カーテンコール 第14話あらすじと感想|“最後の舞台へ”――倒れた祖母と、続く偽りの家族劇

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第14話では、グムスン会長が倒れ、ついに“偽りの孫”ジェホンの正体が家族の前で明らかになりました。
しかし、それでも彼は“最後の舞台”をあきらめません。
祖母のための、本当の意味でのカーテンコール――。

それでは『カーテンコール』第14話を一緒に見ていきましょう!

カーテンコール 第14話のあらすじ

グムスンが倒れたという知らせを受け、家族たちが駆けつけます。
セジュンは怒りを抑えきれず、ジェホンに拳を振り下ろしました。
「全部お前のせいだ!」
真実を隠していた彼の正体がついに家族全員に知れ渡ってしまったのです。

「すべて事実です。僕たちはリ・ムンソンでも、チャン・ジンスクでもありません。」

ジェホンとユンヒは家族の前で、自分たちが“俳優”であり、サンチョルに依頼されてグムスンの“最後の願い”を叶えるための芝居をしていたと告白します。

サンチョルも前に出て、「すべては私の判断でした」と謝罪。
怒りに震えるセギュとジウォン。
長年信じてきた“孫”が演技だったという事実に、言葉を失いました。

――真実が光にさらされた瞬間、家族の絆は静かに崩れていきます。

その後、ジェホンとユンヒは屋敷を後にします。
セヨンは無言のまま二人を見送り、去っていく彼の背中に涙をこらえるのでした。
「彼が嘘をついていたとしても、心だけは本物だった」――そんな思いが伝わってくるようでした。

一方その隙に、セジュンは“本物の孫”リ・ムンソンを家に招き入れます。
彼を兄妹たちに紹介し、ついでに遺産の話まで進めようとするセジュン。
しかし、家族の空気は重く、冷たい沈黙が流れます。

そこで口を開いたのは、サンチョルでした。

「会長は血のつながりがない私を家族として迎えてくれた。
あなたたちは家族なのに、なぜ理解しようとしない?」

その一言で、張り詰めた空気が静かに和らぎます。

――家族とは血ではなく“想い”でつながるもの。サンチョルの言葉に重みがありました。

屋敷を出たサンチョルは、病院で眠るグムスンのそばへ。
長年の恩に報いることができなかった悔しさから、そっと涙を流します。
彼にとってグムスンは“母のような存在”でした。

その頃、リ・ムンソンは“兄弟”として接してくるセギュを突き放します。
「家族だなんて笑わせるな。血がつながってるだけで、俺に何をしてくれた?」
冷たく放たれたその言葉に、セギュは言葉を失いました。
ジェホンとは正反対の、荒んだ心を持つリ・ムンソン。
“本物”であるはずなのに、どこか寂しげな彼の姿が印象的でした。

一方、ジェホンとセギュは相変わらず親しく連絡を取り合っていました。
血のつながりはなくても、彼らの間には確かな絆が生まれていました。
「一度でいい、舞台に立ってみたいんだ」
俳優を目指すと語るセギュに、ジェホンは笑顔で「応援するよ」と背中を押します。

――偽りの孫が、誰よりも“家族”らしい温かさを持っていました。

夜、ジェホンはサンチョルを訪ねます。
「この物語、まだ終わっていません。
ハルモニのために、最後の幕をきれいに下ろしたいんです。」

彼はもう一度“演者”として舞台に立つ覚悟を決めていました。

そのころ、グムスンは深い眠りの中で若かりし日の記憶を見ています。
1947年、宿屋を手伝っていた頃、助けを求めて倒れ込んできた男――リ・ジョンムン。

「私はリ・ジョンムンです。」
「チャ・グムスンです。」

二人は運命的に出会い、やがて惹かれ合うようになります。
困難な時代の中で生まれた静かな愛の記憶。
そして今、その愛の記憶が、昏睡の彼女を優しく包んでいました。

その記憶の中で、若いグムスンは夫に微笑みながら言います。
「変わったものは何もないわ。」
その瞬間、現実の彼女の指がかすかに動きました――。

倒れたままのグムスンが、再び“人生の舞台”に戻ろうとしているような、希望のラストでした。

カーテンコール 第14話の感想まとめ

第14話は、ついに“演劇の終幕”が近づく回。
ジェホンの正体が明かされ、全員が真実と向き合うなかで、それぞれの心の中に“愛と後悔”が入り混じっていました。

特に、サンチョルの涙と、グムスンの回想シーンは胸に迫るものがあります。
彼女の人生はまるで一つの長い舞台であり、その最後の幕が静かに下りようとしている――。

“本当の家族”とは血よりも心でつながるもの。
そのメッセージがじんわりと胸に残る回でした。

次回、第15話ではグムスンが目を覚ますのか、そしてジェホンが準備する“最後の舞台”がどんな形で終わるのか――。
涙のクライマックスを一緒に見ていきましょう!

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