カーテンコール 第3話あらすじと感想|“偽りの孫”が家族の中へ――心を動かす演技のはじまり

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第3話では、ついにジェホンとユンヒが“北から来た孫夫婦”としてチャ・グムスンの家に迎え入れられました。
偽りの再会が始まったことで、家族たちの間には複雑な感情が渦巻き、そしてジェホン自身の心にも変化が――。

それでは『カーテンコール』第3話を一緒に見ていきましょう!

カーテンコール 第3話のあらすじ

目の前に現れた孫を見つめながら、涙を流すチャ・グムスン。
「無事にここまで育ってくれてありがとう。本当に立派になったね」
その一言に、長年の想いがすべて込められていました。

ジェホンとユンヒは、まるで本当に北から来たかのように自然な演技を続けます。
しかし、家族全員がすぐに信じたわけではありません。
長男セジュンと次男セギュは、どこか胡散臭さを感じ、二人を疑いの目で見つめていました。

けれどもジェホンたちは落ち着いた態度で対応。
事前にサンチョルから家族構成や過去の出来事をすべて聞き、徹底的に準備していたのです。

“嘘なのに、こんなにも温かい――”
そう感じさせるほど、二人の演技には真心がありました。

その夜、グムスンは「ここで一緒に暮らしてほしい」と二人に提案します。
本来なら彼女が生きている間だけの“短い芝居”のはずでしたが、セヨンの「ここで暮らしてもらえたら安心です」という言葉に、場の空気が一気に重くなります。

セジュンとセギュは「財産を狙っているのでは」と疑いを強めますが、グムスンとセヨンだけは二人を信じようとしていました。

“信じたい気持ちと、疑う気持ち”――この家族の温度差がとてもリアルです。

食卓でも質問攻めが続きます。
「北からどうやって来たの?」「そんなに簡単じゃないはずだろう」
一瞬言葉に詰まるジェホン。
しかし、用意していた答えで見事に切り返し、ユンヒの自然な相槌もあって場の空気をつなぎます。
遠くからその様子を見つめるサンチョルの顔には、安堵の笑みが浮かんでいました。

その日の夜、部屋に戻ったジェホンとユンヒは深く息を吐き、互いに笑顔を交わします。
「今日一日、なんとか乗り切れたね」
緊張感の中に、わずかな達成感が漂いました。

そして、ジェホンがこの役に深く入り込めた理由が少しずつ明かされていきます。
彼自身にも“母親に捨てられた過去”があったのです。
その痛みを思い出すたび、彼の演技にはリアリティが宿っていました。

演技と現実が重なっていく――ジェホンの表情が切なくてたまりません。

翌日、セヨンに誘われてソウル見物へ。
ジェホンはリ・ムンソンとしての演技を崩さず、北の言葉を混ぜながら楽しげに振る舞います。
「こんなに輝く街があるなんて、すごいですね」
その純粋な言葉に、セヨンの心も少しずつ解けていきました。

二人の距離がぐっと近づく一方で、セヨンの元婚約者ペ・ドンジェが動き出します。
彼はホテルの株を持つ財閥の御曹司。
「君の持ち株が必要なんだ。結婚してくれれば全部譲る」
という提案に、セヨンは即座に席を立ち、彼を突き放します。

愛と欲望が交錯する中、セヨンの強さが際立ちました。

そのころ、中国の黒龍江省では、本物のリ・ムンソンが姿を見せます。
犯罪に手を染めながらも、ニュースで祖母の姿を見つめ、複雑な表情を浮かべる彼。
「…まだ生きていたのか」
その呟きに、遠い国の“もうひとつの現実”を感じました。

数日後、ホテルで行われるパーティー。
ジェホンはセヨンから贈られたスーツを着て出席します。
しかしそこに現れたのはペ・ドンジェ。

「君、僕の婚約者とずいぶん親しそうだね」
挑発するような言葉に、セヨンの表情が一瞬で凍りつきます。

その光景を最後に、第3話は幕を閉じました。

偽りの舞台は順調に進んでいるようで、少しずつ綻びが見えはじめた気がします。

カーテンコール 第3話の感想まとめ

第3話は、まさに“偽りの家族”が本物の絆を見せはじめた回でした。
グムスンの涙、セヨンの揺れる心、ジェホンの過去。
どの登場人物にも“守りたいもの”があり、その思いが物語をより深くしていきます。

セヨンとジェホンのソウルデートのシーンは、静かな癒しの時間でしたね。
北と南、真実と嘘――境界を越えて少しずつ近づく二人の姿が印象的でした。

“演じているのに、本気で人を想ってしまう”――その瞬間こそ、ドラマの核心。

本物のリ・ムンソンがついに動き出し、物語はさらに緊張感を増していきます。
次回、第4話では“真実”が少しずつ明かされていきそうですね。

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