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この回は、
愛の形が「言葉」から「命」へと変わる回です。
奪う愛でも、
縛る愛でもなく、
差し出す愛が、物語を動かします。
それでは第64話を一緒に見ていきましょう。
ピンクのリップスティック 第64話 あらすじ
病院に運ばれたホゴルは意識を取り戻しますが、医師から非情な現実を突きつけられます。
病状はすでに深刻で、助かる道は生体肝移植しかない。
しかし高齢であること、そして適合するドナーが見つかる可能性が低いことから、希望は限りなく薄い状態でした。
その事実を知ったジェボムは、迷うことなく行動します。
「僕は会長の息子です。適合する可能性は高いはずです」
彼は自ら検査を受けることを申し出ます。
結果は――適合。
ジェボムは医師に即答します。
「僕がドナーになります。手術をしてください」
しかし、その決意を知ったホゴルは激しく拒絶します。
「息子の体を傷つけるくらいなら、私は死ぬ」
自分の命よりも、息子の未来を選ぼうとする姿でした。
「ここで拒否するのが、ホゴルらしくて苦しい」
ホゴルは語ります。
幼い息子を捨てたこと。
大人になってからは、恋人を奪い、追い出したこと。
「そんな私が、どうして息子の肝臓をもらって生きられる?」
「これは罰だ。死なせてくれ」
それは、父親としての最後の贖罪でした。
ホゴルのベッドの脇で、ジェボムは膝をつきます。
そして、初めてその言葉を口にします。
「父さん……」
涙を流しながら訴えます。
「一度くらい、息子らしいことをさせてください」
「あなたを助けたいんです」
「僕のために、生きてください」
「この“父さん”の一言、反則級に重い」
その声に、ホゴルの心は大きく揺らぎます。
拒絶してきた理由が、愛だったからこそ、
今度はその愛に、真正面から向き合わなければならなくなりました。
二人のやり取りを見守っていたガウンも、静かに涙を流します。
そして、そっと言葉を添えます。
「会長、ジェボムさんの気持ちを受け取ってください」
「それが、あなたが彼にしてあげられる唯一のことです」
かつて愛を巡って争った二人。
今は、家族として命を救おうとする存在になっていました。
「三人がやっと“同じ方向”を向いた瞬間」
ピンクのリップスティック 第64話の感想まとめ
第64話は、
このドラマでもっとも“静かで強い愛”が描かれた回でした。
ジェボムは、
憎んでいたはずの父を、
自分の臓器を差し出すことで完全に受け入れました。
「言葉じゃなく、命で許した感じがする」
一方ホゴルは、
最後まで息子の犠牲になりたくないと抵抗します。
その姿は、
彼が決して冷酷な権力者ではなく、
不器用な父親だったことを強く印象づけます。
そしてガウン。
恋人でも、妻でもなく、
二人を繋ぐ“架け橋”として立つ姿が、
この回の象徴でした。
「ここまで来て、ガウンが“家族の中心”になってるのが感慨深い」
物語はいよいよ終盤。
残る焦点は、
ホゴルが手術を受ける決意をするのかどうか。
そして同時に、
すべてが解決したその先で、
ガウンは誰と、どんな人生を選ぶのか。
第64話は、
赦しと再生への扉が、確かに開き始めた回でした。
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