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クルミットです♪
ついに最終回を迎えた『カーテンコール』。
長い間続いた“偽りの家族劇”が幕を閉じ、チャ・グムスン会長と孫たち、それぞれの人生が静かに交わります。
最後の瞬間まで温かく、そして少し切ない――。
それでは『カーテンコール』最終話を一緒に見ていきましょう!
カーテンコール 最終回(第16話)のあらすじ
長い間、真実を隠してきたユ・ジェホン(偽の孫)とユンヒ。
しかし、グムスンにすべてを話したことで、ようやく“演劇”は終わりを迎えました。
実はグムスンはとっくに真実を知っていたのです。
サンチョルが仕掛けた“演出”であることを察しながらも、自分を思っての優しい嘘だと理解し、
“共犯者”として最後まで演じきっていたのでした。
――「わかっていたけど、幸せだった」その一言がすべてを包み込むようでした。
やがてグムスンは意識を取り戻し、ついに“本物の孫”リ・ムンソンとの再会の時が訪れます。
病室で、サンチョルに支えられながらゆっくりと身を起こすグムスン。
長年待ち続けた再会――けれども、その空気は少しぎこちないものでした。
「言いたいことがあるなら言いなさい。私は大丈夫だから」
祖母の言葉に、リ・ムンソンは押し殺していた感情を吐き出します。
「正直、ずっと恨んでいました…」
その瞬間、彼の目からは抑えきれない涙がこぼれました。
グムスンは穏やかに頷き、
「来てくれてありがとう。あなたに会いたかった」
そう言って彼の手を包みました。
互いに長い時を失い、傷を負いながらも、ようやく“家族”として向き合えた二人。
一方その頃、ジェホンが準備していた“最後の舞台”が幕を開けます。
グムスンと孫たちは劇場へ向かい、車内でリ・ムンソンはそっと祖母の手を握りました。
その温もりに、長年のわだかまりが溶けていくようでした。
――“過去の恨み”が“愛の記憶”に変わる瞬間。
舞台では、これまでの出来事が一つの演劇として再現されます。
舞台上にはジェホン、ユンヒ、そしてセギュの姿。
セギュはなんとサンチョル役を演じ、
グムスンを中心に起こった数々の出来事――家族の食卓、旅先の笑顔、涙の夜――が次々と蘇ります。
その舞台を見つめるグムスンの目に、静かに涙が浮かびました。
「みんな、ありがとう。本当に楽しかったよ」
その微笑みは、まるで自分の人生を見届けているかのようでした。
演劇が終わると、ジェホンは観客席のグムスンを舞台へ招き上げます。
会場全体が拍手に包まれ、彼女の人生そのものが“カーテンコール”として称えられました。
それから間もなく、グムスンは静かにこの世を去りました。
サンチョルとチョンスクには遺産の一部(総資産の10%)が、
そして四人の孫たちには残りの資産が平等に分け与えられます。
ただし、リ・ムンソンが正式に韓国国籍を取得するまでは、
サンチョルが代理で資産を管理することに。
こうしてナグォンホテルは、誰か一人のものになることなく、
“家族の記憶”として守られることになりました。
セヨンはリ・ムンソンと静かに話をします。
「もう少し…ここにいてくれない?」
セヨンの真っ直ぐな言葉に、リ・ムンソンはうなずき、
“もう逃げない”と決意。正式に韓国国籍を取得するための手続きを始めます。
サンチョルの助けを借り、彼は再び中国へ戻り、
今度こそ合法的な手続きで韓国に帰ってくることを誓いました。
――“ようやく祖母のいる場所へ帰ることができる”。彼の目には希望の光が宿っていました。
一方、ユンヒはジェホンに思いを告白します。
「私、あなたが好き」
しかしジェホンは微笑みながら、「君はかわいい妹みたいだ」と答えます。
それでもユンヒは「簡単に諦めない」と笑顔で言い、二人の関係は温かく続いていくのでした。
そして、ペ・ドンジェもまた心を入れ替えます。
ジェホンに言われた「セヨンへの愛は執着だ」という言葉を思い出し、
「俺はもうやり直す」とセヨンに別れを告げました。
二人の“ビジネス結婚”は、静かに終わりを迎えます。
数日後、セヨンのもとにジェホンが現れます。
「一緒に夕飯、どうですか?」
これまで“家族”として出会った二人が、今度は“ひとりの男女”として向き合う瞬間。
笑い合いながらテーブルを囲む二人の姿は、
嘘も悲しみもすべて洗い流したかのように穏やかでした。
カーテンコール 最終回の感想まとめ
第16話は、“別れ”ではなく“感謝”で終わる、静かで温かな最終回でした。
グムスンが見せた「理解」と「許し」、ジェホンが届けた「心の演技」、
そしてリ・ムンソンが選んだ「未来」。
それぞれの人生が、ようやく“幸福”という同じ場所にたどり着きました。
――“人生そのものが一つの舞台”。その幕が下りる瞬間、すべての涙が拍手に変わる。
『カーテンコール』は、愛と赦し、そして家族の絆を描いた感動の物語でした。
最後の拍手は、グムスンだけでなく、彼女を支えたすべての登場人物へのカーテンコール。
心の温もりが静かに残る、美しいエンディングでした。
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