ご訪問くださりありがとうございます!
クルミットです♪
クィドンがチョンドンに自分の官服を着せながら「もう一度取り替えよう」と言う。赤ん坊のときにすり替えられたふたりが、今度は自分たちで選んで入れ替わる。全32話の最終回、こんな決着のつけ方をしてくるとは思いませんでした。
水一杯だけで誓ったダリとチョンドンの婚礼も、ダリが幼い男の子を連れてキム・ジンサの屋敷を訪ねるラストも、ずっと気になっています。
それでは最終回を一緒に見ていきましょう!
チャクペ〜相棒〜 最終回のあらすじ
アレー党の内部では、チョンドンに黙ってキム・ジンサに密旨を送ったことが問題になっています。「チョンドンを頭領と認めたくないなら排除すべき」という過激な主張と、「頭領を囮にするのは卑劣だ」という反発が対立しました。チョンドン自身は「生父か部下かどちらかを選ぶなら、部下を選ぶ」と宣言します。
血のつながりより仲間を選ぶって、この一言が重い。チョンドンが何を大事にして生きてきたか、ここにぜんぶ出てる気がしました。
キム・ジンサはアレー党への密旨に「自分の名前を殺生簿から外してくれれば、全官職を辞して郷里に下り自省する」と書いて送ります。強硬派は「罠だ、処刑すべき」と主張し、穏健派は「降伏したなら許すべき」と反論。結局、本当に官職を退くかを見届けてから判断することになりました。
キム・ジンサはクィドンに辞表を提出すると告げ、家族もクィドンを連れて郷里へ帰ろうと勧めます。でもクィドンは「武官として国から禄をもらっている以上、アレー党を掃討するまで退けない」と断り、父と別々の道を行くことを宣言しました。
その夜、チョンドンはダリに「明日どうなるかわからないから、今日婚礼を挙げよう」と言います。祖父も呼んだと。ダリは「水一杯でも気が合えばうまく暮らせる。夢みたい」と喜び、ふたりは水の入った器を前に夫婦の縁を誓います。
器に水一杯だけの婚礼。それしかできなかったふたりの事情を思うと、なんとも言えない気持ちになります。
ダリは汁物を作りながら「急に幸せだと思ったら涙が出る。死ぬのが怖い。平凡な夫婦が羨ましい」と泣きます。チョンドンは「卑怯に長く生きるより、義のために短く生きよう」と慰めました。
そこへ討伐軍の襲撃が入ります。激しい銃撃戦になり、チョンドンとダリは納屋に逃げ込みました。チョンドンは「自分が援護するから先に逃げろ」と促しますが、ダリは動きません。「お前は俺の命より大切だ。必ず生きて橋の前で会おう」と言われて、ダリはようやく脱出します。
討伐軍を率いるクィドンは、部下たちを外に待機させて、ひとりで納屋に入りました。
「俺たちが一緒に生きる道を探しに来た。赤ん坊のときにすり替えられた俺たちを、もう一度取り替えよう」
クィドンはチョンドンに自分の官服を着せ、「お前は今から役人だ、俺がアレー党の頭領だ。外に出たらすぐに背を向けて逃げろ」と告げます。チョンドンはクィドンを殴って怪我を装わせ、「ありがとう、そしてすまない」と言って納屋を出ました。
「ありがとう、そしてすまない」だけ。それ以上言えなかったんだと思う。言葉にしたら崩れてしまう気がして。
官服を着たチョンドンが、足を引きずりながら納屋から出てきます。部下たちは上官が出てきたと思い込みますが、そこで銃声が響きます。クィドンが「撃つな!」と叫びながら飛び出し、倒れたチョンドンを抱きかかえました。「チョンドン、すまない、目を開けろ」と泣き叫ぶクィドン。
場面が変わり、書堂で女性が女子生徒たちに文字を教えています。「有教無類(人を教えるのに差別があってはならない)」という言葉を引き合いに出し、父が乞食の子供に文字を教えたエピソードを語ります。龍馬の伝説は腐敗した役人が作った作り話であり、文字を学ぶことは義にかなうことだと説きました。
そして最後、夫人が外に呼び出されると、そこにダリと幼い男の子が立っていました。ダリは言います。「大監様の孫です。チョンドンに似ています」。
—
全32話を振り返って
一番頭に残っているのは、やっぱり納屋のシーンです。
クィドンが「もう一度取り替えよう」と言ったとき、赤ん坊のときのすり替えがずっとこの物語の根っこにあったんだなと感じました。それを言葉で説明するんじゃなくて、官服を着せるという行動だけで返してくる。そこがよかったです。
チョンドンの「ありがとう、そしてすまない」も、二言でぜんぶ言ってる。長々と話してたら逆に安くなってたと思います。
ダリが子供を連れてキム・ジンサの屋敷を訪ねるラストシーン。「チョンドンに似ています」という一言から、チョンドンがどうなったか察してしまいます。ダリと子供が生きていること、それがこの32話の残り火みたいなものだなと。
「ありがとう、そしてすまない」——チョンドンのあの言葉がずっと頭から離れません。
コメント