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このあたりは正直、
見ていていちばん胸が苦しくなるパートです。
復讐でも修羅場でもなく、
ただ「母であること」が壊れていく――。
ガウンが人として、母として、
限界まで追い詰められていく回になります。
それでは第11話を一緒に見ていきましょう。
ピンクのリップスティック 第11話 あらすじ
すべての真実を知ってしまったガウンにとって、
ナリの存在は、
もう以前と同じ意味を持たなくなっていました。
あれほど愛していた娘。
守るために人生を捧げてきた存在。
それなのに――
ナリの顔を見るたび、
ジョンウとミランの姿が重なって見えてしまうのです。
吐き気、めまい、
胸を締めつけられるような感覚。
「この子は何も悪くない」と頭で分かっているのに、心がどうしても追いつかない。
ナリが「ママ」と駆け寄ってきても、
反射的に体を引いてしまうガウン。
冷たい言葉を投げてしまい、
その直後に強烈な自己嫌悪に襲われます。
何も知らないナリは、
突然変わってしまった母に戸惑い、泣きじゃくります。
「ママ、ぼく悪いことした?」
その言葉を聞いた瞬間、
ガウンの心は粉々になります。
世界で一番傷つけたくなかった存在を、自分の手で傷つけてしまった感覚。
しかし、
それでも抱きしめることができません。
その様子を見ていたミランは、
罪悪感を覚えるどころか、
これを“好機”と捉えます。
「ナリが可哀想じゃない?」
「育てられないなら、私が引き取るわ」
母親の顔をして近づくその姿は、
ガウンの恐怖をさらに煽ります。
ナリを失うかもしれないという恐怖が、憎しみよりも先に襲ってくる。
一方、
ガウンの父は娘夫婦の異変に気づき始めます。
しかしガウンは、
心臓の悪い父に真実を話すことができません。
「ただの夫婦喧嘩だから大丈夫」
そう笑顔で嘘をつき、
すべてを一人で抱え込むガウン。
父を守るために、自分が壊れていく選択をしていることが痛々しい。
その裏でジョンウは、
家庭内のガウンの孤立を見透かすように、
会社乗っ取り計画をさらに加速させます。
株主を裏から懐柔し、
ガウンの父を社長の座から引きずり下ろす準備を着々と進行。
ハ・ジェボムは
「会社が危ない」「旦那さんを調べてほしい」と
必死に警告しますが、
ガウンはナリのことで頭がいっぱいで、
まだそこまで気が回りません。
それでも――
確実に、何かが変わり始めています。
ナリがミランに懐いていく姿、
ジョンウの冷酷な態度。
それらを目の当たりにして、
ガウンの中で一つの思いが芽生えます。
「このまま泣いているだけじゃ、全部奪われる」
彼女は、
夫の書斎を探り始め、
少しずつ証拠に目を向けるようになります。
それはまだ、
小さくて不器用な一歩。
けれど確かに、
反撃への第一歩でした。
ピンクのリップスティック 第11話の感想まとめ
第11話は、
このドラマの中でも
精神的にいちばん重たい回だと思います。
復讐よりも、
裏切りよりも、
「娘を愛せなくなりそうになる自分」を
一番許せないガウン。
母であることが罰になる展開が、あまりにも残酷。
ナリは完全に無垢な被害者です。
それだけに、
血の繋がりが持つ残酷さが際立ちます。
そしてジョンウ。
ガウンが壊れていく中で、
彼は一切立ち止まらず、
奪う準備だけを進めている。
この対比が、
破滅へのカウントダウンを強く感じさせます。
ただ一つ救いなのは、
ガウンが「考え始めた」こと。
泣く → 疑う → 調べる。
その流れが、
ようやく動き出しました。
ここから先は、
もう後戻りできません。
母として、
女として、
一人の人間として――
ガウンが選ぶ道が、
少しずつ形を持ち始める回でした。
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