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前回、あまりにも残酷な真実を知り、言葉を失ったガウン。
第27話では、その彼女が再び“あの家”に戻るところから物語が動き出します。
叫ぶことも、説明することもできない。
それでも、ただ耐えるだけの時間は、少しずつ終わりを迎えようとしていました。
それでは第27話を一緒に見ていきましょう。
ピンクのリップスティック 第27話 あらすじ
失語症のまま退院したガウンは、行き場もなく自宅へ戻ることになります。
しかし、そこはもう安らげる場所ではありませんでした。
夫ジョンウの顔を見るだけで吐き気がこみ上げ、家の空気そのものが汚れているように感じられます。
声を失ったガウンは、怒りや嫌悪をぶつけることもできず、ただ冷たい目でジョンウを見つめるしかありません。
「何も言えない分、視線だけで全部伝えようとしているのが辛い」
そんな中、何も知らないナリが「ママ、お帰り!」と無邪気に抱きつこうとします。
ガウンは反射的に体を引いてしまい、ナリは傷ついて泣き出します。
その様子を見たジョンウや姑は、「子供にひどい態度をとるな」とガウンを責め立てます。
ガウンの心の中では、言葉にならない叫びが渦巻いていました。
――この子が誰の子か、あなたたちは本当に分かっているの?
「母親として責められるのが、一番残酷な罰に見える」
一方ミランは、ガウンが突然倒れ、言葉を失った理由を怪しみ始めます。
「もしかして、バレた?」
そんな不安を抱えながら、見舞いという名目で近づき、ガウンの表情や反応から真意を探ろうとします。
ガウンの態度の変化がさらに際立ちます。
彼女は相変わらず口を閉ざしたまま(あるいは、話せてもジョンウとは話さない選択をし)、必要最低限の反応しかしません。
その沈黙に、ジョンウは苛立ちを募らせます。
「何が不満なんだ!言いたいことがあるなら言え!」
怒鳴り散らしますが、ガウンは表情ひとつ変えず、ただ見返すだけです。
ミランは、そんなガウンを挑発するように、わざとジョンウと親しげに振る舞い、ナリを可愛がって見せます。
しかし今のガウンは、以前のように取り乱しません。
ミランを見据えるその目には、はっきりとした殺意にも似た憎しみが宿っていました。
「この視線だけで、もう関係性が逆転したって分かる」
一人になったガウンは、部屋で静かに涙を流しながら考え始めます。
ただ泣いているだけでは、何も変わらない。
彼女は日記にジョンウやミランの言動を書き留めたり、証拠になりそうなものを探したりと、わずかですが“反撃”への一歩を踏み出し始めます。
ピンクのリップスティック 第27話の感想まとめ
第27話は、派手な事件は起きません。
けれど、心理的にはとても重い回でした。
これまでのガウンは「被害者」でしたが、今は「すべてを知っている目撃者」。
この視点の変化が、彼女を静かに、そして確実に強くしていきます。
「何も言わないガウンの方が、よほど怖い存在になってきた」
特に胸が痛むのは、ナリとの関係です。
泣くナリを見るたび、ガウンの苦しみも深まっていく。
ジョンウがナリを庇う姿さえ、ガウンには別の意味で突き刺さってしまうのが、本当に辛いところです。
それでも、この回で感じたのは“変化の兆し”。
ガウンはもう、ただ耐えるだけの人ではありません。
沈黙の中で、確実に何かを準備し始めています。
「ここからのガウンは、静かに、でも確実に怖い」
表では妻を演じ、裏では記録し、観察し、備える。
第27話は、復讐が再び動き出す前の、静かな助走の回でした。
この沈黙が破られたとき、
物語は一気に最終局面へ向かっていきそうです。
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