わってきて、見ているこっちまでじんとしました。
その頃ジンダンは、実父チン・サングを呼び出します。
「今すぐフィリピンに帰れ」と胸ぐらをつかんで怒鳴り散らし、乱暴に突き飛ばします。
そこへエギョが駆けつけ、ケンカを止めようと必死に割って入りますが、その流れで思わぬ事実がポロリ。
実は“マリを車でひきかけた事故”は、サングが誰かに頼まれて仕組んだものだったと、エギョの口からもれてしまうのです。
ジンダンはその場で凍りつき、何も言えなくなります。
後でひとり、橋の下で泣いているジンダンの姿は、今までの傲慢さとのギャップが大きくて、なんとも言えない気持ちになりました。
一方その頃、ドラは新しい人生の一歩を考え始めます。
パク・ドシクと一緒に「スンジョンおばあちゃんのカルグクス(うどん)レシピでお店をやらない?」と相談し、ドジュンも「貯めていた2000万ウォンを出すよ」と資金協力を申し出ます。
女優としての道が閉ざされかけても、「じゃあ別の形で生きていこう」と前を向くドラの姿が、とても頼もしく見えました。
“スターに戻る”じゃなくて“自分の居場所を作る”方向に舵を切るドラ、すごく現実的で好きな選択です。
その頃、ソ・グムジャはコン会長の元を訪ねます。
最初は「離れの部屋に住んでいたあの男(チン・サング)が家賃も払わず逃げたから、エギョから回収させたい」と軽い話から始めますが、「実は本題は別」と切り出します。
グムジャは、エギョとサングが電話で
「コン・ジンダンはサングの息子だ」と話しているのを聞いてしまったこと。
さらに、「エギョには昔付き合っていた“初恋の男”との間に息子がいる」と耳にしていたこと。
つまり、ジンダンはコン家の血筋ではなく、ホン・エギョとチン・サングの息子である可能性が高い、と会長に告げます。
会長はショックを受けながらも、「本当ならDNA検査で確かめるしかない」と覚悟を決め、「結果が違っていたら、自分を責めればいい」と言うグムジャの言葉に、静かにうなずきます。
ここで“告げ口役”に回るグムジャですが、彼女なりにマリと家を守ろうとしているのが伝わってきて複雑でした。
その後、退勤時間を見計らって会長はジンダンを呼び出します。
開口一番、容赦ないビンタ。
続いて、エギョの車のドライブレコーダーに残っていた会話を再生し、サングとの関係・マリ襲撃の件・スキャンダル操作など、すべて知っていると突きつけます。
ジンダンは「自分はコン家の息子だ」としがみつきますが、会長は
「お前たち“カッコウ三人組”は、マリを殺そうとしただろう!」
と怒鳴りつけ、
横領・不正資金・身分詐称・殺人未遂で刑務所に入れてやる、とまで言い放ちます。
激しく責められたジンダンは、カッとなって会長に飛びかかり、机の上の書類とノートパソコンを奪おうとします。
もみ合った拍子に会長は机の角に頭をぶつけ、その場にバタリと倒れてしまいます。
ジンダンは、そのまま証拠の入った書類とノートパソコンを抱えて逃走。
会長は脳振とうで意識が戻らず、コン家もコ家も病室に集まり、事態の重さをひしひしと感じ始めます。
グムジャは「こんなに元気だった人が急に倒れるなんて、おかしい」と、エギョを疑う視線を向けます。
逃げたジンダンは、エギョに電話して「会長に全部バレた」と報告。
2人は変装して密会し、ジンダンは「中国に密航して、香港にあるペーパーカンパニーの金を引き出してから別の国へ逃げよう」と計画を話します。
エギョに大きな現金バッグを渡し、「先に船に乗って待っていろ」と言い残しますが、待ち合わせた船員たちにあっさり金を奪われ、エギョは船に乗ることすらできません。
ここ、エギョもやっていることは最低なんだけど、“最後の最後までダメ男に騙される人”みたいで、ちょっとだけ哀れでした…。
やがて会長は意識を取り戻し、ジンダンが“カッコウの卵”だったことも含めて、すべてが家族に明かされます。
図々しくまた屋敷に戻ってきたエギョには、会長の母コン・デスクの強烈なビンタが飛び、「二度とこの家の敷地に足を踏み入れるな!」と怒鳴られます。
エギョは床に大の字になって“先代会長”の名を叫びながら駄々をこねますが、さすがに今回は誰も味方をしてくれません。
そんな大騒ぎの一方で、ドラたちのカルグクス店がオープンします。
ところが、さっそく“野次馬客”のような男たちがやって来て、
「おい、あのスキャンダル女優の店だろ」「国民ス○女の店でよく食えるな」
と、ドラをおとしめるようなことばかり言い出します。
たまらず立ち上がったビルスンが、男たちに食ってかかり、軽いもみ合いに。
どうにか追い返した後、悔し涙をこぼすドラを、ビルスンはそっと抱きしめて「大丈夫だよ」と何度もささやきます。
新しいスタートを切った場所でまた傷つけられるドラを見るのは本当にしんどかったけど、隣にビルスンがいるのが救いでした。
夜、2人きりになったビルスンは、いつものように
「ヒヨコ、何してる?」と甘く呼びかけます。
ドラも「ピヨピヨ〜」とふざけて返しながら、少しずつ表情をほころばせていきます。
最後はぎゅっと抱き合って、互いに「今日も頑張ったね」と慰め合う2人。
その様子を、物陰からジンダンがじっと見つめています。
彼の“88軍人レベルの執着”が、まだまったく終わっていないことを示すような、不穏なラストでした。
美女と純情男 第47話の感想まとめ
47話は、「血」「家」「世間の目」という、どうにもならない重いテーマが一気に押し寄せた回でした。
コン・ジンダンがカッコウの卵だったと判明し、コン家にとってはとんでもない爆弾ですが、ジンダン本人から見れば「自分の存在そのものが否定される瞬間」でもあるんですよね。
だからと言って、彼がやってきたことが許されるわけではないけれど、橋の下でひとり泣く姿には、人としての弱さがにじんでいて、単純な悪役とは言えない複雑さも感じました。
一方、ドラは「女優としては呼ばれない」現実を、自分なりに受け止めていました。
スンジョンおばあちゃんのレシピでカルグクス店を開く決断は、“過去の栄光にしがみつかず、自分の手で新しい居場所を作る”という前向きな選択に見えました。
それでも、オープン早々に心ない客に絡まれて泣いてしまう姿は、本当に胸が痛かったです。
そんな中で、ビルスンの存在はやっぱり大きいな、と改めて感じました。
世間がどう言おうと、仕事を失おうと、家族との関係がこじれようと、「ドラを守る」「ドラのそばにいる」という軸だけは一切ブレない。
カルグクス店での乱闘騒ぎの後に、あの甘々な「ひよこ」「ピヨピヨ」タイムを入れてくるあたり、このドラマはちゃんと視聴者のメンタルケアもしてくれているなと思いました(笑)
ジンダンとエギョ、チン・サング、そしてコン家の権力争いは、これからさらに激しくなりそうです。
次回予告では、コン会長が両家の家族を集めて「大事な発表」をする様子が映り、カルグクス店でドラがビルスンをぎゅっと抱きしめながら「おめでとう!」と言っている場面もありました。
ビルスンの立場がどう変わっていくのか。
ドラの新しい人生は、ここから少しは穏やかになっていくのか。
そして、まだ影から2人を見つめているジンダンが、次にどんな一手を打ってくるのか——。
48話も、引き続きハラハラしつつ、ひよこカップルに癒やされることになりそうです。
コメント