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クルミットです♪
「マイ・ラブリー・ジャーニー」第1話は、とても静かな始まりです。
でもその静けさの中に、“うまくいかない人生を生きる苦しさ”がぎゅっと詰まっていました。
元アイドルという肩書きが、むしろ自分を縛ってしまう――。
そんなヒロインの立ち位置が丁寧に描かれる第1話を、じっくり振り返っていきます。
それでは1話を一緒に見ていきましょう!
マイ・ラブリー・ジャーニー 1話のあらすじ
カン・ヨルム(コン・スンヨン)は、かつてアイドルグループの一員として活動していました。
しかしグループは解散し、華やかな夢はあっけなく終わりを迎えます。
現在の彼女は、旅番組のリポーターとして全国を飛び回る日々。
泥にまみれ、岩を登り、ジップラインで空を滑りながら、体当たりでロケをこなしています。
テレビの画面だけ見ていると楽しそうなのに、裏側の疲れ切った表情が妙にリアルで胸に残りました。
番組自体は5年も続いていますが、ヨルムの中には達成感がありません。
むしろ「まだこんなことをやっているの?」という虚しさが積もっていきます。
そんな中、地方ロケで事件が起こります。
無神経なプロデューサーに勧められ、地元の人が作った酒を飲んだヨルムは、重いアレルギー反応を起こしてしまいます。
舌が腫れ、言葉もまともに話せない状態。
それでも撮影は止めてもらえず、スポンサー名を言い間違えたまま放送されてしまいます。
結果、スポンサーは激怒。
責任を押しつけられる形で、ヨルムは番組を降ろされ、仕事を失います。
あまりにも理不尽で、「これはさすがにひどい…」と見ていて苦しくなりました。
この場面で登場するのが、番組編集者のイ・ヨンソク(キム・ジェヨン)。
彼は表立って目立つことはしませんが、ヨルムの解雇は不当だと上司に訴え、プロデューサーの責任だと主張します。
多くを語らず、ただ黙って彼女を庇う姿が印象的で、
「この人、絶対ヨルムのこと見てるよね?」と思わず感じてしまいました。
仕事を失ったヨルムは、自分の人生を改めて振り返ります。
アイドル時代、彼女はセンターではなく、いつも後ろにいる存在でした。
そして今、その元メンバーは成功したアイドルと結婚。
しかもその相手は、ヨルムの初恋の人だったのです。
比べるつもりはなくても、どうしても心は沈んでしまいます。
「あの時もっと違う選択をしていれば…」という後悔が、画面越しにも伝わってきました。
さらに、過去の記憶が彼女を縛ります。
故郷の海辺の町を出るとき、漁師の父から言われた言葉――
「成功するまで帰ってくるな」。
父としては背中を押したつもりだったのかもしれません。
でも、まだ幼かったヨルムには“拒絶”として心に残ってしまいました。
それ以来、彼女は「成功しないと帰れない」と思い込み続けています。
その“成功”が何なのかも分からないまま。
英語を覚えたことも、5年間番組を続けたことも、
すべて「でも、結局うまくいってない」と自分で否定してしまうのです。
頑張ってきた事実を、自分だけが認めてあげられない状態が本当につらそうでした。
第1話のラストで描かれるのは、
「行く場所も、帰る場所もない」と感じてしまったヨルムの孤独。
人生が止まり、次に進む力も見えない――
そんな彼女の“どん底”が、静かに描かれて幕を閉じます。
マイ・ラブリー・ジャーニー 1話の感想まとめ
第1話は派手な展開こそありませんが、
ヒロインの心の状態をとても丁寧に描いていた回でした。
「失敗した人」ではなく、「失敗したと思い込んでいる人」の物語だと感じます。
ヨルムは決して怠けていたわけでも、努力をしていなかったわけでもありません。
それでも結果だけを見て、自分の価値を決めてしまっている――
この感覚は、多くの人に重なる部分があると思いました。
イ・ヨンソクの静かな存在感、
オ・サンシク(ユ・ジュンサン)の厳しさの裏にある不器用な優しさも、
今後の物語を支える重要な軸になりそうです。
第1話は「旅の前」。
人生が止まったところから、何かが動き出す直前までを描いた回でした。
次回、第2話ではいよいよ“代理旅行”という不思議なきっかけが登場します。
ヨルムの人生が、どんな方向へ動き始めるのか――。
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