九尾狐伝-あらすじ-13話-14話-感想付きネタバレありで!

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クルミットです♪

イムギの催眠によってユリがイ・ランを襲撃してしまいました。
色々なことが上手く行きかけた矢先の出来事に動揺を隠せないイ・ヨンたち、今にも命が尽きてしまいそうなイ・ランにホオズキを食べさせたらイ・ヨンはその罰でしばらく地獄へ行かなくてはいけなくなりジアを守ることが出来なくなります。
またしてもイムギはイ・ヨンに究極の選択を仕掛けてきました。
必ず助けるとイ・ランを見つめ頭を優しく撫でるイ・ヨンの姿が切なかったですね。
しかも、イムギはシンジュやヘジャにも催眠をかけています。
最後の最後まで抜かりないイムギ。
そしてジアの中のイムギも目覚めた今いったい何が起こるのでしょうか?!

【九尾狐伝】(ネタバレあり)

13話

苦しみ出したジアに駆け寄り抱きしめるイ・ヨン。
うつむくジアが突然顔を上げ笑顔でイ・ヨンを見つめます。
「ひさしぶりね。イ・ヨン。」その姿に息を飲むイ・ヨン。
「女は俺の物だ!気分はどう?600年の時を経て愛する女と再び敵になって再開するのは?」と聞くイムギに「ジアはどこだ?」と聞き返すイ・ヨン。
女はここだと言って自分の胸に手を当てるイムギ。女は絶望して泣いていると微笑みます。
イムギが2匹???

イムギが2匹いるのかと聞くイ・ヨンに「お前のせいだよ。この女を島で生贄に捧げていれば2つに別れることもなかった。でも時がくればまた一つになる・・・お前の体に入る時さ」とイムギは嬉しそうに話します。
2匹いれば何とかなるのに、なぜ自分の体に執着するのかと聞くイ・ヨン。
イムギは「あいつは成長が早すぎる」と答えたため、イ・ヨンはイムギは老化が速く九尾狐の不老不死の体が必要なのだと気が付きます。
「龍になっていれば白頭大幹の神は俺のものだった」と怒りをにじませるイムギ。
イ・ヨンは「復讐か」と呟きます。
イ・ヨンが横取りしたわけでもないのに・・・(+_+)

イムギは「俺が蘇った以上この女は死ぬ。もし俺を殺したとしても女は死ぬし、この女を助ければお前が死ぬことになる。」と言ってイ・ヨンを挑発します。
静かに「残念だが、そのどちらでもない。」と返すイ・ヨン。
苛立つイムギは手出しできないイ・ヨンをボコボコに殴り、体に鉄の棒を突き刺すのでした。
鉄の棒に刺されながら「ジア。聞いているだろ?そこにいるんだろ?ジア戻っておいで。俺はいつまででも待っているから・・・俺は死ぬまでお前の物だ。」と優しくイ・ヨンは呼びかけます。
アウンの時と同じ展開・・・他に解決方法を見つけることが出来るのかな(T_T)

イムギの意識から戻ったジア。
自分がイ・ヨンを刺したことを知って「お願い。私を殺して。あなたを傷つけてしまう・・・」と泣き崩れ、そんなジアをイ・ヨンは「大丈夫。全て上手くいくよ。」と優しく抱きしめるのでした。
2回もこんな辛い目にあうなんて・・・泣けてきます。

ホオズキを車に乗せ、これさえあればイムギもイ・ヨンも用無しだとご機嫌な西京。
声がして振り返るとそこには懸衣翁が、
慌てて車を止める西京に「おいおい!乱暴な運転だね。ホオズキを回収に来た。」と伝えます。
「お前は誰だ!イムギ?イ・ヨン?誰の手下だ?」と言って拳銃を向ける西京。
懸衣翁が「どっちにしろ、それはお前の物じゃない。」と答えると、「うるさい!!ホオズキは俺の物!俺の物だ!!」と叫び西京は懸衣翁に何発も銃弾を浴びせます。
西京は人間だから懸衣翁のことを知らないんですね(^^;)

「痛いじゃないか~。火薬の臭いは嫌いなんだ!寿命を勝手に延ばしちゃいけないよ。」と話し出す懸衣翁に「何者だ?お前も怪物か?」とおののく西京。
懸衣翁はまた正式に迎えに来ると伝えます。
多分めっちゃ強いに決まってる懸衣翁(≧◇≦)

イ・ヨンの止血をしながらシンジュを待つジア。
腕に広がるイムギの鱗を見つめます。
自分を傷つけたことで心が深く傷ついているジアを優しく気遣うイ・ヨン。
いつイムギに意識が乗っ取られるかわからず家にも帰れないと話すジアをイ・ヨンは2人だけで遠く行こうと連れ出すのでした。
アウンもそうなったからイ・ヨンは辛いですね・・・

ホオズキを無事持ち帰った懸衣翁。
奪衣婆はジアの名簿を見つめながら「災いが起こる。阻止できるのは今・・・」と意を決したように死亡日時を名簿に入力しかけます。
しかし「あの人と生きるよ。」と話すイ・ヨンの顔が浮かび最後まで打つことが出来ません。
奪衣婆の愛ですね・・・

一方、ホオズキを回収され怒りを爆発させる西京。
そこへイムギが現れ
必死にへつらう西京にイムギは「もう何も信じられないし、何もいらない。計画を変更したんだ。苦しんでほしいんだよ。この世に生きる全てのものに。自首しなさい・・・お前には罪人が似合っている。」と催眠をかけました。
イムギも愛を知れば変わったかもしれませんよね・・・

イ・ヨンはジアに平凡な夫婦のように過ごそうと提案し、2人はお互い平凡な夫婦を演じながら束の間、楽しく幸せな時間を過ごすのでした。
「悔しいな。なんで私たちは平凡になれないの?悔しすぎる・・・あなたが人間で私たちが本当の夫婦でイムギなんかこの世にいない。そんな世界ならいいのに・・・そんな世界で出会っていたらよかったのにね。」と呟くジア。
そんなジアをイ・ヨンは優しく抱きしめ、甘い一夜を過ごします。
完璧な2人~( *´艸`)

翌朝、ベランダで1人コーヒーを飲むジアにイムギから電話が
「パーティーが始まる。もう君には優しくはしないよ・・・」と話すイムギ。
「可哀想な人ね・・・愛することも愛されることも知らずに、できるのは脅迫だけだなんて。」と返すジア。
鏡をみてみろというイムギ、窓に映るジアの顔にはイムギの鱗が広がっています。
イムギは冷たく「この鱗はもうすぐ全身を覆って君はその手でイ・ヨンを殺すんだ。」とジアに伝え電話を切りました。
ジアはその場に泣き崩れるのでした。
イムギが無表情すぎて怖い・・・

「あの子の名簿に何をした?」と怖い顔の懸衣翁。
奪衣婆は「あの子が本物なの。あの子の中に本物のイムギがいるの。それを退治しなければ」と話します。
「罪のないあの娘を犠牲にするのか?イ・ヨンの大切な女性だ。」という懸衣翁に「それは誰よりも知っているわ。知っているからこそよ!イ・ヨンはあの娘を殺せず、イムギはそれを知っている。そんなイムギがイ・ヨンの体を手に入れたら?」と聞く奪衣婆に「まだそうなると決まったことではない。君はいつもそうだ息子から愛する人を奪った。あの時も君は彼女の名簿を書き換え、そして息子は自殺した・・・」と訴える懸衣翁。
「災いはさらに大きくなる。今鎮めなければ・・・」という奪衣婆の言葉を遮るように懸衣翁は「君は災いを鎮めたらいい。わしがあの娘を守る。名簿に手を加えたらもう夫婦ではいられない。」と言い捨てます。
これでは奪衣婆が可哀想です(:_;)

目を覚ましたイ・ヨンはジアからの手紙を読み海へ
2人は海を散歩します。
イ・ヨンは「普通の人たちのように退屈で穏やかな日常をプレゼントすると約束した。でもこの海で君は言ったね。1人は嫌だと。死ぬのも一緒。生きるのも一緒だと。もしかしたら、その約束だけは守れないかもしれない・・・」とジアを見つめながら思います。
自分を犠牲にしてでもジアに普通の日常をあげたいんですね(:_;)

イ・ランの家ではユリが自分の命と引き換えにイ・ランを助けて欲しいとイムギに懇願していました。
ユリは眠るイ・ランに「イ・ラン様。これでお別れです。長生きしてください。ちゃんと食べて少し太って下さいね。お兄様と仲良くして今よりも幸せになって下さい。」と伝えるとイ・ランに貰った髪飾りをイムギに渡し目を閉じます。
イ・ランのために命を差し出したユリをイムギは気に入り殺さずに側に置くことにしました。
ユリもシンジュも自分たちの事は二の次なんですね(T_T)

イムギは眠るイ・ランにホオズキを置くと「彼女の中のイムギが呼ぶとき、お前は僕の兵士になる」と暗示をかけるとタンスの中に隠れているスホに向かって「そんな所にいると闇に喰われるぞ」と言ってその場を去りました。
子どもやけがをした小鳥、弱いものには優しいんですね・・・

イムギの暗示通りに自首をした西京。
ジアとイ・ヨンはソウルへ戻ります。
ジアは家へ、イ・ヨンはヘジャに会いに行き、後でセロムたちを連れてイ・ヨンの家に集合する約束をする2人。
何かいい方法を思いついたのでしょうか?

目を覚ましたイ・ラン。
側で立ちすくみ泣いているスホにユリの行方を聞くと、スホは泣きながら「怖いおじさんに連れて行かれた。もう帰ってこないって」と伝えます。
イ・ヨンは以前、狐玉を取られた占い師を探すようにヘジャに指示していました。
ただの下級神ではない気がするというイ・ヨンに、ヘジャはただの噂かもしれないが地獄の四天王の1人かもしれないと伝えます。
そんなすごい人だったの?!

ユリはイムギに5分時間だけ時間を貰いシンジュの居る動物病院へ
ユリの突然の訪問に喜ぶシンジュ。
ユリはシンジュにキスをすると「さよなら。別れよう。あなたは今フラれたの。だからもう私を待たないで。会いに来るのもダメ。」と伝えます。
動揺するシンジュに「嫌いになったの。飽きっぽい性格だから」というユリ。
シンジュはそんなユリの言葉を否定して別れを拒否します。
しかしユリは「すべてが嫌いなの。大嫌い」と叫び、泣いて止めるシンジュにひどい言葉を浴びせイムギの元へ。
その様子を微笑みながら見ているイムギ・・・こわ

泣きながらユリに言われたことを伝えるシンジュを励まそうとするイ・ヨン。
しかし、言えば言うほどシンジュを怒らせてしまいます。
そこへイ・ランが現れイムギが自分を治す代わりにユリを連れ去ったと話します。
イ・ランの元気な姿に喜び抱きしめるイ・ヨン。
イ・ランのツンデレ最高です!

そこへジアがセロムたちを連れてやって来ます。
イ・ランとジアが揉める中、イムギを封印する計画を説明するイ・ヨン。
ジアの中に入るイムギに計画がばれると言ってイ・ランはジアを省こうとしますがイ・ヨンはこの計画にはジアが必要なんだと伝えます。
イムギは全員殺して世界中に疫病をばら撒き誰も幸せになれない世界にするつもりだと話すジア。
イ・ランとジアもいいコンビですね~

イ・ヨンの計画は十王の1人である彼が持っている宜寧剣でイムギを斬るというものでした。
宜寧剣は罪だけを斬る剣。木刀なのでジアが傷つくことはないと話すシンジュの言葉にセロムたちはホッとします。
決行は明日の夜。
打ち合わせの後、イ・ランとカフェに来るイ・ヨン。
楽しい時間を過ごしますがイ・ヨンの体の傷を知ってイ・ランの顔は曇ります。
「その傷、あの女のせいだろ?もし、計画が失敗したらどうなるんだ?」と聞くイ・ランに「600年だ。もう不毛な争いはうんざりだ。終りにしたい。イ・ランお前が必要なんだ。」と伝えるイ・ヨン
イ・ランの複雑な顔に心が痛みますね・・・

その頃、西京の体に異変が、体中に広がる湿疹を掻きむしる西京。
警察署は人々が倒れパニックに、そこへチェチーム長が現れ倒れた警官の救護にあたります。
心臓マッサージをしていると警官は口から卵のようなものを吐き出します。
チェチーム長・・・そこにいたらヤバいかも・・・

イ・ヨンは計画を早めなくてはいけないと指示を出し、それぞれが準備を急ぎオロンカクシに集まります。
ジアと封印部屋へ移動するイ・ヨンは部屋に入る前、ヘジャから宜寧剣を受け取りました。
そして、ジアの体から出たイムギが他の人の体に移らないように2人が入った部屋は外から封鎖されます。
いよいよです!!ドキドキー(>_<)

ジアは宜寧剣を手にしたイ・ヨンに、自分がイ・ヨンを傷つけないように体を紐で縛るようにお願いし「一度、私を抱きしめて」と言って微笑みます。
優しくジアを抱きしめるイ・ヨン。
「心配するな。これはただの木の剣だから。」と伝えるイ・ヨンに「イ・ヨンの魂も斬ることが出来るの?」と聞くジア。
イ・ヨンが「ああ。もちろん切れるさ」と答えるとニヤリと微笑むのでした。
あーーー イムギだ(T_T)

「でも・・・さっきから、お前は誰だ?!」と聞くイ・ヨンに「イ・ヨンお前の魂が消えるんだ!」と言って宜寧剣でイ・ヨンを斬るイムギ。
イ・ヨンが床に倒れたのを確認したイムギはジアの首の鱗を剝がします。
そして、イ・ヨンの口の中へ
満足そうなイムギ。
うぅ気持ち悪っ

鱗を口から出し、立ち上がったイ・ヨン。
「お前に確認したかったんだ。どうやって体から体へ移つるのかを。」不敵に笑うイ・ヨンにたじろぐイムギ。
イ・ヨンに言われ占い師を探していたヘジャ、占い師を見つけることが出来ず、イ・ヨンに他の木刀を用意するよう指示されていました。
偽物の剣だったんですね(^^)v

イ・ヨンはジアの中にいるイムギとイ・テリとは少し思考が違うようだ話します。
そしてイムギに「イ・テリは自己の完成よりもジアへの関心の方が強かったけどね。」と揺さぶりをかけます。
イムギは「あいつは俺の体のほんの一部でしかない。俺とあいつを仲間割れさせられると思っているのか?甘いな。」と返しますがイ・ヨンは不敵に微笑み「あいつが今、何をしようとしているか知っている?あいつはさぁ・・・」と言いかけたとき、ジアが突然苦しみだし意識をうしなってしまうのでした。
このタイミングで目覚めちゃう・・・

一方、鱗を剥がしたことによって苦しみだしたイ・テリのイライラは頂点に達し、ユリに車を止めるように伝えると町をふらふらと歩き出しました。
イ・テリとすれ違う人々がバタバタと倒れていき・・・
イ・テリは勉強もして、知識をたくさん身につけた分、別人格ですよね

目覚めたジアはイ・ヨンを見つめ「急ぎましょう。最後の瞬間に私自身でいられるように。私のままであなたの側にいられるように。」と伝えます。イ・ヨンは優しくうなずき「終わらせよう。この忌々しい戦いを完全に」と誓うのでした。

その頃、奪衣婆は意を決し、懸衣翁に止められたにもかかわらず、ジアの名簿を「今日」と書き換えてしまうのでした・・・

14話

街ちゆく人が次々に倒れていく姿を車から見ていたユリ、戻ってきたイムギに「なぜこんなことを?人間を苦しめるのが楽しいの?」と聞くのでした。
「いいや。楽しいのは本を読んでいる時さ。イ・ヨンに死んでほしくて」と答えるイムギ。
「そんなに簡単に死ぬと思う?」というユリに「だからだよ。うんざりするほどしつこく、運命に逆らおうとするから・・・もう後戻りはできない。ケームは始まってしまったからね。」とイ・テリは話します。
育てたのが西京でなければ違った未来もあったんでしょうか?

イ・ヨンとジアが戻り、怪我もしていないことでホッとするイ・ランですが自分たちまで騙していたことを知ってご機嫌は斜め。
シンジュは柄でもないのに作戦会議と言い出したところから気が付いていたと嬉しそうです。
イ・ヨンは、イムギが体から体に移る鍵を見つけたが、奴を永遠に葬り二度と戻れないようにするにはまだ足りないと報告します。
死なないのにどうやって?

出ていけば全てを失うと言う奪衣婆に立ち止まり「わしが失うものはいったい何だ?」と聞く懸衣翁。
「三途の川の主。そして神に近い地位。そして永遠の命よ。」と答える奪衣婆。
「私はそんなものは要らない。欲しいのは妻と息子だ。妻よ・・・わしにとっては君と夫婦でいることが何よりも重い刑罰だ。」と言って懸衣翁は出ていきます。
ひどい・・・そこまで言わなくても(T_T)

職場に戻ったチェチーム長から警察署での話を聞いたジェファンはジアに連絡を入れます。
すぐにチェチーム長から離れるように指示を出すジア。
その様子を心配そうに見つめるヘジャ。
懸衣翁からの連絡で奪衣婆の元へ急ぐイ・ヨン。
どうなってしまうんでしょう・・・

両親を心配するジア。
シンジュはイ・ランにジアを託しジアの両親の元へ。
2人きりになったジアとイ・ランは小競り合いを始めます。
1人で歩き出すジアに勝手にしろと言いながらも、ため息交じりに立ち止まり「気が強い女だな・・・あんな女のどこがいいんだ?」と言って遠くから見守るイ・ラン。
暴走したトラックがジアに向かってきます。
ジアを救ったのは懸衣翁でした。
イ・ランは懸衣翁まで動き出したことに不安が募ります。
奪衣婆も1人苦しんでいるようですね・・・

奪衣婆の元へ来たイ・ヨン。
声をかけるイ・ヨンに「今日はいつも以上に口を慎んだ方がいい。あなた以上に最悪の気分なのだから。」という奪衣婆。
「名簿を書き換えたのか?俺を敵に回してまで自分自身も苦しむような道をなぜ選択したんだ?」と聞くイ・ヨンに「何を言われようと気持ちは変わらない。それが、私の選択よ。」と返す奪衣婆。
他に方法を探してあげて・・・(T_T)

「なぜイムギではなくジアなんだ?!なぜ!」と訴えるイ・ヨン
奪衣婆は「見たでしょう?あいつは剣では死なない。女の中のイムギを退治しなければ、外のイムギは捕まえられない。つまり、あの娘は死ぬしかない。」答えます。
「最後に言う。戻してくれ。元通りに」というイ・ヨンと「元通りよ。これで終わるのだから。もう諦めなさい。」と一歩も引かない奪衣婆。
イ・ヨンは「ダメだ。ジアは連れて行かせない。たとえ奪衣婆であっても。」というと瞳を閉じ意を決したように剣を出します。
「来なさい。」と立ち上がる奪衣婆。
奪衣婆へ向かい歩き出すイ・ヨン
切ない!もうやめて・・・(T_T)

懸衣翁から自分が死ぬまでさっきのようなことが起こり続けると聞かされたジア。
そして、イ・ヨンが自分の全てを懸けて奪衣婆の元へ行ったことを聞き涙を浮かべます。
解決策はあるのでしょうか?

イ・ヨンは奪衣婆の前に刀を置き「俺の命を懸けます。4日だけ時間を下さい。4日以内に捕まえなければ俺を殺せばいい。」とお願いをします。
「それは無理だ。あいつの暴走は始まっている。」という奪衣婆。
涙を浮かべながらポケットから鱗を出し「俺が必ず捕まえて見せる!」と訴えるイ・ヨン。奪衣婆にはそんなイ・ヨンに「手遅れだ・・・4日間でどれだけの犠牲が出ると思っているのだ?あの娘の命だけが尊いわけではない!」と一喝するのでした。
たしかに奪衣婆は正しいです。ジアの命だけが尊い訳じゃないですよね。

跪くイ・ヨン。
「お願いします・・・ジアを殺さないでくれ。何でも言うことを聞くよ。だから・・・」イ・ヨンの言葉を遮るように「柄にもないことを・・・むしろ剣を取りなさい!!ヨン。もう変えられないのよ・・・」と諭すように話す奪衣婆にイ・ヨンは「なぜ俺をこんなめに?」と奪衣婆を見つめます。
「息子を失い。夫もうしなったわ。だからあなただって失える。」と静かに答える奪衣婆をイ・ヨンは「後悔するぞ・・・」と言って見つめるのでした。
最善の選択が何もないなんて・・・

ジアは懸衣翁に自分がイ・ヨンに出会わなければイ・ヨンは今も立派な山の神だったはず、私は産まれない方がよかったのに言って、涙を流します。
懸衣翁は自分が死んだ息子との思い出、ヘジャは優しかった夫、イ・ヨンは君との思い出があるから、その思い出に支えられて生きてきたんだとジアを慰めます。
それぞれに辛い過去がありますね

庭のベンチに座るイ・ヨン。
朝日が昇り「どこも行き止まりか・・・」と言って立ち上がります。
そこへ奪衣婆がライターがつかないと言って現れます。「いい加減タバコをやめろよ」と言うイ・ヨンに、「長い時間、どんな方法を試してもやめられなかった。結末を変えられないとしたらどうする?・・・あなたかあの娘、どちらかしか助からない。」と告白する奪衣婆。
「結末はかわらないのか・・・」とため息交じりに笑いイ・ヨンはきつく瞳を閉じるのでした。
イ・ヨンが自分の命と引き換えにジアを助けることを避けたかったんでしょうね。

スホのいたずらで全身シールだらけのイ・ラン。
イ・ヨンに自分がイムギに敗れた時、「俺の最後の武器になって欲しい。この戦いをお前が終わらせてくれ」と言われた言葉を思い出します。
世界もジアも自分にはどうでもよくて、イ・ヨンを助けたいイ・ラン。
イ・ヨンの望むことと、自分の望むこととの間でイ・ランは複雑な気分になります。
もしもの時、大好きな兄を救うか兄の大切な人を救うのか・・・難しいですね(・_・;)

サムゲタンが食べたいとオロンカクシに現れたチェチーム長。
ヘジャに元気をアピールします。
しかし、体調が急変し苦しみだすチェチーム長。
慌てるヘジャ。チェチーム長もまた卵を口から吐き出しました。
ジアには会社でも次々に人が死んでいると連絡が入ります。
チェチーム長も死んでしまう?

鏡の前に立つジア「出てきなさい。私の中に入るんでしょ?」と言って自分の首にナイフを突きつけます。
首にナイフが突き刺さると同時にイムギが現れます。
「狂った女だ。器の分際で指図などするな。」とイライラしているイムギ。
ジアにお前はあと1日、2日でいなくなると面倒くさそうに伝えます。
「時間がかかるのね?なぜかしら?狐玉が消えたのはかなり前よ」と挑発するジアにイムギは狐玉に縛られていた後遺症だと話し、今度はお前が体の中で眠りにつく番だと微笑みます。
こちらのイムギは色々話しちゃうタイプなんですね(笑)

「つまりその時までは自由に動けないって事ね。私が死んだら?」と聞くジアに「お前は死ねないさ」と返すイムギ。
ジアに「人間てね、守りたいものがあると何でもするのよ。もういいわ。聞きたいことは聞けたから消えなさい。」と言われたイムギ「イ・ヨンは終りだ。お前を殺せないから」とジアの不安を煽ろうとします。
しかしジアに「人の恋路より自分の片割れを心配したら?あいつは失恋の腹いせにみんな一緒に地獄へ連れて行こうとしているわ。私の名簿が変わったの。人が大勢死ねば三途の川の番人が動き出す。あいつはそれを知っている。」と教えられます。
ジアの中のイムギの方が単純で扱いやすそうですね(^^;)

イ・テリがシンジュに会わせてくれると言うので公園にシンジュを呼び出すユリ。
ユリが心配でたまらないシンジュ。
イ・ランが回復しユリを心配していると聞いて安心します。
イ・ランの所へ行こうと言われたユリは「行けないの。私もあなたも・・・時間稼ぎしなきゃダメなの。」と話します。
驚くシンジュに「行っちゃダメ。どこにも。」といってユリはシンジュの前に立ちはだかります。
どうなる???

その頃ジアに父親から電話が
「ジアどこにいるの?友達が来ているよ。」と話す父親
知り合いだから家に上げたと話す父親にイ・ヨンかと思うジアですが、父親は前に話したカーネーション少年だよと言ってイ・テリと電話を変わります。
シンジュ・・・

「言っただろ。もう君に優しくしないと。運命に逆らうな。君の大切なものが全て壊れるぞ・・・」と言ってジアの両親に「首を吊りたい」と催眠をかけるイムギ。
泣き叫び家へ行こうとするジアを懸衣翁は制止しました。
両親が首を吊ろうとした瞬間イ・ヨンが駆け付け2人を救います。
イ・ヨンはお前がたくさん人を殺すからジアの名簿が書き換えられたと話し、「ジアが死ねばお前の片割れも死ぬのに本当の望みは何だ?」とイ・テリへ聞くのでした。
片割れが死んでもイ・テリは死なないんでしょうか?

イ・ヨンは「お前の欠けた部分は俺やジアでは埋められない。位の低い山神なんかよりはるかに高い地位。それを手に入れろ。神たちの神。三途の川の主だよ。一緒に討とう三途の川の主を」とイムギにもちかけます。
「面白い。意外だな。あの婆さんを裏切るなんて。」というイ・テリに「ジアを助けられるならどんなことでもするさ・・・断りたくてもどうせお前は手を組むよ。だってもう行き止まりじゃないか?お前は片割れを失い。俺はジアを失う・・・俺たちは殺し合ったあげく地獄に落ちる」と話すイ・ヨン。
「まさに俺が望むことはそれなんだよ」と微笑むイムギに、明日までに気が変わったら連絡しろと言ってイ・ヨンはその場を後にします。
イ・テリと手を組む?!そんなのありでしょうか?

シンジュはユリになぜこんなことをしたのか理由を聞きます。
従わなければシンジュを殺すとイ・テリに脅されていることを隠し「人間なんてどうでもいいじゃない。」と答えるユリ。
その言葉にシンジュは怒りを露わにして、その場を後にします。
こじれてしまいましたね・・・

イ・ヨンは家に帰り2日の猶予を貰ったことイ・テリと手を組むことを伝えます。
驚くジアたちに作戦だよと言って微笑み話を濁すイ・ヨン。
何かを言いかける懸衣翁にジアとの食事の後で詳しく話しますと伝え笑顔をみせ着替えに行くイ・ヨン。
その顔からは笑顔が消えているのでした。
何かを決断したんですね・・・

イ・ヨンは「結末が変わらないなら、悩む必要もない。俺がこれを喰よ。ジアの中のイムギを飲み込んで片割れを連れて飛び込むよ。三途の川に。二度と蘇らないように」と奪衣婆。に伝えます。
「そんなことをしたらあなたまで!」という奪衣婆に「そう・・・俺も生まれ変われない。ジアの元にも二度と戻れないけど。」とイ・ヨンは微笑むのでした。
奪衣婆がどうしても避けたかったことですね・・・

オロンカクシで手当てを受けるチェチーム長。
ヘジャは、もうすぐ長い戦いが終わる。それまでの辛抱だから頑張るようにとチェチーム長を励まします。
チェチーム長は「やはり、あなたは特別な人なんですね。」と言ってヘジャの手を握ります。
そこへ現れた懸衣翁はチェチーム長を見て驚きます。
ヘジャに「あの人が誰なのか知っているのか?!」と聞く懸衣翁に「急に何をいっているんですか?」と不思議そうなヘジャ。
懸衣翁は「生まれ変わりだよ!君が今でも忘れられずにいる死んだご主人さ!」と伝えます。
わぁ ここで再会!!

一方、イムギの催眠で自ら自首した西京は体中に出た湿疹に慌てふためきながら助けを求めます。
そこに警察に姿を変えたイ・ランが現れ西京に手を差し伸べます。
何かいい方法が見つかったんでしょうか?

デートを楽しむジアとイ・ヨン。
「かわいい。」とジアを見つめ微笑むイ・ヨンにジアは「約束して初雪が降った日またここに来よう。クリスマスも一緒に前に行ったビーチに行こう。」と提案。
一呼吸おいてイ・ヨンは「うん。そうしよう」と寂しそうに微笑みます。
側にいてあげられないのが悲しいですね・・・

「それから元旦は家に来て私の両親と一緒にお雑煮を食べよう。それと私の誕生日に・・・」とイ・ヨンにそっと耳打ちするジア。
イ・ヨンは「わかった。買ってあげるよ」と優しく微笑みました。
「今日の約束を守るためにはどうしなきゃダメか分かっているよね?」と言って小指を出すジアにイ・ヨンはためらいながら「長生きしないとね」と言って自分の小指を絡ませ約束するのでした。
残された時間が少ない2人・・・(T_T)

セロムに花束を渡し誕生日を祝うジェファン。
セロムは家で飼っている金魚の世話をジェファンに託すと「来年の誕生日もジェファンからケーキが貰えますように」と言ってローソクを吹き消しました。
セロムも感染してしまったんですね・・・(ノД`)・゜・。

ジアは自分が死ねばイムギも死んで皆が幸せになれるし、イ・ヨンが傷つかなきゃならない理由がなくなると気持ちを打ち明けます。
「でも私が死んだら残されたあなたはどうやって暮らすのかな?」とイ・ヨンを見つめるジア。
イ・ヨンは「そうなったら長いこと自分を責めながら暮らすさ、また守れなかったと・・・」と答えます。
ジアは「私だって同じ。もうあなた無では生きていけない。だから私たちお互いを守らないと。イムギのやりたいようにさせてはダメ。」と言ってイ・ヨンの手を握るのでした。
ジアは強い(゚Д゚;)

セロムから感染したと連絡が入り駆け付けるジアとイ・ヨン。
オロンガクシではチェチーム長を愛する夫の生まれ変わりであることに気づけなかったとヘジャが涙を流していました。
懸衣翁は「全てが偶然なのか?全ての人間関係はつながっていても、もつれている。しかしヨンとジアの周りの者は一カ所に集まっている・・・。我々の手には負えない何かが始まろうとしている。」と不安を募らせます。
奪衣婆と早く仲直りしてほしいものです。

セロムの看病をするジアたち。
体調が悪化し苦しそうなセロムですがジェファンが感染することを避けるために帰るように伝えます。
しかしジェファンは笑顔でセロムに付き添うと答えるのでした。
昔から続く縁が結ばれるといいですね~

イムギからの電話を待ち続けるイ・ヨン。
日が昇り、諦めかけた時に電話が鳴り・・・
イムギの屋敷で対面し「いいよ。一緒に戦おう三途の川の主人と」と微笑みながらイムギは手を差し出します。
その手を握るイ・ヨン。
お互いに思惑がある2人

シンジュからイムギと手を組んだことを聞かされたイ・ランは「自殺行為だ・・・あいつイムギと死ぬつもりだ」と不安になります。
その頃、拳銃を握りしめた西京がジアの前に現れ、
次の瞬間、3発の銃声が鳴り響くのでした・・・

感想
イ・ランは悲しんでも、自分を嫌ってでもイ・ヨンに生きていてほしいんですね・・・
気持ちは分かるけど、イ・ヨンはそんなこと望んでないし、もしジアに何かあったら絶対に許してくれないですよね。
せっかく仲直りしたのに、なんか悲しいです。
ホオズキがなくなり永遠には生きていくこともできなくなったのだから、せめてこれからは楽しく寿命を全うして欲しいのに・・・
そして、奪衣婆が最も恐れていたのはイ・ヨンがジアのために命を捨てることでしたね。
自ら三途の川へ来た者には転生が許されません。
それでもジアの幸せを優先したいイ・ヨンの決断に心が痛みます。
そんなイ・ヨンに、これからの予定を沢山詰め込んで死を選択しないようするジアの強さも切なかったですね。
果たしてジアの運命は?
次回が待ち遠しいです!!

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