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クルミットです♪
第9話では、ついにジェホンの正体がセヨンに明らかに。
そして、北で生きてきた“本物の孫”リ・ムンソンがついに南へ――。
これまで積み重ねてきた“嘘の家族劇”が崩れ始め、物語は大きく動き出します。
それでは『カーテンコール』第9話を一緒に見ていきましょう!
カーテンコール 第9話のあらすじ
友人の「この人、俳優よ」という言葉で、セヨンはすべてを悟りました。
これまで信じてきた“北から来た弟”が、実は舞台俳優のジェホンだった――。
頭の中で、彼の不自然な言葉づかいや、時折出ていた標準語の記憶がよみがえります。
一緒に笑い合った時間も、優しく肩を叩いてくれた手も、全部“演技”だったのかと思うと、胸が締めつけられるようでした。
“優しさ”が“裏切り”に変わる瞬間――セヨンの苦しみが画面越しに伝わってきました。
そのころ、ついに南へ渡ることに成功した“本物の孫”リ・ムンソン。
「今すぐハルモニに会わなきゃならない」
そう叫ぶ彼を、同行していたチャン・テジュが必死に止めます。
今出て行けば混乱が起きるだけ――冷静な判断を促され、リ・ムンソンはしばらく身を潜めることにしました。
薄暗い部屋でひとり過ごす彼は、亡き恋人を思い出します。
貧しさの中で愛する人を救えなかった過去。
「もう二度と、金のせいで大事な人を失ったりはしない」
その決意の言葉が、彼の孤独を物語っていました。
一方のジェホンは、サンチョルに「もう隠し通すのは無理です」と打ち明けます。
するとサンチョルは、「ビザの期限はあと3ヶ月だ。その時までは…」と冷静に答えるのみ。
俳優としてではなく、“人間として”罪の重さを感じるジェホンの姿が印象的でした。
嘘を守るために始めた演技が、いつの間にか誰かを傷つける現実に変わっていく――。
その頃、リ・ムンソンの過去も少しずつ明らかになります。
幼いころ、病に倒れた父が南に残した母を恋しがりながらも、心の奥では責めていたこと。
そんな父の背中を見て育った彼は、母=グムスンへの複雑な感情を抱えていました。
ある日、ナグォンホテルを訪れたリ・ムンソン。
そこで、見覚えのある顔――ジェホンを見つけます。
互いに一瞬で悟りました。
彼が自分の“役”を演じていること。
そして、この男こそが“偽りの孫”だということを。
しかし二人は、何事もなかったかのように微笑み、沈黙を貫きます。
その場に漂う緊張感は、まるで舞台のクライマックスのようでした。
“本物”と“偽物”が初めて同じ場所に立った――この静けさが最高にゾクゾクしました。
慌ててユンヒに電話をかけるジェホン。
「ユンヒ、今大変なことになった!」
焦る彼に、ユンヒも驚きを隠せません。
サンチョルも事態を察知し、チャン・テジュのもとを訪れて警告を放ちます。
「これ以上余計なことをすれば、全てが壊れる」
それでも、テジュとリ・ムンソンは止まりませんでした。
彼らの目的はただひとつ――“真実”をグムスンに伝えること。
そしてついに、セジュンのもとへリ・ムンソンとテジュが現れます。
「この人が本物のリ・ムンソンだ」と証拠を突きつけるテジュ。
しかしセジュンは冷静に言い放ちます。
「以前のDNA検査では一致と出た。信じるには別の証拠が必要だ」
再度行われたDNA検査。
結果は――“一致”。
セジュンの表情が凍りつきます。
誰を信じればいいのか、何が真実なのか。
全てが揺らぎ始めました。
そのころ、屋敷では何も知らないグムスンが、ジェホンと穏やかに食卓を囲んでいました。
笑顔でお粥をすくう彼女の手。
けれど、家の外ではすでに“運命の客人”が立っています。
北から来た本物の孫――リ・ムンソン。
玄関の前で静かに息を吐き、重い扉を見つめるその瞳。
やがて物語は、次の瞬間へ。
“本物”がついに家の前に立つ――第9話はまさに嵐の前の静けさでした。
カーテンコール 第9話の感想まとめ
第9話は、これまで隠されていた“真実”が次々と表に出る緊迫の回でした。
セヨンが真実を知る衝撃、本物の孫がついに到着する展開――まさに転換点といえる一話です。
そして、ジェホンとリ・ムンソンが初めて向き合うシーンは圧巻。
言葉は交わさずとも、互いにすべてを理解しているような静かな対峙が美しくも切なかったです。
嘘が壊れ、真実が動き出す――その瞬間が、まるで“カーテンコール”の始まりのようでした。
次回、第10話では、ついにリ・ムンソンがグムスンの前に現れます。
彼女がどんな言葉をかけるのか、そしてジェホンはどんな結末を選ぶのか。
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