マウス-ある殺人者の系譜-10話-11話-12話-感想付きネタバレありで!

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クルミットです♪

ガンナンが殺されたり、子役の少年が誘拐されるなど新たな事件が起こるなか、事件を捜査するムチが警察をやめたり、犯人を追い詰めるためテレビの生放送を行い事件に関して話すもうまくいかなかったりと色々あった前回。
そして今回、ムチは生放送で犯人を追い詰めようと試みるも、さらに新たな事件が起こり…。

【マウス-ある殺人者の系譜】(ネタバレあり)

10話

ムチが生放送を続けるなか、ムチは犯人が被害者を殺してその遺体を童話に見立てていたことに気が付く。
実は犯人はそれぞれの童話の戒めに当てはまる人物を殺していて、それらは怠惰、強欲、暴食、色欲、高慢など、ダンテの

神曲

の7つの大罪で、ムチはそのことをカメラ越しに犯人に話す。
すると犯人は「よく気づいたな…。しかし被害者はそれらの罪を犯していない。なぜ殺す必要があるんだ?」とムチに問うのだった。
その後、ムチは犯人が殺人を行う理由についてある事実に辿り着き、カメラの奥にいる犯人に問いかける。
「お前は神に逆らおうとしたんだ!7つの大罪を犯さない者を罪人と考え殺したんだろ!」
それを聞いた犯人は「その通りだ…」とムチが推理した被害者の共通点が正解だと認めた。
実は犯人は幼い頃にサイコパスに目覚め始めた頃、教会で「僕を怪物にしないで…」と祈ったがそれが聞き入れられず神に対して怒り、そんな神を信じ7つの大罪を犯さず暮らしている人を殺人のターゲットにしたのだ。

神への反発心だったんですね…

「正解したぞ!子供を解放しろ!」
ムチがそう叫ぶなか、スタジオのモニターに映像が映し出される。
そこにはムチの兄で神父として働くムウォンが映っていて、犯人に人質にとられ拘束されていた。
「こいつはヘッドハンターに両親を殺され、自分も体が不自由になったにも関わらず怒ることなく神父になりそれを許した…」

ヘッドハンターを許したムウォンは7つの大罪の1つ”怒り”の罪を犯していないですからね…

犯人の次のターゲットがムウォンだと知ったムチは激しく取り乱し、ムウォンを助けるよう懇願する。
しかし犯人はそれを聞き入れず、ムウォンは最期まで怒ることなく、生放送中に殺されてしまうのだった。
しばらくしてムウォンの教会で彼の遺体が発見される。
遺体は宙吊りにされ、壁には「我こそ神だ」と血で書かれていて、兄の遺体を目の当たりにしたムチはその場に泣き崩れるのだった。

11話

ムウォンが犯人に殺された直後、ボンイはムウォンの教会に来ていた。
実はボンイは生放送を見て犯人がムウォンの教会にいると気付き、祖母の復讐をするため教会に来たのだ。
そしてムウォンの遺体を見つけ衝撃を受けるなか、潜んでいた犯人に襲われ殺されそうになるも、そこに警察がやって来てボンイは助かるのだった。
その後、警察による現場検証が行われるなか、ムチがやって来る。
兄の遺体を目の当たりにしたムチはその場に泣き崩れるのだった。
数日後、ムウォンの葬儀が行われるなか、ボンイは入院していた。
バルムから犯人について話を聞かれたボンイは、「顔は見ませんでした…。でも左利きではなかった…」と話した。
それを聞いたバルムは衝撃を受ける。

バルムやムチたちは連続殺人犯は左利きの可能性が高いと推理していましたからね…

さらに話を聞くバルムは、ボンイが犯人と揉み合いになった時にナイフで犯人の左腕を切りつけたことを話す。
それを聞いたバルムは犯人を突き止めるため捜査を始めるのだった。

左腕に傷がある人物が犯人ということになりますもんね

その後、ムチが兄の死のショックから塞ぎ込んでしまうなか、誘拐されたハングクは見つかっていなかった。
すると犯人は「3日以内に見つけられなければハングクを殺す…」とムチを名指ししハングクを捜索するよう声明を出す。
それを知ったムチは、翌日、一連の事件とハングクの行方について捜査を始めるのだった。
そして調べを進めた結果、ムチは両親を殺したヘッドハンターの息子が医師・ヨハンだということ、そしてヨハンが一連の連続殺人の犯人で兄を殺した犯人でもあることを突き止めるのだった。

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12話

ヨハンが犯人でヘッドハンターの息子だと突き止めたムチは、彼の家に侵入し部屋を調べ始める。
そして地下室を見つけるも鍵が掛かっていて入れない。
するとそこにヨハンが帰宅して来たため、別室に身を隠すムチ。
そこでムチは血のついた靴を見つけた。
それがヨハンが起こした殺人事件に関係している品だと確信したムチはそれを持ち出し調べてもらうことに。
一方、バルムとホンジュは刑務官・チグクが殺された事件について調べていた。
そして事件当時、医師・ヨハンが医務室にいたことが判明し、それを知ったホンジュは衝撃を受けるのだった。

ホンジュはヨハンの恋人ですからね…。ヨハンが犯人かもしれないと悟ったんでしょうね…

その後、ムチがヨハンの家の前で待機するなか、ホンジュがヨハンの家にやって来て家の中を捜索する。
そこでヨハンが自分たちを盗聴していたことを知り、衝撃を受けるのだった。
一方、ムチはホンジュがヨハンと親しい関係にあったことを知り驚きと憤りを感じながらもヨハンに罠を仕掛け誘拐の決定的証拠を掴もうとする。
しかしそれは失敗しムチは留守中のヨハンの家に再び忍び込むと鍵が掛かった地下室のドアを破壊し中に侵入する。
しかしそこには何もない。
実は地下室に隠し部屋があるのだが、ムチはそれに気が付かず、ヨハンの家を後にした。

この隠し部屋に誘拐されたハングクがいるのでしょうか…?

その後、警察署を訪ねたムチは、署の捜査状況を記したホワイトボードから兄が残忍な殺され方をしたことを初めて知り深くショックを受けるのだった。
そんななか、ヨハンがガンナンを殺したという証拠が見つかったという知らせを受けたバルムは留守中のヨハンの家に忍び込む。
そして地下室で隠し部屋を発見すると、その壁に無数のバルムの写真が貼られていた。

次のターゲットはバルムということですね…

それを見たバルムはヨハンが家に向かっていること、そして家にいるボンイが危険だと悟り急いで帰宅する。
そしてボンイを助けると、家に侵入して来たヨハンと対峙する。
バルムはヨハンと戦うも武器で殴られ意識を失ってしまう。
万事休すかと思われたその時、ムチがやって来て、ヨハンに発砲。
銃弾はヨハンの腹に命中しその場に倒れ、ヨハンとバルムは2人とも病院に搬送されるのだった。
しばらくしてバルムは意識を取り戻すも様子がどこかおかしく…。

バルム、どうしちゃったのでしょう…

感想

連続殺人事件の被害者の共通点や犯人の犯行動機などが明らかになったり、ムチの兄・ムウォンが犯人に殺されたり、ムチがヨハンの正体に気付いたり、バルムがヨハンに襲われるなど、今回も様々な展開がありました。
一連の連続殺人が7つの大罪に関係していたことが判明しましたね。
自分の祈りを聞いてくれなかったキリスト教の神に恨みを持ち、そんな神が定めた”7つの大罪”を犯さずに守っていた人を殺しのターゲットにしていたというのは衝撃でした。
7つの大罪をテーマにした猟奇的殺人事件は映画

セブン

でもお馴染みですが、このドラマではさらにもう一捻りありました。
ムチの兄・ムウォンが殺されてしまう場面もなかなか衝撃的でした。
ムチは今回でヨハンがヘッドハンターの息子だということなど彼の正体を知ったので、今後どんな展開になるのか楽しみです。
またラストでヨハンに襲われ意識を取り戻したバルムの様子がおかしかったのでその辺りも気になるところです。

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