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この回は派手な事件は起きません。
でも、そのぶん静かに、確実に心を削ってきます。
刑務所という地獄を抜けても、
現実は優しくならない――
そんな事実を突きつけられる回です。
それでは第17話を一緒に見ていきましょう。
ピンクのリップスティック 第17話 あらすじ
流産という最大の悲劇を経て、
ガウンは刑務所の中で変わっていきます。
もう、泣き叫ぶことはありません。
誰かに助けを求めることもありません。
模範囚として静かに日々を過ごしながら、
出所の日をただ待ち続けます。
その目に宿るのは、
かつての優しさではなく、
冷たく研ぎ澄まされた光。
服飾デザインの勉強をし、
体力をつけ、
感情を抑え込む術を身につけていくガウン。
「泣かないことで、自分を守ってるように見えて胸が痛くなった」
一方、塀の外ではハ・ジェボムもまた、
苦しい決断をしていました。
ガウンを救えなかった無力感。
何もできなかった悔しさ。
それらを胸に、
力をつけるため、
彼は海外(あるいは遠方)へと旅立ちます。
「必ず戻ってくる」
そう誓いながらも、
二人はここで一度、完全に離れ離れになります。
「唯一の味方がいなくなるタイミングが、あまりにも残酷」
そして、時間が流れます。
数年の月日が過ぎ、
ジョンウとミランの会社は成長し、
二人は成功者として世間の注目を浴びています。
悪が栄える時間。
何事もなかったかのように進む世界。
その一方で、
ついにガウンは刑務所を出所します。
自由になった――
はずでした。
現実は冷酷です。
「横領で服役した前科者」
そのレッテルは重く、
仕事を探しても、
どこへ行っても門前払い。
皿洗い、清掃、
日銭を稼ぐだけの生活。
「生きてはいるけど、社会から透明人間になった感じがした」
それでもガウンが
どうしてもしたかったことが一つありました。
ナリに会うこと。
彼女はこっそりと、
ナリが通う学校(あるいは幼稚園)の近くへ向かいます。
少し成長したナリ。
その姿を見ただけで、
胸がいっぱいになります。
しかし――
そこに現れたのは、ミラン。
そして、
ナリは迷いなくミランに駆け寄り、
こう呼ぶのです。
「ママ!」
その声を聞いた瞬間、
ガウンの世界は静かに崩れ落ちます。
「声が聞こえた瞬間、心が音を立てて壊れた気がした」
ナリは笑顔で、
ミランの手を握っています。
ガウンは物陰に隠れ、
声を殺して泣くことしかできません。
母としての自分が、
完全に過去の存在になっている――
その現実を、
嫌というほど突きつけられるのでした。
ピンクのリップスティック 第17話の感想まとめ
第17話は、
希望がないのに、終わってもくれない回でした。
刑務所を出ても、
何も取り戻せない。
むしろ、
失ったものの大きさを
改めて突きつけられる。
「自由になったはずなのに、前より苦しいってどういうこと…」
特に残酷なのが、
ナリの「ママ」という一言。
それは洗脳かもしれないし、
自然な成長かもしれない。
でも、
どちらにせよ、
ガウンの心を切り裂くには十分すぎました。
そしてジェボムの不在。
頼れる人も、
守ってくれる人もいない状態で、
ガウンは一人、
ゼロからやり直さなければなりません。
「ここから立ち上がれる人、どれだけいるだろう…」
それでも――
この回のガウンの目は、
確かに違っていました。
泣いて終わる目ではない。
諦めた目でもない。
「見ていなさい」
そう静かに言っているような、
覚悟の目でした。
ここから先は、
這い上がるための物語。
ゆっくり、
でも確実に、
復讐の歯車が回り始めます。
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