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クルミットです♪
待ち焦がれた逢瀬の場所、降りしきる雨の中でひとり佇むチニの切ない瞳。身分という巨大な壁が、二人の純真な恋を容赦なく引き裂いていきます。愛する人を守るために倒れていくウノの命の灯火、そして彼が亡くなった後も教坊の門前で微動だにしなくなった棺の光景。チニの人生がこの回を境に、取り返しのつかないほど激しく変貌していきます。
それでは9話を一緒に見ていきましょう!
ファン・ジニ 9話のあらすじ
激しい雨が降り注ぐ中、チニは駆け落ちを約束した場所でウノを待ち続けていました。しかし、いくら待ってもウノは現れません。彼は父親に計画を察知され、蔵に閉じ込められていたのです。
冷たい雨に打たれながら約束を信じて待つチニの姿が痛々しくて、見ていて胸が張り裂けそうになりました。あんなに健気な姿、もう見ていられません。
一方、監禁されたウノは父親から「お前のせいで相手の女(チニ)は殺されることになる」と責め立てられます。愛する人を失う恐怖と疲労から、ウノは重い病に倒れてしまいました。チニは何も知らぬまま彼を案じますが、教坊のペンムは「芸の道に生きるなら恋は捨てろ」と冷たく言い放ちます。
ペンムのあの厳しい言葉は、チニを強くするための毒親のような愛なのでしょうか。あんな絶望的な状況で突き放すなんて、あまりにも酷すぎます。
病状が悪化し、意識が朦朧とする中でウノはチニの名前を呼び続けました。しかし、ウノの母親は頑なにチニを拒み、二人が再会することはありませんでした。両班の息子と賤民である芸妓。当時は絶対に覆すことのできない身分の差が、若き二人の愛を無慈悲に踏みにじったのです。
ウノの葬儀の日、信じられない出来事が起こります。遺体を乗せた棺が、チニがいる教坊の門の前でピタリと止まり、びくとも動かなくなったのです。困り果てる人々の中、チニが静かに歩み寄ります。彼女は自分の上着を脱いで棺にかけ、「もう安心して行ってください」と最期の言葉をかけました。その途端、先ほどまで地面に張り付いていた棺がすーっと動き出しました。
棺が門の前で動かなくなるあのシーン、背筋がゾクっとしました。ウノの未練と執念が目に見える形で現れた瞬間、こみ上げてくる涙を抑えられませんでした。
ウノを失ったチニの心は、完全に壊れてしまいました。かつての愛らしい瞳からは光が消え、冷たい表情に変わります。彼女は初恋を奪ったこの世を呪うように、復讐に近い感情で芸の道へ突き進む決意を固めます。チニは自ら髪を切り、酒を浴びるように飲み、男たちを弄ぶような荒れた生活を送るようになりました。彼女の豹変ぶりに、周囲はただ戸惑うばかりです。
ウノという光を失ったチニの絶望
今回の回は、とにかくウノの死が早すぎると感じてなりません。あんなに純粋で、未来を信じていた二人の時間が、一瞬にして葬列の音にかき消されてしまう演出に圧倒されました。棺が動かなくなったあの場面は、深い絶望と愛情が生んだ悲劇の証明そのものでした。
チニが髪を切り、まるで別の人間になったかのように振る舞う姿は、見ていて胸が痛みます。悲しみを癒やすのではなく、その怒りをすべて芸へのエネルギーに変えようとしているかのようです。ペンムから突きつけられた非情な現実を、チニがどうやって飲み込んでいくのか。これから彼女が歩むであろう修羅の道が想像できて、今の彼女を抱きしめてあげたい気持ちでいっぱいです。
これまでの純粋で可愛らしいチニも大好きでしたが、絶望の淵から立ち上がり、芸に魂を売ろうとする今の彼女の危うさ。ペンムとの関係も、憎しみが根底にある今の状態から、今後どのように変化していくのでしょうか。ただの師弟を超えた、因縁の対決になりそうな予感がします。次回、成長したチニがどんな姿を見せてくれるのか、一人の視聴者として最後まで見守ります。
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