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クルミットです♪
静かに積み重なってきた違和感が、4話で一気に弾けました。ふとした匂い、置き忘れた化粧品のフタ、そして“同じ夜に二人いた女”。ソンジュの不安はついに「名前」を求めます。
それでは4話を一緒に見ていきましょう!
ショーウィンドウ:女王の家 4話のあらすじ
手術台にいたのはユン・ミラ(チョン・ソミン)。
そして事件の現場に立っていたのはハン・ソンジュ(ソン・ユナ)。
ここまで明かされて、胸が一気にざわつきます。
“ショーウィンドウ”の幕は、もう下ろせないところまで来ていました。
その少し前。ミラの家から出てくるシン・ミョンソプ(イ・ソンジェ)と駐車場ですれ違った気がして、ソンジュはハンドルを切り返します。けれど夫は商業施設の駐車場に車を移動させており、自宅の車庫には不在の痕跡なし。ミラに連絡すると「彼が来た」と意味深な返事。ソンジュの不安は形を持ち始めます。
帰宅したミョンソプは、妻が届けた“手製のカッキムチ”を何も知らずに美味しそうに頬張るだけ。
その無神経さに、視聴者側の胃がキリッと痛む…。
ソンジュは決意して、朝一番でミラの家へ。
「化粧を直したい」とパウダールームに入ったソンジュは、見慣れた男性用コスメと“フタを開けっぱなしにする癖”を見つけてしまいます。まさにミョンソプの習性。全身が冷たくなる瞬間。
追い詰められたミラは、偽の“彼氏役”を用意してその場を工作。さらに、自分が腕にしているはずのブレスレットについても平然と嘘を重ねます。
「その男の名前は?」と核心に手を伸ばすソンジュに、ミラは偽名で切り抜けるのでした。
疑いはまだ“証拠”になっていない。けれど、心はもう知っている。
家に戻ったソンジュは、一度は疑いを引っ込め、ケーキを焼いてミラに謝罪のしるしとして手渡します。
それを受け取ったミラの胸中は、静かに揺れていました。
一方、ラハンの上海デパート入店問題で追い詰められるミョンソプ。キム・ガンイム(ムン・ヒギョン)は容赦なく圧をかけ、「社長の椅子」を餌に結果を迫ります。ミョンソプは人脈に土下座同然で頼み込みますが、実はソンジュがすでに先回りして布石を打っていました。
彼はそれを“聞こえないふり”で通話越しにやり過ごす。功績は自分の顔に。――こういうところ、ほんとうにズルい。
家では、香水の匂いの言い訳として“女性部下の母からの礼電話”を持ち出してソンジュを安心させるミョンソプ。しかもその“仕掛け”はガンイムのテスト。姑と婿、互いに本性を測り合う関係が寒々しい。
ソンジュは友人の精神科医チャ・ヨンフン(キム・スンス)のトークイベントへ。匿名の相談メモに“夫の不倫疑惑”をしたため、彼は筆跡でソンジュだと察したよう。誰にも言えない気持ちが活字になった瞬間、画面の空気が少し軽くなるのを感じました。
そして“靴”の意味が語られる。
ソンジュはミラを自宅に招き、ドレスルームを案内。
ガラスの靴は“父が作ってくれた靴”。
真珠の靴は“ミョンソプがプロポーズのときに作った靴”。
幸福のシンボルのはずが、今は胸を刺すガラス片のよう。あの夜、ミラが履いたのは——この物語の悲鳴のように見える靴でした。
ミラは家族写真を見つめながら、静かに呟きます。
「私にも、あなたみたいな家族が作れるかな」
その目の色に、優しさとは別の熱がある。
やがてミョンソプの“社長就任式”。ミラは叔父からの脅しに押され、こっそり式場へ。しかしソンジュの視線に捕捉され、ついに――
ソンジュは“二人の嘘”を目撃する。
ミラの腹部を気遣う描写も挟まれ、妊娠の示唆まで。
疑いは確信となり、静かな妻の世界に大きな亀裂が走りました。
ショーウィンドウ:女王の家 4話の感想まとめ
4話は“匂い・癖・物(靴/ブレスレット)”という日常のディテールで、嘘の輪郭をくっきり浮かび上がらせた回。過度な説明を避けながら、視聴者に“気づかせる”見せ方がすごく心地よかったです。
ソン・ユナさんの不安と疑念の揺れ幅がリアルで、ふと視線が落ちる瞬間に心がついていく感じ。台詞よりも沈黙が怖い。
「その男の名前は?」と問う場面、息を止めて見てしまった。
ミラは“大胆で、嘘に迷いがない”。でもソンジュの優しさに一瞬だけ表情がほどける。そこで救われるどころか、より深い場所へ踏み込んでしまうのがこのドラマのえげつないところ。
ミョンソプは相変わらずの自己保身。功績は自分のもの、責任は他人の影に。個人的には、ここからソンジュの“反撃の知性”がどう刃になるかがいちばんの見どころです。
次回は、就任式での目撃をきっかけに情勢が大きく動きそう。
ミラの“もしや…”な兆し(妊娠)も爆弾。ガンイムの権力ゲーム、タウンハウス住人たちの“ガラス越しの幸福”もさらにヒビが入るはず。
5話は、言い訳が通用しない“名前”と“事実”が突きつけられる回になると予想。ソンジュの最初の一手、見逃せません。
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